2016年10月31日月曜日

非iPhoneユーザにAirPodsは必要か? (+Apple Special Event, October 2016雑感)

AppleのBluetooth式完全ワイヤレスのイヤフォン、AirPods。9月のSpecial Eventで発表された時は10月下旬発売とのことでしたが、月末になってもAppleの公式サイトでは「販売状況:注文できません」が続いています。リリースが遅れている理由はよく判りませんが、ソフトウェアと違って後ほどアップデートして対処、という形を取れないのが辛いトコロでしょう。AirPodsの開発~製造に関わっている方々が置かれている大変な境遇に、御同情申し上げますという感じです。

「10月下旬発売」の筈が、まだ売られていない?

さて。9月にApple Special Event September 2016を観た時は「AirPods欲すい~♪」だったのですが、時間を置いたおかげで、AirPodsが必要か冷静に考える時間を得ました。ポイントをまとめると、およそ以下の通り。
  • 新規に買うにはAirPodsはちょっと高い(¥16,800+税)
  • ワタシの手元には、AirPodsを使えるデバイスがiPad Proの1台しかない(複数のiOSデバイス(iOS 10が必要…という訳で古いiPod touchでは使えません/涙) & Apple Watchでシームレスに使えるというメリットを活かせない)
    • iMac (late-2012, macOS Sierra (バージョン10.12.1)では使えるかもですがマシンがチョイ古めなので対応していないかも? (未確認)
  • 手持ちのBluetoothイヤフォン(SONY MDR-EX31BN)がiPod touchとスマホ(非iPhone)の両方に同時接続出来る(マルチポイント接続)
ということで、ワタシの手持ちの機器類では、AirPodsよりもMDR-EX31BNの方が実は便利なのではないか(少なくともツブシは効く)、というのが現段階での結論。

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以下ちょっと技術的な話。

上記の通り、SONY MDR-EX31BNは同時に2台の機械とBluetooth通信が出来ます(マルチポイント機能)。ちょっと細かく書くと、
  • メディア…携帯音楽プレイヤ(iPod touchやWalkman)に接続
  • 通話…スマホに接続
の同時使用が可能。が、この時のBluetoothの接続手順は以下のようにする必要があります。
  1. 最初にiPod touchとペアリング(メディアチャネルの接続)
  2. 次にスマホとペアリング(通話チャネルのみ接続)
この状態でiPodで音楽を聴いている時にスマホに着信があると、iPodは自動的に停止、通話終了後に再生が再開します。これは非常に便利です。

但し、接続順序は要注意です。MDR-EX31BNとスマホのBluetooth接続を先に行うと、通話チャネルとメディアチャネルの両方をスマホに奪われてしまうようで、iPodを追加で接続が出来なくなります。あと、MDR-EX31BNには簡単ワンタッチ接続なる便利な機能が付いているのですが(後述)、iPodとBluetooth接続された状態でこれをやると、iPodとの接続は切られてしまいます。なので、ワタシの使い方の場合、この「簡単ワンタッチ接続」はあまり登場することがありません(涙)。ちょっと面倒臭いけど、①iPod、②スマホの順で、それぞれ設定メニューからBluetooth接続です。
  • 簡単ワンタッチ接続…スマホ裏面のICタグのマークとMDR-EX31BNのクリップに付いているNマークを接触させることで、Bluetooth接続/解除が簡単に出来ます。
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余談:Apple Special Event, October 2016雑感
  • 新型MacBook Proではファンクションキーが無くなり、代わりに「Touch Bar」が配置されています。使用するソフトによって機能が変わる細長いタッチパネルです。代表的なソフトとしてFinal Cut Pro Xとかが紹介されていました。けどコレ、今までマウス/タッチパッド+画面でやっていたことを、タッチパネルの形でキーボード上に持ってきただけでしょう? そんなに革新的でしょうか? キーを見ないで作業する人には使いにくい機能では? …というのが正直なところ(電子楽器に「リボン」=細長いタッチパッド=が搭載された時期がありましたが、定着していませんよね)。「新しい使い方の提案」と考えればアリなのですが、飛びつきたいと思うような機能ではないなあ…。
新MacBook ProのTouch Bar。
  • その他のトピックスは、Apple TVによるユーザ囲い込み運動と(Appleがイマイチ売れない製品について時々やる手法)、iOS 10 (機能強化に関する補足説明?)。何だかお茶を濁されたな~という感じでしょうか。ワクワクは次のイベントに期待しましょう。
Appleさんに対してチョット厳しめのことを書いたかも知れませんが、の鞭と思って頂けましたら幸いです。

2016年10月29日土曜日

macOS Sierra 10.12.1 アップデート

10/24(月)だったでしょうか、近所のスーパーで、店員さんが怪しげな服装をしていました。…ああハロウィンかぁ、と思ったのですが、何故か翌日は普通の服装に戻っていました。店員さんに理由を聞いたら「お客様の評判が良くなかった」そうです。可愛かったんですけどねぇ。

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10/26(水)未明のことです(朝4:00台だったでしょうか?)。トイレに起きたら、iMacの画面がスリープ状態になっていない(この明かりで目が覚めたのかも知れません)。その時は再び寝てしまったのですが、後で見ると「macOS アップデート完了 アップデートをインストールするために再起動しました」との表示。

macOS アップデート→再起動、のメッセージボックス。

macOSのバージョンを確認したら、10.12→10.12.1になっていました。

アップルメニュー→「このMacについて」の表示

もしかして、再起動時の「じゃーん♪」(コード名で言えばG♭Δ)も鳴っていたのかも知れません。全然気付きませんでしたけど。
  • この「じゃーん♪」、PowerPC時代はGΔだったのが、Intel Macになってから半音下がってG♭Δになったらしいです。かなりどうでも良いトリビアですけど。
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マクラとも本編とも全然関係ない話を書きます。

武田綾乃さん原作の『響け!ユーフォニアム』、アニメ第2期の放送が始まりましたね(第1話のアバンタイトルは先の話を知らない人には意味不明かも知れませんが、原作読んでいる人には「そのシーンをここに持って来たか!」という感じです)。第1期もそうでしたが、原作はスポ根ものにも通じる汗と管楽器特有の臭いが漂う作品(金管と木管はちょっと系統の違う臭い/笑)であるのに対し、映像作品ではアニメファン寄りの設定になっているようです。あと、原作の量に対する映像の時間という都合もあるのでしょう(第1期は原作1冊から全13話構成になっていました)、追加設定も多いようです。

原作との違和感を感じながらも、何となく観てしまうこの麻薬性。一番の原因は、劇中曲がハートにドスドス突き刺さることでしょうか。メインで使われているのはオリジナル曲だと思いますが(エンドロールのクレジットは面倒臭いので確認していませんが(笑)、もしかしたら最近の吹奏楽曲なのかも知れません)、吹奏楽をやったことのある人なら馴染みのある曲も多く出てきます。さらにポップス(の吹奏楽アレンジ版)は70~80年代の懐かしい曲ばかり(アレンジが格好良い…けど今ドキの高校生はまず選ばないでしょう/笑)。この選曲は明らかに40代以上狙いでしょう。既に結末を知っている筈…なのですが、映像作品ではどう表現されるのでしょうね。気になって観てしまっています。

2016年10月23日日曜日

雑談:音叉を使ってチューニングする人って絶滅危惧種?

最近どうも、PC作業による腱鞘炎気味。という訳で、本気度半分(残り半分は冗談)で、1日のテキスト入力量を測ってみました(Wordやメールを全部1つのテキストファイルにcopy & pasteして、ファイルサイズを確認)。デスクワークの多い日は、1日に50~60KB程度。空行とかも数えちゃっていますが、日本語テキストで概ね2万5千~3万文字。各種ショートカット入力(文字入力中はマウス/タッチパッドはあまり使いません)・カーソル移動・推敲作業も含むと、たぶん1日に10万回位のキーストローク。これでは腱鞘炎ぽくなっても仕方無いデスネ…。
  • 平均250ストローク/分として、8時間で12万ストローク。カナリ雑な計算ですが、概ね合っていそう…。
ちなみにワタシ、フリック入力は非常に遅い人です(調子が良い時でも15~20文字/分程度でしょう、ついPC等のキーボードに頼ってしまうので、フリック入力は全然上達しません/笑)。効率・慣れの両面から、機械式キーボードは手放せません。だから、iPadにもSmart Keyboardが必須なのです(iPadのソフトウェア・キーボードはフリック入力ではなく、QWERTYキーボードを模したタイプですが)
  • ガラケーの頃からそうですが、小さい画面を見ながらチマチマ入力するの、どうも慣れません。なので、ケータイメールはかなり遅筆、筆不精(笑)。PCでの入力はマシンガンと言われることもありますが、コレはたぶんスピードではなくてタイプ音がデカいことが問題なんだろうな(爆)。
  • ワタシの周りを見ると、ピアノ等をやっている人にはPCキーボードのタイプ音がデカい人が多い気がします。これは、指の力が強化されているからでしょうか? それとも、耳が大音量に慣れているからでしょうか?(笑)
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閑話休題。

2週間前(10/9日)、銀ブラ~ヤマハで極上ギターを試奏させて貰った…という話を書きましたが、その時のことです。そこで見たのは、とても懐かしい光景。それは、音叉を使ったチューニング。最近は楽器屋のスタッフさんでもチューナを使う人が増えました。音叉、見なくなったな~。でも、先日の銀座ヤマハでは、昔(中学生の頃でしょうか)音楽室で見たようなデカい音叉(A=440Hz)、この音に合わせ、5弦の4倍音を合わせ…という方法。他の弦は、この音を基準に合わせ込んで行きます。
  • ワタシも小さな音叉を持っています(1,000円以下の安い物ですが)。最近あまり使っていませんが、電池切れが無いとか、壊れにくいとか、エレキギターのピックアップ(PU)に近付けるとアンプから基準音を出せるとか、メリットもたくさんあります。という訳で、クリップチューナー(変則チューニングで必須)と一緒にギターケースの中に忍ばせています。…が、実際にセッションをする時は、一番調律しにくい楽器(大抵はピアノ)に合わせることも多く、音叉・チューナーいずれも用無し…なんてコトも(笑)。
ギターのチューニングでよく使うハーモニクスポイントは、以下の3つでしょうか。
  • 第5フレット(5F)の辺りは弦長の1/4の場所なので、ココを軽く押さえてピッキングすると、波長1/4の倍音、つまり周波数が4倍(原音の2オクターブ上)の音が出ます(この音の出し方を「ハーモニクス」と言います←「ナチュラル・ハーモニクス」とか「オープン・ハーモニクス」とか言って、「ピッキング・ハーモニクス」と区別することもあります)
    開放がA2音の場合(ギター5弦の場合)、A4音(2オクターブ上)。
  • 7Fの辺りは弦長の1/3、ハーモニクスは波長1/3、つまり周波数3倍の音。
    開放がA2音の場合、E4音。
  • 4Fの辺りは弦長の1/5、ハーモニクスは波長1/5、つまり周波数5倍の音。
    開放がA2音の場合、F#5音。
レギュラーチューニングの場合、1弦=E4、2弦=B3、3弦=G3、4弦=D3、5弦=A2、6弦=E2に合わせます。開放弦の音と、ハーモニクス(弦長で決まる基音の整数倍の周波数)を使った調律では、以下の3段階が普通でしょうか。




ところで、ハーモニクスによる調律は「純正律」的方法です。が、ギターは「平均律」の楽器なので、純正律から若干ズラす必要があります(ピアノの調律もそうするらしいです)ギターで一番ズレが大きいのは、3弦の4Fハーモと2弦の5Fハーモ(2弦~3弦の間だけ音間隔が長3度で、他が全部4度なのと違うのが原因)。ここは、実用的には、1弦開放=5弦7Fハーモ、2弦開放=6弦7Fハーモ、で合わせてしまった方が速いかも知れません。


ワタシの場合、幸運にも実家にアップライトピアノ(ギターと同じ平均律楽器)があったので、音を聞き比べながら、ハーモニクスからどの程度ズラすのかは自然に身につきました。が、音叉1本でキッチリとチューニングするのは、最初は難しいかも知れません。慣れないうちは、ポータブルキーボード等でも良いので、基準音となる他の楽器も使うのが良いかもです。

ちなみにエレキギターの場合:
  • 音叉をピックアップ(PU)に近付けるとこの振動も拾ってくれますので、デカい音(or ヘッドフォン使用)でも楽々チューニングすることが出来ます。
  • 5FハーモはフロントPUでは拾ってくれません(大抵のエレキギターはフロントPUはブリッジ側から弦長の1/4の所に付いているので、ちょうど「節」になって弦が振動しない場所なんですよね)。リアPUを使いましょう(フロントPUしかないギターの人は…諦めて生音でチューニングして下さい/笑)
  • ギターアンプのゲインを上げると、2音のピッチのズレによるウナりも強調されるので、チューニングが少しだけ簡単になります。
…みたいなマニアックな話で、銀座ヤマハのスタッフさん(ワタシより年上だと思います)と盛り上がってしまいました、というのが今回のお話でした(雑談モードの時も指は止まらず、コードとか適当に爪弾きながらでした;貴重なお話のうち何割かは耳を素通りしているだろうな~/笑)

ちゃんちゃん♪

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以下補足:
  • 上記、音名の後にオクターブ番号を付けていますが、あくまで目安と考えて下さい。クラシック畑の人は、ピアノの真ん中付近の「ド」、楽譜で言えばト音記号とヘ音記号の間にいる「ド」(middle C)を「C4」と表記する人が多いですよね。この場合、ピアノ(88鍵)の音域はA0~C8。一方、DTM系の人は同じ真ん中の「ド」を「C3」と表記する場合もあり、時々混乱します(この場合はピアノの音域はA-1~C7; MacのGarageBandなんかがまさにこの仕様で、「真ん中のド」のツモリで「C4」を入力すると、「上のド」が鳴っちゃう/涙)
  • ギターやベース(コントラバスも)は、実音が記譜音の1オクターブ下だったりして、さらに混乱します(ワタシ、ヨク間違エマス/笑)。そーゆー意味では「移調楽器ではない楽器」って、少ないのかも知れません(ピアノ、リコーダー(縦笛)、クロマチックハーモニカ、位しか思いつきません)
  • 電子ピアノやシンセサイザーの中には、純正律音階を出すことが出来る物があります(私の使っているヤマハP-80もそうです)。が、ワタシの場合、ガキんちょだった頃からポピュラー音楽(平均律)で耳が慣らされちゃっているので、純正律音階を聴くと(クラシック音楽に多い)時々ビミョーな気分(笑)。ヴァイオリン系のフレットの無い楽器では、純正律と平均律を行ったり来たりする奏者もいると聞きますが、どう鍛えればそういう耳になるのでしょうか?
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以下蛇足:

ワタシの説明、どうにも理系臭が強い(笑)。ワタシには文学的表現能力が足りない? まあ実際問題として、音楽って算数/数学的要素が大きいと思うのですけど…。
  • まず、拍子とか音符の長さとかが算数的ですよね。それに、楽器演奏時の手や指(と足、吹奏楽器なら唇や舌)の動きやタイミングの合わせ方も算数パズルっぽい(笑)。
  • 音の高さ(ピッチ)で言えば、純正律はまだ分数(算数)の範囲に収まっていますが、平均律は指数・対数(数学)の世界へようこそ!です。
  • オーディオ機器(マイク・アンプ・スピーカ等)が電気部品のカタマリで、非常に理系の世界です。エレキギターはまだシンプルな方ですが(でも木材や部品の組み合わせも考えるとカナリ奥が深い)、電気ピアノやアナログ・シンセサイザなんて電気部品が何千個使われてんのよ?な世界(部品点数で言えば万単位じゃないかな?)。電子ピアノやデジタル・シンセサイザは音楽演奏専用の高性能コンピュータですよね。
  • デジタル信号処理(DSP)の世界に入ると、周波数領域だとか時間領域だとか、フーリエ変換・逆フーリエ変換も出てくる、さらに難しい数学の世界です(実数と虚数の複素数ぐるぐるの世界)。ボーカロイドなんかは、この中でも非常に高度な処理をやっている…らしいですが、理系アタマ(の筈)のワタシにももう殆ど理解出来ません(笑)。
昔から音楽と理数科目との得意/不得意の相関性が高いことについては、色々なことが言われてきました。が、感性の部分も重要ですよね。そこは、理系・文系に分けること自体、全く意味が無さそう…(笑)。

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以下本末転倒:

冒頭にキーストローク数が…と書きましたが、本記事はテキストベースで7KB少々。日本語にして3,500文字、キーストローク数は合計8,000~1万といったトコロでしょうか。週末に気紛れに書いている文章ですし(平日にもネタになりそうな話があると時々書き貯めています)、ハーモニクスを使ったチューニングの箇所などは昔書き掛けて放置していたものを再利用+最低限の修正で済ませています(絵もギター仲間の為にハーモニクスによるチューニングの手順を説明するために描いたもので、フレットの間隔が比較的正確とか凝った絵ですケド(笑)、描いたのは数年前)。…という訳で、実作業は大した量でもなかったりします(笑)。この程度なら、腱鞘炎を悪化させることは無いでしょう。そういうことにさせておいてください。

2016年10月15日土曜日

銀座は危険地帯(笑)…今回は電子ピアノ試奏

何度も続いたiPad Pro+Smart Keyboardの不調、今日の銀座Genius Bar訪問(製品交換)にて一件落着…かな? 1度目の交換品でも不具合が起きたので(今回は2度目の交換)、Apple製品についてチョット不信感…。Jobs教信者としてはあるまじき心構えですが(笑)。いや、2回も無償交換してくれるAppleさんが神対応なのですよ!

…こちらの件については、改めて書きます(もう暫く使い込んでみて様子を見てから報告します)。気が向いたら、ですけど(笑)。

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という訳で、今日も銀座です。某友人(大切な女友達)から「Mac中毒なのはわかるけど、銀座通いもほどほどにね」と言われています(正確にはMac中毒なのではなく、Mac・iPod・iPad等、Apple製品全般に関する中毒…というか、むしろ依存症です/笑)。でも、iPad+Smart Keyboardの威力の前に、友人の有難いアドバイスもほぼ無力(笑)。

アップルストア銀座・Genius Barでの用件は5分もかからずに終了。という訳で、例によって定期巡回(笑)です。今日の巡回先は、アップルストア~銀座ヤマハ~伊東屋~山野楽器。

で。先週に続き、今日も銀座ヤマハに長居してしまいました(笑)。先週試奏したギターSG-1820 Ltd. Ed. Customはまだ店頭にありました。が、今日いじらせて貰ったのは電子ピアノ。今使っているヤマハP-80に大きな不満がある訳ではありませんが(ハーフダンパーが無いとか鍵盤のタッチが少々へたっているとかはあります)、何となくCPシリーズを試奏。

例によって持参していたiPadにメモ。
※スタッフさんから撮影許可を頂いています。

今日はヤマハの電子ピアノ・CPシリーズを3機種(CP1、CP4 Stage、CP40 Stage)を試奏です。当面買えないナ~とか思いつつも、ついつい弾きまくってしまいました。

今日は天気も良く、銀座ヤマハの建物が映えていました。


今週末は「夜楽器」フェアとのこと、1Fではサイレント楽器(ボディ無しヴァイオリンとかボディ無しギターとか)がテンコ盛りでした。



そう言えばワタシのヤマハ製サイレントガット(ガットギターのボディ無し)、(元)友人が借りて行ったままトンズラです。今はどうなったのでしょう?

今日の消費活動は、(銀座ヤマハで色々いじらせて貰ったので何やら申し訳なくて買ったギター弦の他は)山野楽器で映画BD×2枚、セットで¥2,980-ナリです。銀座に来ると何か買物をせずには気が済まないのですが(笑)、Amazon.co.jpさんでカートに放り込んだまま1ヶ月以上経っていたモノを(Amazonさんより少しばかり安く)ゲット。音楽はモチロン、映像作品までネットに喰われているこの業界、BD安売りなど、カナリ必死ですね。

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今日のオマケ。

アップルストア銀座、屋上でクルクル回るアップルロゴって昔からあったっけ…? 某ファストフードみたいですよね。

2016年10月9日日曜日

3連休初日は銀ブラ~ヤマハで極上ギターを試奏♪

先日書いた通り、iPad Proがどうにも不調(Smart Keyboardが認識されません)。iPad本体を修理に出して問題解決…の筈が、Smart Keyboardは相変わらず認識されず。iPad本体側とSmart Keyboardのどちらの問題なのか判らないので、両者を持参してアップルストア銀座のGenius Barに(再び)駆け込みました。
  • 3連休だったからでしょうか、Genius Barの予約は取りやすかったです(通常の週末はすぐに予約で埋まってしまいますが、今回は2日前に予約が取れました)。
  • iPadの問題は、Smart Keyboardが(再び)故障との診断。(再び)交換ということになりましたが、在庫が無いとのことで、(Genius Barから発注しておいて貰い)再度仕切り直しです。
  • Webで見ると、Smart Keyboardのトラブル、チラホラ見かけます。特に、本体との接続部(折り返しがある)での断線が少なくないようです。ワタシの場合はiPad (交換前)の異常動作により、Smart Keyboardの何処かを壊してしまったっぽい(壊れたのはキーボードコントローラIC辺りかな?)。これはチョット珍しい症状らしいです。
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銀座に来て、アップルストアだけに行ってそのまま手ぶらで帰るのも何となく…というのもナンダカナアという訳で、立ち寄った銀座ヤマハ(正確には「ヤマハミュージックリテイリング銀座店」だそうですが、「銀座ヤマハ」の方が通じることが多いような)

9月に来た時に小物を買ったのですが、この使い方で疑問点があったので、スタッフさんに教えてもらいました。あと、iPhone/iPad向けアプリ(App)の良さそうな物を教えてもらったり。

ヤマハの製品の一部、近所の楽器屋さんに見掛けないものがあります。何故でしょうか?と訊いたところ、研修を受けたスタッフでないと使い方等をキチンと説明できない製品はそうなってしまう…とのこと。ナルホドと納得する一方、ヤマハの店舗が近くにない人は不便だろうな~とか。

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さて、その後。店内(B1F LM売り場;ギター/ベース、電子ピアノ/シンセサイザー、ドラムス売り場)を見て回ったのですが、ワタシの目を捉えて放さないエレキギターがありました。ヤマハのエレキギター、SG-1820の銀座ヤマハ限定モデル。SG-1820 Limited Edition Custom。色は「CRS」(Cherry Red Sunburst)と書いてありましたが、杢目(フレイム・メイプル? キルト・メイプル?)や色目が美しくかつ上品だったので、つい10~15分程ぼ~っと眺めてしまいました

SG-1820 Limited Edition Custom
※スタッフさんに撮影許可を頂きました。

正面から見たシルエットは昔のヤマハSG (SG-1000/2000/3000)とほぼ同じですが、細かいトコロが色々変わっています。ゴチャゴチャ書いても仕方ないので詳細は省きますが、 ロックギターの王道の1つ、Gibson製のLes Paulを強く意識したギターになっているようです(王道のもう1つはFender製Telecaster & Stratocaster)

ヤマハSG、1980~90年代はフュージョン系で一世を風靡したギターです(CASIOPEAの野呂一生さん、高中正義さん、Calros Santanaさんが使っていたことが有名)。音楽シーンの変化と、エフェクタ・PAの技術進歩に合わせ、2008年に大幅に仕様変更され、現行のSG-1820/1820A/1802になりました。そもそもこのラインナップ、アメリカのヤマハ法人(ヤマハ・コーポレーション・オブ・アメリカ)が開発に関わったとのことで('00年代前半からプロトタイプを米国のアーティストに提供していたようです)、日本市場よりも大きなアメリカ市場を指向したギターのようです。

参考ページ:
さて、お値段。45万円。よんじゅうごまんえん。通常ラインナップも高いですが(SG-1820/1820A/1802は定価35万円・実売30万円強)、本機はその5割増し。素人が手を出して良い価格帯ではありません。
  • ヤマハの高級ギター(アコースティックもエレキも)やベースは、希少材を使い、さらに鳴りを良くするため、木材の段階でARE処理、ギター/ベースの形に組み上げた後IRA処理を施しています。設備費も工数もかかるので、価格が高くなってしまうのは仕方のないトコロです。
    • ARE処理(Acoustic Resonance Enhancement):…温度・湿度・圧力を制御した環境下で木材を人工乾燥させ、20~30年弾き込んだ「ビンテージ・ギター」に近い「枯れた鳴り」を得る技術。バイオリンにも行う計画があるということだったけど、どうなったのだろう? で、木材に天然乾燥に加え人工乾燥を行うのは各メーカともやっているので、ヤマハだけが特殊なことをしている訳でもないと思います。
      ※参考→日経テクノロジー(2008/05/20)<http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080520/152038/>
    • IRA処理(Initial Response Acceleration)…詳細はよくわかりませんが、どうも、組み上げた後のギターに演奏時と同様の音響を加え続けることで、膠(ニカワ)と木材の馴染みを促進して弾き込んだギターと同じような鳴りを実現する技術のようです。
      ↑弾き込んだギターの鳴りが良くなるのは私の経験とも合います。新品のギターが、数年弾き込むことでよく鳴るように変わって行きますが、この場合よく弾いていた音域「だけ」が良く鳴るようになるので、良くも悪くも「弾き癖」が付きます。ちなみに弾かずに長年放置していたギターは鳴るようにはなりません(笑)。また、アコギではヤイリの高級ギターも出荷前に大音量で音楽を聴かせるらしいですし、カラオケパブ等の片隅に転がっているギター(日常的に色々な音楽を浴びて経年変化している)は非常に良く鳴る個体が多いことから、IRA処理はソレナリに効果のある処理だと思われます。理屈はよくわかりませんが(笑)。
  • ワタシが持っているヤマハSG-1000 (昭和63年製造・平成元年購入)はARE処理もIRA処理もされていませんが、四半世紀以上弾き込まれているためか、すんげー良く鳴ります。でもコレ、本当に弾き込んだ結果なので、フレットは減っているし、金属パーツもヘタっています(笑)。くたびれてはいますが、何度も修理をして使い続けている大切な宝物♪
で。ワタシが長時間1箇所に留まっていたからでしょうか、スタッフさんから「弾いてみます?」と。「買いません、というか買えませんよ?」と言っているのに、「是非弾いてみて下さい」と。お言葉に甘えて弾かせて貰っちゃいました(笑)。

このギター、極上の音がします。

簡単にレビューします。
  • 重さ…昔のヤマハSGと同じくらい。4kgくらい? (ワタシの所有しているSG-1000は4.2kg) Fender系(3~3.5kg位)より重いですが、Gibson Les Paul (4kg少々)と同じ位ですね。オジサンには少々重いです(笑)。
  • ネック…指板の幅は昔とほぼ同じ(Gibson Les Paulよりやや広い)。ネックの厚さは、昔のSGよりやや厚め(昔のヤマハSGとLes Paulの中間位?)
  • 音の特徴…PU (ピックアップ)が昔のヤマハSG (ヤマハ製アルニコV PU)と異なり、Seymour Duncan社製のハムバッカーになっていますが、PUだけで音が決まっている訳でもないようです(でもアルニコPUより出力は大きいようです)
    • フロントPUは「ヤマハSGだっ!」な音。特に野呂節や高中節を弾くと、笑っちゃう位、ヤマハSGの音(笑)。
    • リアPUはややLes Paul寄りな音(一番違うのはココかなぁ→下記参照)
    • タップSWは付いていないので、ハムバッカーの音のみです(昔のヤマハSGはタップSWでハムバッカー⇔シングルコイルの切り替えが出来る)。
SG-1000/2000/3000は、フロントPUは甘い音、リアPUの音はトレブリー。このリアPU、良く言えばキラキラした音、悪く言えばキャンキャンした音。好みが別れるトコロでしたが(ワタシはこの音結構好き)、新SGはリアPUはもう少しゴリゴリした太い音になっています。

これがワタシに必要かどうかで言えば、まぁ不要なのですが(笑)。ヤマハSG-1000とGibson Les Paul Customの両方を持っているので、とりあえず不要かなぁみたいな。
  • ステージ活動をメインとしている人には、非常に使いやすい音が出るギターだと思います。(ワタシはメインはDTMなので、ヤマハとGibsonを持ち替えれば良いかな~みたいな。)
  • 色目も造作も非常に良いです。眺めながら酒を飲むと旨そうな、優れたコレクターアイテムだとも言えます(楽器は弾いてナンボなのですが、コレクター魂を刺激するトコロもありますよね)

iPadでその場でメモ等を色々。
持参していたiPadを最大活用。

実はこの他、(「買いませんよ」と言っているのに、またしても高級な)エレキベースも試奏させて貰いました。が、こちらの話はいずれ機会があったら書きます。

ヤマハSG-1820 Limited Edition Custom (とエレキベース)の試奏約1時間。

とっても幸せな時間でした。
本当にありがとうございました♪

2016年10月2日日曜日

iPad Pro (9.7インチ)がやって来た ⑥不具合再発(泣)

8月に買って色々あったiPad Pro 9.7インチ、Smart Keyboard周りで色々ありました。先日、Smart Keyboardを新品に交換してもらって解決したと書きましたが、iOSを10.0.1→10.0.2にアップデートした頃から(つまり交換後数日で)同じ症状が再発しています。

発症時のバッテリー表示(充電状態でない時にこうなる)
「ぷるる…」という音もして、(夜間などは特に)結構煩いデス。
※上の絵はキャプ画から作った再現アニメ、再掲。

これ、一旦発症する(外見上わかる症状を発する)と、
  1. Smart Keyboardが認識されなくなる
  2. iPad ProがMacと同期できなくなる(iPadをMacに繋いでも認識されなくなる)
  3. iPad Proが充電できなくなる
2.と3.、特に3.は致命的です(バッテリー残量が無くなる前に対処しなければ、ただの文鎮になる)。2.と3.はiPadの「設定」→「一般」→「リセット」→「すべての設定をリセット」により復旧するのですが、1.は復旧したり、しなかったり。Macから認識される状態まで戻して、iTunesから「iPadを復元」しても、Smart Keyboardは認識されたりされなかったり。困ったものです。
  • 「すべての設定をリセット」すると、Wi-Fi設定、Touch ID (指紋登録)、iCloudパスワード、iTunes Storeパスワード、壁紙…等々を再設定しなければなりません。何度も繰り返すとだんだんイライラしてきます。
  • 「iPadを復元」をやるともっと面倒です。各AppはMacにバックアップが取ってあるので復旧にそれほど手間はかかりませんが(30分位?)、その後メールやクラウドのパスワード再設定に結構手間暇かかります。
1回Smart Keyboardを交換してもらったのにほぼ同じ症状が出たということは、iPad本体側の問題なのでしょう。これはもう、修理(or 交換)しか無いでしょう。再度Apple StoreのGenius Barに行く為、スピーディに対応して貰えるように、発症状況・条件等の再現実験&症状まとめて…。

ちょっと面倒臭い事態になって来ましたSmart Keyboardを接続していなければ特に問題が発生しないのに、繋いだ途端に不具合が起きる。これがどうやらSmart Keyboard側ではなくiPad本体側の問題っぽい、というのも厄介(再現実験をする度に、毎回「すべての設定をリセット」や「iPadを復元」をする必要があり、復旧に手間がかかるのも厄介)

Smart Keyboardが使えれば、iPad Proはタブレット兼ポータブルSNSマシンとして最強だと思うのですが、暫く残念な状態が続きそうです。。。

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…とは書きましたが、問題のiPad Pro、本日(10/2日)夕方、アップルの修理センターに旅立って行きました(ヤマト運輸さんが集荷に来、梱包の状況を見守り、いってらっさ~です)

Genius Barは予約一杯だとか、1週間以上先は予約できないとか、そんな感じでジレて「配送修理」に申し込んだのでした。一度Smart Keyboardの味をしめてしまうと元に戻れないカラダになっているというか、iPad Proをスーパータブレットかつ最強SNSマシンたらしめているのはSmart Keyboardだと思うのです。コレ無しで何日も過ごせるかよ!という感じでしょうか。
  • 何年か前のことになりますが、iMac (Mid 2007モデル)の修理を立て続けに2回して貰ったことがあります(この時はワタシのミスによる自業自得な不具合)。1度目は銀座Genius Barに持ち込み修理。その時は一見直ったように見えたのですが、1週間もしないうちに再発。銀座に行く時間も取れなかったので、2回目は配送修理をしてもらいました。で、2回目は完璧に直って帰ってきてくれました。
    • 余談:iMac、実はApple Store銀座で買い、iPod classicの2007年モデルと一緒に、ホクホクしながら♪持ち帰りました。その2年後、自宅-銀座Genius Barを1往復。タブレットやノートならともかく、デスクトップ型コンピュータ(iMacは画面一体型でデカい)を持ち運んで何度も電車移動するものではありませんね。
  • 考えてみれば、Genius Barは一般客が入るキレイな空間で、専用の評価・分析装置類もありません。経験豊富なGeniusが製品の不具合の様子を見て次の手を打ってくれる場所です。バックヤードには種々の装置があるのかも知れませんが、修理センターほど揃っているとも思えません(「お預かり修理」の場合は修理センターに回されるのでしょうけど)。つまり、Genius Barに出すよりも修理センターに出す方が、時間も節約できるし、テッテー的に直して貰えるのでは、と踏んだワケです。
とりあえず、今日から数日間(1週間くらいかな?)、iPad Pro無しの生活デス。iPadクン、早く元気になって帰っておいで!! ヤバイですね、ワタシ、完全にiPad依存症に罹っているようです(笑)。