2013年10月19日土曜日

iOS 7.0の「設定」のアイコンって…

iOS 7.0の「設定」のアイコンって、自転車の前ギアに似てません?


…と思ってギアの数を数えてしまいました(暇人やなぁ>ワタシ/笑)。アウターギアは54Tでした。かなりのビッグギアですね。でも、インナーも(一部スパイダーアームに隠れていますが)54Tに見えます。ということは、アウターとインナーでギア間隔が違うということ。自転車用にはなりませんね。

そう言えば、スパイダーアームが3本なのも、自転車の前ギアと違いますね。自転車の前ギアはスパイダーアーム5本が一般的です(MTBなどで4本のこともあります)。

ペダルクランクとスパイダーアームとの位置関係が、メーカーで異なるのがちょっと面白いです。

Campagnolo Record (1999年モデル) 53×39T

シマノ DURA-ACE (7700) 53×39T
※チェーンリングはTA製(変速性能はチョット落ちるけど、色付きってちょっとオサレっしょ?)

フロント53×39T(普段乗りバイクだけ52×39T)、リアは路面状況に合わせて11-21Tまたは12-23Tで頑張っていましたが(リアディレイラーのアームが短くて26Tとかは使えない)…そろそろ「漢(オトコ)なギア」を卒業して、コンパクトクランクに換えたい御年頃です(苦笑)。

2013年10月14日月曜日

欲しいけど手の出せないギター⑦ Fender USA American Deluxe ST N3-PU、V-Neck

Fender USAのWeb Page(www.fender.com)を見ていたら、V-Neck(Soft "V" Shape)のアメデラSTがあるのを見つけてしまいました(V-Neckの指板はメイプルのみのようです)。EC UDSTも基本的に同じネック形状なのですが、コレって通常のC-Shapeのネックよりも弾き易いんですよね(単純にワタシの好みなだけですけど)

Fender American Deluxe ST

裏面
横から

指板のRが「Compound Radius」となっていますが、これってフジゲンとかが採用しているやつですよね。そのうちC.F.S.(Circle Fletting System)とかもFenderに採用されるのかも知れません(フジゲンの特許が切れてからになるかも知れませんが)

Noiseless N3 PU、Fender USAのパーツのページを見ると、背が高いですね。Vintage Noiseless PU同様、コイルボビンが2階建てなのでしょう。通常のシングルコイルPU(Texas Special PU等)とはチョット違う音になりそうですが、ちょっと興味あります。

S-1スイッチにもすんげー興味あります。S-1スイッチを押した状態(PUが直列接続になる)の音は、もはやStratocasterの音ではないような気もしますが。

PUやらS-1スイッチやら、「STらしい音」を求める人には不向きなギターかも知れませんが、多彩な音作りが出来るという意味で、使い方次第では強力なウェポンになると思います。

※EC UDSTにS-1スイッチを載せることをチョットだけ考えたのですが、50kΩの物が無いので載せられないんですよね(売られているS-1スイッチはパッシブ用の250kΩと500kΩだけみたいです)。

この他にも、スタガード・ペグポスト(1~3弦と4~6弦とでペグポストの高さが違う)とか、色々と新しい技術が投入されています。う~ん、一度試奏してみたいものです。



ところで。Fender USAのWeb Pageでは、ギターをぐるぐる回して見ることが出来ます。これって楽しいけど、物欲を刺激する危ないページです。

ギター写真の右下の「360°」をクリックすると、ギターをぐるぐる回して見ることが出来ます。
これ、面白いですよ♪

2013年10月13日日曜日

ハッピーマンデーってさぁ、、、

ハッピーマンデーって、連休が増えるので、本来嬉しいんだけどさ、、、


月曜日しかゴミ収集の無い品目が暫く出せないということで。9月みたいに2週連続ではないんだけどね。

古雑誌の束を玄関脇に1週間置きっ放しになることになりそう…

2013年10月12日土曜日

ギター妄想その2-⑥:BlackieにFLSを載せてみたい、の、だが…(ボソボソ)

BlackieにFLS載せてみたいって言い出してから結構経っちゃっていますね。「ギター妄想その2」シリーズだけで結構グダグダ書いてしまっています。

以前報告した通りFLS PU (×3発)は揃っているのですが、PU換装作業になかなか入れずにいます。物を揃えた後、最後の1歩を踏み出す勇気が出ないというか、気が乗らないというか。ただの趣味なので、締切も無いし、気が向いた時にやれば良いのですけどね。

愛機BlackieとFLS PUs。PU換装を躊躇っています。

なかなか始められない理由。面倒、と言うのも、まぁ、嘘ではありません。でも、もっと重要な理由があります。宝物のギターを、こんなコトの実験台にしてしまって良いのだろうか?という躊躇いです。「宝物」は大げさだとしても、「とっても大切なオモチャ」ではあります。

10年以上弾き続けてきた、大切な1本です。ジャックポットも交換しましたし、ピックガードも交換しました。これらの時は、ギターに手を加えることに、何の躊躇いもありませんでした(作業時に緊張はしましたけど)。それは、この愛機を生き返らせる為の作業だったからです。この先も何度か修理するでしょうけど、コンディションを良くする為の作業が中心になるでしょう。

比べるに、今回はどうか? 愛機を単なる実験台として、変なコトをしようとしている。今現在、ワタシのBlackieは(多少の傷とかラッカー剥がれとか以外は)「体調万全」です。コンディションも音も、まぁ不満はありません。買った時より多少くたびれてはいますが、新品だった時よりも大切なギターになっています(楽器屋さんの店頭に置かれている新品のBlackieよりもワタシ好みの音・弾き心地です、絶対に)

PU換装だけなら、ギターをいじるのが好きな人間にとっては、大した手間ではありません。変な致命的ミスでもしない限り、99%現状復帰も出来ると思います(でも復旧しても1%位「何か」が変わってしまう気もしています)

たぶん、ここまで思い入れの無いギターだったら、迷わず改造していたでしょう。新品に手を加える場合は、値段分ビビるだけなんでしょうけど、このギターと重ねた年月を考えると…。

ナイーブ過ぎなのかなぁ…。それとも、年齢とったってことなのかなぁ…。

欲しいけど手の出せないギター⑥ Fender USA EC UDST (FLS仕様)…先人発見!

Blackie(Fender USA Eric Clapton UDST)にFLS Gold PU載せる作業、遅々として進んでいません。ので、作業報告等はもう少しお待ちください。

ところで。

先日、何となくYouTubeで「弾いてみました」的動画をパラパラ見ていた時に、先人を発見してしまいました。

YouTubeで見つけた動画のキャプ。
FLS仕様のEric Clapton UDST(ヘッドにClapton師匠のサイン(の印刷)があります)色はTorino Red

動画はこちら(↓)

Youtubeより:Eric Clapton 「Wonderful Tonight」カバー。
<http://www.youtube.com/watch?v=j7yHckTXTtc>

投稿者はSam Rhodesさんという方で、2010年10月投稿です。説明文に、2009年製BlackieのPUをLace Sensorに交換している旨書かれています(なので、22F仕様、おそらくS-1スイッチ無し)。エフェクタ・アンプ・レコーディング環境等はコメント欄にザックリとしか書かれていなくて詳細不明なのですが、(うん…まぁ細かいことを除けば/笑)結構良い音させていると思います。

PUを載せ換えた元のギターですが、コメント欄に「Fender 'Artist' Series」と書いてあるので、通常の(Custom Shop製でない) Fender USA Eric Clapton UDSTだと思います。

うおぉ!
まさにワタシのやりたかったコトではないですか!!

そう言えば。

近年、Clapton師匠はFender社との契約の都合上、StratocasterはNoiseless PU仕様のモノを使っていると何処かで読んだような気がします(2000年以降はFLS仕様のギターは使っていないようです)。が、以前紹介したClapton師匠のコンサートDVD「One More Car, One More Rider」を何となく見ていたら、サイドギターを務めているAndy Fairweather Low氏が『Layla』で弾いているギターが、何とFLS仕様のST(サイドマンだから、映っている時間は短いのですが)

DVD:Eric Clapton 「One More Car, One More Rider」(<http://www.amazon.co.jp/dp/B00D3OV0QI/>)より
『Layla』演奏中のAndy Fairweather Low氏と使用ギター。

このギター、外見はST57ベースのようです。色は水色でマッチドヘッド。メイプル指板のSTでマッチドヘッドというのは珍しいですね…なんて外見に騙されてはいけません。よく見ると、PUはFender-Lace Sensor (FLS) PU。画面から見る限り、PUの刻印が金文字に見えますので、このPUは「Gold」タイプでしょう。あと、すんげー微妙なのですが、Volumeツマミのトップが少し凹んでいるような影が見えることがあるので、S-1スイッチ搭載と考えられます。この辺りの構成を考えると、アクティブ回路(Mid-Boost)が載っていると考えるのが自然です。…ということは、昔Clapton師匠が使っていたBlackieのFLS仕様(S-1スイッチ付)の22F仕様と同じである、と考えて良いでしょう。Clapton師匠の80年代後半~90年代の音を再現することが出来る究極のギターかも知れません。

うおぉ、1度でいいからコレも弾いてみたいぞ!

2013年10月9日水曜日

欲しいけど手の出せないギター⑤ Fender USA Eric Clapton UDST (FLS仕様)

やっぱりと言うか、何と言うか…。

やっぱり欲しいんですよ。FLS(Fender-Lace Sonsor PU)仕様のクラプトン・ギター。FLS PUを入手しながら、手持ちのBlackieのPUを載せ換えていない間、「欲しいけど手の出せないギター」シリーズを書き綴ってしまいましたが、やっぱりこの1本は欲しい。

無事FLS PUを載せたら、一度やってみたいことがあります。火のついた煙草をヘッド(ナットと6弦ペグポストの間)に挟んで、演奏すること(笑)。

FLS(Mid Boost)仕様のST57。たぶん“LAYLA”のイントロのギターソロ。
当時はまだ21FのStratocasterでした。

出典元です(前にも引用したことがあるDVDです):

Eric Clapton & Friends, Live In Birmingham

そう言えば、上の2年後の作品で、スーツ姿と渋い姿で演っていた時も、同じことをやっていましたよね。

イントロのギター・ソロ。

煙草に火をつけたまま歌います。

この頃からBlackieは22F仕様になっています。

絵の出典元。

Eric Clapton, Crossroads Live 1988

Clapton師匠、Tシャツでもスーツでも格好良すぎるぜ!

2013年10月7日月曜日

iTunesアップデート→11.1.1.11 (Podcast未ダウンロード分のリスト表示改善されました)

iTunesが11.1.1.11にアップデートされました。

先日(Sep 22)、「なんじゃこりゃあ?! (iTunes 11.1のPodcast)」にてPodcastの未ダウンロード分(消去した分)のリストが表示されて困っている旨書きましたが、コレが改善されました。先日の仕様はワタシも文句ブーブーでしたが、やはり評判が悪かったのでしょう。

さて。

アップデートされたiTunesを起動し、Podcastを表示すると、古いPodcastの表示が消えて、随分スッキリしました。

この雲&矢印マークは「ダウンロード可能な物を全てダウンロードする」という意味です。
内容リストを表示する前にいきなりクリックするのはやめておいた方が無難でしょう。

「もう1回聴きたいな」があった場合は、右クリックして表示される「古いエピソードを表示」をクリックして、ダウンロード可能なエピソードのリストを表示し、必要な物だけ(個別のPodcastの)雲&矢印マークをクリックしてダウンロードすれば良いです。

右クリックすると、ダウンロード可能な全てのPodcastのリストが表示されます。

で。「古いエピソードを表示」をクリックすると、以下のようになります。

古いエピソード全部が表示された状態。

この時、ダウンロード可能な全てのエピソードが表示されます。このエピソードですが、
  • ダウンロードする前にリストから削除することが出来ます(再度「過去のエピソードを表示」すれば、サーバ上に存在する限り、何度でも復活するようです)
  • ダウンロードした物を削除するとリストから消えます。(これも再度「過去のエピソードを表示」すれば、未ダウンロードのエピソードとして何度でも復活するようです。)
上はサーバ上に2010/04/01から(3年半の間)の全てのエピソードが残っている、という極端な例なので、ダウンロードせずにリストから消すのもソレナリに手間ですが(それでも欲しい物が見つからないよりずっと良いですよね)、不要な物が消せるようになったので、リストをスッキリと保つことが出来ます。

やっと使いやすいiTunesになりました(まだ細かいトコロでは文句あるんですけど、まぁ今回は良いでしょう/笑)。これで「消しちゃったけど、やっぱりもう1回聴きたい」エピソードを、ソレナリに快適に再度ダウンロードできるようになりました。

これが正しい進化だと思います。短期間での改善も、評価できるでしょう。

という訳で。

ありがとうございます! >Appleさん


先日、ちょっとキツイ書き方をし過ぎたかなぁと思いいつつ。。

2013年10月6日日曜日

欲しいけど手の出せないギター④ Fender USA Stratocaster American Standard

さて。欲しいけど手を出せないギター、その4です。今更ですが、ド定番です。

Fender USA American Standard Stratocaster。
このギターにもカラーバリエーションがありますが、この写真は3-Color Sunburst。

Fender USAのAmerican Standard Stratocaster(いわゆるアメスタST)です。ちょっと大きめの楽器屋さんになら、大抵置いてあります(何故か色は3-Color Sunburstが多いです;コレも定番の色なんでしょうね)。という訳で、毎度ガン見する訳ですが、一度誘惑に負けて、試奏させて貰ったことがあります(色々と面倒になりそうなので、いつも行かない店にして、ギター本体はネックが柾目どころかほとんど板目材=反りやすい=で…とか先に見ておき、購入を迫られた時に逃げられる材料を先に見つけておく…という策略?を打った上での蛮行です/笑)

予想通りですが、アメスタSTは、これはもう「ストラトの王道!」みたいな音ですね。アンプがMarshallでもVoxでも勿論Fenderでも、「オレはストラトだぜ!」という自己主張の強い音。ワタシのようにリードよりも寧ろリズムギターを好む人間には、最高の1本だと思います。

ワタシがリードギターよりリズムギターを好むのは、リードを弾く技量や度胸が無いこととか、ジャンケンが弱い(笑)とか、まぁ色々理由はあるんですけどね…。でもサイドギターの人が必要に応じて(orギターが2本以上要らない時とかに/苦笑)鍵盤とかパーカスとかに回っていてもあんまり違和感無いじゃん? だからそういうコトで許してよ。。。

イメージとして、(この方たちが使っているのはアメスタSTではなさそうですが)Tower Of PowerのJeff Tamelierさんとか、IncognitoのJean-Paul “Bluey” Maunickさんとか。御二方とも、メイン・ウェポンはTLなのですが(御二方は近い楽器を使っていますが、音作りは全然違うタイプです)、ココゾという時にSTを持ち出して来ます。

Incognitoのギター・コーラス・リーダーのJean-Paul “Bluey” Maunickさん。

この絵の出典は以下のDVDです。

DVD: Incognito - Live in Jakarta (2009)
ジャズフェス会場がジャカルタだったからか、アジア系のメンバーをフィーチャーしまくりです。
Incognitoって、CDで聴けば格好良く、ライブ映像を見れば楽しい、数少ないバンドですよね。

んで。もうひと方のJeff Tamelierさん。

Tower Of Powerのギタリスト、Jeff Tamelierさん。

この絵の出典は以下のDVDです。

DVD: Tower Of Power - Live Leverkusen - Nov. 6. 05 (スーパーファンク・ライヴ 2005)

そう言えば。アメスタSTってブリッジプレートが2点支持ですよね(試奏させて貰った時はアームを付けさせて貰うだけの度胸が無かったので、6点支持と2点支持の違いは分からずじまいですが)。STと言えばブリッジプレートは6点止め!という向きには、アメスペ(American Special)STになるのでしょうけど。でもブリッジ以外も含めて仕様がアメスタSTとかなり違うんだよなー。そういう時は試奏して気に入るかどうかで決めちゃって良いのかも知れませんけどね。

Fender USA American Special Stratocaster。
このギターにもカラーバリエーションがありますが、この写真は2-Color Sunburst。

そう言えば。イマドキなギターすぎて、ワタシが「欲しいストラト」から外していたモノ。American Deluxe(アメデラ)STもあります。

Fender USA American Deluxe Stratocaster。
カラーバリエーションは色々ありますが、この写真は3-Color Sunburst。
写真で見る限りですが。アメデラSTもトレモロは2点止めですね。

さてこのアメデラST、S-1スイッチ内蔵でPUの接続順(並列とか直列とか)までいじれるスグレモノなのですが、ワタシが欲しいのは旧来のSTの音なので、当分は用無しです(ステージとかでは非常に役立つ武器になりそうですが、ワタシの場合、欲しい音に合わせて持ち換えちゃう方なので…)

この先、車検やら何やら、色々とサイフに打撃があるので暫く無駄遣いが出来ない状況ですが、サイフに余裕が出てきた頃には試奏させて貰いたくなるような気が…。

2013年10月5日土曜日

欲しいけど手の出せないギター③ Fender USA Jeff Beck UDST

天気が悪いと気も晴れませんね。先ほどまで読書していたのですが、気分転換に続きを書きます。テーマは、欲しいけど手の出ないギター・その3です。

「ギタリストは2種類しかいない。Jeff Beckと、それ以外だ」…何処かで聞いたことがあるような、無いような。

それはともかく、Fender USA Jeff Beck UDST。

ベースとなっているギターはST62。シンクロナイズド・トレモロは2点止めタイプで摺動抵抗が小さく、気持よく動いてくれる物です。PUはFender Hot Noiseless PU×3発(厳密に言えば「シングルコイル」じゃないのかも知れませんが、クリスピーなサウンドを目指すVintage Noiseless PUとは方向性が違い、クリアー~クランチで気持ちの良い音のするPUです)。ナットはWilkinson製(Jeff Beckさん仕様)で、ナット部での弦の摩擦は最小限。ある意味、究極のギターだと思います。

オリンピック・ホワイト塗装、ローズウッド指板のStratocaster。メチャクチャ格好良いです。
Jeff Beckさん、よくこうやって仰け反りながら弾いていますが、これがまた格好良いんですよね。
服装は上はノースリーブ、下はジーンズにブーツ。それと銀の腕輪(?)。いつものスタイルです。

手元アップの絵。指弾きでトレモロアームを駆使しています。

手元アップ・その2。伝説の?異形のローラーナット(写真↓参照)が映っています。

Wilkinson製ローラーナット、Jeff Beckさん仕様(ヘッド側から撮影された写真で、左が1弦側、右が6弦側)
4~6弦(巻き弦)の摩擦が最小限になるようにテーパーが付いています。
これもある意味「究極のローラーナット」かも知れません。

上のJeff Beckの映像の出典を一応書いておきます。

Eric Clapton, Crossroads Guitar Festival 2010

Beckさん御本人がリーダーの映像作品ではないのですが、この作品でのBeckさん、(演奏内容はBeckさんの「王道」よりも、フェスのテーマに沿ったものになっていますが)映像的にはメチャクチャ格好良いんです。それと、(Eric Claptonさんの映像作品に多く見られる傾向ですが)手元アップの映像が多くて、「自分もギターを弾いているファン」の心理をガッチリ掴んでくれるんですよね。

ところで、Fender USA Jeff Beck UDST。

この写真は、Fender USAのWebページから借用しました。

店頭で何度も目にしていますし、一度ならず試奏させて貰ったこともあります。けど、何故かネックが殆ど板目だったりして、何故か一目惚れできる個体に出会えないんです。Fender USA Custom Shop製じゃないと柾目のネックなんて無いのかも知れませんが、せめて柾目「風」のネックの個体に出会えれば。。。

※Jeff Beckさんの音を追い求めて行くと、少し前迄使っていたギターはHot Noiseless PU×3ではなく、Fender-Lace Sensor (FLS) PU×4 (リアはFLSを2個並べてハムバッカー風に配置している)なんですよね。でも、そういうトコロまで追い掛けて行くと…駄目だ、深みにハマル…。キリが無いので、やめておきます。

このギターの唯一の懸念は「コンタード・ヒール」であることです。高ポジションでの演奏性を高める為、ネック-ボディのジョイント部でヒールを落とし、ジョイント・プレートも長方形でないモノとなっていあす。何年間も使っているうちに、どうしてもジョイント部分に無理が掛かってしまうのではないか? と気になってしまいます。まあ、テコの原理を考えると、1弦側(テンションが低い)で支店-力点が短い構造なので、あまり懸念する程のコトでもないのかも知れませんが。

コンタード・ジョイントのジョイント部。左右非対称な形状をしている。

一般的なSTのジョイント部。ジョイントプレートは長方形。

最後に、お値段の話です。

Fender USAの設定した価格設定は、Jeff Beck UDSTとEric Clapton UDSTは同じ値段です。Fender USAの日本向けの価格も2機種で同じです。でも、実際の流通価格は、JB UDSTはほぼ定価そのままですが、EC UDSTは「定価」より何万円も安くなっています。この差は何なのでしょう? 流通量が全然違う(EC UDSTの方が沢山売れているので安くできる?)ということなのでしょうか? 使われている部品とか考えると、JB UDSTの方が原価は1~2万円高くなるような気もしますが。まぁ一種の嗜好品ですから、値段は有って無きが如しなんでしょうけどね。

2013年10月2日水曜日

欲しいけど手の出せないギター② IbanezのSシリーズ(できればPrestige)

長いこと欲しいと思い続けているギターがあります。IbanezのSシリーズ(のPrestige)です。20年以上前になりますが、Frank Gambaleさんのギターサウンドを聴いて、「うおーぉ!?」と。で、実家最寄りの駅前にあった楽器屋さんで何度も試奏させてもらいました。

※このお店、残念ながら開店から数年で無くなってしまいました(涙)。駅前とは言え、東京の郊外の比較的小さなお店。ちょっと電車に乗れば、もっと大きな店がある、という立地条件が良くなかったのでしょうか。店長さんは商売人というよりもギター職人といった感じの方で、弦・ピック・楽譜・メンテ用品といった小物しか買っていなかったワタクシメなんぞに、オクターブチューニングを始め、ギターのメンテを実演付きで色々と教えて下さった、ギターの恩師のような方です(他のお客様から修理等の依頼をされたギターを調整する様子を、気前よく説明しながらお見せ下さったのだと思います)。「ガッコー通っているウチはお金無いからね、僕も昔は楽器屋に通って色々教えて貰ったものだよ」などと、商売抜きで本当に良くして頂きました。

1980年代後半のFrank Gambaleさん&メインギター、IbanezのSモデル(Frank Gambaleさん仕様)。
※当時のステージ映像はVHSでしか持っていないのでスチル写真だけで御勘弁を。

さて、IbanezのSシリーズ。ボディは軽いしネックは薄いし、この上なく弾き易かったです(ワタシの1本目のギターがヤマハSGでネックが薄かったので、手に馴染みやすかったこともあると思います)。それに、軽量なのにパンチのある太い(ブットイ)音が出て。エフェクタとか殆ど使わなくても、ギターとアンプのセッティングだけで、Gambaleさん風の音が簡単に出て(演奏技術は全然伴いませんでしたが/笑)。衝撃的なギターでしたね。うっかり、学校に払うべき授業料を使い込みそうになりました。本当に使い込んじゃうほどロックな人生は歩みませんでしたけど(笑)。

欲しかった色は黄色。何故って、当時、Gambaleさんがよく使っていたモノが黄色だったから(笑)。試奏させて貰ったお店の店長さんに「やっぱり黄色がいいんですけどぉ」みたいなことを言ったら、すぐに「Frank Gambaleですね。じゃぁ、ステッカーも凝らないといけませんんね♪」みたいな返事でした。おぉ、この店長さん、よく解っていらっしゃる、みたいな。

 
CD: Frank Gambale「Thunder From Down Under」
裏ジャケの「ギター小僧」風の写真、結構好きです。

CD: Frank Gambale「Thinking Out Loud」

この「Thunder From Down Under」と「Thinking Out Loud」はギターのフレーズ作りが格好良すぎて、擦り切れるほど聴きました。

…ってCDは擦り切れませんね。でも、出始めた頃のソニーCDウォークマン(当時は「Discman」だったかな?)は音飛びがひどかったので、移動中はカセットテープにダビングした物を聴いていることが多かったです。「Thinking~」は一部の曲のギター譜が付いていましたが、「こんなん弾けるかよ!」みたいなフレーズが多くて(笑)。

その後、GambaleさんがIbanezじゃないメーカーのギターがメインになったり、PUがH-S-H配置となっているギターで別の物を買っちゃったり…、まぁ、今では「喉から手が出る」程でも無いのですが、店頭でIbanezのSシリーズを見ると無性に試奏させて貰いたくなっちゃいます。


Gambaleさんと言えば、物凄い高速スウィープ奏法。Chick Corea Elektric Bandの音源で初めてGambaleさんのギターを聴いた時は、どう弾いているのか理解できませんでした(というか、Elektric Bandの音楽そのものが、最初はワタシの理解を超えていました)。Return To Forever (再集結)でAl Di Meolaさんの代りを務めている時や、神保彰さんのアルバムに参加している時はそれほどのメチャ弾きではないのですが、それでもあの弾きっぷりは、ワタシには真似事だけでも困難です。

CD: オムニバス「GRP SUPER LIVE」
ワタシが初めてGambaleさんのギターを聴いたCD。
何曲かでスウィープ奏法が炸裂しています。

このCD「GRP SUPER LIVE」は、1987年に昭和女子大人見記念講堂で行なわれたGRPレーベルの当時のスターたちのライブ音源です。アーティストはDiane Schuur, Lee Ritenour, Dave Grusin, Tom Scott, Chick Corea Elektric Band, 他。Disc 2は丸々Chick Corea Elektric Bandです。


。。。


んー、なんだか、欲しいギターの話からFrank Gambaleさんの音源レビューになっちゃいましたね。まぁGambaleさんはワタシにとってのギターヒーローの1人なので。

ともかく。

IbanezのSシリーズ。試奏させて貰ったら…と考えると、今でもちょっと危険な(笑)ギターです。