2015年10月4日日曜日

今週のヘヴィー・ローテーション: Eric Clapton (Cream)「Crossroads」

「Crossroads」は、Robert Johnsonさん作詞・作曲の有名な曲。ギタリスト的にはEric Clapton師匠(Cream)のバージョンが一番有名でしょう。

Cream『Wheels Of Fire』(オリジナルは1968発売)
(邦題『クリームの素晴らしき世界』)

本アルバムのCD版は2枚組ですが、その2枚目がライブ盤、1曲目が「Crossroads」。

この曲、Clapton師匠バージョンではA Major (イ長調)の12小節Blues。Clapton師匠のペンタトニック・スケールが炸裂します(某教則DVDによるとClapton師匠のギター・ソロは99%ペンタトニック・スケールだそうです)

色々な人が「Crossroads」をカヴァーしていますが、カヴァー元の多くは(原曲ではなく)このClapton師匠バージョン、それも本アルバムの演奏。日本のギタリストでカヴァーしているのは、有名ドコロでは、柳ジョージさんとかCharさんとか高中正義さんとか。

何にせよ、エレキギターを弾く人間にとって聖書(バイブル)のような曲ではあります。

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◆以下余談

上記アルバムの原題は『Wheels Of Fire』、直訳すると「火の車」。でも、邦題は何故か『クリームの素晴らしき世界』。…って、何だかナァ(笑)。まぁ、1980年代くらいまでの洋楽にはアルバム・曲名とも大抵邦題が付いていて(今と比べて日本では英語が非日常だったこともあるでしょう)、何故だか原題とあまり関係ない変な物が多いような気がします。酷いのは、Scorpions (スコーピオンズ)の「蠍」(さそり)シリーズ。Pink Floyd (ピンク・フロイド)の「原子心母の危機」「狂気」「鬱」「神秘」「時空の舞踏」とかも“ちょっと逝っちゃってる”邦題です(まぁこれらは原題と大きく離れていないのですが)。そんな中、これはヒットだ!という邦題もあります。The Boys Town Gang (ボーイズ・タウン・ギャング)のヒット曲「Can't Take My Eyes Off You」の邦題は、「君の瞳に恋してる」(原題を直訳すると「君から目が離せない」)。ちょっと(かなり?)古い曲ですが、ワタシの中ではコレがベスト邦題

ついでなのでジャケ載せちゃいますね。ベスト盤ですけど。

The Boys Town Gang『Best of Boys Town Gang』(1996)
(邦題『君の瞳に恋してる~ベスト・オブ・ボーイズ・タウン・ギャング』)
※「Can't Take~」のオリジナル発売は1982年です。

今聴いても体でリズムを取ってしまう曲です。この頃のPOPsってブラスセクションやストリングスといった生楽器をバランスよく配合させ、時間を掛けて丁寧にレコーディングしたセンス良いアレンジが多いですよね(打ち込みやシンセを使うよりレコーディングには手間も時間も掛かるでしょうけど)。なお、上記Amazon.co.jpへのリンクを辿ると試聴も出来ますが、30秒間イントロだけです(笑)。試聴出来る所はサビの「I love you baby and if it's quite all right~♪」の所にしてくれたら良かったのにね。

…うぅ~、気付いたらCrossroadsから大きく脱線してしまいました。スミマセン(汗)。