2016年10月31日月曜日

非iPhoneユーザにAirPodsは必要か? (+Apple Special Event, October 2016雑感)

AppleのBluetooth式完全ワイヤレスのイヤフォン、AirPods。9月のSpecial Eventで発表された時は10月下旬発売とのことでしたが、月末になってもAppleの公式サイトでは「販売状況:注文できません」が続いています。リリースが遅れている理由はよく判りませんが、ソフトウェアと違って後ほどアップデートして対処、という形を取れないのが辛いトコロでしょう。AirPodsの開発~製造に関わっている方々が置かれている大変な境遇に、御同情申し上げますという感じです。

「10月下旬発売」の筈が、まだ売られていない?

さて。9月にApple Special Event September 2016を観た時は「AirPods欲すい~♪」だったのですが、時間を置いたおかげで、AirPodsが必要か冷静に考える時間を得ました。ポイントをまとめると、およそ以下の通り。
  • 新規に買うにはAirPodsはちょっと高い(¥16,800+税)
  • ワタシの手元には、AirPodsを使えるデバイスがiPad Proの1台しかない(複数のiOSデバイス(iOS 10が必要…という訳で古いiPod touchでは使えません/涙) & Apple Watchでシームレスに使えるというメリットを活かせない)
    • iMac (late-2012, macOS Sierra (バージョン10.12.1)では使えるかもですがマシンがチョイ古めなので対応していないかも? (未確認)
  • 手持ちのBluetoothイヤフォン(SONY MDR-EX31BN)がiPod touchとスマホ(非iPhone)の両方に同時接続出来る(マルチポイント接続)
ということで、ワタシの手持ちの機器類では、AirPodsよりもMDR-EX31BNの方が実は便利なのではないか(少なくともツブシは効く)、というのが現段階での結論。

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以下ちょっと技術的な話。

上記の通り、SONY MDR-EX31BNは同時に2台の機械とBluetooth通信が出来ます(マルチポイント機能)。ちょっと細かく書くと、
  • メディア…携帯音楽プレイヤ(iPod touchやWalkman)に接続
  • 通話…スマホに接続
の同時使用が可能。が、この時のBluetoothの接続手順は以下のようにする必要があります。
  1. 最初にiPod touchとペアリング(メディアチャネルの接続)
  2. 次にスマホとペアリング(通話チャネルのみ接続)
この状態でiPodで音楽を聴いている時にスマホに着信があると、iPodは自動的に停止、通話終了後に再生が再開します。これは非常に便利です。

但し、接続順序は要注意です。MDR-EX31BNとスマホのBluetooth接続を先に行うと、通話チャネルとメディアチャネルの両方をスマホに奪われてしまうようで、iPodを追加で接続が出来なくなります。あと、MDR-EX31BNには簡単ワンタッチ接続なる便利な機能が付いているのですが(後述)、iPodとBluetooth接続された状態でこれをやると、iPodとの接続は切られてしまいます。なので、ワタシの使い方の場合、この「簡単ワンタッチ接続」はあまり登場することがありません(涙)。ちょっと面倒臭いけど、①iPod、②スマホの順で、それぞれ設定メニューからBluetooth接続です。
  • 簡単ワンタッチ接続…スマホ裏面のICタグのマークとMDR-EX31BNのクリップに付いているNマークを接触させることで、Bluetooth接続/解除が簡単に出来ます。
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余談:Apple Special Event, October 2016雑感
  • 新型MacBook Proではファンクションキーが無くなり、代わりに「Touch Bar」が配置されています。使用するソフトによって機能が変わる細長いタッチパネルです。代表的なソフトとしてFinal Cut Pro Xとかが紹介されていました。けどコレ、今までマウス/タッチパッド+画面でやっていたことを、タッチパネルの形でキーボード上に持ってきただけでしょう? そんなに革新的でしょうか? キーを見ないで作業する人には使いにくい機能では? …というのが正直なところ(電子楽器に「リボン」=細長いタッチパッド=が搭載された時期がありましたが、定着していませんよね)。「新しい使い方の提案」と考えればアリなのですが、飛びつきたいと思うような機能ではないなあ…。
新MacBook ProのTouch Bar。
  • その他のトピックスは、Apple TVによるユーザ囲い込み運動と(Appleがイマイチ売れない製品について時々やる手法)、iOS 10 (機能強化に関する補足説明?)。何だかお茶を濁されたな~という感じでしょうか。ワクワクは次のイベントに期待しましょう。
Appleさんに対してチョット厳しめのことを書いたかも知れませんが、の鞭と思って頂けましたら幸いです。

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