2015年5月31日日曜日

この1週間の脳内ぐるぐる音楽: 神保彰ソロアルバム2枚(+おまけ2枚)

CASIOPEAの2代目&5代目ドラマー(現在はCASIOPEA 3rdのドラマー)、神保彰さんのソロアルバムは全部持っています(笑)。中でもよく聴くのは、アコースティック楽器が多い初期の物です(後から出たアルバムほど電子楽器の音が増えるような…)。で、この1週間のヘヴィーローテーションは1stと2ndの2枚です。

この2枚のCD、学生の時、バイトの行き帰りによく聴いていました。

神保彰『Cotton』 (1986)
※1stソロアルバム

このアルバム、「カシオペアではできないことをやらないとソロの意味がないので、テクニカルな方面に行くよりもメロディメイカーとしての自分を打ち出しています。」 …とのことですが、確かにメロディアスな曲が多く、コーラスやフリューゲル・ホルン、サックスのメロディーが気持ち良いです。夏向きの曲が多いでしょうか。

アコースティック・ドラムと電子ドラム(時期的にシモンズでしょう)を組み合わせている点や、ドラム・ソロやフィルインはカシオペア以上にテクニカルです。カシオペア以上にルーディメンタルな叩き方をしているようにも聞こえます。
  • #4 「After Midnight」…ドラムソロが凄いです。手が何本あるんじゃ?みたいな(笑)。
あと、このアルバムではベースはAbraham Laborielという大御所。5弦ベースのフレージングが非常に格好良いです。

神保彰『Palette』 (1989)
※2ndソロアルバム

このアルバムから松居和(まつい かず)さんがプロデュース・編曲をするようになり、音楽的に完成度が増します。1st『Cotton』はどうしても“CASIOPEAのドラマーという呼び文句で作られたソロ・アルバム(ドラム・ソロ多し)”という感じが拭えませんでしたが、2nd以降は単独の音楽作品として聴けるようになったと思います。ゲスト・ミュージシャンも錚々たるメンバーです(神保さん、国内外問わず受けの良いドラマーですから、人脈もあるのでしょう)。が、それ以上に、松居さんのアレンジでホーンズやリズムギターがすげー格好良くなっています。音作りは『Cotton』よりアコースティック度が高くなっています。

このアルバムも夏向けでしょうか。LA録音なので湿度が低い音…である筈ですが(?)、ワタシの場合は日本の夏に聴いていた曲が多いので、どうにも蒸し暑いイメージが…(笑)。

何度も繰り返し聴いたのは、以下の2曲。
  • #1「Burning Sand」…サンバ系の曲で、ピアノのモントゥーノの上でホーンズ(Aメロはソプラノ・サックス)、フルート(Bメロ)が気持ち良く絡みます。
  • #10「Cobalt Cruise」…ドラムスは基本パターンや要所要所のキメが格好良いです。特に1:53~2:09のソロと3:11~3:13のフィルインがサイコー!です。
◆参考リンク
 神保彰オフィシャルウェブサイト/ディスコグラフィー
 <http://www.akira-jimbo.uh-oh.jp/discography/index.html>


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◆以下余談

神保さんはここ数年、オリジナル曲のアルバムとカヴァーアルバムの2枚を1組のように一度にリリースしていますよね。最新のカヴァーアルバムは『JIMBO de CTI』。ジャケットまでCTIレーベルのカヴァーになっています。某音楽雑誌でこのCDの広告を見た時、噴き出しそうになりました(笑)。

神保彰『JIMBO de CTI』(2015)

1970年代のCTIレーベルの名曲カヴァーが中心。ドラムスの他は殆どデジタル楽器の音です(ちゃんと調べた訳じゃありませんが、生ピアノ/ヴィンテージ電気ピアノの音も、恐らくYAMAHA CP4Roland V-Pianoあたりのデジタル音源かと)。で、録音もデジタルな音。選曲はGoodですが、輪郭がハッキリしたデジタルな音作りは、好き嫌いが分かれるトコロかもしれません(ハイファイかつマスタートラックのコンプ強めというのは、ジャンルを問わず音楽界全体の最近の潮流のように思えますが)

エウミール・デオダート『DEODATO 2』(オリジナル発売:1973)

この『DEODATO 2』、音質こそアナログ録音のものですが、今聴いても古くないアルバムです。#5「Rhapsody in Blue」(ガーシュウィンの名曲)はアレンジが格好良く、一聴の価値ありです。この曲も神保さんはPYRAMIDというユニットでカヴァーしています(3枚目のアルバム『PYRAMID 3』、2011)。

2015年5月20日水曜日

CAD遊び:だまし絵?

ふと思い立って、3次元CADでだまし絵を描いてみました。

それっぽく描けているでしょ♪

2次元CADではただの線画になり陰影とかつかないので、ちっとも“だまし絵”になりません。が、3次元CADでチョット工夫すると、こんな風に描けます(上の絵をよく見ると、地面に映った影がチョット怪しいですが/笑)。

なお、3次元CADは、空間上にあり得ない形を描くことは出来ません(作製不可能な形なら幾らでも描けますが/笑)。上の絵、ちょっとした細工をして、描きました。しかも、特定の視点からでないと“だまし絵”になっていません。種明かしは以下の絵を見て下さい。

ちょっと違う所から見たらこうなります。

手前の物と奥の物が重なる所で、手前の物で見せたくない所が表に出ないようにエッジを薄くしています。

そんだけ。ちゃんちゃん♪

2015年5月16日土曜日

怪しいヤツがやってきた(笑)

※ラベルを「Apple製品」としていますが、Apple製品ではありません。iPodと組み合わせて使う為に買った物の話です。ラストにApple EarPodsのマイク/コントローラ部の動作についてちょろ~っとだけ触れているので「まいっか」とも思っていたり(笑)。

3月始めに秋葉原を徘徊(笑)して探していたもの。結局、実店舗では見つけられなかったのですが、オンラインで見つけたのでポチッと購入です。

今回届いたのは、チョット怪しげなオーディオ用分岐ケーブル(?)です。

今回買ったのは、こんなヤツです

ステレオ(オス3端子)×2-ステレオ(メス3端子)×1 です。

イヤフォン用の分岐ケーブルというと、
  1. プラグ(オス/3端子)×1 ⇔ ジャック(メス/3端子)×2、あるいは
  2. プラグ(オス/3端子:イヤフォン)+プラグ(オス/3端子:マイク)
    ⇔ ジャック(メス/4端子:マイク付イヤフォン)
というのが普通です。

1. は昔からある「スプリッタ」です。ウォークマン1台に2本のイヤフォンを差し、2人で一緒に音楽を聴くなどの使い方がありました(1組のイヤフォンの左右のイヤパッドを2人でシェアした方がラブラブ度アップな気がしますが/笑)

2. は最近出てきたタイプです。PCのイヤフォン端子+マイク端子をスマホ用マイク付イヤフォンに変換するタイプです。スマホ用イヤフォンを使い、PCでSkypeをやる等のニーズが多いのでしょう。このタイプは何種類か売られています。要するに、

PCのイヤフォン端子(3端子)とマイク端子(3端子)のジャック2つを…

iPhone用イヤフォン(4端子)のプラグ1本に…

と変換するケーブルです(たとえばこんな↓やつが売られています)。
<http://www.amazon.co.jp/dp/B00FMR2ANQ/>
<http://www.amazon.co.jp/dp/B00SUWFT9C/>

でも、今回ワタシが買ったのは、これらとはチョット違うモノです。秋葉原とか行っても実店舗に見つからなかったのは、ニーズが少ないからでしょう。ネットでも見つからなかったら、部品だけ買って自作しちゃおうかとも思っていました(連休の自由研究…みたいな?/笑)。が、ちゃんと製品が見付かりました。こうしてモールド成形されたケーブルって美しいですよね。

さて。今回ワタシが買ったのは、上記1.の逆のタイプ、2つの音源を合流させるモノ。スプリッタsplitterの逆、コンバイナcombinerでしょうか。敢えて日本語で書くと、分岐ケーブルならぬ、合流ケーブル。しっくりこないなー(笑)。ともあれ。プラグ(オス/3端子)×2 ⇔ ジャック(メス/3端子)×1で、上記1.とはオス・メスを入れ替えただけの物なのに、ナカナカ見つからないマイナーちゃんです。

使用目的ですが、2つの音源を1つのイヤフォン/ヘッドフォンで聴こう、ということです。2つの音源を同時に聴く。これに尽きます。ミキサー無しでミキシング(笑)。どう使うかって? ニュースやトークのPodcast番組の中にはBGMが無いものが結構あるのですが、これらを聴く時には、小さな音でBGMも流しておきたいのですよ。これで読書とか一緒にやったら、普通の「ながら作業」のもう1段上を行く、「ながらながら作業」になります(笑)。音楽を聴く姿勢として非常に不真面目ですが、普通の「ながら作業」だって充分不真面目じゃん(笑)。ちゃんと正しい姿勢(?)で聴く時もありますよ

ちなみにワタシの場合、iPod touchがPodcast用で、iPod classicが音楽用。両方とも、色々なプレイリストが突っ込んであります。

2台のiPodを同時に聴こうとするとブサイクなことに…
(本当はtouch 5G+classic;今回5Gはカメラとして使用)

ここで、ちょっとだけ真面目な話を書きます。違う音源を並列接続して1つのイヤフォン/ヘッドフォンで聴くと、音質が大きく劣化することがあります。たぶん、ですが、両音源のLeft/Right/Gndが並列接続された接続なので、2台の機器の出力インピーダンスが互いに相手の音に影響を与えてしまうのでしょう(試しにギターアンプとiPodを並列にしてみたら、iPod音源の方の低音がスカスカになって聞こえました…やっぱりというか、予想以上というか)。でも、iPod同士だと音質劣化は少ないようです(iPod-1を再生中にiPod-2を再生/停止するとiPod-1の音量が少し変わって聞こえたりしますが、音質劣化は少ないようです)。なので、ワタシの使用目的としては、これで充分。
  • 小型ギターアンプやヘッドフォンアンプによくAUX端子が付いていて、音楽プレイヤ等とギターの2つの音源を同時に聴けるようになっていますが、内部にはきちんとインピーダンスを合わせるように整合回路が付けられています。でも、上記の合流ケーブル(?)には、そんな賢い回路は無しです。その代わり、安価(数百円)で電源も不要と超お手軽。条件が悪いと(インピーダンスが合っていないと)音も悪くなるというのが欠点ですが…。
なお、上の写真のように2台のiPodを同時使用すると、胸ポケットに入るサイズ(厚さ)&重さではなくなっちゃいます。冬なら上着ポケットが使えますが、夏は鞄のポケット等ですね。

・  ・  ・  ・  ・

以下余談。…というか雑学。…というかタダの落書き。

この分岐ケーブル、オス側もメス側も、通常の3極ステレオミニプラグ(φ3.5mm)です。このメス側に、iPhone用などの4端子型イヤフォンを入れてもイヤパッドから音は出ません(すんげー小さな音は聞こえるかもですが)。この分岐ケーブルのGndがiPhone用ミニプラグのGndに接触しないからです。

一般的な3端子プラグと、iPhone用4端子プラグ

iPhone用4端子プラグは、先端から3番目の端子がGnd、4番目(根元)はMicrophone/Controlになっています。

分岐(合流)ケーブルのジャックとイヤフォンのプラグ

今回買った分岐ケーブルのジャック(メス側)では、口金がGndを兼ねています。つまり、ここにiPhone用4端子プラグを差した場合、音源側GndはイヤフォンのMicに繋がっちゃう。イヤフォンのGndはどこにも繋がらない状態になっちゃいます。Apple製でなくても、「Made for iPhone/iPod/iPad」と銘打って売られているイヤフォン/ヘッドフォンは4端子型なので、あえなく全滅です(笑)。

まぁワタシの場合、外出時に使っているイヤフォンは通常の3端子型なので(Apple製ではない)、特に問題無いんですけどね。

もし今後、4端子型のイヤフォンを使いたくなったら…その時はその時で考えますよ。4端子のプラグとかジャックとかケーブルとか買ってきて自分で結線して…って不可能じゃないけど。…って待てよ? 単純に並列接続すると、1つのMic信号が2台のiPodに同時入力。どうなるか? あんまり考えたくないな~。だからってMicを2台分くっつけるのもスマートじゃないし。Mic端子を無視する繋ぎ方が現実的かなぁ(当然イヤフォン附属のMic/Controlは使えなくなりますけどね)
  • 長くなるので本文には書きませんでしたが、実は今回、Mic端子1個で「マイク機能/再生/停止/スキップ/ボリューム増・減」の全てをどうやって実現しているかを確認しました。その結果、Appleのイヤフォン(マイク付)は結構アバウトというかアナログな動作をしていました(明確なon/offがあるのは再生/停止のボタンだけでした)。iPhone/iPod touch側がそれをきちんと解析してデジタルに動作させていることが分かりました。そのような作りにすることによって、イヤフォン側の部材費を抑えつつ充分な機能を出しているのだと思います。で、このMic端子だけは並列接続は出来ないんじゃないかなぁと思います(iPhone/iPod touchの動作が予測できなくなります)。
ま、今やっているコトだけでも充分に外道。これ以上はちょっとあかんよ~、みたいな?(笑)

2015年5月9日土曜日

iPodの4台目が3台目より先に壊れた…

◆4台目iPod (iPod touch 4G)が壊れたっぽい…

iPod touch 4Gが不調です。昨夜からiTunesときちんと同期しなくなりました。音楽やPodcastの再生回数がカウントされない。新しいPodcastエピソードが同期されない。つまり、プレイリストが動的にキチンと同期されない、ということです(音楽にせよPodcastにせよ、再生回数や最終再生日時を使った動的なプレイリストを多用しているので、コレでは日常使用に差し支えがあります)

以下は、今朝Podcastエピソードを同期した後の画面です。

プレイリストが「不明」って、何? 

これでは当然、新しいPodcastの再生は出来ません。何度か同期してみたんだけどな~、とうとうプレイリストが消えちゃいました。音楽データは残っているんだけど、こちらも再生回数・再生日時が(iTunes側に)反映されなくなってしまいました。

プレイリストが消滅?!

電源OFF-ONを繰り返してみても、症状は変わらず。最終手段、iTunesからの「復元」攻撃です。
  • てゆーか写真の同期も出来なくなっちゃいました…という訳で、上の写真がiPod touch 4Gの最後のスクリーンショットになっちゃいました。。。

長期戦を覚悟しつつ、「復元」作業です。

…と思ったら。「復元」ボタンをクリックした途端、「でけへん!」って言われちゃいました。

「要求されたリソースが見つかりません」ですと!?

iPod touch 4G (とiOS 6)はサポート終了つーことですか、Appleさん…(涙)。

てゆーか、先代のiPod touch 3Gがまだ生きているんですけど(笑)。多少動作が遅いのと、Mac/PCと同期しながら音声/動画再生が同時に出来ないこと。この2点以外、あまり困っていません(じゃぁナンでtouch 5G持ってるのよ?>ワタシ/爆)。てゆーか、音楽/Podcast/動画/Videocastが全部1つのソフト(Player.app)上で管理できるiOS 4の設計思想って、iOS 6以降より美しいと思うんですけどね。

◆で、最初はガックリ来たんだけど…

もう寿命と考えても良い頃ですよね。このiPod touch 4G、2011年初頭に購入した物です。
思えば“ひどく”かつ“むごい”扱いをしてきたものです。文句も言わずに4年以上の長きにわたってよく働いて下さいました。

で。一昨年液晶を一部壊してしまった時に、早々にiPod touch 5Gを買っておいたので、実は殆ど困っていません。唯一困っていることと言えば、車載オーディオ接続ケーブルがDockコネクタタイプの物であること。今現在、現行品(Litening)に対応した接続ケーブルは持っていません。

いや、この問題、車載ケーブル(数千円)だけ買い足せば済む話なんですよ? でも、現役で使用中のiPod classicもDockなので、このclassicとtouch 5Gとを付け替えの度にケーブル交換するの面倒臭いなぁ、みたいな(笑)。音楽聴く時はclassic、Podcastと英語教材を聴く時はtouch、…という使い分けをしているので、どうもねぇ。

今使っている車載用ケーブルも使い始めて長いです(シガーソケットからDockに給電、シガーソケット側にステレオ出力あり、シガーソケット側に再生・停止・スキップ等の機能も搭載)。iPod touch (3G)買う前から使っている物なので、5年以上ですかねぇ(第3世代iPodの頃から使っており、最初の車載ケーブルが壊れたので買い換えた物です)。車載用ケーブルも、そろそろ買い替え時なのかも知れません。シガーソケット→USB給電×2、Dock+Liteningの2本使いで音声はiPod本体から車載オーディオに接続、というのが正道なのかも知れません。…実際にどうするかは、これから考えますけど。

という訳で。上述の通り、iPod touch 5Gがあるので(他にtouch 3Gとclassicもある/笑)、新品を買う予定はありません。初代iPadが電子ブックリーダー/楽譜表示装置としてチョット重いなぁ…というのは、また別の話ということで(笑)。初代iPadはバッテリーの持ちもまだ充分ですしね。