2012年4月19日木曜日

特許って面白い!

特許を出願すると、原則1年半で、出願内容が公開されます(公開特許公報と言います)。この公開特許公報は、日本の出願特許であれば、特許電子図書館〈http://www.ipdl.inpit.go.jp/homepg.ipdl〉で誰でも見ることが出来ます。外国でも、各国の特許庁などが特許データベースを持っていて、日本からでも検索・閲覧できます(言語の壁はありますが、欧州特許庁のように日本語のインタフェースを備えている場合もあります)。日本だけでも毎年すごい勢いで出願されているので、技術分野を示す記号やキーワードで絞り込み検索をして見るのが普通ですが、1年半以上前に出願された特許は一通り調べることが出来ます。

なんて細かい話はどうでも良いのですが。他人の出した特許を見るのって、結構面白いです。特許になる物は、大抵は他の技術の組み合わせなので、アイデアの素(もと)としても役立ちますし、特許を有効活用している企業が出願している特許は、個々に分析して「どのように“使える”特許にしているか」を調べることも出来ますし、特許群を分析して特許戦略を調べて自分(自社)の参考にしたり出来ます。

と、ココまで真面目に書いてしまいました。

他者(他社)の出願した特許を調べていると、どうしても、①図面(絵)が面白い出願特許、②内容が笑える出願特許、といったものに出会います。①の代表例みたいなwebページを見つけましたので引っ張っておきます(〈http://www.kotaku.jp/2012/04/game_patent.html〉)。②の代表例は“デンパ”な特許です。どんな特許があるかは、〈http://www3.atwiki.jp/b-files/pages/12.html〉辺りから見て頂くと良いかと思います。特許出願は、会社でなく個人でも出願できます。それが特許になりうるかどうかは別として(審査請求という手続きで、特許性があるかどうかを特許庁で審査してもらう必要がある)、ちゃんとした手続きさえすれば、誰でも特許出願できます(ソレナリに費用もかかりますが)。なので、特許性がある・無しにかかわらず、いろいろな人がいろいろな“出願”をしています。(費用ばっかりかかって何も生み出さない“特許”の出願に、時間とお金を使っている人が結構いるようです。)

さて、①のほうですが、面白い図面が使われているのが見られました。


革新的な(かも知れない)ゲームの出願特許の図面。

上記URLのページでは、「シュール」だと言っています。うーむ、確かに。

ギターにも自転車にも関係ありませんが、ちょっと面白かったので、書いてみました。

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