2014年4月27日日曜日

普段乗り自転車(Louis Garneau RTR)チェーン交換

GWも2日目です。これまでの睡眠不足がたたり、昨日は二度寝してしまいましたが、今日はちゃんと起きましたよ♪ GW中にはクルマのタイヤを冬タイヤ(スタッドレス)→夏タイヤ(ノーマル)に変えなきゃいけないとか、やるべきことは色々あります。でも、今日は趣味の世界です(現実逃避とも言う/笑)

で。今日は自転車の話です。

◆いい加減チェーンがくたびれてきた

先日シフトワイヤ・ブレーキワイヤを交換した普段乗り自転車・Louis Garneau (ルイガノ社)のロードレーサーRTR・2003年モデルですが、変速が一部スムーズに行かないという問題を抱えていました。前ギアは歯がかなり摩耗しているので、多少変速しにくくても「こんなもんでしょ?」とあまり気にしていません。でも、後ギアは割と新しい筈なのに(しかもTIAGRAから2段階アップグレードしてULTEGRAの12-23Tを投入)、4速(17T)-6速(15T)付近がビミョーに変速しにくい。一番使う辺りなのに!
  • 【ギアの歯数について余談】 ワタシが平坦地で多く使うギアの組合せ=前52T or 53T・後15~17Tという組み合わせは、ちょっと重めのギアです(速度域にもよりますが)。これをやると、脚がムキムキの筋肉質になって、細いジーンズとか穿けなくなります(ウエストはゆるゆるなのに腿がパンパン、みたいな/笑)。スリムアップしたい人は、もう少し軽いギアで回転数を上げるようにした方が良いでしょう。
…って、よく考えたら、この自転車は買ってから(10年以上、総走行距離20,000km以上!)一度もチェーンを交換していませんでした

◆で、チェーン新調

天気も良かったので、サイクリングがてら、船橋ららぽーとのバイシクルセオまでパーツ調達に行ってきました。以前使っていたインフレータ(携帯用空気ポンプ)も最近壊れたので新調です。
  • つまり往路は、無謀にもポンプ無しで走っていました(笑)。
    …と最初は思っていたんですけど、サドルバッグに「万が一」用に、CO
    2ガスカートリッジ(×2本)を入れていました。飛行機に持ち込めない「危険物」を尻の下に入れっぱです(笑)。
ポンプと一緒に、9速用チェーン(今となっては何世代も型落ちのシマノHGチェーン)購入です。105グレードやULTEGRAグレードで良かったのですが、Dura-Aceグレード(ロードでは最上位グレード)しか置いてありませんでした。まぁ型落ちだし、滅茶苦茶高いワケでもないし、アリかな、と。
  • シマノのロードレーサー用コンポーネンツのラインナップは、上位から
      1.Dura-Ace
      2.ULTEGRA
      3.105
      4.TIAGRA
      ・・・・
    となっています。105以上なら、加工精度に大きな差はありません(TIAGRA以下は精度的に劣る…というか、精度が出ていないことを前提とした作りになっています)。105以上の差は、主に重量です(高グレード品ほど軽量)。
  • 自転車を買った時に付いていたコンポーネンツはTIAGRA、後から交換したパーツは105なので(一部ULTEGRA)、正直Dura-Aceの品質までは求めていません。が、入手容易性から今回はDura-Aceグレードのチェーンを入れることになりました。
◆チェーン交換作業

久しぶりのチェーン交換ですが(前回作業してから何年も経ちます)、作業自体はそんなに難しくありません。古いチェーンを外し、新しいチェーンを付ける、たったそれだけです。

新旧チェーンと工具

古いチェーンは汚れて黒いのではなく(汚れてもいますが/苦笑)、最初から側面が黒いです。今はシマノ純正の黒いチェーンなんてありませんが、当時は前ギアと色が揃えられていました(黒いのはTIAGRAと105の2グレードだけだったかも知れません)。後ギアは何度も交換しているので、最初の物が何色だったかなんて憶えていませんけど。
  • 交換前後のチェーンですが、
     交換前:CN-HG53 (TIAGRAグレード、9速用)
     交換後:CN-7701 (Dura-Aceグレード、9速用)
    です。CN-HG53は側面が黒く「塗られていた」のではなく、「黒化処理」が正解かも知れません。古いチェーンを外した後、汚れ・グリースを落として眺めてみました。どうもアノード処理による黒化のように見えます(間違っていたらごめんなさい)。
新旧チェーン外観比較(新チェーンは今回切り落とした部分)
※この写真では、グリースと汚れは落としてあります。

新旧チェーン、グレードの差はともかく。各部品のサイズの設計中心は同じ値の筈です。でも、旧チェーンは、①摺動部が削れている、②ローラー側面が削れて凹んでいる、により隙間だらけになってしまっています(横方向にもかなりガタガタになっている)。また、鋼鉄製のローラーが当たっているのはアルミ製の前後ギアなので、そうそう簡単に磨り減るとも考えにくいのですが、…でも20,000kmも走り込むと、流石に摩耗してしまうようです。

閑話休題。

今回使う工具は
  1. チェーンカッター(リンクのピンを抜き差しする専用工具)
  2. 「コ」の字形に曲げたワイヤ
です。2.は専用工具ではありませんし、売られている物でもありません(毎度即席で自作です)。でも、あった方が作業が楽になります(後述)。

古いチェーンを外すのは簡単です。リンクのピンを1箇所抜いてチェーンを切り、ギアから抜き取るだけです。新しいチェーンは、古いチェーンと同じコマ数にします(増やしたり減らしたりすることはありますが、それはちゃんとした理由があってのことです)。買ってきた物は114リンクでしたが、8リンク分切って、古いチェーンと同じ106リンクにしました。

新旧チェーン長さ比較(同じ106リンクで長さを比べた)

同じ106リンクで比較すると、18mm程伸びていました。つまり、1リンクにつき0.16mm位の伸び。交換時期はとっくに過ぎていました(交換時期は、メンテ本とかによって多少差はありますが、0.05~0.1mm/リンク位が目安でしょうか)。これだけ伸びていては、変速しにくいのも仕方ありません。(てか、メンテをサボりすぎでしょ!>ワタシ)

次に、新しいチェーンを付けます。後変速機(リアディレイラ―)が常にチェーンを引っ張っているので、チェーンを引っ張り返しながら繋ぐ必要があります。そのままではチョットやりにくいので、「コ」の字形に曲げたワイヤの登場です。
  • プロのメカニックも同じような物を自作して使っていることが多いようです。プロの人たちは古いスポークを切って曲げた物など、鋼鉄製の丈夫な物を使っていることが多いですが、ワタシのは、クリーニング屋で貰えるワイヤハンガーを切って曲げた物です(製作時間1分未満/笑)。これでも充分使えます。
「コ」の字ワイヤはこう使う! その1

チェーンに多少余長を持たせて「コ」の字ワイヤをチェーンに引っかけます。

「コ」の字ワイヤはこう使う! その2

この状態だと、リンクを繋ぐ圧入ピンが簡単に入れられます。チェーンカッターでこのピンを圧入して、余分な部分をカットして(飛び出した部分を折るだけです)、作業完了です。
  • 圧入ピンでなくミッシングリンクを使う場合も、「コ」の字形に曲げたワイヤを使った方が、チェーンの切離し・接続の作業はしやすいでしょう。
◆工事前・工事後比較

工事前 (ビフォー)

工事後 (アフター)

工事後、駆動部

チェーン側面が黒から鋼色になったので、ちょっと印象が変わりました。

が、外見は二の次、大切なのは走行性能・変速性能です。ちょっと試走してみたところ、走行性能は全く問題無し、変速は以前よりスムーズです。まだ完全ストレスフリーではありませんが(先日リアエンド(ハンガー)の曲がりを修正したこともありますし、少し調整が必要っぽいです)、暫くの間、乗りながら微調整します。

GW中にペダルをビンディング式に戻して、スパルタンな走りが出来る所まで…は、体がついていかないだろうなぁ。毎年この時期は、スギ花粉シーズンが明けたばかりで、まだ体がぷよぷよなんですよね~(笑)。

◆余談ですが、カロリー消費の話

スピードメータによると、自宅(千葉県八千代市)~船橋ららぽーとの往復(+多少の寄り道)で、消費カロリー(簡易計算値)は732kcalでした。ボチボチ休みながら走ったので(根性無しの走りです/笑)、走行時間は正味2時間半くらいです。だらだら走っただけで、食事1回分のカロリー消費です。燃料は、食事と体脂肪。排出するのは、H2O(水)、CO2(二酸化炭素)、CH4N2O(尿素)、これだけです。炭水化物と脂肪はC(炭素)・H(水素)・O(酸素)からなり、代謝された後は、二酸化炭素・水として排出されます。タンパク質やアミノ酸にはN(窒素)も含まれますが、これは代謝後、尿素のカタチで尿(と汗)として排出されます(運動後に尿の色が濃くなるのはこの為です)

環境に優しいだけでなく、比較的簡単にカロリー消費もしてくれるサイクリング。アナタも如何っすか~ぁ?

2014年4月26日土曜日

ボカロ用バンスコ?(笑)

ボカロ、楽しすぎです。色々歌わせていると、つい寝不足になります。

という訳で、本日GW初日は二度寝。次に目が覚めたのは昼過ぎでした(笑)。なんとも贅沢な休日の過ごし方です。

◆絆創膏じゃないよ、バンドスコアだよ

最近、ギターピックは小さ目のものを中心に使っていて、それなりの勢いで消費しています。今日はティアドロップ型のピックと弦(Elixir弦)の補充です。

最近よく使っているピック(Jim Dunlop製“DERLIN”、厚さ違い3種)
弾きやすく、また材質が軟らかめでElixir弦のコーティングにも優しいです。

で。これと一緒に、ボカロで歌わせてみたい曲のバンドスコアも買いました。

◆バンドスコア

ちゃんと音楽やりたいなら、耳コピーに限るかも知れません。耳(聴き取る力)も鍛えられますし、売り物の譜面(バンドスコア等)には時々間違いもあります。特に、エレキギター等の歪んだ音の聴き間違いが結構あるようです。CDが売られて数週間後にはバンスコが売られている訳ですから、まぁ仕方のないことなのかも知れませんが。

でも、気軽にやるなら、売り物の譜面も悪くありません。というか、むしろ積極的に使いたい所です。大人の自由時間は貴重なので(笑)、バンスコも有効活用です。たまに「アレッ?変!」という所があったら、自分の耳を信じて譜面を直すのですけどね。
  • 楽譜に書かれたコードを自分の得意な楽器(ワタシの場合はギター)でさらってみて、「ちょっと違うかな?」という所があった時に、正しそうなコードに置き換えてみて、そのコードに合わせて全パートの音割りを見直す、…とやると大抵、納得の出来になる…ことが多いような気がしています。
  • あと、ロックやポップスの譜面(バンドスコア)によくあるのですが、ギターの音数(和音のオタマジャクシ)が多いなぁなんて時は、パワーコード等の単純な和音に直すとロックでイイ感じになることも多いです。
という訳で(?)、今日購入のバンスコは、とりあえずボカロ用です(笑)。発行元は、間違いが少ないと定評のあるシンコーミュージックです。

「aiko・まとめⅠ」「aiko・まとめⅡ」のバンドスコア
  • ネット上の楽譜配布サイト(ぷりんと楽譜アット・エリーゼ)にもaikoさんの楽曲の譜面は色々出ていますが、何曲か買うと、バンドスコア1冊(印刷・製本された物)が買えるお値段になっちゃうんですよね(笑)。電子媒体と違って保管スペースはソレナリに必要になりますが、ワタシは紙媒体の方が好きです。
  • ちなみに「aiko・まとめⅠ」「aiko・まとめⅡ」のバンスコを買った理由ですが、ボカロでやりたい以外に、難しい曲構成のコード進行やギターのリフ等の分析をしたかった(勉強の教材にする)、というのもあります。曲調はR&Bベースなのに、コード進行等、かなり複雑な動きが見られます。また、コード・チェンジが疎な所と密な所があって、静と動のコントラストが大きい曲が多いですよね。CDを聞く限り、サラッと演奏しちゃっていますが、けっこう高度なアレンジがされていると思います(各楽器の音割りとかも非常にセンスが良い)。
  • ちなみにこのバンスコ(↑)、ホーンズやシーケンサーの音なども丁寧に採譜されていて、色々な意味で重宝しそうです。(でも、曲毎にバンドの楽器構成が大きく変わるのってコピーバンド泣かせですよね。→そのシワ寄せは大抵鍵盤担当者に行くことが多いですけど。)
aikoさんの歌い方って表現力が豊かなので、ボカロでやるのはハードル高いかも知れません。(アイドル曲やアニソンは割と歌わせやすいです。) …まぁ、頑張ってみますよ。

◆って、また睡眠不足になるかな…?

楽器屋のスタッフさんにまで、「ちゃんと寝て下さいね!」と睡眠不足を心配されてしまいました。そんなに寝不足顔だったかなぁ? スッピンだったからバレバレだってか?(男なんだからノーメイクが普通でしょう/笑)

◆余談

楽器屋さんの帰りに寄った某ラーメン屋のBGM(有線かな?)で、J-POPに紛れて、ボカロっぽい曲がありました(たぶんMegpoidの声)。ボカロもそこまでメジャーになったのかな?

2014年4月20日日曜日

街乗りチャリ、ワイヤ交換です

朝晩はまだ少し冷えますが、昼間はすっかり春の陽気です。自転車で走ると気持ちの良い季節です。GW頃には一気に紫外線が強くなるので、ダラダラ走るには今が丁度良い季節かも知れません。という訳で(?)、普段乗りの自転車(Louis Garneau RTR, 2003モデル)のワイヤ交換です。

最近ボーカロイドの記事ばかり書いていて、思い出したようにサイクリングをした、というのはホントウは内緒の話(笑)。

Louis Garneau RTR 2003モデル。
ペダルは(一時期ビンディング式にしていましたが)現在はフラットペダルに戻しています。
  • Louis Garneauとはカナダの自転車メーカで、「ルイガノ」と読みます(フランス語読みですね)。
自転車のワイヤには
  • ブレーキワイヤ(ブレーキ用)
  • シフトワイヤ(変速用)
の2種類があり、それぞれ前後あるので、合計4本のワイヤがあります。先日(3/16(日)、1ヶ月以上前だったのね)、ワイヤ類も買っておいたので、これに交換です。
  • 先月「8,9速が使えない」と書きましたが、これはシフトワイヤのアウターが変速機に入る直前で折れてしまい、摩擦が増えてしまった為です。
  • 同時に「1速に入りにくい」と書きましたが、後変速機が付けられているハンガーが少し内側に歪んでいました(転倒時とかに変形させてしまったのでしょう)。今回、コレも修正です。
  • 自転車の後変速機の部分は、フレームそのものよりも、ハンガー(フレームと後変速機の間に入っている交換可能な部品)が先に壊れるように出来ています。
リアエンドのハンガー(交換可能な部品)

交換時に気付いたのですが:元付いていたインナー・ワイヤは殆ど劣化していませんでしたが、アウターワイヤが傷らだらけ。後変速機の所なんて折れていましたし、それ以外にも所々にクラックがありました。交換時期はとっくに過ぎていたようです。

◆ワイヤと一緒にハンドルのバーテープも交換

アウターワイヤは旧モデルではガンメタリック色でしたが、新モデルでは黒です。自転車のフレームは白なので、アウターワイヤの色がガンメタ→黒となったところで、印象はあまり変わりませんけど。

ハンドルのバーテープも交換しました。印象は少しだけ変わったかな?

で。ワイヤ交換ということで、必然的にハンドルのバーテープも交換です。先月買った、SILVA製のコルクテープという定番品ですが、白い自転車に白いバーテープ、赤のロゴ入り。ちょっとだけ印象が変わった気がしますが、以前真っ白だったのと大きな変化は無いかも知れません。「変わったなぁ」というのは、たぶんオーナの思いこみってヤツでしょう。

◆スピードメータのワイヤも付け直し

この自転車、スピードメータは有線タイプです(安いヤツなんで/笑)。配線の余長は前ブレーキのアウターワイヤに巻きつける(「朝顔巻き」)のがセオリーです。ブレーキワイヤー交換ということで、スピードメータの配線は一旦外して、再度つけ直しです。今回の作業、実はコレが一番面倒でした。

前ブレーキワイヤの外側にスピードメータの配線を「朝顔巻き」します。
取り回しが一部変ですが、ワイヤ先端を切り落とした後で気付いても遅いんだってば(苦笑)。

スピードメータの本体マウント、前フォーク部分のピックアップの両方とも、つけ直しになりました。タイラップ(結束バンド、インシュロックとも言う)での固定なのですが、100均で買ったタイラップは長さがちょっと足りない! 最初はどうしようかと思いましたが、2本を継ぎ足せば済むってコトに気付くのに、少し時間がかかりました。

…てな訳で、タイラップの継ぎ目が多くなってしまいましたが、作業完了です。

先月書いた通り、今回投入したワイヤは、通常品(アウターワイヤ内側がSUS製)ではなく、PTFE(フッ素樹脂)を使った低摩擦品です。メインバイク(旧モデルの通常品が付いている)よりも高級品を、普段乗り自転車に投入してしまいました!(笑)
  • この自転車、メインバイクの先に「色々試してみる」実験台的な位置づけも兼ねているので、メインバイクより高級品を投入してみるのも、ワタシ的には充分「アリ」です。 …実を言うとサドルもメインバイクより高価な物が付いていますが、型落ちでワゴンセールされていた物なので良しとしましょう。
で。シェイクダウンと称して早速20kmばかり走ってきたのですが(平均時速20km未満…つまり1時間以上ダラダラと走りました/笑)、それだけでバーテープのロゴプリントがカスれ始めました。このバーテープ(のロゴプリント)、寿命はかなり短いかも知れません。

巻き直して20km位しか走っていないのに、もうカスれ始めている…。

2014年4月19日土曜日

ボカロ歌声ライブラリ「マクネナナ」導入

ワタシの自宅のある千葉県八千代市では、開花が都内より少し遅いようで、今日は八重桜が綺麗でした。

自宅の近くの公園にて。満開です。

さて。

報告が前後してしまいましたが:ボカロの歌声ライブラリに「マクネナナ」を入れました。「初音ミク」と合わせて2人分の声質。大幅に戦力アップです♪

なお、ワタシは少数派(マイノリティ)のMac派です。スティーブ・ジョブズが好きだからではなく(好きだということを否定するツモリはありませんケド/汗)殆どのソフトがLook & Feelで使えるというのが大きいです(ワタシがマニュアル読むのが嫌いなダケかも知れません/汗)。Macで多くのソフトがLook & Feelで使えるというポイントは、iOSデバイス(iPod touch, iPad & iPhone)にも貫かれています。マニュアルを見ないでも色々いじっているウチに使いこなせてしまう、あの設計思想、凄いですよね。

ワタシはWindowsもMacも使っていますが、クリエイティブな作業はどちらかと言うとMacでやっていることが多い気がします。このブログはWindows PCで書いていますけど…これはクリエイティブな作業というよりも、ただの落書きみたいなモノです(笑)。

◆Mac対応で英語ライブラリもある歌声って、実は少ない!

ワタシが使うボカロ歌声ライブラリとしては、
  • Macで使えること
は必須条件です。あと、ワタシがやりたい音楽を考えると、
  • 英語版の歌声ライブラリがある(ちゃんと英語らしい発音をしてくれる)
も出来れば満たしてほしい条件です。

ボカロライブラリはここ数年で一気に増えましたが、上の条件を両方とも満たす歌声ライブラリって、実は非常に少ないです。デモ音源を聞きながら、「これいいな~♪」とか思っても、Windowsでしか使えないとか、日本語ライブラリしか無いとか、条件を満たさない物が非常に多いです。

幸いなことに、「お、この声良いカモ!(使えるカモ!)」と思ったボーカロイドV3の歌声ライブラリの中に、①Macで使える、②英語版のライブラリもある、の両方の条件を満たす物がありました。「マクネナナ」です。

「マクネナナ」はリアル店舗では売っていない(ボーカロイドストアでオンラインでしか買えない)ので、いつもお世話になっている楽器屋さんには申し訳ないなぁ…と思いつつ、ポチっと購入手続きです。

◆「マクネナナ」がウチに来た♪

という訳で、報告が1週間遅れましたが、先週末「マクネナナ」の歌声ライブラリ(と沢山のオマケ)がウチに来ました。初音ミクより大きな箱に、DVD3枚だけです。日本語版・英語版の歌声ライブラリと、おまけDVDの3枚のDVD。インストールガイドの紙1枚すら入っていません。なんとも潔い中身です。

「マクネナナ」の箱。「初音ミク」の箱よりデカいのに、中身はDVD3枚だけ。

ちなみに、「マクネナナ」歌声ライブラリの箱の他に、ボーカロイド曲のCDが5組6枚(商用品・デモ品)と、Tシャツが同梱されていました。なんかすげー大盤振る舞いです。デモCDの1枚は、CD-Rでラベル面はプリンタで印刷したもののようです。手作り感ありまくりです。なんかいいですよね、こういうのって。

同梱されていたCD。売り物も、そうでない物もありました。
有難く頂戴しておきましょう。

ワタシはボカロ曲のCDは1枚も持っていなかったので(ボカロストアのデモ音源、YouTube・ニコ動で済ませていました/笑)、これは大いに参考になりそうです。Tシャツには何やらプリント柄があります。恥ずかしくて着れないので、未開封のまま箱に戻して押入れ(PC関連の箱保管エリア)に直行です。

同梱されていたTシャツ。アンダーウェアとしても着れません(笑)。

◆「マクネナナ」のインストール

インストールは簡単です。iMac 2013(の外付けドライブ)にDVDをセットして、インストーラーを実行するだけ(和・英のライブラリ、合わせて2回インストールします)。その後、ボーカロイド・ライセンス・マネジャーでシリアル番号等を入力する必要がありますが、特に迷うこともなく、無事終了です。
  • Piapro Studioから「マクネナナ」を使うには、アクセスキーが必要になりますが、手順通りに進めるだけで済みます。
さらに、既存のボカロ入りの音楽で動作確認。ネットで聴いたデモ音源と同じ声だ!(当たり前ですけど/笑)

ちなみに、以前「録れコン2014」に提出した「U&I」をボカロに歌わせる時、メインヴォーカルを初音ミク、コーラスをマクネナナにするとカナリいい感じです。また、マクネナナの声で、ジェンダー・ファクター(GEN)を少し大き目に設定してやると、少しアンニュイな大人の女性っぽい声になり、かなりGoodです(こういう声が欲しかった!)。

ボカロでは、ジェンダーファクター(GEN)、オープニング(OPE)、ブライトネス(BRI)を変えると、面白いほど声質が変わります。が、歌声ライブラリを実際に使ってみて、いじってみないとどんな声になるかは分かりません(デモ音源ではほとんど分かりません)。実際に購入していじり倒してみないことには本当の評価が出来ない、というのが、庶民のサイフには辛いところです。…という訳で、3人目の歌声ライブラリ購入は当分先になりそうです。

◆Piapro Studioでアイコン変更

Piapro Studioで、今回インストールした「マクネナナ」のアイコンは、正体不明の女性のシルエットになっていましたが、手順に従って、公式アイコン(にチョット手を加えたもの)に書き換えました。公式アイコン(マクネナナ顔バージョン)では日本語版・英語版での違いがイマイチ分かりにくかったので、同じく公式アイコンの日or米の国旗を縮小して貼り付け、国旗付きのアイコンを自作しました(アイコンはMacではなく、Windowsの「ペイント」で作成/笑)。Piapro Studioにはこれを登録です。

公式アイコンに(勝手に)日・米の国旗をくっつけてみました。

◆参考文献

今回のインストール・アイコン変更では、「逆引きPiapro Studio」<http://www60.atwiki.jp/gyaku_pia>が非常に参考になりました。ワタシの何か月か先を走っている人がいて、有用な情報を開示してくれているので非常に助かります。このページの要所要所に出てくるPiapro Studioの公式ページへのリンクも非常に使えます。

本当に有難うございました!

2014年4月12日土曜日

英語のボカロって面倒…でもハマる(笑)

ワタシのiMacが始めて歌ったことと、楽曲「U&I」を歌わせたことは既に報告した通りですが、現在、英語の歌詞を歌わせるのに苦労しています。でもボカロって面白すぎです。某友人の予言通りというか、案の定というか、かなりハマっています(笑)。

最初は日本語でカタカナ英語で歌わせていたのですが、折角English版の歌声ライブラリもあるのに、思いっきりジャパニーズ・イングリッシュな発音のままなのもどうかと…(笑)。そこで、英語のボカロに挑戦してみました。

◆ボカロで英語を歌わせるのは難しい(カナリ面倒臭い)

日本語は、かな書きした場合、多くの場合は1文字=1音素(=1シラブル)です。Piapro Studioで歌詞をかな入力でテキトーに入れて、所々直せば済む程度です(「ベタ打ち」=未調教でも、それなりに聴けます)。「U&I」(全部日本語)は割と簡単に歌わせることが出来ました(原曲も歌い方も割と一本調子なので(失礼!)、殆ど調教せずに済みます)。でも、英語の場合はそうは行きません。

英語って、文字と発音の関係が、日本語とは全然違うんですよね。文字と発音の対応がつけにくいです。さらに、前の単語の最後の子音が次の母音に掛かったりします(フランス語では「リエゾン」だったかな。英語では何って言うんだっけ?/笑)

Piapro Studio(English版歌声ライブラリ)は英単語の発音やシラブル数をチャンと知っていて、発音を適当に複数の音符に割り振ってくれたりする親切機能があるのですが(ココまでは日本語の時と同じ)、リエゾン(?)までは面倒を見てくれません。また、音を伸ばしたいのか切りたいのかは、ちゃんと指定してあげないと期待外れな歌い方になったりもします。

この「自動ではやってくれない部分の修正」に、思いっきり時間がかかるのですよ。日本人のワタシは、英語の単語のシラブル数なんて覚えていないから、辞書を引きまくって、ボカロ(English版)の発音記号に置き換えて行く(英単語の発音を見て、ボカロの発音記号と対応させ、音符に割り振っていく)…といった地道な作業も必要になります。

例を示しましょう。有名な曲の一節から。


小林明子「恋におちて -Fall in Love-」のサビの最初2小節
作詞/湯川れい子・作曲/小林明子、(C)1985 by 湯川れい子&小林明子

この英語の歌詞を「初音ミクEnglish」に歌ってもらおうとすると、歌詞and/or発音記号を英語で入力しなくてはいけません。

音符だけ入力した状態、まだ歌詞は入っていません。

ここの歌詞は
  • Darling, I want you あいたくて~♪
となっていますが、このまま入力すると、どうも「I want - you」が正しく/期待通りには発音されないようです。

歌詞を直接入力した直後はこうなってしまう

発音記号を見ると(ボカロの発音記号は分かりにくいですケド!/笑)、6個の音符に対して、
  1. dh Q@
  2. l I N
  3. aI
  4. w Q n t
  5. j u:
  6. (入力されず)
となっています。“want”が伸ばされていません。また、“want-you”のリエゾン?が働いていません。

リエゾンとかまで考えると、英単語の入力だけでは済まない問題なので、発音記号を直接編集です(当面、この分かり難い発音記号と格闘することになりそうです)。“want you”は“wa-n-tyou”のようにしてみました。ついでに、“darling”の最後の“g”を次の“I”に引っかけてやるようにします。6個ある音符(ノート)にはそれぞれ、
  1. dh Q@
  2. l I N
  3. g aI
  4. w O:
  5. n
  6. t j u:
としました(wa-n-tを伸ばすのに「w Q:」でなく「w O:」にしたのは、「w Q」のままだと音が短く切れてしまうけど、母音を伸ばす記号“:”を付けた「Q:」が無い!為の、苦肉の策です)

英語の発音だけ調教出来たよ♪

◆これでようやく、…

やっと、期待する歌い方になってくれました。英語っぽくて恰好良い!かも(自画自賛)。折角なので、2小節分だけ貼り付けておきます。

小林明子「恋におちて -Fall in Love-」 サビの最初2小節です。
DTM/DAW=Garage Band、ボカロエディタ=Piapro Studioです。
「調教」は発音のみで、各ノートのパラメタ調整は手つかずです。
ちなみに、このメインヴォーカルはミク姐さんではなくナナ姐さんの声です。

英語から日本語に変わる箇所の繋ぎ目がまだチョット不自然で改善の余地アリです(^^; てゆーか、1曲通しての耳コピーが終わっていなくて、フルオケの楽譜はサビの所しか出来ていません。自分が演奏経験のあるパート(ドラム・ベース等)は割と簡単に聞き取れるんですけど、バイオリンの和音とかのオーケストラの聴き取りは本当に難しいです。

…でも、コレだけ手間をかけて、(英語部分は)たった1小節しか出来ていません。しかも、この曲などは英語と日本語が混ざった歌詞で、英・和でトラックを分ける必要があります(現在のPiapro Studioの仕様)。非常に手間がかかります(Piapro Studioは1トラック編集している時、他のトラックの情報を見ることが出来ないので、トラック間の対応付けが多少面倒です)。しかもこの曲はコーラス(3声…ダヨね?)もあり、ボカロだけで合計5トラック編集する必要があります。

先は長いです。死ぬる~(笑)

英語の歌詞全部の発音記号を先にまとめてメモっておいて、それからボカロの歌詞入力をするのが正解だと思います。ホントもう嫌になる位手間がかかりますけど。でも思い通りに歌ってくれた時ドーパミンがどばどば分泌されるからヤメラレません(早速、ボカロ中毒患者になっています/汗)。

2014年4月5日土曜日

「U&I」をボカロで歌わせたよ♪

都内では散り始めてしまっている桜ですが、千葉県八千代市では「盛り」をちょっと過ぎた頃です。明日・4/6(日)は天気が崩れるようなので、今日が見納めかもしれません。

自宅の近くにて。道の片側だけですが、桜が道の上まで庇(ひさし)のようにせり出していて、けっこうステキな風景になっています(もう少し明るい時間に撮っておけばよかったなぁ)。

桜とか花のついた木を下から見上げたときの見え方って、結構好きです。

◆「録れコン2014」に提出した曲をボカロバージョンにしてみた

島村楽器の「録れコン2014」にエントリした曲は、アニメ「けいおん!!」の劇中歌、「U&I」でしたが、ボーカルは鍵盤(GarageBand内蔵の“Modern Prophet”)で代用していました。コレをボカロに入れ替えです。

昨日「ウチのiMacが、歌った♪」に書きましたが、音階のデータは、既に入力してあった鍵盤の音をMIDIファイル化して、ボカロのPiapro StudioでこのMIDIファイルを読み込みました。

「U&I」はハモり(メイン:唯ちゃん、ハモり:澪ちゃん)があるので、MIDI化する前にModern Prophetを2トラックに増やし、Vocal-1(唯ちゃんパート)とVocal-2(澪ちゃんパート)に分けます(トラックまるごとコピーを作り、不要な部分を消す…がたぶん一番簡単でしょう)。そして、それぞれをMIDIファイルとして出力し、Vocal-1とVocal-2をそれぞれボカロに読み込みます。

で。Piapro Studioは、一つの音符(ノート)に対して複数の歌詞を入れると、後に続く音符に歌詞を割り振ってくれます。なので、小節毎とかフレーズ毎とかを単位に、複数の音符に対して一気に歌詞を入れることができます(音符1つに対して複数の歌詞があったりする場合、そこは適宜調整します)

一つの音符に、たくさんの発音を入れると…

後に続く音符にわたって、適宜、発音を割り振ってくれます。

これ、超強力です(音符ひとつひとつではなく、まとめて入力できるっていうのは有難い機能ですね)。「U&I」の歌詞入力、実質15分位だったんじゃないかなぁ?

…という訳で、「U&I」のボカロバージョン作成には、1時間位しか掛かっていないと思います(これより前に、初音ミクの有名な曲:「みくみくにしてあげる♪」とかもボカロで歌わせてみて、経験値を上げていた…っていうのは内緒の話/笑)

◆島村楽器ユーカリが丘店のスタッフさんの反応

なにはともあれ、「U&I」のボカロバージョン(歌:初音ミク)を島村楽器ユーカリが丘店のM店長と、いつもお世話になっているHさん(ボカロの伝道師)に聴いて頂きました。

反応は… ワタシの予想以上に、上々でした♪ 来年の「録れコン2015」の音源、一つ出来た!みたいな(笑)。あ、もちろん、これから発音や音量の調整をします(ミク姐さんは「しゃ」「しゅ」「しょ」の発音がちょっと弱かったり、一部不自然な歌い方をしてくれます)。あと、参考にしたバンドスコアはメロディ等が一部間違っているようなので、これも修正する予定です(ギターは耳コピーで入ったのでバンスコはあまり見ていないのですが、コレも結構違うような…)。本当は、こういった地味な作業に時間がかかるんですよね。

  • バンドスコアって、大抵は、聴き取り専門家みたいな人が、だーっと短時間で作っちゃっている物なので、細かい間違いがたくさんあるものだと思っていて良いでしょう。CDが売られて1ヶ月後にバンドスコアが売られている…という現状を見ると、非常にタイトなスケジュールで聴き取り~楽譜作成をしていることは簡単に想像できます。なので、間違いがあるのも仕方無いことでしょう。「この音、違くね?」と思ったら、自分の耳を信じましょう。

小林明子さんの「恋におちて」も初音ミクさんに歌ってもらってみたのですが(1コーラスだけ、ピアノ伴はかなり手抜き、…これはまだプロの方々には聴いてもらっていません)、ミク姐さんの声では大人の色気が足りないようです。どんな歌声ライブラリを使おっかな~?

2014年4月4日金曜日

ウチのiMacが、歌った♪

◆GarageBandからボカロを使ってみた

初音ミクV3をiMac (MacOS X 10.9 Marverick)にインストールしただけでは、GarageBandやLogic Pro Xから、ボカロエディタ(Piapro Studio)をプラグインとして使うことは出来ません(Piapro Studioをバージョン1.2以上にアップデートする必要があります)。クリプトン社のFAQページある
に書かれている通り、自動アップデートはされませんので、手動でアップデートします(クリプトン社にライセンス登録した時に作ったアカウントにログオンしないとダウンロードできません)。これを行うと、GarageBandやLogic Pro Xのソフトウェア音源に、Audio Unitモジュール「Piapro Studio」が出てくるようになります。

このPiapro Studio(のプラグイン)、Look & Feelで使える面白いソフトです。なので、今回はこの試用報告です。

◆ボカロ編集は結構面倒なので、音階のデータはDTM/DAWで作ちゃいましょう。

1パートだけでもツマラナイので、2パートで「かえるの歌」で輪唱をしてもらいましょう。

で、今回はLogic Pro Xよりも使い慣れたGarageBandでメロディを作成します。

GarageBandでメロディを作ります。

そして、2パートそれぞれのメロディをMIDIファイルに変換します。

ちなみにGarageBandはMIDI出力が出来ないので、GarageBandのファイルをLogic Pro Xで読み込み、トラックごとにMIDI出力をします。

Logic Pro Xで、各パートのメロディをMIDIファイルに出力します。

こうして出来たMIDIファイルを、Piapro Studioで読み出します。ワタシは、Logic Pro Xはまだちゃんと使いこなせていないので(笑)、再度GarageBandに戻ります(本当は最初から最後まで全部Logic Pro Xでやった方がスマートなのですが、どうもGarageBandを卒業できないのです…/苦笑)

GarageBandで新規トラックの音源設定を、Audio Unitモジュールの「Piapro Studio AU」とします。

すると、Piapro Studioが起動するので、こちらの画面で先ほど作ったMIDIファイルを読み込みます。

GarageBandにプラグインされたPiapro Studioで、MIDIファイルを読み込みます。

ちなみに、GarageBand上での複数トラックをPiapro Studioに割り当てることは出来ないようなので、GarageBand上では1トラックだけ割り当て、Piapro Studio側で複数トラックを作ります。

Piapro StudioでMIDIファイルを2パート分読み込みました。

MIDIファイルを読み込んだ直後は、歌詞は「ららら…」となっています。このままでも結構可愛い声なのですが、今回はちゃんと歌詞をつけて最後までやり抜きましょう。Piapro Studio上で、各音符?音要素?(英語では「ノート(note)」なので、日本語では「音符」で良いと思うのですが/笑)をダブルクリックすると、歌詞(というか各音符の発音)を編集できます。

歌詞を編集します。音符?をダブルクリックすると編集できます。
音の数だけ編集する必要があるので、時間&根性が必要です。

歌詞の編集は、GarageBand/Logic Pro Xの画面でインライン入力できる訳ではなく、
Piapro Studioの別画面で行なうことなります。でも少しいじってGarageBandに戻って全体を聴く、気に入らなかったらPiapro Studioの方で編集し直す、といったことが出来るのは、古(いにしえ)のボカロPさん達と比べると、かなりラクさせてもらっていますよね。

なお、別画面になったことにより、ボカロと他の楽器パートとのタイミングを合わせるのがチョット面倒です。小節数などをきっちりチェックして、自力で対応をつける必要があります(楽譜が手元にあるなら小節番号を書いておくのが良いでしょう)。一からボカロに入力すると、曲としての見通しが悪いので、今回ワタシがやったみたいに、
  1. DAW/DTM側でボーカルのメロディは概ね完成した状態にする
  2. ボーカルのメロディをMIDIファイルに出力する
  3. 2.のMIDIファイルををPiapro Studioで読み込んで歌詞をつける(そして微調整を行う)
というのが王道楽土なのかも知れません(こうすれば、最初はボーカルの元メロディ(他の楽器の音)とボカロを一緒に鳴らすことも出来て、間違い探しがしやすくなります)

◆…そして、完成!

「かえるの歌」を歌わせてみました。女声2パートの輪唱です。20秒位の音源なので、もし良かったら聴いてやって下さい。


完成した「かえるの歌」(歌:初音ミクV3)です。(別ソフトで絵を付けてFLV化しました。)
カエルの絵は「カエルのかわいいイラスト集」を使わせて頂いています。<http://matome.naver.jp/odai/2136713321597718901/2136819252358206503>

ボカロは初音ミクOriginalの歌声ライブラリ(他の声質は使っていません)、調整(業界用語では“調教”と言うらしいです)も全然行っていません。歌詞を入れた以外はデフォルトのまま。人間らしさに欠けた、合成音声の味が濃いですが、ちゃんと「歌」っぽく聞こえますよね?

◆参考文献!

実は、Piapro Studioのマニュアルは全然読んでいません。先に書いた通り、「Look & Feel」で使っています(何度もWeb検索しましたけどね!/笑)

Logic Pro XでのMIDIファイルへの出力方法は以下を参考にしました。
また、Piapro StudioでMIDIファイル(音階データ)を読み込んで歌詞をつけていく方法は、以下の動画が非常に参考になりました。
情報を書いて下さった方々、本当にありがとうございました(mOm)。


・  ・  ・  ・  ・


こうして、ウチのiMac、やっと歌ってくれるようになりました。けど、これ、面白すぎます楽しすぎます。つい、寝たり食べたりを忘れて没頭してしまいそうです。もう1つの趣味であるサイクリングも忘れてしまいそうです(同じ「音楽」ジャンルのギターも、この1週間は全然練習していません)。読書も進まなくなるでしょう(別ブログの「書評メモ」の更新頻度は下がるでしょう/笑)。色々な意味で、体に悪いソフトウェア?と言えるかも知れません。

自分で打ち込んで・聴いて、を繰り返す作業も時間がかかります。あと、「こういう声が欲しい!」とか思いながら、他の歌声ライブラリのデモ曲を聴いているだけでも、あっという間に何時間も経ってしまいます。この1週間、冗談抜きに寝不足です(苦笑)。手持ちの音源のパラメタを駆使して自分の欲しい声を出すか、他の歌声ライブラリを導入して「欲しい声」を実現するか。悩みは尽きません。
  • 先週末に買った攻略本、「ボーカロイド公式 調教完全テクニック」<http://www.amazon.co.jp/dp/4636894073/>によると、同じ声ライブラリでも、声質とか滑舌とかトーンとかカナリ調整できるみたいです(付属CD-ROMに各パラメタを変化させた時の効果が音として入っている他、紙面にオシロスコープやスペクトラムアナライザの出力変化が描かれていたりして、かなり本格的かつマニアックな「調教方法」ガイド本です)
パラメタ駆使 and/or 新ライブラリ導入。いずれにしても、睡眠時間やサイフへのダメージは必至でしょう(笑)。

生活を彩るはずの趣味で生活を乱してしまっては、本末転倒ですね。ボカロPの皆様、お互いホドホドにしましょうね~♪