2013年9月29日日曜日

欲しいけど手の出せないギター① PRS Custom 24

Amazon.co.jpの「ほしい物リスト」じゃありませんが、欲しいけど買えないギターのお話です。

Paul Reed Smith(PRS)のCustomシリーズ,すごく良いギターですよね。Stratocaster並に軽くて、Les Paulみたいな太い音がします(同じハムバッカーでも、LPとは音の芯というか出音というか、がかなり違いますが)。ネックもLPより細く、カッタウェイも良く考えられていて、高ポジションまでとても弾き易いギターだと思います。

PRSを使うアーティストの有名ドコロ(というか私がよく聴くギタリスト)では、Al Di Meolaさんとか、Carlos Santanaさんとか、John McLaghlinさんとか。日本人なら、安藤正容さんとか、野村義男さんとか、エース清水さん(今は「エースさん」だっけ?)とか。

※以下余談:
  • 某楽器屋さん(いつもお世話になっているお店)でフェアをやっていた時、PRSばっかり5~6本弾き比べさせて貰ったことがあります(合計価格200万円以上!/笑)。PRS Custom 24は年式によってPUとかの仕様がチョットずつ違うのですが、このPUの差よりも、PUセレクタの違いの方が音に与える影響が大きかったのが印象的でした。3-way (Les Paul等と同じタイプ)の方が生音が太く、5-way(いわゆる「ハーフトーン」の位置でシングルPUの音になる)の方が繊細な音だったと記憶しています。音が違う理由は、PUセレクタの接触とか、電気配線の仕方の違いとか、まぁ色々考えられるのですが。
  • んで。音的には3-wayが良いなぁ、でも機能的には5-way欲しいな、丁度良いの無いな、てな感じで、お持ち帰りは無しでした(お店の方々には、色々お手数お掛けしたのに、と申し訳ない気もしました)。
  • 持論…というホドの物でもありませんが、楽器との出会いって一目惚れとか交通事故みたいに直前まで予想もしていなかった出会いで、実際に弾いてみて何か「ガツン!」と来る物があった時はもう買うしか無いし、それが無い時は買い時ではないかなぁ、とか勝手なコトを考えているのですよね(コレが好きとか色々屁理屈はつけられますが、最終的には「ポニョ、宗介、好き!」みたいに、理屈を超えた何かなんですよね…って上手に説明出来ないんですけど)。皆さんはどう思われますか?
  • ギターは、自分が還暦を迎えた時に良い具合に枯れていて欲しいので、LPやSTなら今買っておいても良いのですが、PRSは別格です。新品ですげー気持ち良く鳴ってくれます。なので、年齢を取って腰が弱ってLPを持って立っていられなくなったらPRSを買うかどうか考えます
では、Al Di Meolaさんに登場して頂きましょう。

PRSのAl Di Meolaシグネチャーモデル。ですね。
PRSのWebページ(<http://www.prsguitars.com/artist/profiles/aldimeola/>)にも載っています。

コレ(↑)、トラ杢もすごいですが、色がもっと凄いですよね。触ってみたいなーとか思いますが(御茶ノ水の某楽器店で見たことはあります)、馬鹿テク無しの人がこんなギター持っていたって痛いだけなので、眺めるだけで留めています。

こんな(↓)ギターも弾いていますが、このトラ杢(フレイム)もすげー!これ位の派手さならば、ある程度の演奏技術があれば格好良く見えそうです。コレは欲しいです。お金あればですけど(涙)。

Al Di MeolaさんのPRS、その2。

Di Meolaさんと言えばLes Paul Standard!というイメージが強いですが(昔のレコード?CD?のイメージ強いんですよね)、このライヴでもちゃーんと弾いていました。

すげー使い込まれた感のあるLes Paul Standard。

Al Di Meolaさんって、ジャンルで言えばジャズ~フュージョンと言われる辺りのギタリストになると思うんですけど、音作りはかなりハードロックですよね。この辺りに、ハムバッカーPU(リアを多用)がドンピシャなんでしょうね。

以上の絵、Return To ForeverのライブDVDからです。

DVD: Return To Forever Returns - Live At Montreux 2008

ところで。PRSというと、ここ10~15年くらいの間に急にノシてきた感がありますが、Wikipediaで見て見たら1985年創立と、結構歴史のある会社なんですね。ちなみに、上のAl Di Meolaさんですが、この方、かなり早期からPRSのギターを使っています。

このトラ杢PRSはシンセ・ギター。特注モデルでしょうか?

この黒?紺?のPRS、すげー良い音がしています。
たぶん、Return To Foreverの曲、「Song To The Pharoah Kings」の演奏中。

この2枚の絵は、Di MeolaさんのソロライヴDVDからです(今では絶版みたいですね)。ライヴは1988年、PRS社が創立されて約3年です。PRSって、創立当初からすげーアーティストに器材提供していたんだなー。というか、天下のDi Meolaさんが「使ってみたい」と思うクオリティのギターを最初から作っていた、ってコトですよね。やっぱり、PRS、すげーです。

DVD: Al Di Meola - Live At Montreal Jazz Festival '88



そう言えば。

全然Di Meolaさんに関係ありませんが。

虹色のギターの先駆者と言えば、この方! 下の絵、1982年のライヴ映像です。ヤマハのSG(高中正義モデル)がメタリックでギンギラギンで虹色です。普通の虹色じゃなくて、金属光沢を持つ虹色です。どうやって塗られていたのでしょうか?

DVD: 高中正義「虹伝説」

元となっているギターはヤマハのSGですが、ロックナット・トレモロ(FRTライセンス品)・H-S-H PU(タップSW付)・PUセレクタがストラト系5Pタイプと、形状以外は元のSGとはかけ離れたギターになっています。でも、すごく魅力的なギターですよね。学生時代、渋谷のヤマハで、野呂一生さんギター(初期のSG-I)と高中正義さんギター(虹色じゃなくて青色、フリカケ付き)を、時々目にしていました。欲しかったなー、今以上に(というか全然)お金無かったけど。

※当時のSG-IはヤマハSGを元に、ボディを一部空洞化&ヘッドを小型化してあり、軽量化が図られていました。野呂さんの使っていたSG-IはPUの配置に色々なものがありますが、ヤマハ渋谷店で見たのはSG-Iでの最終形、H-S-Hでした。SG-Iも高中さんモデル同様、ロックナット+トレモロ(FRTライセンス物)でした。SG-Iはお店に無理を言って1回だけ弾かせてもらいましたが、アンプ直(エフェクタ無し)でも充分に野呂さんの音がしました! メッチャ欲しかったけど、その時は先立つモノが無く、「ちゃんとお金貯めてまた来ます!」宣言をしました。バイトして貯金を貯めた頃には、このギターは既に売れて無くなってしまっていたという悲しいオチが…。


…なんて、いつもお世話になっている某楽器屋さんの某美人店員さんが読んでいる(かも知れない)トコロに書いてしまって良いのだらうか?(>ワタシ)

いや、どんなにおススメされても、弾いた感触や音(生音/アンプを通して出た音)や、ネックやフレットの状態も勿論見て、加えて木目やらといった余計なトコロまで色々チェックして(技量は伴わずとも、耳と目はソレナリに肥えちゃっています)本当に気に入った個体じゃないと買わないので、どんどんおススメして下さって構わないのですけどね!

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