2013年11月30日土曜日

音楽の秋だ! ジャズ・セッションだ!!

音楽の秋です!…って、もう晩秋も晩秋、11月最終日ですね。

この度、御縁があって、古い友人Y氏からセッションやらない?と声を掛けて貰いました。今回は珍しく、ギタリストとして召喚?されました。バンドのレギュラーメンバーの都合が合わなかった為、いつもの練習ではなくゲストを呼んでセッションにしちゃおう、というコトだったようです。

ジャンルはジャズ! ドラムスは過去散々やったけど(学生時代にジャズ系サークルに居たことがあります)、ギターでジャムったことは実はあまりありません(知っている曲をやるバンドが練習している時に、借り物ギターで乱入!とかのヤンチャは時々やらかしていましたけどね)

んで、今回。ジャズギターは自信がn…、みたいなコトを言ったら「じゃ、ドラムかベースにする?」って。Y氏は、昔も今も友人をサラッとフォローしてくれる、イイ奴です。ワタシは、ギターケースにスティックを忍ばせる、ヨワい奴です(…って、結局使わなかったのですけどね)
  • 結論から言えば、ドラムもベースもワタシなんかよりずっと腕が立つ人だったので、手を出さなくて正解でした(大汗)。
◆メンバー

バンドのレギュラーメンバー:
  • Y氏 soprano sax
    彼は学生時代からsaxを吹いています。その頃から上手だったんだけど、??年ぶりに見たら、楽器も腕前もすげーグレードアップしていました。てか、生音なのにすげー音量!本人曰く、自分に向かって音が出ないので、バンドの中では、ついオーバーブロウするとのこと。でも大音量でメチャ巧って実はかなり格好良いぞ!
  • S氏 e. bass (初対面)
    若いのにかなり上手。どちらかと言うとファンク系のベースを得意とするようです。空ピック(ミュート)の使い方がメチャクチャ格好良い! スタンダード曲が、何かコンテンポラリーな乗りに! ちなみに、譜面はiPhoneに表示したコード譜のみという漢(オトコ)っぷりでした。
  • K氏 drums (初対面)
    スウィングの感覚がワタシとは大分違うので、正直、最初は戸惑いました(ワタシのタイム感と比べて、ウラ拍がすんげー後ろに行っている)。けど、テンポは非常に安定、安心して乗って行ける感じですね。
ゲストメンバー:
  • I氏 keyboard/piano  (初対面)
    Y氏の知り合いらしい。難しいコードをサラッと弾いていたのにはビックリ。あと、色々な音楽を幅広く聴いていることがよく解る演奏でした。セッション後に聞いたところでは、ピアノを始めてまだ1年位とのこと。おい、マジかよ!と思いましたが、この1年はかなり濃厚な時間だったようです。(音楽とかジャズとかの素養はあったのでしょうが)本気で1年やるとココまで出来るんだなぁ、と自分の半端度合いを恥ずかしく思ってしまいました。
  • B氏 piano/keyboard (初対面)
    I氏つながりのサプライズ・ゲスト。何と、米国人! 外見もすげーイケメンだったのですが、演奏もメチャクチャ巧かったです。譜面無しで何曲も弾いていましたが、I氏によると、200~300曲位頭の中に入っているらしいです。
  • ワタシ e. guitar
    紹介するホドの存在でもありません。。。セミアコ(Gibson ES-335)、ハードケースで重かったけど、持っていって良かったです(ソリッドと2本持って行ったのですが、セミアコしか使いませんでした)
◆今日のセットリスト

2週間前に連絡された曲にワタシの希望曲を入れてもらいました(途中頭真っ白だったので曲順は間違っているかもです)
  1. Autumn Leaves
  2. The Days Of Wine And Roses
  3. Feel Like Makin' Love
  4. The Girl From Ipanema (Garota De Ipanema)
  5. Fly Me To The Moon
  6. Satin Doll
  7. Blue Miles (Chick Corea)
    ↑ワタシの希望曲。難しいユニゾン部分を無しにしたら、普通のF majorブルースになっちゃった。
  8. The Chicken
  9. Three Views Of Secrets
    ↑ワタシの希望曲。ソロ回し無しにしたら、やたらとコード進行が難しいだけの曲になっちゃった。
  10. Moon River 
    ↑4/4拍子、ボッサノヴァ・ヴァージョンで。
選曲はポップな物中心。(ワタシの希望曲を除けば/苦笑)誰もが聴いたことのあるスタンダード曲ばかり。数多くのミュージシャンがカバーしています。ワタシのiTunesライブラリにもザクザク入っています(何故かコンピ盤が多いんですけど/笑)。めぼしい曲でプレイリストを作り、早速iPodに転送して、この2週間聴きまくっていました。

◆今日の反省文。

ソロ回しで討死しました。何度も。

後半何曲かは、何とかテーマメロディ&フェイクに時々オカズ、と何とかカタチにした(つもりな)のですが、それまではフリーズ状態が頻発(ゴメンナサイのポーズをして次の人にソロの順番を回してしまいました)ダメダメです。要練習です。とてもギター歴20年以上なんて言えない惨憺たる結果に。…でも、こういう刺戟があると、ちゃんと練習するようになるんですよね(苦笑)。今日の恥は「明日ためのその1!」だったのだ、というコトにさせて下さい。

ギタリスト数人でジャムる時とは違って、バンドの形態ではリズム隊がちゃんといるので、ギターは(要所要所で全員で「ジャジャン♪」とかやる時以外は)コード弾きしなくて良いんですね。もっとソロ回しの構築を考えていくべきでした(コードのおさらいに多くの時間を割き、ソロまでナカナカ手が回らなかった…というのは言い訳にしかなりませんけど)。Y氏と事前連絡をしている時には「ブルースの曲ではペンタトニックに逃げる」とか言っていたクセに、実際のセッションでは頭が真っ白になって、、、。
  • ギター数人でスリーコードで遊ぶ時はソロじゃない人のコード弾き必須ですが(じゃないと曲にならない)、バンド形式ではリズム隊(ドラムスとベース、時々ピアノも)がちゃんと進行してくれるので、ギターのコード弾きはあまり重要ではないんですね(後から考えたって遅いんですけど、ゲストのギタリストにコード弾きなんて要求しないですよね…/汗)
重要なのはテーマメロディとソロ回し。コードの確認より、自分の演奏の構築が先でした。って、後で気づいても遅いんだけど(後に役立つに違いない、貴重な勉強の機会でした)
  • 頭では分かっていても、身をもって体験しないとキチンと取り組まないのはワタシの悪いクセです。。。
3時間位のセッションでしたが、あっと言う間でした。でも、すごく濃厚。特にI氏には色々と教えて頂きました(有難や、有難や)。ペンタトニックはテンパっても弾けるまで練習しようねとか、他のメンバーがソロを取っている間に、ギターのボリュームを下げて自分のソロ構築を考える(他人の出す音を参考にする)とか、他にも色々あるんですけど、実践的なやり方を沢山教えて貰いました。

◆余談

今日のセッションの後、I氏に別のセッション(というか客も参加するジャズ系の飲み屋)に誘われたのですが、昼までのセッションで頭パンク状態だったので、折角の機会だったのですが、今日はゴメンナサイして帰ることにしました(後で連絡を取って、日を改めて参加させて貰おうかな…)

◆今日の締め

スタジオに行くまでは、メンバーが揃った所でスタジオ内の様子を撮るつもりでした。が、実際には、…テンパっていて何も撮影出来ませんでした。という訳?で。参加者のうち、Y氏・S氏・I氏・ワタシの4人で御一緒した昼飯などを撮影(やっているコトが間抜けですなぁ>ワタシ)。「たらの西京焼き」です。500円とお安く済ませてしまいました。

本題に全然関係の無い写真になってしまひまひた。

Yさん、コレに懲りず、また機会があったら呼んで下さい。
ちゃんと練習して上達しておきますので、また遊んで下さいね♪

もっとちゃんと練習するぞおぉ~~~っ、ぞおぉ~~~っ、ぞおぉ~~~っ  ・  ・   ・    ・     ・      ・       ・

2013年11月25日月曜日

秋の夜長はギターのメンテ♪ (フレット磨き)

秋というか、もう冬の寒さですね。

週末に当ブログの表示(配置・壁紙)を変えてみました。如何でしょうか? 心境の変化とかではなく、単に「イジってみたら面白かったからそのままにした」だけなんですけど。。。

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今日もギターねたです。

Gibson USAのES-335、とても良いギターです。ジャズにもロックにも勿論ポップスにも使えるヤツです。でもホロウボディだから、生音はデカいし、粗雑に扱えない。高級ギターなのでフレットが減るのさえ勿体無い(実際にあまり弾いていないから殆ど減っていません/笑)。要するに、手軽に弾けるギターじゃないんです。主な用途は観賞用(笑)

で、今日。久しぶりに触ったのですが、弦は錆びているし、フレットまで微妙に錆びかけ(汗)。よく考えると、半年以上まともに弾いていなかったような。
  • 弦は長寿命のElixir弦を使っていますが、フレットに当たる所などでコーティングが剥げ、そこからどうしても錆びちゃうのです。
という訳で、今日は夜なべ(笑)してフレット磨きです。作業中のBGMは当然、ES-335使いのLarry Carlton先生の曲です♪ (だらだら作業していたらアルバム1枚半くらいの時間が掛かっちゃった/笑)

フレットがピカピカになりました。

弦も交換してパーツ類も磨き、これで出動可能だ! (近々使うかも、なので、その準備だったりもします。)

・・・・・・

週末だけでなく、平日夜も趣味の時間です(笑)

2013年11月24日日曜日

恐怖っ! 自転車から外してもなお測定し続けるスピードメーター!?

今日もまた天気が良かったので、移動手段は自転車です。ちょっと遠まわりして軽く走ってから帰宅。風呂で汗を落として、一段落。

さて、コーヒーでも淹れようかと思って湯沸かしポットを使用。

今日の走行距離は…とか、それらをPCに転記する為に持ってきていたサイコン(サイクル・コンピュータ)が、自転車から外されているのに、何故か動作している!

サイコン。平たく言えば自転車用の速度・距離計です。

えっ?

速度計が100km/h以上を指している!
距離計が凄い勢いで回っている!!


???

よく見ると、湯沸かしポットが沸騰していて、その振動が伝わっています。場所は、台所の流し脇のステンレスの場所。

・・・・・・

サイコンを持ち上げると、速度はゼロ、距離計も止まりました。もう1度置くと、また測定?開始。

・・・・・・

状況を理解するのに、ちょっと時間がかかってしまいました。サイコン裏面の電極の通電が、振動でON/OFFを繰り返されていた、というだけのコトでした。

CAT EYE製サイコン「VELO 5」の裏面。丸印の所が電極。

電極が凸状に出ているから、導電体の上に置くと通電しちゃうのね。

最初はびっくりしましたが、このサイコンのピックアップの仕組みがよ~く理解できました。多くのサイコンがそうだと思いますが、前輪のスポークに取り付けられたマグネット(磁石)が、フロントフォークに取り付けられたピックアップの前を通る回数と、タイヤの周長(予め入力してある)から、速度やら走行距離やらを算出しています。

このサイコン(CAT EYE製VELO 5)、ピックアップ→サイコン本体の「信号」は、単なる通電/遮断のON/OFFだけだったんですね。このサイコンは有線式で、ピックアップ側には電池も積んでいません。そりゃ単純な作りの筈だよなぁ(笑)。

前輪スポークに付けられたマグネット(磁石)と
自転車のフロントフォークに付けられたピックアップ

ふぅ~ん、なるほど。

※10年以上自転車に乗っていますが、これまで使ってきたサイコンはピックアップが無線式だったし、電極が付いているサイコンでも電極は凹んだ位置にある物だったので(このテのトラブルを防ぐ設計なのでしょう)、こういう現象に出会うのは初めてでした。

という訳で。このサイコンの総走行距離(ODO)は全然アテにならないことが判明しました(笑)。だいぶ最近になってから付けたサイコンで。総走行距離なんて見ていませんでしたけどね。

そんだけです。ちゃんちゃん♪

2013年11月23日土曜日

晴れた晩秋の土曜日は銀ブラ♪

表題から年齢がバレそうです。まいっか(笑)

先週末に続き、今週末も気持ちの良い天気で外出日和です。今日は銀座&有楽町の定期巡回をして来ました。①ビックカメラ(有楽町)→②ヤマハ銀座(銀座7丁目)→③山野楽器(銀座4丁目)→④アップルストア(銀座2丁目)というコース。

入ったお店も、前を通っただけのお店も、すっかり年末商戦モード。じっくり見たのはやっぱり、PC電気小物(ガジェット)楽器といった辺りです。PCはあまり変わり映えしないな~とか、iPad miniはやっぱり日本人の手にはチョットでかいな~とか、まぁ思うところは色々。そんな中、チョット良いなぁと思ったのは、ソニーのモバイルPC「VAIO Pro 11」。11インチのモバイルPC(タッチパネル付)なのですが、形がスタイリッシュで、軽量・薄型。液晶表示部を開くと、キーボードが手前に傾斜する構造になっています(日本人が好きそうな作りです)。このデザイン、昔の名機・VAIO 505を彷彿とさせます(今のモデルは青紫色じゃありませんけど)。自分のモバイルPC(Win PC)の交換時期だったら即買いしていたかも知れません。

◆やっぱり銀座・有楽町は楽しい!

ファッションとか食べ物とかにはチョット(カナリ?)無頓着なワタシですが、それでも銀座・有楽町は楽しい街です。
  • 電気モノのお店 (ビックカメラ、アップルストア)
  • 楽器屋さん (ヤマハ、山野楽器)
といった、ワタシの好物を売っているお店がたくさんあるのです。

このお店は行く度に色々な物が欲しくなる危険地帯の1つです(笑)。
エントランス入ってすぐ左側の展示(いじることが出来る)は時々変わります。

電器屋さんでは、まずPCにケータイ(スマホ)、それとオーディオ機器。そして、テレビ等。今日は、ビックカメラで見たいものを下のフロアからひと通り見て、上まで行った後、1Fまで戻って下りて行ったら…間違ってB1F(汗)。おっと、フロア1階分、行きすぎました(苦笑)。白物家電は普段あまり見ないのですが、今日は自動掃除機の動きに癒されました。ルンバって、何か意志みたいなモノを持って動いているように見えますよね。しかも動き方がちょっとユーモラス。

楽器屋さんでは、楽器(ギターや鍵盤、他)を見ても楽しいし、試奏で(と称して)触らせてもらったり。楽譜等もつい眺めてみちゃう(実は今日も楽曲集を買いました/笑)。特にヤマハさんは、鍵盤とか打楽器の小物とか、買うつもりがなくてもイジっていられる(多少いじっていても店員さんに放っておいてもらえる/笑)良いお店です。最近はすっかりレコード屋に行かなくなったワタシですが(ネット通販が多くなりました)、楽器屋さんのCD売場では、ついジャケ買いしたくなります(ヤマハさんも山野楽器さんも、通好みのCDがたくさんあります)

今日も何とか物欲を抑えました。無駄遣い?もあまりせずに済んだかな。。。

◆年末と言えばイルミネーション!

一昨年からイルミネーションは控えめで、表通り(中央通り、晴海通り)も通常営業でしたが、道を1本入ると街路樹がクリスマスモードに入っていました。しかも、通り毎に色が違っていたりして楽しいです。

ここは黄色っぽいイルミネーション。

こっちは青白いイルミネーション。

あと、表通りでも、幾つかのお店でクリスマスモードのイルミネーションでした。これは楽しいです。デジカメやスマホで撮影している人が沢山いました。ワタシもそれに混ざってパチリ(iPod touchで/笑)

今年もやっていました。ミキモトさんの大きなクリスマスツリー。

ティファニーさんはエントランスがキラッキラになっていました。

ブルガリさん。ビルの表側の面を広く使ったイルミネーション。

カルティエさんは、ビル全体がプレゼントの箱になっています。

アップルさんは季節に関係なくこの姿ですが、他のお店に負けていません!

つい楽しくて色々見てしまいました。昼前から行っていたのに、気が付いたら夕方になってしまいました(中央通りの歩行者天国が解除される時間まで)。最短距離コースを考えて行ったつもりが、結局行ったり来たり。いっぱい歩きました。

今週もまた、特別なこともない、ゆるゆるとした土曜日でした。…って、遊んでいないでギターの練習しなきゃ、、、(苦笑)

2013年11月20日水曜日

雑談:Steve Jobs氏の成功の本質…ってホドでもないのですが?

先日iPad miniの新製品(Retinaディスプレイ、A7プロセッサ)を発表したApple社ですが、Steve Jobs氏の後を受け継いだTim Cook氏が中心となって、「面白い物」の開発に本気で取り組んでいるようです。このApple社の起業者の1人、Steve Jobs氏の成功のポイントって何なのか、少し考えてみました。色々な人がとっくに行なっている話題ですから(しかもワタシなどよりずっと真面目にキチンと分析しています)、単なる雑談だと思って頂けましたら幸いです。

さて、ワタシの結論から言ってしまいましょう。
  • ソコソコ実用的に使える面白いオモチャ(と言っては失礼ですが/笑)の開発
  • 幅広い信者(→無償で働いてくれる宣伝マン、広告塔)の創出
この2点に尽きると思います。


◆ワタシがApple製品を使い続けている理由

ワタシがApple製品を買うようになった理由。学生時代にも社会人になってからも、Apple製品(Macintoshコンピュータ)に触れる機会は数多くありました。これだけで既に充分な理由かも知れません。が、ワタシが初めて自腹でiBook+iPod(ごく初期のもの)を買った理由。それまでの何年かの経験というよりも、単に面白そうだったのと、身近な人からワンダホー♪な体験をさせてもらったこと(iPodを週末丸々貸してもらいました)。昔はiPodを使う為にはコンピュータも必要でしたが、当時の選択肢はMacのみ。という訳でMacシリーズの中ではお安い部類になるiBookとしたのですが、それでも合計すると、どう考えても単なる携帯音楽プレイヤのお値段ではありません。それでもペイすると思った理由は、次の2点です。
  • どうしても、週末に味わったiPod体験を自分のものにしたい!
  • iBookも何だかカッコいい!(iTunes以外色々使ってみたいじゃん♪)
次に、ワタシがApple製品を使い続けている理由。昔も今も、時々家電屋さんを覗いてApple以外の物も色々いじくっるのですが(仕事とかじゃなくて、単に面白いから/笑)、その上で気付いたのが、以下の2点です。
  • iPod/iTunesは使い込むほど快適性を増すので、他社品に乗り換える必要がない
  • コンピュータ間の互換性
前者「使い込むほど快適」は通常の意味での技術力や製品性能の差ではありません。その1段上です。後者「互換性」は2つあります。まず、データ互換性。当初ベルリンの壁のように厚かったのですが、今ではほぼ無くなりました(東西冷戦終結後のように、様々なデータ・情報がMac-Win間を行き来できます)。ただ、アプリの互換という相変わらずブ厚い壁は残っています。Mac用アプリ(特に変テコに面白いヤツ)を使い出すと、やっぱり手放せないんですよね。このMac用アプリにも、使い込めば使い込むほど快適に使えるようになるという、鎧が脱げなくなる変な魔法がかけられています。データ互換の壁が無くなったお陰で、データはMacとWinの両方で使えるようになりました。データはMac-Winを行き来出来るので、データ生成がMac以外である必要が無くなったのですよね。必要に応じてMacアプリとWinアプリを使いわければ良いだけです。

かくして、ワタシはApple製品を使い続ける、妙な無限ループに陥ってしまったのです。我々Apple信者は、何度か教祖様に裏切られて来たはずなのに(特にCPUやOSの大幅な変更時)、なぜか信仰は薄まりません。

ワタシはこれまで、身近な小物にせよ何にせよ、特定メーカ品を長年使うことは少なかったと思います(例えば、“ソニータイマー”が切れたら今度はパナソニック、次は東芝、みたいな/笑)。そんなワタシがApple製品を10年以上一途に使い続けているのって、かなり異常な状況です。Apple製品を使わない理由はどんどん無くなって行き、スイッチング・コストは高まる一方です。

◆身近なAppleの宣伝マンたち

皆さんの身近に、iPhoneやiPodといったApple製品を使っているユーザってソレナリに多いと思います(御自身が使われている場合も含めて)。また、音楽をお仕事とされているアーティストの方々の多くにも、iPodを日常的に使っている方が多いですよね。音質的にも他の面でも、彼等が仕事で使う器材は別の物なのでしょうが、普段使いはiPodで充分という訳です。つまり、プロの人たちにとっても、iPodはソコソコ実用性を持ったオモチャな訳です。(プロが多く使うDTM/DAWのMac率が高く、これと相性の良いiPod…はあるかも知れません。) ちゃんと音楽を聴く時はCDプレイヤ(人によって高級オーディオ)という人も、持ち歩くのはiPod。パソコンも必要に応じて、Win PCとMacの使い分け。完全な実用品にはならなくとも、ソコソコの実用性を持つ製品として、しっかりApple製品が入り込んで来ています。

この傾向、実は初期のApple製品から見られます。パソコンの黎明期から、積極的にGUIを搭載。ネットワーク時代のずっと前から、積極的にネットワーク機能を搭載。当時のGUIって非常に「重かった」ので、実用的にはROM-BASICやDOSの方が勝っていたでしょう。当時のネットワークって色々と「面倒臭かった」ので、実用的にはフロッピィ等の外部メディアでデータをやりとりする方が効率的だったでしょう。でも、Macで出来ることの多くは、他のコンピュータでは出来ませんでした。また、多少面倒でも使いこなしていること自体が、理系人間(当時のユーザ層の大きな部分)ステイタスでした。つまり、当時からApple製品はクールでワンダホーなオモチャだった訳です。そして、使えば使うほど手放せなくなる。つまり、体験がユーザを縛り付ける。使いこなしていたのは、ただの信者ではありませんでした。熱狂的な信者です。(Appleユーザが増えるほど“狂信者”の率は減っているでしょうが、その存在は確かです。)

我々の身近なAppleユーザや、我々が憧れるアーティストのAppleユーザたち。彼等ユーザ=信者の人たちは、意識的にせよ無意識的にせよ、自分と同じオモチャを使う仲間作りに励みます。皆、無償で働いてくれる宣伝マンです。10何年か前に、私に週末iPodを使わせてくれた人なんて、デモ品を無償貸与して新たなユーザにワンダホー体験をさせようとする、セールスマンそのものです(私が借して欲しいとお願いしたのではなく、“使ってみて♪”と貸してくれた、というのがその実態でした)

信者が増えれば増えるほど、爆発的感染(パンデミック)は続く訳ですが、コンピュータ(Mac)に続いて携帯音楽プレイヤ(iPod)、そして携帯電話(iPhone)。この3分野ではApple製品は充分に“蔓延”したと言えるでしょう(市場が概ね均衡状態)。現在、タブレット端末としてiPad(iPad Air+iPad mini)の流行を起こそうとしているようですが、どうなるでしょうか? そして、その次は何が来るのでしょう?!

◆Steve Jobs氏がいないApple社

衆知の通り、Steve Jobs氏はその経歴の中で、一時期Apple社から追放されていた時期があります。この間、Jobs氏はApple社とは違う所で、やっぱりワンダホーなことをやって各分野に熱狂的な信者を生み出してきました。その一方で、Apple社は大コケしているのですよね。そして、Apple社はJobs氏がトップに返り咲くなり、一気に業績を回復→向上させてしまったのですから、凄かったです。そういった実績が、Jobs氏に魅力というよりもある種のの魔力を与えていたのは確かでしょう(身近な人にとっては、かなり「めんどうくさい人」だったらしいですが)

さて、Steve Jobs氏が亡くなって暫く立ちますが、この間のApple社、結構危ういですよね。Steve Jobs氏(とSteve Wozniak氏、そしてRon Wayne氏も忘れてはイケマセン)が作ったAppleのDNA。実用的なオモチャの開発と熱狂的な信者の創出。Apple社が今後どれ位安定して行けるかを決めるのは、この2点に尽きるのではないでしょうか。

今、iPad。そして、次はどう来るのでしょうか、Appleさん?

◆オチ、でもないのですが

Apple製品の無限ループ、当面は嵌まったままで良いと思ってしまっています。「爆発的感染(パンデミック)」なんて書いてしまいましたが、病原性どころか、我々の生活の質・快適性を増します。この辺りで、ワタシはJobs氏らのクリエイター(アーティスト?)としての妖しい魔力の虜になっているのかも知れません。

2013年11月17日日曜日

メインバイク(自転車)、久々の登場!

天気が良いと、ブラリと出歩いてみたくなります。今日は自転車、それも久しぶりにメインバイクを引っ張り出してみました。走りは相変わらず根性無しなんですけど、適度に体が温まって来た時って涼しい風が気持ち良いですよね。ついでに、コンビニでサンドイッチと温かいミルクティーを買い、青い空の下で軽い昼食@近所の公園。いいですよねぇ、こういう日曜日♪

◆今日の主役はメインバイク!

地球を半周できる位の距離を共にした良き相棒。
何度も一緒に旅をし、空も飛びました(笑)。

さて、今日の主役、メインバイクです。2001年モデルです。古いです。ホイールこそスポークの少ないレース用の「速そう」なヤツですが(でも2001年モノです)、フレームは細いしトップチューブは水平(ホリゾンタル)だし…、外見も…まぁ古いデザインです。パーツも当時の仕様=9速のままで、何世代も前の物です。この自転車、それほど速くもありませんし、あまり登れません。でも、笑っちゃうほど快適です。

この自転車を買った(専門店で組み上げて貰った)2001年頃、自転車乗りたちは、プロと同じような、軽く(登りもラクチン)硬い(ペダルに反応してよく走る)ロードレーサーを買い求めました。それが当時の速く走るバイクだったんですね。当時、軽さと剛性は正義でした。

速いバイクは、昔からプロ用→大衆用、という流れがありました。が、その多くは速いけど疲れるバイクでした。スポーツ自転車の大衆化が進んだおかげでしょうが、近年は、長時間乗っても疲れない快適なバイクが増えました。そして、快適なバイクは、大衆用→プロ用(プロも生身の人間)、という逆の流れも出来ています。こうやって幅が広がって行くのは、非常に良い傾向だと思います。

で。ワタシのメインバイクですが、レーサー仕様で余分な物が付いていない分、軽量な部類です。ただ、剛性は低いです(写真のホイール・シマノWH-7700も、横剛性が低い!と一部で悪評判?でした)。MTBのようなサスペンションはありませんが、路面の凹凸を適度にフレームが吸収してくれるので、腰へのダメージは最小限。長距離ダラダラ楽チン走行向きです。ただ、2001年当時はまだ時流ではなかったのでしょうね。ほんの何年か、時代の先を行きすぎたのかも知れません(軽量高剛性なCARRERA、というブランドイメージとも合っていませんでした)。たった1年でカタログから無くなってしまいました(だから、この子は兄弟姉妹が少ないんです/涙)

ともあれ。

環境に優しいし、体にも良い。「スポーツ用」というカテゴリーでつい「速さ」に重点を置きがちですが、ダラダラ走ったり、色々な乗り方が出来て楽しいですよ♪

◆今日の雑談:タイヤの空気圧

クルマ(乗用車)のタイヤの接地面積は、概ね葉書1枚分と言われます。細かい数字は抜きにして、10cm×15cm×4本で、約600㎠の面積です。これが約1.5トンの重量を支えると考えると、接地圧力は、約2.5kg/㎠。おお、乗用車のタイヤの空気圧そのまんまですね。

自転車(ロードレーサー)のタイヤの接地面積は、概ね小指1本分と言われます。同じように1cm×5cm×2本=面積約10㎠、車体+人間で合計重量約75キロとすると、接地圧力は、約7.5kg/㎠。これもロードレーサーのタイヤ空気圧そのまんまでした。

結果だけ見ると、ごく当り前の数字なんですけど、ナルホド、と妙に納得してしまいました。

※クルマも自転車も、タイヤの空気圧は色々ありますし、目的・用途に応じて変えもします。

当然、走る・止まる・曲がるに合わせ、前後(クルマは左右も)の接地圧力が変わります。この時タイヤは変形し、接地面積も増えて制動力が上がります。この「変形する」が重要だから、空気入りの中空ゴムタイヤがこれほど長い間使われているんですね(空気入りゴムタイヤが初めて使われたのは19世紀末、発明者はミシュラン社の名前の元となった、ミシュラン兄弟という話です)

ワタシのメインバイクは、今は黒センター+白サイドのツートーンのタイヤです。
タイヤとハンドルのバーテープは、時々色を変えてコーディネーションを楽しみます。

・・・うーん、毎度のことながら、どうということも無い話でした。

2013年11月16日土曜日

Blackie (EC UDST)+FLS PU、シェイクダウンだっ!

寒くなりました。11月中旬って毎年こんなに寒かったっけ?…と、毎年言っているかも知れません。今日近くまで外出する時、天気が良かったので、車じゃなくて自転車(ロードレーサー)で移動しました。従来通り指切りグローブ(指先が第2関節位まで露出する)を使って、すぐ後悔しました。走行時間は往復で30分も無い位だったので、まだ我慢出来ましたけど。次乗る時は長指グローブ(指が全部覆われるタイプ)にします。

閑話休題。

Blackie (Eric Clapton師匠モデルのギター)のPU交換、の話の続きです。

◆FLS PUに無事換装を終えたBlackie♪

先週末報告させて頂いた通り、無事、BlackieのPUをFender Vintage Noiseless PU (長ったらしいので以下VNL)からFender-Lace Sensor (Gold) PU (以下FLS)への換装が出来ました。

FLS PUに換装したBlackie♪

換装後もEric Clapton師匠仕様ギターである点は同じ(2000年代版→1990年代版への若干の仕様変更/笑)なので当然かもしれませんが、これでCrossroadsSunshine Of Your LoveLaylaとかいった定番曲を弾くと、ムッチャ気持ち良くなれます。さらに、FLSって以前Jeff Beckさんも使っていたので、試しに'Cause We've Ended As Loversとか弾いてみたら、コレも見事にツボに嵌まりました。

※Beckさんのギター(FLS搭載ST)は、本当はリアPUはFLS×2個なのでちょっと違う音の筈ですが、FLS搭載Blackieでも結構雰囲気出ます(Blackieでアーム使うかどうかは悩む所ですが)。

※アンプですが、Clapton師匠は時期等で変わるので悩ましいです。素直にMarshallに行くのが吉でしょうか。BeckさんコピーにはMarshalが良い感じです。アンシュミなら、90年代UKアンプのモデリングがおススめです。

めでたしめでたし。
パチパチパチパチ♪

だけじゃ話にならないので、ちょっと実験してみました。

FLS PUはカナリ高く出来る!

通常、PUの高さを上げる(弦に近付ける)と、以下のような得失があると言われています。
  • メリット …出力が上がる
  • デメリット …PUの磁界が弦の振動を抑制してしまい、特にサスティーンが短くなる
なので、通常PUはあまり高くしないのがセオリーです(通常、フロント<センター<リア、という高さになります)。でもこのFLS PU、周囲に発生させる磁界が狭くて弦の振動への影響が少ないらしいです。つまり、弦にギリギリに近づけて使ってもサスティーンを殆ど殺さない(らしい)んですよ。実際にどれ位近付けても影響が感じられないか(ワタシの耳も大したこと無いのであんまりアテには出来ませんし、同じ弦を何度も張り直した物との比較なので、どこまできちんと比較できているかカナリ微妙ですが/汗)、ちょっと試してみました。

結論。

これ、ビックリです。

本当にPUを高くセッティングしても、出力は上がるのに、弦振動(特にサスティーン)への悪影響が殆どありません!

中古屋さんで見るギターの中でも、
  • FLS搭載Stratocaster (ST)
  • アルニコV PU搭載のMustang (MG)
の2機種に顕著に見られる状況として、PUカバーがテロテロに削れちゃっている訳がよく解りました。皆さん、PUをかなり高めにセッティングして出力を稼いで使っていらしたんですね(PUを高くすれば当然ピックも当たりやすくなり、PUカバーは傷だらけになります)。まあ、MGは元々サスティーンがあまり無いギターですし、弦振動を云々以前に元の出力が小さいから、止むを得ずPUを高くして使っている人が多いというのが本当なのかも知れませんが(そう言えばワタシのMG69もPUカバー傷だらけデシタ)。MGは、特に他のギター(STとかTLとか)と持ち換える時に、毎回アンプの設定やら細かくイジッてらんねぇ(笑)という実用的な面から、PU高くして出力を他のギターに近くしていたんでしょうね(今では音の処理技術が進んだので、ギター毎に出力レベルを揃える必要はあまり無いかも知れませんが)

そう言えば、FLSのうち、最初に買った2個は、MGに積んでみるために買ったものでした。「何だか音がストラトっぽくなっちゃうなぁ」と思ったのは、音質以外にサスティーンが伸びたこととかもあったのかも知れません(だからってもう1回BlackieからFLS外してMGに載せて試すほどの手間かける気はしませんけどね…だって、あのアルニコV PU特有の「何かちょっとチープな音」で「何とも言えない不安定なアナログ楽器!な音」がMGの魅力だと思っている位ですから)

 
ワタシのMG69のフロントPUカバー。1弦の外側が右写真のように削れてしまう。
中古屋さんではもっと酷い状態のものもよく見かけます。

おっと、脱線してしまいました。FLS搭載Blackieの話に戻しますね。Blackieの場合、ギター本体にプリアンプを内蔵していますから、PU高で出力を稼ぐ必要は殆ど無いんですよね。

VNL PU仕様(ビフォー) & FLS PU仕様(アフター) 比較

どどーん、ビフォー&アフター(FLSはこれ位高くしてもサスティーンは死なないよ♪)の写真です。弦が交換されていたり、あちこちキレイにお掃除したりしていて同じギターに見えないかもしれませんが(汗)。それと、本当はポールピースの高さで比較すべきなのですが、ここではざっくりPUカバーの高さだけ見て下さい。

それにしてもこのPUの高さ! もうすぐ弦振動に物理的に当たる寸前です。ここまで高くしてもあまりサスティーンが悪くなったりしないようです(弦に近い分、出力はバリバリに高まります)。なんかすごいです、このPU。

 
フロントPU、左:旧(VNL)、右:新(FLS)
撮影角度がちょっと違うので分かりにくいですが…

 
センターPU、左:旧(VNL)、右:新(FLS)

 
リアPU、左:旧(VNL)、右:新(FLS)

ちなみにコレ、最終セッティングじゃありませんよ。今の段階では音を作り込んでいないマッサラな状態なので、あくまでも今回は「お試し」「お遊び」です。実際問題として、この写真のようなセッティングはかなり弾きにくい(PUにピックがガツンガツン当たります)。特にブリッジミュート時って、必然的にセンターPUに当たりまくります。弾くのに邪魔だからという理由でセンターPUだけ低くしちゃう人って結構居るみたいですが、Clapton師匠みたいな音(ハーフポジションを多用)にしたい時は、やはりセオリー通りが良いでしょう(PU高の「フロント<センター<リア」は崩したくありません)。まぁVNL PUの時と同じ位の高さから始めて好みの所にする、が妥当な進め方なのでしょう(VNLも出力が大きいPUではないので、上の左側の写真の各PUセッティングとも、ST用のPU高としては「少し高め」のセッティングだと思います)

という訳で、これからPU高調整に入ります。3個のPUの出力バランスと、1~6弦間のバランスとから、PUの高さ&傾斜を決めることになるのでしょうが(PU高セッティングの王道)、このFLS、ピッキングの癖(深さ・角度・速さ等)までカナリ繊細に拾ってくれちゃうので(そういう意味では、上手な人にはメチャ良いPUだと思いますが、ワタシのようなトーシロにはちょっと扱いにくいPUかも知れませんね/笑)、設定にはチョット時間がかかるかも知れません。

…って、PUを高くして遊んじゃったよ~ん♪ というだけの話でした。ちゃんとしたPUセッティングはこれから始めます。

FLS PUの音(デモ音)

Lace Sensor PUの音の実例は、Lace社(FLS PUを開発したメーカ)による公式デモ・サウンド(YouTube動画)の引用だけとさせて下さい。搭載ギターもアンプも録音機材も高級品で、デモ演奏もちゃんとした腕の人なので、全てにおいて怪しいワタシが弾いた音より良いかと(…と言うか、PU交換しちゃったので今はVNL PUの音が出せないじゃん!/笑)。クリーン・サウンドでもちょっと「ショリショリ」「チリチリ」した特徴のある音です。
  1. クリーン・サウンド(→YouTube動画)
  2. ディストーション・サウンド(→YouTube動画)
で、後段のディストーションやアンプでは軽く歪ませるだけにしておき(広い音域を一気に増幅~飽和~リッピング→歪む)、前段としてギター内蔵のプリアンプ(Mid-Boost回路;その名の通り中高音域を強く増幅)を上手に組み合わせて使うと、あのClapton師匠らしい「ウーマン・ヴォイス・トーン」(少しハスキーな女性の声みたいな音…とかよく言われます)が出せるんですね♪ Lace Sensor PUとVintage Noiseless PUとの音の違いですが、一番解り易いのは、ネット上に転がっているClapton師匠の最近のライブ映像かも知れません。ここ数年、Claptson師匠は、曲によってギターを持ち替え、Noiseless PU搭載STとLace Sensor PU搭載STを使い分けているようです(ギターの外見ですぐ判別できます)。Lace Sensorの方がよりヴィンテージというか。ミドル・ハイが若干強めで、この「ウーマン・ヴォイス・トーン」っぷりが強まるのがお判り頂けるかと。

【要注意!】 ここ数年内に新品で買ったアンプ・エフェクタなら全く気にしなくて良いことかも知れませんが、10年以上前のトランジスタ式アンプ一部のエフェクタには、可入力容量が小さいものがあります。ギター側でアクティブPUやプリアンプの出力を上げると、これら脆弱なアンプ内の回路が簡単に焼き切れます(ワタシは見たことがありませんが、酷い場合、アンプが「ブッ!…」とデカい音が1回鳴ったきり音が出なくなり、嫌~ぁなニオイの煙が出るらしいです…って最悪の場合は火事になるぞ、それ!!)。

ところで。2000年以降、Fender社とClapton師匠との間に器材・技術提供の見返りとしての器材縛り(Fenderのギターを使う時は、PUもFender製を使う…つまり今はLace Sensorは使えない…筈?)みたいなのがあったと思うのですが、どうなっているんでしょうね? 少なくとも器材提供されていないPUを使う位ですから、Clapton師匠もかなりこの音が気に入っているのでしょう。

FLS PUが何故弦振動を殺さないのか?(特許読解)

FLS PUの米国特許番号はUSP#4,809,578なので(PU裏面に記載あり)、早速USPTO(米国特許商標庁、日本の特許庁に相当)のWebサイトに行って、斜め読みしてみました。従来のPU(磁石のポールピースを持つ)ではポールピースを中心とした広い範囲に磁界が発生し(昔理科の実験で、横向きに置いた磁石のさらに上に厚紙とかを置いて、そこに砂鉄をバラ撒いて観察したやつですね)、この磁界の広さが、ギター及びベースの弦の振動を抑制する原因になっている、…云々(ワタシのこれまでのPU高調整の経験と一致します)。これに対し、新しく発明したPU(FLS PU)では、ポールピースを用いず、PUの両サイドから特殊な流れの磁界を発生させ、これが広がるのを抑制することが出来た、…云々。ここまでは何となく理解出来たような気がします。が、、、

実物をいじくってみた感じでは、FLS PUって、結構低くしてもソレナリに音を拾ってくれるのですよね。特許に書かれた通りなら、PUをちょっと低くしただけで、弦周辺の磁界が激減しちゃって、音拾い→PU出力も激減するような気がするのですが、実物はそうでもないのです。物理現象としてイマイチよく理解出来ないのです。まぁ“斜め読み”じゃなくて“精読”すればちゃんと書いてあるのかも知れません。でもです。特許英語ってかなり特殊な書き方で解りにくいし、そもそもワタシの英語力では相当頑張らないと精読にならないので、もう一生読まないかもです(笑)。

◆3個のFLS PUの製造順序?(どっちでも良いかも知れない個人的事情)

先に買った2個のFLS PUには本体裏面に特許取得済みの旨(と特許番号)が書かれています。後から買った3個目には「特許出願中」と記載されています(→特許化前の製造と考えられます)。これから判断すると、3個のPUの製造と特許化の時期は、順番に
  1. 3個目のFLS PU製造
  2. Lace Sensor PUの米国特許登録 (1989年3月)
  3. 1,2個目購入のFLS PU製造
となります。この子(3個目のFLS PU)、ワタシの所に来るまで四半世紀もの間、世界の何処をうろついていたんでしょうね?

2013年11月14日木曜日

新型iPad mini…涎が出るぅ!(笑)

今日は何か書く予定も時間も無かった筈なのですが、書かせて下さい!(笑)

予告無しでの発売でした。やってくれますね、Appleさん!!

早速Appleさんのサイト(iPad miniはココ)見てみました。Retinaディスプレイ、A7チップ。涎が出そうなほど物欲を掻き立ててくれます。


いや、落ち着きましょう。落ち着け!(>ワタシ)

1年位前にもiPad miniが欲しかった時があるのですが、どう使うかちゃんと用途を考える、ちゃんと実物を見る、…とやって、何とか物欲を抑えました。すげー余裕がある訳じゃないので、今回もよく考えます(余裕のある方は、じゃんじゃん日本経済、そして世界経済を動かしちゃって下さい)。いずれにせよ、銀座Appleストア詣でをする来る必要が出そうです。

懐具合の問題以外にも大きな落とし穴が! 古い物の処分のメドも立てずに新しい物をジャンジャン買うと、それはもう色々と大変なことに…って、それはワタシのことでした(笑)。

2013年11月13日水曜日

雑談:絶対音感

◆絶対音感

「絶対音感」のある人って時々いらっしゃいますが、音楽やる上では非常に羨ましい能力ですよね。でも彼ら/彼女らって、前世紀までのアナログ時代ってどうやって生きていたのでしょう? テープレコーダーやアナログレコードって速度が安定しないので、どうしてもピッチが揺らぐんですよね。そういう時代、絶対音感を持った方は色々と苦労もされたことでしょう。

現代では標準周波数をA=440Hz(ピアノの鍵盤の中央チョイ右の「ラ」)とすることが多いようですが、意図的にずらすこともありますし(CASIOPEAは初期A=442Hz、途中から441Hzになった気がします)、止むを得ない都合によりずらすこともあります。たとえば、管楽器は同じモノでも気温の高低により出る音も上下します(何Hzか変動します)が、管楽器のチューニング可能な範囲ってあまり広くないので、吹奏楽とかでは、夏チョイ高め、冬はチョイ低めにずらしちゃうことが多いようです。管楽器って、冬は吹いているうちに息で楽器が温まって来て音が変わっちゃうので、苦労している友人が結構いました。ま、ワタシは打楽器だったので苦労知らずなんですけどね(笑)。


◆デジタル化時代における絶対音感

ワタシにはこの「絶対音感」がありません(ソコソコの「相対音感」は親がくれました/笑)。ワタシがギターを始めた頃は、ギターのチューニングには「音叉」というアナログなアイテムを使っていましたが、今では実用的に使えるデジタルチューナーがかなりお安くなりましたので(2000円位~)、最近はワタシも当然のようにこれを使っています。

音叉。
ヤマハさんのマークは、これを組み合わせたもの。

さて。ワタシには絶対音感が無いと書きました。でも、絶対音感モドキとでも言うべきモノがあるみたいです。これ、どうやら
  • 音源
  • プレイヤ
の両方がデジタル化されたために成り立っている能力モドキみたいです。ソコソコの「相対音感」があるワタシは、聴いている音楽に合わせて自分の耳をチューニングし直しているようなのです。今では音源もプレイヤも殆どデジタルなので、我々は日常的に概ねA=440Hzにチューニングされた音に包まれています。で、そういう音に囲まれているので、(数日チューニングし直していない)ギターをちょっと弾くだけで、チューニングのズレが結構判るのですよね。で、デジタルチューナー君と意見が一致することが多いです。ワタシの耳はアマチュアレベルではそこそこ信用出来るようです(笑)。

但し、相対音感で何となく自分をチューニングし直しているだけなので、音質の悪い古いジャズ音源とかをチョット聴いた途端、メッチャ音痴!になっちゃうんですよね~(汗)。


◆以下余談(映画に出てきた音叉)

10年近く前の映画ですが、「スウィングガールズ」(2004年)というのがありました(Amazonさんの所.)。あの映画の中で、主人公たちがチューニングに使っているのは、この「音叉」です。懐かしいアイテムでしたね。

演奏大会に遅れて到着した主人公たちはドタバタの後、ステージ上でチューニングを始めます。
普通は舞台裏で済ませてしまう作業をステージ上で始めた訳ですから、観客の一部は状況がわかりません。ステージ上が

混乱状態
(ドタバタ)
統一行動
(全員が「プー」と同じ音を出し始める)

となった少し後、客席側が

統一行動
(静かに演奏が始まるのを待つ)
混乱状態
(ザワザワし始め、メンバーの母様が「ガンバレー!」と大きな声を出してしまう)

と対照的な変化を見せます。で、この時客席にいた主人公と同じ学校の別の部(吹奏楽部)のメンバーが、

「チューニングしてるんだよ…」

とボヤいて、聴衆に解説するシーンがありました(この功で彼はモブキャラから解説者に昇進しました/笑)

音叉を使ってチューニングを始めたと瞬時に理解できた聴衆(ワタシらですな)は、ステージ上の主人公らと一緒の人。ステージ上で何が行なわれているのか理解できない聴衆(特にデジタルで今ドキな方々)は、客席と一緒の人。客席の皆さんに、ボヤキでちゃんと解説してくれるのが、なかなか上手な作りだと思いました。

実際には音叉はチューニングがどうズレているのか教えてくれませんので(電子チューナーは教えてくれます)、ある程度「良い耳」を持っていないとチューニングできません。なので、本来、1本の音叉から始めて全員がビシッとチューニングを合わせるのは結構難しいと思いますけど。


それにしても、あの音叉を使うシーン。我々世代に、強烈な「過去へのタイムマシーン」(笑)を与えてくれましたよね。

2013年11月10日日曜日

Blackie (EC UDST)にFLS PU搭載…おまけ編:英知の結晶に触れる

先週末から昨日へと1週間かけて、Blackie (Fender EC UDST)の出力が発振してしまうというトラブルとその顛末について書きましたが、今回、PUを一度換装したFLSから再度元のNoiselessに戻しても症状は治まらず、マジ泣きしそうでした。この発振現象は、Mid Boost(ギター内蔵プリアンプ)無しの時のみで、ボリュームフルテン付近のみという、限られた条件に限られていましたが、これっていわゆる「ストラトキャスター」な音を充分に出せないってコトですから。

ピックガード何度も付けたり外したりするとギターボディ(木材)を傷めそうだったので、マスキングテープでピックガードを固定しての何度ものテスト。あと、ネットで情報検索。山ほどやりました。

で、結局、Fender社様公式の回路図を見つけたことは昨日書きましたが(実は、その前に解析した人のページを見つけてトラブルは解決出来ていました…って権利的に「どうなのかな?」のページだったのでその旨書きにくかったのですよ/苦笑)。で、今回、問題解決したトコロで、ピックガードの蓋を閉めるまで(否、バックプレートもジャックも外して配線の色やら確認しまくりでした/笑)、ついでに見られる場所は全部見よう!ということに。色々工夫されているトコロを確認しましたよ♪ EC UDST (2001年製)はもう丸裸も同然…?

※電気回路やその構成方法に関する著作権がどうなっているのか詳しくはよく知らないんですけど、ギター内部って実際に見る機会を与えられた人(オーナーやリペアマン)しか目に出来ない部分で、ある意味ノウハウの塊ですよね。しかも、モデル毎に色々な工夫や知恵が注ぎ込まれている。だから、ワタシは(公になっている物を紹介する他は)ギター内部について濃ゆい話を書くつもりはありませんし、回路図とかも(自分用のは作っていますが)たぶんごく親しいギター仲間(ギタオタ仲間?)以外には見せないと思います。それがワタシの血となり肉となるから。リペアマンさんと会話すると、それぞれの方の得意分野って判りますよね(それって多分それまでの御本人の経験がそうさせているのだと思います)。で、話を戻しますが、現物をデッドコピーされるだけでもメーカーさんは大変な思いをしているのに、ネット上の情報とかだけでコピー品が作られてしまう時代が出てはイケナイとワタシは思っています…まぁネット上の情報は玉石混交だから、それを信じる・信じないは人それぞれなんですけどね、物事が悪い方に動くのにはあまり加担したくないなぁ、みたいな。

※あ、でも外から見えちゃう部分についてはアグレッシブに書いちゃいますけどね(極端な話、店先でゲージ当てちゃうのは不可能じゃないし、…ワタシも店員さんに御許可を頂いて(←これちゃんと主張させて頂きますね/笑)売り物のギターにゲージ当てさせて貰ったことはありますよ)。お、今思いついた。よくホームセンターとかDIYショップによく置いてある使い捨ての紙製のゲージありますよね。アレ(出来ればミリとインチの入ったやつ)を楽器屋さんにも置いたらウケるんじゃないのかな? お店の売上げに繋がるかは甚だ疑問ですが(苦笑)、お客さんにも眼力を鍛えてもらう!みたいな。…やっぱダメっぽいか(溜息)。

■頭良いなあ!①クルーソンタイプのペグ

ピックガードを付けたり外したり何度も繰り返している時、同じ弦を何度も再利用する訳ですが、クルーソンタイプのペグを考えた人は偉いなぁ、とつくづく思いました。

クルーソンタイプのペグ(マシンヘッド)の表側。
写真が黄色い? カメラのフラッシュが強すぎて、マスキングテープで半分以上塞いだからです。

クルーソンタイプのペグでは、弦を交換する時、弦を張る前に適切な長さに切っておく必要はありますが、弦先端を溝中央の孔に差し込んでから「の」の字を描くように弦を巻き付けて行くので、弦に「の」の字の形の巻癖がつきます。が、この「の」の字は何度も使えます。丁寧に扱えば(2度目以降若干弦に捻じれは生じてしまうものの)何度も巻き直すことが出来ます。

クルーソンタイプのペグに巻き付けた弦のペグポスト付近の巻き癖

クルーソンタイプは溝中央の孔にソレナリの長さ(15mm程度)の弦を差し込むので、巻く際に充分な摩擦を得ることが出来ます。グローバータイプのペグの場合、ペグポストを通した弦の余長は、巻き上げ後に大抵切ってしまうので、一旦弦を完全に緩めてしまうと、摩擦力が弱まってしまうことがあります。

グローバータイプのペグ
(埃高きギターの写真などでスマヌ、…最近ST、TLばっかり弾いてるんで…。)

弦の端の折り曲げ部分と弦が引っ掛かっている部分は5~6mm程度しか離れていません。特にプレーン弦(エレキギターの場合は1~3弦)では滑ってしまい、摩擦力が弱まってしまう、つまり弦を再利用できないことがあります(弦を何度も使う人向け?に摩擦力を向上させる弦の巻き方、というかもう「絡ませ方」ですね、が20年以上前流行っていたことがありましたが、最近やっている人を見なくなりましたよね)。

という訳で。今回の、弦を張っては緩め、緩めては張って、の波状攻撃には、クルーソンタイプのペグ(マシンヘッド)が本当に役立ちました。

まぁ弦なんか張らなくても、音叉とかの磁性体を振動させた状態でPUに近づけて動作確認するという原始的な手もありますけどね(最近音叉使っている人って全然見なくなったよなー、やっぱりクリップ式のチューナーが安価で手に入るようになったからでしょうかねぇ)。

■頭良いなあ!②アクティブ回路

世の中にアクティブPUは数多あれど、パッシブPU(FLSやNoiseless PUもパッシブ)の後段にプリアンプ回路を持たせると、あたかもアクティブPUのように使うことが出来ます。

しかも、都合が良いことに、Stratocasterって、Toneノブが2個あり、普通のストラスでは、フロント側とリア側で(センターPUは好みの側に添えて)使い分けます。が、このToneノブ1個を全PU共通にして(EC UDSTではToneというかTBXですけど)、もう1個のToneノブをプリアンプ(Mid Boost)のコントローラにすることが出来ます。
※Telecaster(通常はノブ2個でVolume+Tone)で無茶して使っている人も探すと結構いらっしゃるようですけどね。

まぁ、Mid Boostの回路自体は天下のFender社様が堂々と売っている位なので、ギターのボディ内に収める算段さえつけば(後付けの場合は大抵キャビティ追加の加工が必要になるので、本気の人かEC UDSTのリストアする人位でしょうけど)、とりあえず誰でも使うことが出来ます。

ご興味のある方はこちらへ。「Stratocaster(R) Mid Boost Kit」<http://www.fender.com/guitar-bass-parts/electronics/stratocaster-mid-boost-upgrade-kit/>。これを使えば、Clapton師匠のギターみたいなMid Boost回路を後付することが出来ます。「だったらEC UDST買っちゃえよ!」みたいな話なのですが、違うPUで同じようなことをやってみたり、後から色々といじくるのがまた楽しいんですよね。

まぁ、今回はギター本体の部品接続状況(とその正しさ)の確認がメインだったので、Mid Boosterの回路の解析はまた後回しでも構わないでしょう。回路図はネット上に大量に出回っているようですし(これまた色々な物が見当たるのですが、Fender社が製造時期によって回路構成や素子定数を変えている可能性も否定出来ません)。なので、今回はこれ以上追求しなくても良いでしょう。この辺りは以前「新品が無いなら自分で作っちゃえ!プロジェクト始動?」(言い出してから2ヵ月以上経つんですね)で、こんなページを紹介しましたっけ。

■頭良いなあ!③ジャック挿入検出機能付ジャック

実は今回色々いじくっている時に、一番「単純だけど頭良いなあ!」と思ったのが、上記の「Stratocaster(R) Mid Boost Kit」にも入っている、プラグが差さっている時「だけ」SWをONに出来るプラグです。

3芯のジャック。プラグが入っていない状態。

3芯のジャック。プラグが入った状態。

うーん、写真にしても分かりにくい。解り易く撮れなかったので、手描きで説明してみます。

プラグ挿入検出機能付ジャック
※特許出願書類の出来損ないみたいな絵なのは笑って許して…。

通常の標準プラグのジャックは2端子ですが、コレは3端子になっています。プラグが差さっていない時は導体A1とA2は絶縁されていますが、プラグを差した時だけ、プラグの側面(Gnd側)を通してA1とA2が導通されます。この仕組みによって、(A1/A2に直接電源を繋いでも良いし、リレーを挟んでも良いでしょう)プラグが差さっている時だけ限定でアクティブ回路の電源をONに出来るのです(その上で、プラグ側面=A1 or A2をGnd接続し、プラグ先端=A3をHotに接続する、と)

拙い絵ですが、これ見てから上の写真見ると作りが解るような気がしませんか?

EC UDSTを買った当初、プラグを差しっぱなしだと数週間でMid Booster用の電池(006P)が切れてしまうことを経験的に知り、弾く時以外はプラグを抜くようになりました(これで何ヶ月も電池が持つようになりました)。ちゃんと調べるだけの知識も度胸も無かったので、当時は中味は確認しませんでしたけど、こうなっていたんですね。

んで。このジャック、完全な受動素子でありながら、ちゃんとプラグの抜き差しを検出→アクティブ回路のON/OFF切り替えが出来るというのがスグレモノです。2端子から3端子にするだけでアクティブ回路をON/OFFするSWを付けられる。しかも、受動素子として(プラグの検出自体にはまったく電力を消費しない)。

カタチにしてしまえば単純なアイディアなんだけど、これ考えた人ってすごく頭良いんだろうなあ!って。

他人の英知の結晶に触れるのって、楽しいですよね♪

昨日から書きためていたのですが、かなり濃ゆい話を書いてしまいました。
では、また! 次回はどんなネタにしようかな?

2013年11月9日土曜日

Blackie (EC UDST)にFLS PU搭載、後日談(トラブル解決編)

単にTBX(3つのノブのうち真ん中)の半田付け位置を間違えていただけでした。「汚ねぇ半田付けやなぁ、メリケン人!」とか思って半田付けし直したつもりが、やり直すどころか間違ったトコロに付けてしまったようです。

※御本家Fender様が現行型EC UDST(品番0117602)の配線図を公開しているのを見つけましたので、興味のある方はご参考まで…。

何故こんな凡ミスを…?

本当はこの他にも色々やらかしてしまったのですが、詳しくはまた改めて~♪

2013年11月3日日曜日

Blackie (EC UDST)にFLS (Gold) PU搭載♪ …って実はトラブッてます(大汗)


やっと載せました。まだPUの高さ調整とかはキッチリとはやっていないのですが。

音のイメージを文字にするのって難しいのですが:
  • Vintage Noiseless PU (Blackieに最初についていたPU)がクリーンで「チョリーン」「パキーン」な音で、歪ませると「パリパリ」、「ガリガリ」した感じの音で、高音から低音まで幅広い音。
であるのに対して、
  • Fender-Lace Sensor (Gold) PU(今回載せ換えてみたPU)はクリーンで「コーン」な音(軽くコンプレッション掛かった感じ)、歪ませると「ショリショリ」~「ジャリジャリ」した感じの音で、中高音が強め。
です(どちらもシングルコイルっぽくない音ですが、いずれも好き嫌いがはっきりと出そうな音ですね)。Noiseless PUの音も捨てがたいけど、FLSの音もまた良い。ただ問題なのは、(以前書いた通り)、Noseless PU仕様のBlackieはPUが6弦側に1.5mm位オフセットされていて、PUと1弦がちょっと遠くなっています。という訳で、1弦の拾いだけちょっと弱いです。使える武器にする為には、ピックガードも作り直さないといけないかも…。

。。。

いや、その前に。実は今、特定の条件の時だけ出力が発振してしまうというトラブルに見舞われています(大汗)。コンデンサとか焼いちゃったかな…?

面倒だけど、再度Noiseless PUに戻して原因調査をします。