2012年5月23日水曜日

ギターアンプシミュレータ:LINE6製Mobile In+Mobile POD

■まえがき
 ギターアンプはメーカーや型番毎に音の特徴(やクセ)があるのですが、最近売られているギターアンプには、何種類かのギターアンプの音をシミュレートする機能がついている物が増えてきました。また、よく使われるエフェクタ(コーラス、コンプレッサ、ディレイ、リバーブなど)も内蔵しているアンプが増えてきました。ギターアンプの雄・英Marshall社のMGシリーズ(15~30Wクラスの物はMarshall製の割に安い)も同社の各世代のアンプの音を再現していますし、エフェクタも内蔵されていて、多彩な音作りが出来ます。他のメジャーな会社、VOXやHughes & Kettner、LINE6といったメーカーも似たコンセプトのアンプを出しています。

■しかし! アンプを持ち運ぶのは重い!
 ギターだけでも嵩張るのに、アンプは(特に高出力の物になればなるほど)嵩張り、気楽に持ち歩けるシロモノではありません。そこで、最近はヘッドフォンアンプなんていうものが出回っている訳ですが、音作りは殆ど出来ず(ゲイン・トーン・ボリュームの3つのみ)、あくまでも「出先等での練習用アンプ」という位置付けになります(ギターケースに簡単に収まるので、これはコレで便利ですが)。

iPadでMobile PODを起動した時の画面

■LINE6 POD
 そんな中、LINE6からPODというアンプシミュレータが出ました。このアンプシミュレータは、スピーカーこそ付いていませんが、色々なアンプのシミュレーターと各種エフェクターを内蔵した、ヘッドフォンアンプのお化けみたいな物です。鞄になら軽く収まるサイズで、宅録にも耐えるクオリティ。これ1台で色々な音が作れて、アマチュアはもちろん、一部のプロにも受けた製品です。主なものを高級な順に並べると、
  ・LINE6 POD X3 <http://www.amazon.co.jp/dp/B0012349MY/>
  ・LINE6 POD 2.0 <http://www.amazon.co.jp/dp/B003M8E5ZS/>
  ・LINE6 POCKET POD <http://www.amazon.co.jp/dp/B003M88OQO/>
といった辺りでしょうか。
■LINE6 Mobile In+Mobile POD
 LINE6 PODはヘッドフォンアンプをデカくしたような、ギターアンプシミュレータ(専用ハードウェア)ですが、iPhone/iPadをPODにしてしまおうというのが、Mobile In(ギター音入力I/F)と、専用AppのMobile PODです。
  ・LINE6 Mobile In: iPhone/iPad用オーディオインターフェイス<http://www.amazon.co.jp/dp/B0060F8H1S/>

LINE6の「Mobile In」。写真のように、iPhoneやiPadのDockコネクタに繋いで使います。
音声入力はモノラルのミニプラグが2ライン(Audio InputとGuitar Inputの2系統)あります。
付属の標準プラグ(ギター)-ミニプラグ(Mobile In)を使って、ギターの音を入力出来ます。

開梱すると、Mobile In本体と標準プラグ-ミニプラグ
変換ケーブル(ギター用ケーブル)が入っています。

今でこそアンプシミュレータは珍しくないシロモノになりましたが、専用のハードウェアでなく、手持ちのiPhoneやiPadをアンプシミュレータにしてしまおうというコンセプト、悪くないです。ギターアンプメーカのLINE6からはMobile POD+Mobile In(専用オーディオI/F)、IK MultimediaというiPhone系に強いソフトメーカから出ているAmplitube iRig、といった物がそれです。私はLINE6のMobile Inを買いました(それとiPad用にMobile PODをダウンロードしました)。何故iRigじゃないのか? iRigはiPhone専用(私の手元にあるiPod TouchやiPadでは不可)というのが表向きの理由ですが、本当は島村楽器ユーカリが丘店の某店員の笑顔に乗せられて買ったというのが真相です(笑)。
 Mobile In(ハードウェア)+Mobile POD(ソフトウェア)の組み合わせ、iPod Touchには対応していないのですが(iPhoneやiPadで使われているプロセッサ「A4」の処理能力が必要なのでしょう)、まぁ初代iPadでちゃんと動くので文句は特に無し、です。

■使い勝手
 自分の場合、iPhoneじゃなくてiPad(しかも初代)なので、Mobile InがiPadの専用ケースと干渉してしまい、iPadをケースから出さないとちゃんと使えないのが×です。
iPadを純正ケースに入れたままMobile Inを繋ぐと…ちゃんと繋がりません。

iPadをケースから出して(チョット面倒くさい)Mobile Inをつなぎ、iPad上でMobile PODを起動します。

iPad上のMobile PODのアイコン。LINE6社製PODの形です。

Mobile PODを起動すると、プリアンプ(Gain/Volumeと、Treble/Middle/Bassのツマミを
回すことが出来ます)、各種エフェクターのON/OFFや繋ぎ替えをすることが出来ます。
操作画面上半分にプリアンプを表示しておき(画面下半分でプリアンプ=スピーカーの
上に載っている=をタッチするとプリアンプ設定・操作画面になります)、右上の「交換」
を表すアイコンをクリックすると、プリアンプを32種類の中から選ぶことが出来ます。
プリアンプ選択画面・その2

 好きなプリアンプ・スピーカーキャビネットを選んだら、あとは適当に遊ぶだけです。iPad上でプリアンプのゲインやボリュームをいじると、歪み・音量がちゃんと変わります。iPad内蔵スピーカーでは非力なので、できればヘッドフォンを使った方が良いでしょう。

 音の雰囲気を文字にするのは難しいのですが、プリアンプの種類を「MODERN HIGH GAIN#1」「同#2」にすると、“今時な”音になります。「CALIFORNIA CRUNCH #1」「同#2」は、思ったほど歪んだ音ではありませんが、ストラトキャスターをつなぐと米西海岸の音がする~、な感じになります。プリアンプによっては、ビートルズ風の音にもなりますし、「LINE 6 INSANE」にすると、ゾリゾリと歪みまくった音になります。

プリアンプの選択と同様、画面下半分のスピーカー部分にタッチして、画面上半分に
スピーカーキャビネットを表示させた状態で、右上の「交換」ボタンをクリックすると、
スピーカーキャビネットも交換できます。16種類の中から選ぶことが出来ます。
スピーカーキャビネット選択画面・その2

 プリアンプを選択すると、スピーカーキャビネットも取り換えられてしまうのですが(そのプリアンプにデフォルトの物になるようです)、あとからスピーカーキャビネットだけ交換することもできます。見た目的に古そうな物にすると、ちょっとモコモコした古いスピーカーみたいな音になりますし、4X12 BRIT V-30など新しめの物にすると、高音・低音の抜けの良い音になります。
 エフェクターは、12種類の中から選べます。プリアンプ前に4個まで、プリアンプの後に4個まで、自由な順番で入れられます。これもプリアンプ選択時にデフォルトの物になってしまうのですが、プリアンプ選択後、自分の好きな物に入れ替えることが出来ます。

エフェクタ選択画面。ボリュームペダル、ワウペダルなんて物もあります。
ギター弾きながらiPadの画面でコントロールするのは難しいですが…(笑)。

 ただのヘッドフォンアンプより多彩な機能(今時のアンプシミュレータ付きギターアンプ以上の機能)を、マッチ箱程度のI/Fで実現できているのは、iPhone/iPadのCPUパワーを使っているからでしょう。ギター練習だけでなく、iPodのオーディオ出力をレコーダーに繋げば、宅録にも充分使えるパフォーマンスだと思います。
単なるオモチャとして使うには勿体ない位のツールだと思います。

■余談1:クロマチック・チューナー機能
 Mobile PODの左下に音叉のマークが表示されていますが、ここをタッチすると、クロマチックチューナーの画面になります。インライン型のチューナーと同じく、十分な反応速度・精度を持っています。ピッキングによりピッチが多少動くのも拾ってくれます。クリップ式のチューナーよりもピッチずれが細かく拾えますので、オクターブピッチの調整などシビアな使い方にも向いていると思います。

■余談2:Garage Band+Mobile Inという使い方
 このMobile Inですが、iPad用のApp「Garage Band」の音声入力I/Fとしても使えます。つまり、自分の演奏をiPad上でデジタルレコーディング(多重録音可)出来ます。コレさえあれば、iPhone/iPadとギターとMobile Inを持ち歩き、場所を選ばず音楽制作が出来るでしょう。
…なんて、私はソコまで使い込んでいませんが。。

Googleのスタートページが面白い!

最近、Googleのスタートページにいろいろな物が登場して面白いのですが、今日5月23日は、「ロバート・モーグ 生誕78周年」だそうです。モーグ(Moog)と言えば、アナログ・シンセサイザーの老舗です。今日のGoogleのスタートページ、鍵盤をクリックすれば音はするし、「Mixer」「Oscillators」「Filter」「Emvelope」の各パラメタがいじれて、いじるとちゃんと音も変わります。それに、シンセの右側に置かれたレコーダーで自分の演奏を「録音」「再生」することも出来ます。

今日1日だけしか有効でないのが勿体無い!
鍵盤は2オクターブ分しか無いけど、結構遊べます。

Googleのスタートページ、時々凝った物やお茶目な物がありますが、今日のMoogのシンセも良く出来たWebアプリでしょう。

2012年5月21日月曜日

金環日食

今朝は日本の広い領域で金環日食が観察された日でした。千葉県八千代市、私の住んでいるエリアは、ちょうど金環状態になる時は曇り空で、非常に残念なことに、金環日食を観察することは出来ませんでした。が、金環となる前後(欠け始め・欠け終わり)は観察できましたのでupしておきます。
欠け始め:日食観察用サングラスを通して撮影。

欠け終わり:薄曇りだったので、サングラス無しで撮影しました。

■日食グラス
日食グラスには、ミザールテック製の安価タイプ¥380円ナリ<http://www.amazon.co.jp/dp/B0083SL1MW/>を使いました。先週末ホームセンターに行った時は、ビクセン製の物<http://www.amazon.co.jp/dp/B0050LU2V6/>や他の「日食グラス」が売られていましたが、その価格たるや、¥1,500~¥3,500とかなり「ボッタクリ」な価格。製造原価は10円か20円でしょうから、流通等の費用を考えても300~500円程度が妥当な販売価格かと思うのですが。

ところで。今朝、同じマンションの近隣の人も日食を観察していましたが、薄曇りの時もサングラスを外さず、「見えない見えない」と。雲がかかっているからグラス無しの方が見えますよ、と言っても「テレビで失明するって言っていたから…」と言う始末。そんなにTVを盲信(妄信?)しなくても。。。と思う私は考え過ぎでしょうか?

2012年5月16日水曜日

コンデンサマイクのファンタム電源 on JUNO-Stage

 自宅のシンセサイザ・JUNO-Stageのマイク入力端子にXLR型のファンタム電源が付いていたことを今日初めて知りました。てゆーか、標準プラグとXLR端子を兼用していたなんて。。。
JUNO-Stageの裏側なんて滅多に見ないもので、マイク入力端子は「何んか、ごっついなぁ~」程度にしか思っていなかったのですが、よく見るとファンタム(PHANTOM)とか書いてあるし、XLR型に合いそうな穴まであるじゃないですか(←今までマニュアルも読まず、標準プラグが差さるからと、よく調べず、シンセ本体もよく観察せずにいた私が悪い)。
Roland JUNO-Stage背面のマイク端子。右下にPHANTOMとか書いてあります。
このすぐ左のHOLDというのは、いわゆるダンパーペダル。さらにその左には、
CONTROLと書いてあるけど、何をする物かわからないのでいじっていません…。
左が標準プラグ、右がXLRプラグ。コンデンサマイクから出る端子は右のXLR型。
(背景になっている鍵盤はRoland JUNO-StageじゃなくてYAMAHAのP-80なんですけど。)

 という訳で。BEHRINGER C-1のケーブルを(別途買ったファンタム電源経由でなく)直接JUNOに接続してみました。…が、しかし。ヘッドフォンからはマイクの音が出て来ません。JUNOに搭載のマイクボリュームをいじっても、…変化無し。
 ここで、「JUNOのメニューでファンタム電源のON/OFFとかあるに違いない!」と思ったのは正解でした。メニューからファンタム電源をONすると、「ポンッ!」という大きな音とともに、マイクで拾った音がJUNOに繋いだヘッドフォンから出てくるようになりました。

JUNO-Stageのマイク設定メニュー、その1。

JUNO-Stageのマイク設定メニュー、その2。

 マニュアルも何も読まずに感覚だけで使っているからこうなるんですよね。にしても。マイクはJUNO-Stage専用にしているので、これでは折角買ったファンタム電源(とXLR→標準プラグ変換ケーブル)が不要になってしまうぞ。ま、数千円なので、勉強代として考えることにしましょう(外付けのファンタム電源が要らなければ、テーブルタップも1箇所空いて他のモノに使えますし)。それに、今回もマニュアルなんか読まずに感覚だけで解決できたというコトで良しとしましょう♪

 それにしても。ファンタム電源をON/OFFする時、「ポンッ!」という大きな音がするの、どうにもいただけません。外部電源でも、JUNO-Stageの電源でも同じです。コンデンサマイク使いの方々はどうしているんでしょうか? 電源ON/OFF時はボリュームをゼロにする位しか無いのかな~。

冬タイヤ→夏タイヤ(続)

冬タイヤから夏タイヤに変えた後、初めてガソリンを入れました。5月に入ってからの燃費は8.7km/L。
3,4月の燃費(ハイオク)=8.3±0.7km/L。前回『冬タイヤ→夏タイヤ』〈http://yuu0720.blogspot.jp/2012/05/blog-post_05.html#!/2012/05/blog-post_05.html〉にも書きましたが、ブリヂストン製「ecopia」は低燃費タイヤらしいです。が、燃費は目に見えて良くなっている訳でも無いような…。

ホイールカバーに傷があるのがチョイ恥ずかしいっす。(笑)

2012年5月9日水曜日

初夏の読書♪

初夏ですが、読書の話。一昨年くらいに「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」〈http://www.amazon.co.jp/dp/4478012032/〉が流行しましたが、ドラッカーの本は、本人の著書を読んでこそ色々な発見があると思います。ちょっと前に出た本になりますが、ダイヤモンド社から出ている“はじめて読むドラッカー”シリーズが読みやすく、1冊の分量もソコソコで、お薦め出来ます。上田惇生先生のこなれた翻訳も、非常に読みやすいです。

 
自己実現編「プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか」
http://www.amazon.co.jp/dp/4478300593/
ダイヤモンド社、2000/07、ISBN 4478300593
マネジメント編「チェンジ・リーダーの条件―みずから変化をつくりだせ!」
http://www.amazon.co.jp/dp/4478300615/
ダイヤモンド社、2000/09、ISBN 4478300615

社会編「イノベーターの条件―社会の絆をいかに創造するか」
http://www.amazon.co.jp/dp/4478300623/
ダイヤモンド社、2000/12、ISBN 4478300623

技術編「テクノロジストの条件―ものづくりが文明をつくる」
http://www.amazon.co.jp/dp/4478300720/
ダイヤモンド社、2005/07、ISBN 4478300720
※「自己実現編」「マネジメント編」「社会編」をきっちりと読めば、
「技術編」は読まなくて良いかも知れません(重複が多いです)。


若い社会人がドラッカーなどを読んでいると、「まだ早い」等々言う口喧しい御老体が時々いらっしゃいますが、若者のやる気を殺がないで欲しい、と私は言いたいです。ドラッカーなどの「芯のある」ビジネス書こそ、若いうちからどんどん読んで良いと思います。社会経験が少ない人が読んでも得るものがあるし、社会経験を積んだ人が読めば経験がある分だけ、違うものを得られると思うのです。

読書に適した時期は、秋に限らず、読みたいと思った時だと思います。と、今日はこんなところで。。。

2012年5月5日土曜日

理系人間のハート?


少し前に友人から教えてもらいました。三乗根を四乗根とかの違う数値に変えると、キレの違うハート型になります(自分としては3.5乗根あたりが気に入っています)。理系人間のハートはこんな形かも知れません(笑)。

冬タイヤ→夏タイヤ

雪のシーズンじゃなくなって暫く経ちますが、今日、やっと夏タイヤに履き替えました。去年までの夏タイヤ(BS Playz)の溝がほとんど無くなっていたので、新品に(BS Ecopia PZ-X)。低消費生活だった筈のGW終盤に7万オーバーの出費は痛かったけど、グリップが良くて静かな良いタイヤだと思います。
溝形状はPlayzと似ているけど、サイドウォール形状が結構違う(Playzより丸みを帯びている)気がします。Playzが高グリップ・高直進性能の良いタイヤだったので「ここが良い」がまだよくわかりませんが、低燃費タイヤらしいので、今後の燃費計算が楽しみです。
どノーマルなマークII。ホイールから何から純正のまま。スモークとか車高とか
マフラーとか何もいじっていません。ガソリンだけハイオクを入れています。
(レギュラーガソリンよりも1L当り走行距離が伸び、加速も良くなるのです。)

2012年5月4日金曜日

J'ai fatigué... / Io stancai...

Bien que je sois n'utilisez pas anglais habituellement, aujourd'hui j'ai parlé et entends anglais pour plus de trente minutes sur téléphone.  J'ai obtenu vraiment fatigué.

Anche se io non uso inglesi di solito, oggi io parlai e diedi ascolto inglesi per più di trenta minuti su telefono.  Io ottenni piuttosto stancato.

祝・プレビュー1000超!

今日Bloggerのプレビュー数を確認したら、1023となっていました。URLを直接教えた人は少ないのですが、一体誰が見てくれているのでしょうか? ログ解析を見ると、ロボット検索も結構な数のようですが、それにしても検索に掛かるキーワードがそんなにあるようにも思えないのですが。
何にしても、本ページを見て頂いている皆さんに感謝!です。

2012年5月2日水曜日

晴耕雨読、否、晴転雨楽。晴れた日は自転車に乗り、今日みたいな雨の日は音楽を楽しむ。。。

最近、ギターへの理解が深まった気がしています。ギターには鍵盤のような白鍵・黒鍵は無く、“何でもアリ”だと思っていたのですが、鍵盤をやるようになってから、ギターの見方がチョット変わったような気がします。ギターに白鍵・黒鍵は無いけど、無調性楽器ではなく、やっぱり調性楽器だと。

 ギターは開放弦が(高音から)EBGDAEとなっているので、開放弦も使った弾き方では、どうしてもA major、A minor (C major)、E majorといったキーが「弾き易いキー」になります。勿論、開放弦無しのブロックコードなら「何でも有り」ですが、それでも弦は6本しか無いので、指が10本使える鍵盤より音数が少なく選択の幅が狭くなります(鍵盤では指1本で2つの鍵盤を同時に押さえて同時に11音以上出す、なんて技も利きますが、ギターでは音を出す物自体が6本しかありません)。
 …って辺りを考えながら音楽を聴いていると、特に黒人音楽ではA major、A minor、E major、E minorが本当に多いです。ギターの神様・Eric Clapton(白人ですがブルースの神様です)の曲なんてこの4つのキーのブルースばかりで、ソロはA・E・Cのペンタトニックばっかりです(怒る人いたらゴメンナサイ)。Eric以外の人の曲でも、ギタリストが書いた曲はこの3つのキーが非常に多いようです。A majorの3コード(トニック/A major、サブドミナント/D major、ドミナント/E major)を練習するだけで、かなりの数の曲がコナせるようになるようです。…ということが、鍵盤をやるようになってから、ようやく解ってきたというのが今日の内容。

 今日は写真をアップするほどでもないのですが、折角の写真つきブログなので、私の使っている鍵盤の写真を挙げておきます。上段はRolandのJUNO-STAGE、下段はYAMAHAのP-80です。P-80は11年前に、10万円程度で買える「ピアノっぽいタッチ」の電子ピアノとして買ったものです。30歳になってから初めて買った鍵盤ですが、最初は短い曲1曲弾けるようになるのに1ヵ月位掛かっていました。今でもオタマジャクシが縦にズラッと並んでいると初見弾きは出来ませんし、♯とか♭とか多いとパニックになりそうですが、10年位の間に簡単なメロディーをなぞる位なら、初見でも出来るようになって来ました。ちゃんとピアノを習った人が見ると「お子ちゃまの指遣い」たしいですが、素人を騙す程度には弾けるようになりました。
 下段のJUNO-STAGEは何年か前に「全然ピアノと違う、シンセサイザーの音が欲しい!」と思って買った1台です。P-80がアコースティックピアノと同じ88鍵なのに対してJUNOは76鍵ですが、自分の弾くような曲では鍵盤の出せる音の幅としてギリギリ足りています。
P-80とJUNOの両方を1台のキーボードアンプに繋いでヘッドフォン(とHDD-MTR)で遊んでいるのですが、グランドピアノ風の重い鍵盤のP-80と鍵盤が軽いシンセ・JUNOを同時に弾き分けるのは結構大変で、HDD-MTRを使った宅録ではP-80とJUNOを別々に弾いています。
 電子ピアノとデジタルシンセサイザーが揃い、次はアナログシンセサイザー(NORD STAGEあたり)が欲しくて喉から手がビヨ~ンと伸びているのですが、「欲しい」と思える機種は軒並み30万円台。ギターも上手くないのに、ましてや鍵盤の新品なんて、当分買えません。「欲しがりません、腕が上がる迄は」みたいな。。。

上段:Roland JUNO-STAGE
下段:YAMAHA P-80

 鍵盤の上にいるのはBEHRINGERのコンデンサーマイク・C-1(&ポップガード)、P-80の右上に載っているのはC-1用のファンタム電源です(ユーカリが丘の島村楽器さんにはかなり貢いでいます/笑)。マイクはJUNOに接続しており、人様にお聞かせするような声じゃないのは重々承知しているのですが、週末の明るい時間限定で(集合住宅なもので…)、JUNOのボコーダーで遊んでいます。

 明日も雨天との予報。鍵盤で新しい曲に取り掛かる良いチャンスかも。

2012年5月1日火曜日

ノイズキャンセリング・ヘッドフォン

最近クラシック音楽もよく聴くのですが、集合住宅ともなると、環境音(車の音や隣家の音、はたまた自分の冷蔵庫のコンプレッサー音など)の為にpp(ピアニッシモ)~p(ピアノ)の音が聴き取れない!のです。ちょっとストレスに感じていたのですが…アクティブノイズキャンセリングのヘッドフォンがあるじゃないですか!(しかも2組も!!)

BOSE Quiet Comfort 2。イヤーパッドはQuiet Comfort 15(現行品)用の新品に交換。
在宅時用(特にクラシック音楽用)として復活! ジャズやロックにも良いですよ!

で、在宅用として行き着いたのがBOSEのQuiet Comfort 2 (2004年購入)。ノイズキャンセリング・ヘッドフォンの黎明期の品で、イヤーパッドとかゴムが劣化していましたが、半年くらい前に現行品(QC15)の交換用イヤーパッド(同じ形)に付け直して使っています。音作りがフラットかつ素直で、クラシックやジャズに向いていると思います。カナル型のソニー製MCR-NC100Dの出来が良く(新しいですからねぇ)てこちらばかり使っていて、QC2は飛行機に乗る時専用になっていたのですが、在宅時に使ってみると、オーバーイヤー型って良い! 出音はソニーみたいなドンシャリでなく素直だし、カナル型と比べて自分の体内の音やケーブルの擦れる音とかも拾わないし、pp(ピアニッシモ)からff(フォルティッシモ)まで、これ1つでOK!てな感じです。本当は現行品・QC15が欲しいのですが、簡単には手を出しにくいお値段なので、当面は旧モデルで我慢なのです。ノイズキャンセル無しのBOSE-IE/MIEとか気になるガジェットは多いのですが、心頭滅却せねば台所が「大」火事になるので…(鎮火はしていないのですが)。

ちなみに電車でのお出掛け時は今でもソニーのMCR-NC100Dです。iPodに巻きつけてポケットに突っ込めるサイズだし(QC2はチョット嵩張るんですよね)、ポピュラー音楽を聴くにはコレで充分です。

ソニーMCR-NC100D。競合社・アップルのiPodと組み合わせて使っているというのがナンとも…。

今日のBGMはカラヤン指揮/ベルリン・フィル、ドヴォルザーク作曲の組曲「惑星」で、銀河英雄伝説の世界に逝っています(放送時のBGMは指揮者もオケも別ですが)。ヤン・ウェンリー提督はそのうち「雪~っ!」と叫ぶんじゃないかと思っていましたが、ドラマの中では、道半ばで逝去されてしまいました。声優さんが、宇宙戦艦ヤマトの古代進と同じ、故・富山敬さんだったのですよ…なんて、どうにもこうにも古いネタでスミマセン。

同じ声優という話になると、巨人の星の主人公・星飛雄馬と、機動戦士ガンダムのアムロ・レイと、きまぐれオレンジ☆ロードの主人公・春日恭介が全部同じ声優の古谷徹さんだとか、言い出したらそりゃもう止まらないのでエー加減にヤメておきます(^.^;)。すみません、本筋から逸れすぎました(_o_)。