2012年4月2日月曜日

スティーブ・ジョブズ評伝

スティーブ・ジョブズの公認(でいいんですよね)の評伝、「スティーブ・ジョブズⅠ」および「同Ⅱ」を数日前に、やっと読み終えました。僕がパソコンに触り出した頃、(自分はいじったことがありませんが)Apple IIというマシンがもてはやされていました。世のパソコンが、ROM-BASIC搭載モデルからDOSモデル、GUI型へと変遷して行く中、アップルのコンピュータは他とは違う路線を行っていました。大学3年の時の学生実験で、初めてMacintoshに触りました。配属された研究室にもMacintosh(Quadra 840AV)が導入されましたが、画面もサウンドもとくかくパワフルな(そして高価な)マシンでした。当時のMS-DOSやMS-Windows 3.1パソコンと、エンジニアリングワークステーションの間のパフォーマンスでしょうか。入社して、最初にあてがわれたのもMacintoshでした(Power Mac 6100、その後Power PC(G3))。私物でもiBookに始まり、今でもiMac(Intel Core2Duoモデル)を使っています。このほか、iPodやiPadも幾つかの世代の物(笑)を使っています(複数持っているものは、例えば動画用・音楽用などと使い分けています)。アップル・コンピュータ、今は単に「アップル」ですが、私のコンピュータ人生において、今も昔も、無くてはならない存在です。

 

この評伝の最後数ページにわたり、スティーブ・ジョブズ本人の言葉が書かれています。

『僕は、いつまでも続く会社をつくることに情熱を燃やしてきた。すごい製品を作りたいと社員が猛烈にがんばる会社を。それ以外はすべて副次的だ。もちろん、利益を上げるのもすごいことだよ? 利益があればこそ、すごい製品を作っていられるのだから。でも、原動力は製品であって利益じゃない。』(Ⅱ巻・p.424より引用)

自分にとって仕事とは何か、会社とはどうあるべきか、考えさせられてしまいます。

ウォルター・アイザックソン (著), 井口 耕二 (翻訳) 「スティーブ・ジョブズⅠ」(講談社、2011/10/25)
Ⅰ巻:〈http://www.amazon.co.jp/dp/4062171260/
ウォルター・アイザックソン (著), 井口 耕二 (翻訳) 「スティーブ・ジョブズⅡ」(講談社、2011/11/02)
Ⅱ巻:〈http://www.amazon.co.jp/dp/4062171279/

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