2014年4月27日日曜日

普段乗り自転車(Louis Garneau RTR)チェーン交換

GWも2日目です。これまでの睡眠不足がたたり、昨日は二度寝してしまいましたが、今日はちゃんと起きましたよ♪ GW中にはクルマのタイヤを冬タイヤ(スタッドレス)→夏タイヤ(ノーマル)に変えなきゃいけないとか、やるべきことは色々あります。でも、今日は趣味の世界です(現実逃避とも言う/笑)

で。今日は自転車の話です。

◆いい加減チェーンがくたびれてきた

先日シフトワイヤ・ブレーキワイヤを交換した普段乗り自転車・Louis Garneau (ルイガノ社)のロードレーサーRTR・2003年モデルですが、変速が一部スムーズに行かないという問題を抱えていました。前ギアは歯がかなり摩耗しているので、多少変速しにくくても「こんなもんでしょ?」とあまり気にしていません。でも、後ギアは割と新しい筈なのに(しかもTIAGRAから2段階アップグレードしてULTEGRAの12-23Tを投入)、4速(17T)-6速(15T)付近がビミョーに変速しにくい。一番使う辺りなのに!
  • 【ギアの歯数について余談】 ワタシが平坦地で多く使うギアの組合せ=前52T or 53T・後15~17Tという組み合わせは、ちょっと重めのギアです(速度域にもよりますが)。これをやると、脚がムキムキの筋肉質になって、細いジーンズとか穿けなくなります(ウエストはゆるゆるなのに腿がパンパン、みたいな/笑)。スリムアップしたい人は、もう少し軽いギアで回転数を上げるようにした方が良いでしょう。
…って、よく考えたら、この自転車は買ってから(10年以上、総走行距離20,000km以上!)一度もチェーンを交換していませんでした

◆で、チェーン新調

天気も良かったので、サイクリングがてら、船橋ららぽーとのバイシクルセオまでパーツ調達に行ってきました。以前使っていたインフレータ(携帯用空気ポンプ)も最近壊れたので新調です。
  • つまり往路は、無謀にもポンプ無しで走っていました(笑)。
    …と最初は思っていたんですけど、サドルバッグに「万が一」用に、CO
    2ガスカートリッジ(×2本)を入れていました。飛行機に持ち込めない「危険物」を尻の下に入れっぱです(笑)。
ポンプと一緒に、9速用チェーン(今となっては何世代も型落ちのシマノHGチェーン)購入です。105グレードやULTEGRAグレードで良かったのですが、Dura-Aceグレード(ロードでは最上位グレード)しか置いてありませんでした。まぁ型落ちだし、滅茶苦茶高いワケでもないし、アリかな、と。
  • シマノのロードレーサー用コンポーネンツのラインナップは、上位から
      1.Dura-Ace
      2.ULTEGRA
      3.105
      4.TIAGRA
      ・・・・
    となっています。105以上なら、加工精度に大きな差はありません(TIAGRA以下は精度的に劣る…というか、精度が出ていないことを前提とした作りになっています)。105以上の差は、主に重量です(高グレード品ほど軽量)。
  • 自転車を買った時に付いていたコンポーネンツはTIAGRA、後から交換したパーツは105なので(一部ULTEGRA)、正直Dura-Aceの品質までは求めていません。が、入手容易性から今回はDura-Aceグレードのチェーンを入れることになりました。
◆チェーン交換作業

久しぶりのチェーン交換ですが(前回作業してから何年も経ちます)、作業自体はそんなに難しくありません。古いチェーンを外し、新しいチェーンを付ける、たったそれだけです。

新旧チェーンと工具

古いチェーンは汚れて黒いのではなく(汚れてもいますが/苦笑)、最初から側面が黒いです。今はシマノ純正の黒いチェーンなんてありませんが、当時は前ギアと色が揃えられていました(黒いのはTIAGRAと105の2グレードだけだったかも知れません)。後ギアは何度も交換しているので、最初の物が何色だったかなんて憶えていませんけど。
  • 交換前後のチェーンですが、
     交換前:CN-HG53 (TIAGRAグレード、9速用)
     交換後:CN-7701 (Dura-Aceグレード、9速用)
    です。CN-HG53は側面が黒く「塗られていた」のではなく、「黒化処理」が正解かも知れません。古いチェーンを外した後、汚れ・グリースを落として眺めてみました。どうもアノード処理による黒化のように見えます(間違っていたらごめんなさい)。
新旧チェーン外観比較(新チェーンは今回切り落とした部分)
※この写真では、グリースと汚れは落としてあります。

新旧チェーン、グレードの差はともかく。各部品のサイズの設計中心は同じ値の筈です。でも、旧チェーンは、①摺動部が削れている、②ローラー側面が削れて凹んでいる、により隙間だらけになってしまっています(横方向にもかなりガタガタになっている)。また、鋼鉄製のローラーが当たっているのはアルミ製の前後ギアなので、そうそう簡単に磨り減るとも考えにくいのですが、…でも20,000kmも走り込むと、流石に摩耗してしまうようです。

閑話休題。

今回使う工具は
  1. チェーンカッター(リンクのピンを抜き差しする専用工具)
  2. 「コ」の字形に曲げたワイヤ
です。2.は専用工具ではありませんし、売られている物でもありません(毎度即席で自作です)。でも、あった方が作業が楽になります(後述)。

古いチェーンを外すのは簡単です。リンクのピンを1箇所抜いてチェーンを切り、ギアから抜き取るだけです。新しいチェーンは、古いチェーンと同じコマ数にします(増やしたり減らしたりすることはありますが、それはちゃんとした理由があってのことです)。買ってきた物は114リンクでしたが、8リンク分切って、古いチェーンと同じ106リンクにしました。

新旧チェーン長さ比較(同じ106リンクで長さを比べた)

同じ106リンクで比較すると、18mm程伸びていました。つまり、1リンクにつき0.16mm位の伸び。交換時期はとっくに過ぎていました(交換時期は、メンテ本とかによって多少差はありますが、0.05~0.1mm/リンク位が目安でしょうか)。これだけ伸びていては、変速しにくいのも仕方ありません。(てか、メンテをサボりすぎでしょ!>ワタシ)

次に、新しいチェーンを付けます。後変速機(リアディレイラ―)が常にチェーンを引っ張っているので、チェーンを引っ張り返しながら繋ぐ必要があります。そのままではチョットやりにくいので、「コ」の字形に曲げたワイヤの登場です。
  • プロのメカニックも同じような物を自作して使っていることが多いようです。プロの人たちは古いスポークを切って曲げた物など、鋼鉄製の丈夫な物を使っていることが多いですが、ワタシのは、クリーニング屋で貰えるワイヤハンガーを切って曲げた物です(製作時間1分未満/笑)。これでも充分使えます。
「コ」の字ワイヤはこう使う! その1

チェーンに多少余長を持たせて「コ」の字ワイヤをチェーンに引っかけます。

「コ」の字ワイヤはこう使う! その2

この状態だと、リンクを繋ぐ圧入ピンが簡単に入れられます。チェーンカッターでこのピンを圧入して、余分な部分をカットして(飛び出した部分を折るだけです)、作業完了です。
  • 圧入ピンでなくミッシングリンクを使う場合も、「コ」の字形に曲げたワイヤを使った方が、チェーンの切離し・接続の作業はしやすいでしょう。
◆工事前・工事後比較

工事前 (ビフォー)

工事後 (アフター)

工事後、駆動部

チェーン側面が黒から鋼色になったので、ちょっと印象が変わりました。

が、外見は二の次、大切なのは走行性能・変速性能です。ちょっと試走してみたところ、走行性能は全く問題無し、変速は以前よりスムーズです。まだ完全ストレスフリーではありませんが(先日リアエンド(ハンガー)の曲がりを修正したこともありますし、少し調整が必要っぽいです)、暫くの間、乗りながら微調整します。

GW中にペダルをビンディング式に戻して、スパルタンな走りが出来る所まで…は、体がついていかないだろうなぁ。毎年この時期は、スギ花粉シーズンが明けたばかりで、まだ体がぷよぷよなんですよね~(笑)。

◆余談ですが、カロリー消費の話

スピードメータによると、自宅(千葉県八千代市)~船橋ららぽーとの往復(+多少の寄り道)で、消費カロリー(簡易計算値)は732kcalでした。ボチボチ休みながら走ったので(根性無しの走りです/笑)、走行時間は正味2時間半くらいです。だらだら走っただけで、食事1回分のカロリー消費です。燃料は、食事と体脂肪。排出するのは、H2O(水)、CO2(二酸化炭素)、CH4N2O(尿素)、これだけです。炭水化物と脂肪はC(炭素)・H(水素)・O(酸素)からなり、代謝された後は、二酸化炭素・水として排出されます。タンパク質やアミノ酸にはN(窒素)も含まれますが、これは代謝後、尿素のカタチで尿(と汗)として排出されます(運動後に尿の色が濃くなるのはこの為です)

環境に優しいだけでなく、比較的簡単にカロリー消費もしてくれるサイクリング。アナタも如何っすか~ぁ?

0 件のコメント:

コメントを投稿