2014年7月26日土曜日

暑い! 自転車に乗ると、もっと暑い!(熱中症に注意!)

昨晩、書店(隣駅との間)まで行くのにチャリンコ(別名:ケッタマシン)を駆った帰り、突然「パンッ!」という衝撃音が。チャリンコのパンク音ではありません。さらに続いて、「パン、パン、パパパンッ!」という音は、公園で花火をやっている音でした。…ってそこ、花火禁止でしょ!(笑) …もう真夏ですね。

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何日か前から、かなり暑くなってきました。ついでに、夜も寝苦しくなってきました。寝る時にエアコン(除湿)を使うかどうか、例年通りに悩みます。というのは、毎年、エアコンを使い始めて数日のうちに必ず風邪をひくからです(苦笑)。この週末は夏風邪ひいていられないイベント(?)があるので、夜間のエアコン稼働は来週末位からかな~?

で、昼も当然暑いです。でも、サイクリングは止められません、勝つまでは(?)。

久しぶりに、ペダルをフラット式からビンディング式に交換しました。靴底のクリート(ペダルに嵌合する金具)でペダルをキャッチするのが下手になっていました(帰宅するまでに、ある程度は感覚を取り戻せました)。でも、ペダルの上で靴が滑らない(踏み外さない)安心感と、“踏む”以外にも、“前に蹴り出す”、“下死点からペダルを引き上げる”、等もできて脚力が有効利用出来ます。おぉ~! やっぱりビンディングペダルは快適だ~!!

という訳で、今日の午前中はサイクリングです(午後は歯医者さんに行く予定があったので、ソコソコで切り上げました)。先週末にブレーキシューを交換したので、固定状態のチェックも兼ねての走行です。暑いので、追い込むような走りは無し、ダラダラ走りです(いつもダラダラ走ってるってか?/笑)

ブレーキは特に問題無し。先週末ゲリラ豪雨で浸水したデジカメですが(液晶表示部が浸水)、1週間放置している間に乾いていました(少なくとも見える所は)。お陰で、デジカメを新調せずに済みました。

…にしても、今日は暑かったです。歯医者さん(自宅から徒歩5分)の予約時間の1時間前には帰宅し、ぬるめのお湯でシャワーで汗も流しました。でも、一旦「汗かき」になった身体はなかなか元に戻らず。待合室では汗拭きまくりでした(汗…って、文字通りじゃん!/笑)

先週末ゲリラ豪雨で冠水した道路を走ったことを報告しましたが、Wikipediaによると、西印旛沼~新川~花見川~東京湾は、自然流下するには勾配が足りないそうです(勾配1/10,000程度)。まぁこれだけ平坦な場所だと、ゲリラ豪雨とかあった時に排水する先が無いので冠水してしまうのも仕方ないのでしょうね。

で。勾配の足りない印旛沼の放水路で、勾配を稼ぐため揚水するポンプ場(大和田排水機場)がワタシの自宅の近くにあります。その近くに「八千代運動公園」&緑地帯があり、サイクリング後、帰宅前によく「だら~っ」としています(笑)。今日もモチロンだら~っとしましたよ

強い日差しで、白いフレーム・サドル・ヘルメットがハレーションを起こしています。

2014年7月23日水曜日

雑談:なぜ楽器奏者には「~er」と「~ist」がある?

トランペット奏者はトランぺッター(trumpeter)ですね。楽器“trumpet”に「~をする人」という意味の接尾語“-er”がついたものです(英語では動詞+erをつけて~する人、ですね)。ドラム(ドラムス)奏者もドラマー(drummer)です。

トランペット。ピストン部分のメカメカしさが良いですね~(笑)

でも、ピアノ奏者はピアニスト(pianist)、こちらの「~をする人」の接尾語“-ist”です。ギター奏者もギタリスト(guitarist)、フルート奏者はフルーティスト(flutist)。フルーティストなんて何だか美味しそうですが、果物はfluteではなくfruitでした。

楽器によってどちらの接尾語になるか違うようですが、別に「トランペッティスト」でも「フルーター」でもいいんじゃない?…って乱暴ですか?(笑) でも、drumだけはdrummerですね。drumistって言うと、太鼓奏者ではなく、某ネコ型ロボットの妹さん…を連想してしまいますけどね。

こんなワタシ、昔ドラミストやってました。今はギタラー(兼ベーサー)で、たまにキーボーダーやってます(笑)。

2014年7月20日日曜日

ゲリラ豪雨の爪痕(なんちって♪)

昨日、サイクリング中にゲリラ豪雨につかまり、冠水した道路を走ったり散々な目に遭ったことは報告した通りです。自転車はデロデロになりましたが、水と汚れは拭き落とせば良い。足りない油は補充すれば良いです。
  • ドライブトレインがだいぶ汚れてしまっていて(泥水に浸かってしまったせいでしょう)、今日はチェーンクリーナでシャカシャカと楽しく掃除しました。
  • リムが(特に後輪が)「これでもかっ!」という位に汚れていたので(ブレーキシューのカスを含んだ泥汚れ)、最初は水+ウェス、次にブレーキパーツクリーナ+ウェスでしっかり掃除です。
  • 後輪ブレーキだけシューが交換になりました(シュー交換は日常茶飯事ですケドね)
新旧ブレーキシュー。古い方はギリギリまで減っています。
※カートリッジケースが色違いですが、黒はシマノ105(5500)、ガンメタはシマノULTEGRA(6600)。
同じシマノなら、グレードが違っても互換性があるので使い回しています。

バイクウェアは、昨日帰宅直後に余分な水を絞ってハンガーで吊っておいたのですが、多少生乾きの状態で(洗濯ネットに入れて)洗濯機へゴー! 今晩中には乾くでしょう。

携帯電話と財布とカメラはZipLock風のパチモンの100均モノに入れていたのですが、この似非ZipLockが中途半端にしか機能せず、水が浸入してしまいました。
  • 携帯電話→防水仕様なので、水分を拭き取れば済むレベル
    • 防水機能優先で少し古いタイプを使い続けています(軍仕様ってホドじゃありませんよ/笑)
  • 財布→だいぶ濡れたけど、乾かせば良いレベル
    • 但し、紙幣(と財布)を洗濯ロープで吊って乾すのって、どこの偽造犯だよ?!という笑えない絵になります。
    • 数枚、微妙にシミのついた紙幣を作ってしまいましたが、ちゃんと使えましたよ。
  • カメラ→液晶表示部に水が入ってしまいました
    • カメラの機能自体には問題は無し…代々Canon IXYシリーズを使ってきましたが、かなりハードな扱いでも壊れないので信頼しています。
      • Canon IXYは、小さい筐体なのに光学ズームがついているのが◎です。あと、スキーやサイクリングで各社のデジカメが壊れるのを見てきましたが(笑)、一番派手に転ぶワタシのIXYだけは壊れたことが無いというのも高ポイントです(笑)。
    • 液晶表示部って何層ものフィルムで出来ているんですよね。ここに水が入ってしまったのはチョット厄介です。
液晶表示が「まだら」になっているのが判るでしょう?

電子機器に水が入ってしまった場合、真空デシケータが手元にあればすぐ対処可能なんですけど、ワタシの家にはそんな便利なモノはありませんので、自然乾燥のみです。乾く前に電気回路が腐食しそうだ…。買って何年も経っている旧いモデルなので、そろそろ買い換えても良いんですけど(本当に壊れたら買い換えますよ)。
  • 真空デシケータ…簡単に言えば、真空中にモノを保管する容器です。デシケータ(desiccator)というのは、湿気を嫌う物を乾燥状態において保管するために用いる容器のことです。これに真空ポンプを付けて湿気以外に空気の成分(酸素など)も徹底的に防ごうというのが、真空デシケータ。物を保管する以外にも、顕微鏡観察用のサンプルの樹脂埋め作業時の脱泡器としても使うこともあります。
真空デシケータを乾燥機(水抜き装置)として使うのは邪道かも知れませんけど(ポンプのオイルがすぐ劣化します)、結構使えますよ!(見えない部分の水までキレイに抜き取ってくれます。) 液晶表示部だったら…一気に真空にすると液晶部分が割れる可能性大なので、10~20分位かけてゆっくり抜くのがコツでしょうか。
  • 真空デシケータ(デシケータ+ロータリーポンプ)なんて自前では持っていませんが、我が家には一般家庭にはあまり無いであろう物が幾つか転がっています。代表選手はベビーコンプレッサ(この他、自転車メンテグッズと電気系の測定器=ギター用=などがあります)。コンプレッサは騒音が大きいのであまり使っていませんが、自動車や自転車のタイヤにエアを一気に入れられます。あと、エア駆動式レンチ(夏-冬タイヤの交換時以外に使ったことありませんけどね)
皆さんの家には、一般家庭に無さそうな物、何かありませんか?

2014年7月19日土曜日

分厚い灰色の雲には気をつけろ!

自転車メーカTREK社のロードバイクの名称に、以前から“Madone”(マドン)、“Domane”(ドマーネ)というのがありました。最近、これらに加えて“Emonda”(エモンダ)というのが出てきました(赤い首輪と鈴をつけたくなる響きです/笑)馬鹿みたいに軽く馬鹿みたいに高価ですが、今年のツール・ド・フランスでは実戦投入されているようです。

この名前、アナグラム(文字の入れ替え)ですよね。

…と、ワタシと同じことに気づいて記事を書いていた某知人のブログに、「次は“Daemon”辺りでしょうか?」とコメントしたら、「私もdaemonは思いつきました(IT系なもので 笑)」と即返を頂きました。おお、この御方はUNIXな人だったのか(“デーモンと来たら“閣下”を連想する人の方が多いでしょう…って閣下は“Demonで綴りが違いますケド)。UNIX系のOSにはもう何年も触れていないな~(MacOS Xは除く)

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折角の週末の午後、分厚い灰色の雲はまだ見えなかったので、今日もチョイ乗りサイクリングです。

天気が良いとアクアラインや海ほたるまで見えるのですが、今日は見えませんでした(残念)

ちなみにサドルの上に置いてある物は、現地調達した補給食、グリコのセブンティーンアイスの“とちおとめ苺”(202kcal)です。

天気が悪いと人出も少なく、周囲に憚ることなく長時間グータラできてしまいます。…と、長居しすぎました。

木更津~市原のあたりに分厚い灰色の雲が出てきました。

雲の動きを見て、慌ててサドルにまたがり帰路を急ぎましたが、…間に合いませんでした。すんげー土砂降り(いわゆる「ゲリラ豪雨」ってやつ)。多少の雨ならあまり気にしないのですが(汗で濡れますしね/笑)、今日の豪雨は、そんなレベルを超えていました。ただでさえ無いヤル気が、さらにダウン。サイコン(スピードメータ)も雨水で電極がショートしたのか、動きが怪しくなってきました(こいつもヤル気ダウンかよ!/笑)。途中、コンビニコーヒーで体を温めたりもしましたが、雨宿りしようにも一向に止む気配もなく(南からどんどんドス黒い雲がやってくる)、待てば待つほど体が冷えていく。仕方なく、土砂降りの中を帰宅です(タイヤのグリップも視界も悪い中、事故は起こしたくないので急げないのが辛いトコロ)

印旛沼~花見川CRは水捌けの悪い場所が多いので、帰路は一般道にしました。が、それでも、所々道路が冠水していました。一番ひどい所は、ホイール径(約700mm)の1/4~1/3位まで水没。ペダルを踏むと、最下点では足首まで泥水の中(自転車から降りたら膝下半分以上泥水の中だったでしょう)。自転車レース中継で悪天候はよく見ますが(特にジロ・デ・イタリアでは山岳で豪雨というのがよくあります)、ここまで酷い状態は見たことが無いです。

※このゲリラ豪雨の中、立往生している自動車も見掛けました(その後、無事に帰れていれば良いのですが)。

17:30頃に帰宅し、シャワーで汗と泥を流し落として、乾いた服に着替え、自転車も拭いて注油し終わった頃に、携帯電話のiコンシェルに「千葉県東葛飾 大雨・洪水警報」の知らせが(18:35)。さらに1時間してから、今度はWeather Newsが同様の内容で号外メール(19:35)。今更お知らせして下さっても遅いんだってば(涙)。

まぁ、ドロッドロに汚れ、グッチョングッチョンに濡れはしましたが、事故も怪我もなく無事帰れたので良しとしましょう。でもお気に入りのウェアの背中に、泥と一緒に跳ね上げられた黒い点々…。ブレーキシューのカーボンブラックドライブトレインから跳ね上がった油を含んだ泥汚れって、洗濯してもナッカナカ落ちないんですよね~。

2014年7月13日日曜日

蜘蛛の巣注意報(…巣の主にも!)

この歳になると、体の所々に不調が出てきます。で、病院のお世話になる訳ですが、そこでお世話になった/なっているお医者様作業療法士(OT)さん、理学療法士(PT)さんにも、定期的な運動を勧められることが多いです(言われる前からサイクリストですが/笑)
  • 実は年齢に関係なく何度も故障しているので、かなりの人数の医療スタッフさんにお世話になっています。
で。サイクリングの運動強度継続時間について、こういった方々からアドバイスを貰う機会があります(たまたま運良く、ですが)。このアドバイスによる運動量、負荷は多少低めなのですが、適度に守っていますよ。でもなんだかこれ、担当メディカル・スタッフが付いているスポーツ選手みたいで恰好良いでしょ?(笑)

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さて。

だいぶ暑くなってきました。でも、早朝はまだ多少は快適に走れます。

今朝、印旛沼CRを快走しました。帰路、頭から蜘蛛の巣に突っこんでしまいました。帰宅後ウェアを脱いだ時、ウェアの背中には、その巣の主と思しきデカい蜘蛛が!(ぅぎゃあ~~!!)

たぶんどこにでもいる蜘蛛だったのだとは思いますが、蜘蛛と言えば毒蜘蛛というイメージが植えつけられてしまっています。少し前にTV等で「セアカゴゲグモ」が毒蜘蛛のメジャー株になりました。でも、無毒であろう蜘蛛も、全て毒を持っているように見えてしまいます。

ワタシの場合、何と言っても、ジェームズ・ボンド(007)シリーズの映画第1作目、「ドクター・ノオ」(1962)に出てくる毒蜘蛛(タランチュラ?)が強烈でした。子供の頃TVで見て、強烈な印象を受けました(1962年にはワタシはまだ生まれていませんが、TVでは何度も見たと思います)

今日見た蜘蛛はこんなに毒々しくありませんでしたけど。

ボンド役ショーン・コネリー、いい演技しています。
今日のワタシもこんな目をしていたカモです(笑)。

ちなみに、今日の蜘蛛は写真無しです。気づくなり、近くにあったティッシュを何枚か取り、すぐに摘まんで潰してしまいました。写真撮ってる余裕なんて無いですってば!

最近見た映画では(とはいっても10年以上前のものですが)、「ハリー・ポッターと秘密の部屋」(シリーズ2作目、2002)蜘蛛の大群に追われるシーンがありましたね。アレを大スクリーンで見るのはキツかったです、はい。

2014年7月6日日曜日

ギターのネック仕込み角を調整‥‥‥せずに済んだ?

昨日親不知を抜歯した痛みをまだ引き摺っています。激しい運動はダメ、酒もダメ、熱い風呂もダメ、…とダメダメづくしなので、今日はギターいじりです。この他、水回りのカビ掃滅作戦を展開中です(ナカナカ良いストレス発散になります/笑)

◆Schecter SD-II-24-AS

Schecter Guitar Researchのギター、SD-II-24-AS(ボディ材はアッシュ)
もうカタログに載っていないモデルです(現行モデルのボディ材はバスウッド)

見た目はトップ材がキルテッドメイプルですが、ペラッペラのキルト材が貼られているだけで、メイプルトップの音はしません(苦笑)。まぁプリンテッド・キルト(キルテッド・メイプル風の印刷)でないだけ良いとしましょう(印刷ではなくて一応ホンモノの木目の模様なので、見る角度によってキルトのキラキラ具合が変化します)。にしても、この色、良いでしょ~?!

このギター、
  • ネックが薄く、弾きやすいです。
  • ネックジョイント部のヒールが綺麗に面取りされており、高ポジションまで弾きやすいです。
  • 24フレットまであり、音域が広いです。標準的なチューニングでも4オクターブ出ます。
    • 当然、フロントPUは24F位置からブリッジ側に移動しているので、フロントPUの音は他のギターとチョット違う音になってしまっています。記譜音では、下の音が、ト音記号で五線の下に線3本の下にくっついた「E音」(E2)、上の音は五線の上に線6本の上に乗った「E音」(E6)。実音表記では、ト音記号の五線の下に線7本の下にくっついた「E音」~五線の上に線3本の所の「E音」。
    • 多くのギターは21フレット or 22フレットなので、上の音ははC#=D♭音 or D音までです。
  • ピックアップ(PU)はH-S-Hの配置で、タップSWでS-S-Sの音も出せるので、Les Paul風の音もStratocaster風の音も出せます。
    • ブリッジがFloyd Rose Tremolo Systemなので、生音は木質というよりも金属質です。この他、木材の振動特性やPUの出力特性がLes PaulやStratocasterと違うので、よ~く聴くと「チョット違う」んですけど、1本のギターで色々な音が出せるのはナカナカに重宝です
  • TONEツマミに、通常のローパス機能(高周波数側のカットオフを調整できる)だけでなく、ハイパス機能(低周波数側のカットオフを調整できる)が付いているので、音作りの幅が非常に広いです。
    • タップSWをハムバッカーPUにして、TONEツマミをハイパスにして低周波数側を2~3割削り、ボリュームを5~7割程度にすると、ぱっと聴きカナリいい感じにLes Paul風の音になります。よ~く聴くと、メイプルトップ+マホガニーバックのボディ材のLes Paulとは「結構違う音」ですし、フロントPUは(PU位置が違うので当然ですが)カナリ違う音です。でも、音を歪ませてしまえば、あまり気にならない(笑)。
    • タップSWをシングルコイルPUにして、TONEツマミをローパスにして高周波数側を1~2割削って、ボリュームを7割~フルテンで弾くと、真に迫ったStratocasterっぽい音なります(ボディ材がアッシュであり、Stratocaster(の高級機種)に使われるのと同じものなので、音響特性も少し似ていますが、サスティーンはFender純正ギターより長いです)。
と、なかなかに「潰しの利くギター」です。ブリッジがFloyd Rose Tremolo Systemなので、音がちょっと金属的だとか、フローティング・ブリッジなのでダブルチョーキングしにくいとか(弦を1本チョーキングすると、他の弦がビロビロに緩んでしまう)、ソレナリに欠点もありますけど、この辺りは「弾き手の問題」だとも言えます。「レコーディングにはLes PaulやStratocasterを使うけど、持ち歩くのはSD-II」、みたいな。出先で弦交換となるとチョイと面倒なんですけどね(笑)

24Fまであるギターの音域(記譜音)

24Fまであるギターの音域(実音)

※変則チューニング(6弦ドロップ等)で低音側を何音か広げたり、24Fでチョーキング(ベンディング)して高音側を1音~1.5音広げることは可能です。6弦を瞬時にドロップチューニングに変える「D-Tuna」、チョット欲しいカモ(笑)。

とにかく使いやすい・弾きやすいギターなのですが(こればっかり弾いていると、他のギターが弾き難くなる/笑)、少し前から弦高がちょっと高いかな~と感じていました(「録れコン2014」の作品作りをし始めた頃(冬頃)でしょうか)

さて。ワタシは、ギターのネック・弦のセッティングは、
  • わずかに順反り(ぱっと見は殆ど真っ直ぐ)
  • 弦はビビりの出ないギリギリの低さ
を好みます。が、このSD-II-24-ASは、割とスタンダードな弦高(ワタシの好みよりチョイ高い)にセッティングされています。ネックはかなりシビアに調整したつもりですが(テンションロッドの調整にはネックを外す必要があり、ちょっと面倒臭い)、ネックの仕込み角までは調整していませんでした。

◆ネックの仕込み角の調整?

Fender系のギターやコピーモデル、Fenderベースのカスタム・ギターの多くは、ネックはボディにネジ固定されています(こういうタイプを、ボルトオン・ネックとか言います)。ここにシム(スペーサー)を挟むことで、ネックの仕込み角等を多少調整することが出来ます。本来、この仕込み角は、ボディとネックの加工精度で殆ど決まる所で、経年変化や好みに合わせて微調整するべき箇所です。が、安価なギターの中には、ネックポケット部に最初からボール紙等のシムを挟んで製造時に仕込み角が調整されている物もあります(ボディとネックの振動伝達にモロに影響する箇所なので、紙はないよなぁ~、とワタシは思いますけど)。

【注意!】 ネックの固定ネジは、ちゃんとトルク管理を行うべき所です。ネジの緩め方や締め方にも、ボディやネックの木材を傷めない為の「御作法」があります。よく知らずに適当にいじって大切なギターを傷めても当方は責任を取れませんので悪しからず御了承下さい。
※「えっ、何、それ?」と思った人は、手を出さない方が無難です。プロに任せましょう。
※高価なギターに野心的な改造を施してしまうロックな人生も良いかも知れません(なぜかワタシの知人にはこのタイプが多いようです)。でも、1万円以下の“初心者向けギター”(?!)や、HARD ○FFなどで数千円で売っている中古エレキギター(壊してしまってもあまり惜しくない)をいじり倒して経験値を上げてからトライしてみても良いのではないかなぁ、とワタシは思います。

ネックの仕込み角調整の例

で。ネック自体は殆ど真っ直ぐ(僅かに順反り)で、調整の余地はありません(これ以上順反りを無くすと低ポジションでビビりが出てしまう)。となるとネックの仕込み角の調整となります。

【注意!】 御自身のギターを調整するのは各自の責任で行って下さい。御自身の技術に不安のある方や、高級ギターをお持ちの場合は、プロショップへの調整作業依頼をお勧めします。

今回はヘッド(糸巻側)が若干低くなるように、ネックポケットの奥側にシムを挟みます。シムの材質は色々な物が使われるようですが、Fender系のギターでは黄銅(真鍮/しんちゅう、ブラスとも言う)がよく用いられるようです。吹奏楽器にもよく使われる材質ですし、振動特性が良いのかも知れません。

では、必要なシムの厚さを計算する為、さきほど弦高を測ってみました。「ネックの仕込み角が〇○度変わったら、弦高は各フレット位置でそれぞれ△△mmになる…」の計算は、全然難しくありません。必要なのは、三角形の相似形の計算「だけ」です(細かいことは面倒臭いので書きませんケド)

現在の弦高(左:Schecter SD-II-24-AS、右:YAMAHA SG-1000)
※SG-1000もかなりシビアにセッティングしてあります。

あれれっ?! Schecter SD-IIの方も充分「アリ」な数字です(本当に弾きやすい弦高より少し高めですけど)。そう言えば、春頃から弾きやすくなってきたんですよね、このギター。

以前(昨冬だったかな?)、同じように弦高を測って必要なシムの厚さを計算した時は、適正な厚さは0.12~0.13mm(ネックポケット奥側のみにシムを入れる)が適正であることがわかっていました。ちょうどビールのアルミ缶の側面部分と同じ厚さだなぁとか思っていたのですが(大切なギターにそんな乱暴な工作はしませんてば/笑)、そんな厚さのシム(薄板材)は近所のホームセンターでもなかなか売っていないので、作業を先延ばしにしていたのでした。

‥‥‥そうこうしているうちに、季節変動で弦高が下がってきたようです(15F辺りから上の高ポジションは弦高が高く、まだちょっと弾きにくいですけど)。ギターは木材ですから、経年変化+季節変動(温度や湿度の影響)があるのでしょう。

という訳で。今回は測定・確認しただけで、ネック仕込み角の調整作業は無しです(そこまでやるほど弾きにくくはない、という意味です)。このギター、ブリッジがFloyd Rose Tremolo Systemだとか、ナットがロック式だとか、弦交換だけでもチョット面倒なギターなので、余計な作業をせずに済んだのはメデタイことです。寒い時季に「弦高が高いよ~」とシムを入れてしまったりすると、暑い時季に「弦がビビるよ~」と今度はシムを抜く羽目になるところだったかも知れません。ネックジョイント部の固定ネジ(木ネジ)はネック(メイプル材)に直接ねじ込まれているので、ココの木材の摩耗とかを考えると、頻繁にいじる所ではないんですよね(…と考えると、ネックを外さないとテンションロッドの調整が出来ないギター/ベースって、頻繁に調整するようには作られていないと考えるべきなのかも知れません)

今回は、ギターの寿命を縮めずに済んだ、というお話でした。ちゃんちゃん♪

…でも、やっぱり高ポジションは弦高がちょっと高いです(24Fもありネックジョインのヒール部が削られているのに、高ポジで弾き易くないのはやっぱり「宝の持ち腐れ」です)。再度、最適シム厚を計算し直して、「やっぱりシムを挟む」になりそうな気がします。

2014年7月5日土曜日

親不知よ、さようなら~

今日は親不知(おやしらず)の話です。地名じゃなくて、歯のほうです。第3大臼歯です。

この歳になるまで、4本生えたうち1本だけ残っていました(上顎右側)。が、だいぶ前に治療した所(金属製のフタの下)が痛み出し、この度、とうとう抜くことになりました。噛み合う相手もいない不憫な歯だったので、治療するよりも抜く方が良いでしょうという判断です。

抜歯は本当は先週末の予定でした。が、炎症が激しく、麻酔が充分に効かない状態でした。なので、抗生剤で炎症を抑えて、1週間のインターバルで仕切り直し。

今日の抜歯は、身構えていた割にあっさり済みました。「え…もう終わり?」みたいな。麻酔の効きを待つ時間・事前/事後の説明の時間を入れても15分位でしょうか(X線撮影とかは先週済んでいましたしね)。10年、20年前に比べて麻酔の注射も痛みが少なくなりましたし、大学・研究機関レベルだけでなく民間レベルでも、医歯学の技術の進歩ってすごいなぁと思っていたのですよ。

でも、お医者様曰く、
  • 下顎の大臼歯は根が二股にガッツリ広がっているので抜くのが大変なこともある
  • 上顎側は、根も細く顎の骨も軟らかいので、割と簡単に抜ける
とのこと。
  • 【下顎側:ワタシの経験】(だいぶ前にことですが) 下顎の奥の方に、斜めに中途半端に生えて来てしまった親不知は、歯肉(顎の「蝶番/ちょうつがい」に近い箇所)をメスで切開して、歯は歯科用ドリルで削り、鏨(たがね)とハンマーで割り、バラバラにしてどうにかこうにか抜きました(時間はかかるし痛いわで、そりゃもう大変でした)。それで、でっかく開いてしまった歯肉は縫って塞がれ、後日、抜歯ならぬ抜糸という、ちょっと大掛かりな「工事」でした。あれはマジで苦しかったデス……。
  • 【ついでに、どうでも良い余談です】 先週X線撮影をした時、スタッフさんが、歯科用のレントゲン撮影1回の放射線被曝量は、飛行機に1回乗る位だと言っていました。すかさず、国内線と国際線のどっちですか? 北海道に行くのとNYに行くのとでは大違いですよねえ?…と訊いたら、「よくわかりません、申しわけありません…」と丁寧に謝られてしまいました(汗)。ただの軽口です、気にしないでください。
で。今日帰宅後、洗面台の鏡の所で歯科用ミラーを使って見たら……真っ赤な血の色をした“洞穴”です。……見るんじゃなかった(脂汗)。2~3週間で綺麗に塞がるって言っていたけど。

ワタシ、なんでこんな物持ってるんでしょうね?(笑)

今日・明日は酒も激しい運動も入浴もダメだって(軽くシャワーは可)。酒はともかく、折角の週末にサイクリング出来ないのは辛いよおおぉ~(涙) 

……とさっきまで思っていました。さっきまでは。でも、このブログを書いている間に、だんだん抜歯時の麻酔が切れてきましたかなり痛いです。とてもサイクリングどころじゃありません。痛み止め、薬、薬、……