2015年5月16日土曜日

怪しいヤツがやってきた(笑)

※ラベルを「Apple製品」としていますが、Apple製品ではありません。iPodと組み合わせて使う為に買った物の話です。ラストにApple EarPodsのマイク/コントローラ部の動作についてちょろ~っとだけ触れているので「まいっか」とも思っていたり(笑)。

3月始めに秋葉原を徘徊(笑)して探していたもの。結局、実店舗では見つけられなかったのですが、オンラインで見つけたのでポチッと購入です。

今回届いたのは、チョット怪しげなオーディオ用分岐ケーブル(?)です。

今回買ったのは、こんなヤツです

ステレオ(オス3端子)×2-ステレオ(メス3端子)×1 です。

イヤフォン用の分岐ケーブルというと、
  1. プラグ(オス/3端子)×1 ⇔ ジャック(メス/3端子)×2、あるいは
  2. プラグ(オス/3端子:イヤフォン)+プラグ(オス/3端子:マイク)
    ⇔ ジャック(メス/4端子:マイク付イヤフォン)
というのが普通です。

1. は昔からある「スプリッタ」です。ウォークマン1台に2本のイヤフォンを差し、2人で一緒に音楽を聴くなどの使い方がありました(1組のイヤフォンの左右のイヤパッドを2人でシェアした方がラブラブ度アップな気がしますが/笑)

2. は最近出てきたタイプです。PCのイヤフォン端子+マイク端子をスマホ用マイク付イヤフォンに変換するタイプです。スマホ用イヤフォンを使い、PCでSkypeをやる等のニーズが多いのでしょう。このタイプは何種類か売られています。要するに、

PCのイヤフォン端子(3端子)とマイク端子(3端子)のジャック2つを…

iPhone用イヤフォン(4端子)のプラグ1本に…

と変換するケーブルです(たとえばこんな↓やつが売られています)。
<http://www.amazon.co.jp/dp/B00FMR2ANQ/>
<http://www.amazon.co.jp/dp/B00SUWFT9C/>

でも、今回ワタシが買ったのは、これらとはチョット違うモノです。秋葉原とか行っても実店舗に見つからなかったのは、ニーズが少ないからでしょう。ネットでも見つからなかったら、部品だけ買って自作しちゃおうかとも思っていました(連休の自由研究…みたいな?/笑)。が、ちゃんと製品が見付かりました。こうしてモールド成形されたケーブルって美しいですよね。

さて。今回ワタシが買ったのは、上記1.の逆のタイプ、2つの音源を合流させるモノ。スプリッタsplitterの逆、コンバイナcombinerでしょうか。敢えて日本語で書くと、分岐ケーブルならぬ、合流ケーブル。しっくりこないなー(笑)。ともあれ。プラグ(オス/3端子)×2 ⇔ ジャック(メス/3端子)×1で、上記1.とはオス・メスを入れ替えただけの物なのに、ナカナカ見つからないマイナーちゃんです。

使用目的ですが、2つの音源を1つのイヤフォン/ヘッドフォンで聴こう、ということです。2つの音源を同時に聴く。これに尽きます。ミキサー無しでミキシング(笑)。どう使うかって? ニュースやトークのPodcast番組の中にはBGMが無いものが結構あるのですが、これらを聴く時には、小さな音でBGMも流しておきたいのですよ。これで読書とか一緒にやったら、普通の「ながら作業」のもう1段上を行く、「ながらながら作業」になります(笑)。音楽を聴く姿勢として非常に不真面目ですが、普通の「ながら作業」だって充分不真面目じゃん(笑)。ちゃんと正しい姿勢(?)で聴く時もありますよ

ちなみにワタシの場合、iPod touchがPodcast用で、iPod classicが音楽用。両方とも、色々なプレイリストが突っ込んであります。

2台のiPodを同時に聴こうとするとブサイクなことに…
(本当はtouch 5G+classic;今回5Gはカメラとして使用)

ここで、ちょっとだけ真面目な話を書きます。違う音源を並列接続して1つのイヤフォン/ヘッドフォンで聴くと、音質が大きく劣化することがあります。たぶん、ですが、両音源のLeft/Right/Gndが並列接続された接続なので、2台の機器の出力インピーダンスが互いに相手の音に影響を与えてしまうのでしょう(試しにギターアンプとiPodを並列にしてみたら、iPod音源の方の低音がスカスカになって聞こえました…やっぱりというか、予想以上というか)。でも、iPod同士だと音質劣化は少ないようです(iPod-1を再生中にiPod-2を再生/停止するとiPod-1の音量が少し変わって聞こえたりしますが、音質劣化は少ないようです)。なので、ワタシの使用目的としては、これで充分。
  • 小型ギターアンプやヘッドフォンアンプによくAUX端子が付いていて、音楽プレイヤ等とギターの2つの音源を同時に聴けるようになっていますが、内部にはきちんとインピーダンスを合わせるように整合回路が付けられています。でも、上記の合流ケーブル(?)には、そんな賢い回路は無しです。その代わり、安価(数百円)で電源も不要と超お手軽。条件が悪いと(インピーダンスが合っていないと)音も悪くなるというのが欠点ですが…。
なお、上の写真のように2台のiPodを同時使用すると、胸ポケットに入るサイズ(厚さ)&重さではなくなっちゃいます。冬なら上着ポケットが使えますが、夏は鞄のポケット等ですね。

・  ・  ・  ・  ・

以下余談。…というか雑学。…というかタダの落書き。

この分岐ケーブル、オス側もメス側も、通常の3極ステレオミニプラグ(φ3.5mm)です。このメス側に、iPhone用などの4端子型イヤフォンを入れてもイヤパッドから音は出ません(すんげー小さな音は聞こえるかもですが)。この分岐ケーブルのGndがiPhone用ミニプラグのGndに接触しないからです。

一般的な3端子プラグと、iPhone用4端子プラグ

iPhone用4端子プラグは、先端から3番目の端子がGnd、4番目(根元)はMicrophone/Controlになっています。

分岐(合流)ケーブルのジャックとイヤフォンのプラグ

今回買った分岐ケーブルのジャック(メス側)では、口金がGndを兼ねています。つまり、ここにiPhone用4端子プラグを差した場合、音源側GndはイヤフォンのMicに繋がっちゃう。イヤフォンのGndはどこにも繋がらない状態になっちゃいます。Apple製でなくても、「Made for iPhone/iPod/iPad」と銘打って売られているイヤフォン/ヘッドフォンは4端子型なので、あえなく全滅です(笑)。

まぁワタシの場合、外出時に使っているイヤフォンは通常の3端子型なので(Apple製ではない)、特に問題無いんですけどね。

もし今後、4端子型のイヤフォンを使いたくなったら…その時はその時で考えますよ。4端子のプラグとかジャックとかケーブルとか買ってきて自分で結線して…って不可能じゃないけど。…って待てよ? 単純に並列接続すると、1つのMic信号が2台のiPodに同時入力。どうなるか? あんまり考えたくないな~。だからってMicを2台分くっつけるのもスマートじゃないし。Mic端子を無視する繋ぎ方が現実的かなぁ(当然イヤフォン附属のMic/Controlは使えなくなりますけどね)
  • 長くなるので本文には書きませんでしたが、実は今回、Mic端子1個で「マイク機能/再生/停止/スキップ/ボリューム増・減」の全てをどうやって実現しているかを確認しました。その結果、Appleのイヤフォン(マイク付)は結構アバウトというかアナログな動作をしていました(明確なon/offがあるのは再生/停止のボタンだけでした)。iPhone/iPod touch側がそれをきちんと解析してデジタルに動作させていることが分かりました。そのような作りにすることによって、イヤフォン側の部材費を抑えつつ充分な機能を出しているのだと思います。で、このMic端子だけは並列接続は出来ないんじゃないかなぁと思います(iPhone/iPod touchの動作が予測できなくなります)。
ま、今やっているコトだけでも充分に外道。これ以上はちょっとあかんよ~、みたいな?(笑)

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