2014年4月12日土曜日

英語のボカロって面倒…でもハマる(笑)

ワタシのiMacが始めて歌ったことと、楽曲「U&I」を歌わせたことは既に報告した通りですが、現在、英語の歌詞を歌わせるのに苦労しています。でもボカロって面白すぎです。某友人の予言通りというか、案の定というか、かなりハマっています(笑)。

最初は日本語でカタカナ英語で歌わせていたのですが、折角English版の歌声ライブラリもあるのに、思いっきりジャパニーズ・イングリッシュな発音のままなのもどうかと…(笑)。そこで、英語のボカロに挑戦してみました。

◆ボカロで英語を歌わせるのは難しい(カナリ面倒臭い)

日本語は、かな書きした場合、多くの場合は1文字=1音素(=1シラブル)です。Piapro Studioで歌詞をかな入力でテキトーに入れて、所々直せば済む程度です(「ベタ打ち」=未調教でも、それなりに聴けます)。「U&I」(全部日本語)は割と簡単に歌わせることが出来ました(原曲も歌い方も割と一本調子なので(失礼!)、殆ど調教せずに済みます)。でも、英語の場合はそうは行きません。

英語って、文字と発音の関係が、日本語とは全然違うんですよね。文字と発音の対応がつけにくいです。さらに、前の単語の最後の子音が次の母音に掛かったりします(フランス語では「リエゾン」だったかな。英語では何って言うんだっけ?/笑)

Piapro Studio(English版歌声ライブラリ)は英単語の発音やシラブル数をチャンと知っていて、発音を適当に複数の音符に割り振ってくれたりする親切機能があるのですが(ココまでは日本語の時と同じ)、リエゾン(?)までは面倒を見てくれません。また、音を伸ばしたいのか切りたいのかは、ちゃんと指定してあげないと期待外れな歌い方になったりもします。

この「自動ではやってくれない部分の修正」に、思いっきり時間がかかるのですよ。日本人のワタシは、英語の単語のシラブル数なんて覚えていないから、辞書を引きまくって、ボカロ(English版)の発音記号に置き換えて行く(英単語の発音を見て、ボカロの発音記号と対応させ、音符に割り振っていく)…といった地道な作業も必要になります。

例を示しましょう。有名な曲の一節から。


小林明子「恋におちて -Fall in Love-」のサビの最初2小節
作詞/湯川れい子・作曲/小林明子、(C)1985 by 湯川れい子&小林明子

この英語の歌詞を「初音ミクEnglish」に歌ってもらおうとすると、歌詞and/or発音記号を英語で入力しなくてはいけません。

音符だけ入力した状態、まだ歌詞は入っていません。

ここの歌詞は
  • Darling, I want you あいたくて~♪
となっていますが、このまま入力すると、どうも「I want - you」が正しく/期待通りには発音されないようです。

歌詞を直接入力した直後はこうなってしまう

発音記号を見ると(ボカロの発音記号は分かりにくいですケド!/笑)、6個の音符に対して、
  1. dh Q@
  2. l I N
  3. aI
  4. w Q n t
  5. j u:
  6. (入力されず)
となっています。“want”が伸ばされていません。また、“want-you”のリエゾン?が働いていません。

リエゾンとかまで考えると、英単語の入力だけでは済まない問題なので、発音記号を直接編集です(当面、この分かり難い発音記号と格闘することになりそうです)。“want you”は“wa-n-tyou”のようにしてみました。ついでに、“darling”の最後の“g”を次の“I”に引っかけてやるようにします。6個ある音符(ノート)にはそれぞれ、
  1. dh Q@
  2. l I N
  3. g aI
  4. w O:
  5. n
  6. t j u:
としました(wa-n-tを伸ばすのに「w Q:」でなく「w O:」にしたのは、「w Q」のままだと音が短く切れてしまうけど、母音を伸ばす記号“:”を付けた「Q:」が無い!為の、苦肉の策です)

英語の発音だけ調教出来たよ♪

◆これでようやく、…

やっと、期待する歌い方になってくれました。英語っぽくて恰好良い!かも(自画自賛)。折角なので、2小節分だけ貼り付けておきます。

小林明子「恋におちて -Fall in Love-」 サビの最初2小節です。
DTM/DAW=Garage Band、ボカロエディタ=Piapro Studioです。
「調教」は発音のみで、各ノートのパラメタ調整は手つかずです。
ちなみに、このメインヴォーカルはミク姐さんではなくナナ姐さんの声です。

英語から日本語に変わる箇所の繋ぎ目がまだチョット不自然で改善の余地アリです(^^; てゆーか、1曲通しての耳コピーが終わっていなくて、フルオケの楽譜はサビの所しか出来ていません。自分が演奏経験のあるパート(ドラム・ベース等)は割と簡単に聞き取れるんですけど、バイオリンの和音とかのオーケストラの聴き取りは本当に難しいです。

…でも、コレだけ手間をかけて、(英語部分は)たった1小節しか出来ていません。しかも、この曲などは英語と日本語が混ざった歌詞で、英・和でトラックを分ける必要があります(現在のPiapro Studioの仕様)。非常に手間がかかります(Piapro Studioは1トラック編集している時、他のトラックの情報を見ることが出来ないので、トラック間の対応付けが多少面倒です)。しかもこの曲はコーラス(3声…ダヨね?)もあり、ボカロだけで合計5トラック編集する必要があります。

先は長いです。死ぬる~(笑)

英語の歌詞全部の発音記号を先にまとめてメモっておいて、それからボカロの歌詞入力をするのが正解だと思います。ホントもう嫌になる位手間がかかりますけど。でも思い通りに歌ってくれた時ドーパミンがどばどば分泌されるからヤメラレません(早速、ボカロ中毒患者になっています/汗)。

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