2013年9月14日土曜日

ギター妄想その2-③:Lace Sensor Gold PU×1発 予約っ♪

■Fender Lace Sensor Gold PU予約っ♪

という訳で。いつもの楽器屋さんに行って、いつもお世話になっている店員さんにお願いして、Fender Lace Sensor Gold PUを予約して来ました。(いつも変なお願いばかりしてスミマセン…。)

前にも書いた通り、Fender社と(PU開発元の)Lace社の間での契約は何年も前に切れており、今、このPUはFender社では製造・販売していません(Lace社が自社で製造・販売しています)。つまり、Fenderのロゴ入りの物はデッドストックしかありません

まぁ、今でも同じ性能のPUがLace社から直接売られているので、最悪、ソレでも良いんですけどね。でも、出来れば、PUカバーのロゴ、手持ちのPUと同じにしたいんだよね(笑)。

運良く、他店から取り寄せが出来るとのことで(全国展開している店のうち、5店舗にしか無かった…あぶないアブナイ)、予約をしてきました。

Fender Lace Sensor Gold PUのパッケージ。今日は現品持参で。
同じ店で買った時のバーコードやパーツ番号が書かれていたので、処理が速い速い♪

■何故Lace Sensor Gold PUだって?

このPUが欲しい理由、やっぱり訊かれました。

そんな素敵な笑顔で尋問しないで下さいよぅ!!

そんなんだから、ワタシの野望というかタクラミというか、全部話してしまったではありませんか!(嗚呼、ワタシ…、弱くて薄いデス。)

まだBlackie弐号機(Torino Red)買うって決めた訳じゃありませんからね!!
Blackie壱号機(Black)で試してみて、気に入ったら、ですからね!!

なんかコレ(↑)、ツンデレっているように見えるのは気の所為…?
オッサンがツンデレっても気色悪いだけですけどねぇ(自爆)。

いつもお世話になっている店員さんですが(お陰で楽しいミュージックライフを送ることが出来ています)、今日ばっかりは、先端が矢印の形をした尻尾と、蝙蝠みたいな翅がついているように見えました…(笑)。

この子に蝙蝠の翅はついていませんが、まぁ、こんな感じ(笑)。
スミマセン、上の絵、FreeBSD Projectのページから勝手に借用しました。


■クラプトンモデル(通称“Blackie”)のTorino Redバージョン

まぁ全部話してしまった所で、他店の在庫も含めて、赤いBlackieがあるのか、も訊いてみました。無いだろうな~、とは思っていましたが。調べてみて貰ったところ、

やっぱり、無い!

とのこと。他の店でも見ないもんなー(御茶ノ水の大手の中古楽器店で、たぶんホンマモンのLace Sensor Gold仕様の、Torino RedのBlackieを1本見たことがある位)。最悪、代理店を通して米Fender社から取り寄せることになりそうですが、そうなった場合は、数ヵ月待ちも当り前。まぁ気長に待つことにしますかね。

ん? なんかおかしくね??

だから、まだ弐号機買うって決めた訳じゃないんだってば!
まだ、ただの「妄想」ですってば!

とか何とか言いながら、結局買うことになりそ…否、そんなこと(←)を書いてはイケナイぞ!(>ワタシ)

Torino Redではありませんが。Lace Sensor PU仕様のBlackie。
DVD:エリック・クラプトン「クロスロード・ライヴ1988」より
やべぇ、超恰好良い!

手元アップ写真。これがPewter(ピューター)という色なんだろうな。
PUカバーには「Fender-Lace Sensor」らしき文字が。
PUセレクタは、やはりと言うべきか、フロント+センターのハーフトーン。

■余談

今日店先で確認したら、Elixir弦のバラ売りの品揃えが増えていました。盆休みには無かった、0.009とか0.010とかのエレキ弦の細いやつも、ちゃーんと揃っていました(大人買いをするには数がチョット足りないカモですが)。先月行った時にリクエストはしておいたのですが、1ヶ月でコレに応えてくれるとは。すげーぞ!!

合格点あげるです♪
(↑元ネタが解る人は相当なマニア(オタク?)です/笑)

久しぶりの昼間サイクリング

少し前まで暑かったので、サイクリングは早朝と夜に限定していましたが、そうすると、現実的に、どうしても一定以上の距離を走ることが出来ません。そろそろ足が萎えて来たな~と思っていたのですが、今日はエイヤッ!と走ってみました。

とは言っても、
  • 普段乗り用バイク(2001年購入のLouis Garneau (ルイガノ、カナダの自転車メーカー)のRTR
  • フラットペダル&スニーカー(ビンディング無し)
  • 服装はジーンズ(裾バンド使用)とTシャツ
  • 防具類は最低限だけ使用
という、「全然気合の入っていないスタイル」だったんですけど(笑)。

今日のワタシの「足」、Louis Garneau RTR。
ちまちま部品交換していますが、そこら中が廉価版仕様のまま。フレームは7000系アルミ(超々ジュラルミン)だけどフォークはバネ性に優れた鉄(!)という、庶民の味方・廉価版仕様。ちょっと重いのが玉に瑕(約9kg)。現在、紅白のおめでたい色使いになっている(フレームが白だから、タイヤとかバーテープとかでコーディネートし易い)。

今回は、最初から楽器屋さんに行くことが目的でした。自転車にした理由は:
  • ガソリンが高い(3.11震災直後の供給不安定な時期より高い…明らかに円安の所為ですね)
  • 楽器屋さんに不用意に車で行くと、つい新しい家族を連れ帰ってしまいたくなる、という病気が発症することがある
  • 自転車用のグローブがボロボロだったので(1~2年でボロボロになるよね)、安いやつを1組途中で買って行こう、かな。折角だから自転車屋さんにも自転車で行こう!
んで。結論として、すげ~遠まわりをして行くことになってしまいました。

最初は自宅近くの自転車屋さんに行ったのですが、店が開いていない。そう言えばここ最近、この店の前を何度か通る度に見ていたのですが、いつも閉まっていたような…。店畳んじゃったのこあなぁ。まぁ、ブランドが偏っていたことと(OLBEAとSPECIALIZEDしか見た記憶が無い)、しかも完成車で50万円以上という超高級品しか置いていなかった(初~中級者向けバイクが全然無かった)から、まぁ仕方無いか、といった感じなんですけどね。チューブとかの小物を買える店がすぐ近く(自宅から徒歩10分程度)にあったの、すげー有難かったんだけど。。

んで。しょうがないから、船橋ららぽーとのセオさんに行って来ました。え? 何故船橋だって? まぁいいじゃん。船橋ららぽーと、久しぶりだったしさ~♪

というワケで、グローブをゲットです。

MAVICのグローブ。Louis Garneauのカラーと合わせて赤色にしました。
(メインバイクも赤&黒という色使いだから、そっちでも使えるし。)

ところで。今日はサイクリングコースじゃなくて一般道(しかも気合入っていないバージョンだから、走れる所は極力歩道を走った)。街中の信号の多さったら、たまらないですね。ストップ&ゴーの繰り返し。走行距離から感じるよりも疲れました。

という訳で、ららぽーと→楽器屋さんの移動途中のコンビニで、米国産の焦げ茶色をした魔法の液体を補給。普段は、ま、滅多に飲まない(飲むとしてもZEROとか特保とかに限定なんですけど、サイクリング時は「いつもより多めにカロリー消費をしていること」を免罪符に、何だかんだでカロリー摂っちゃっていますね)。いや~、コレが効く効く。また元気に走ることが出来ましたとさ。

焦げ茶色をした魔法の液体。ドリンクボトルの柄と一緒なのは、たまたまです。
ボトルの方の中味は、明治のヴァームです。マツキヨで割引クーポン貰った時とかに大人買いしています。

今日の走行距離:55.12km。夏以降では一番走ったかも。…って、身体鈍らせすぎ!(>ワタシ)。

2013年9月12日木曜日

NTTドコモからiPhone!

Apple KeynotesでiOS7、iPhone 5c、iPhone 5sの発表がありました。iOS 7は予告されていましたし、iPhone 5sも発表が予想出来ていたのですが、「5c」とは? と気になり、Appleのページに見に行きました。細かい所までは確認していないのですが、気になった点だけ。

■iOS 7は予告されていた通り。

旧来のiOSデバイス(iPod touch (5G)とか)もOSアップデートするのでしょうか?
現行のiOS 6.1.3でも機能充分使っているとは言えないけど。

■iPhone 5sは予想された通り、iPhone 5の進化版。

形状は現行iPhone 5とほぼ同じ、カラーはシルバー、スペースグレイ、ゴールドの3色。

■iPhone 5cはカラー版?

形状はiPhone 4とかの時代までは戻らないけど、角の丸いソフトシェイプ。
カラーはホワイト、ピンク、イエロー、ブルー、グリーンの5色をラインナップ。

■iPhone 5sと5cのスペックを比較すると…


プロセッサとかはiPhone 5sの方が高グレードの物を使うらしい。
でもよほど高度な使い方をしない限り、A6プロセッサでも充分な気が…。
iPhone 5cは大衆向け製品という位置付けなのでしょう。
※スペック等の細かいことはAppleのHPを確認して下さい。

■iPhone 5s/5cはNTTドコモからも発売!?
なーんと! 「ドコモショップでも販売します」との文字が。

※NTTドコモのウェブサイトではiPhoneを扱うという情報は(まだ)出ていないようですが。

iPhoneに興味はあったけど、NTTドコモから他キャリアに移ることに抵抗があり、iPhoneに手を出さずに来ました。話せば長くなるのですが、携帯電話ってサイクリングの時の非常用連絡手段であると考えているのですよね。だから、繋がりやすさはいわば死活問題(というほど致命的な問題になったことはまだ無いのですけど、何かが起きてからじゃ遅いので…)

学生時代はコスト重視で東京デジタルフォン(その後J-Phone)を使っていたのですが、サイクリング中に繋がらなくなることが多く、NTTドコモに変えました。

街中を走っている限り、どのキャリアでもちゃんと繋がりますが、ワタシが出没するエリア、すなわち印旛沼・手賀沼・九十九里・南房総・富士山・富士五湖・筑波山といったエリアでは、キャリア毎の繋がりやすさに明らかな差があります。各キャリアとも中継局を増やしているのでしょうが、人里離れた場所になると、まだまだ差が…。ワタシの感覚では、以下のようなカンジです:

NTTドコモ ≧ au >> Softbank

auなら「まだ使い物になるかも」とは思っていましたが、キャリアを変えてまでiPhoneを使うか? というノリだったのですが、NTTドコモからiPhoneが出るとなれば

これはもう要チェックですね!

※NTTドコモからiPhoneが今秋発売って、9/6付け日経新聞でも報道されていました…(チェック遅いよ>ワタシ)。

今週末(9/14(土)~16(月))と来週末(9/21(土)~23(月))、3連休が続きますね。久しぶりのApple Store Ginza詣ででもしましょうか。

2013年9月8日日曜日

Blackieの弦間隔、PUのセンターずれの謎

■Blackieの弦間隔がPUのポールピースの間隔と違う?

ワタシのBlackie、よく見ると6本の弦全てがPUのポールピースの真上を通っている訳じゃないんです。高いギターなのにねぇ。…これって、もしかして不良品でしょうか?


コレに気づいてから、楽器屋さんの店先でBlackieを見かける度に、見るようにしていました。その結果、驚くべきこと(というホドでもないが)、全部のBlackieが同じなんです。ワタシのギターも同じですが、フロントPUの6弦はポールピースの真上を通っている。でも、1弦はポールピースのチョット外側を弦が通っているのですよ。全部のBlackieで。

では、御本家・Clapton師匠のBlackieでどうなっているのか確認してみましょう。


おお、1弦と6弦とで、ポールピースと弦の位置がズレていますね。しかも、(撮影の向きが微妙ですが)6弦がポールピースの真上を通っていて、1弦がポールピース真上より若干外側を通っているように見えませんか? ワタシのギター(と世に売られているBlackieの多く)は、不良品ではないようです。(ホッ♪)

ちなみに、Fender USAのサイトのArtist Seriesのページを見に行きましたが、Blackieの正面からの写真は不鮮明だし(1弦がよく見えない)、PUのポールピースと弦の位置関係が解りそうな写真(PU×3個の辺りが大写しされた写真)は斜め正面から撮られたものとなっております。つまり、PUのポールピース間隔と弦の間隔が違うのか同じなのか判断できる写真はありません。すなわち、Fender USAは、弦とポールピースの位置関係が実は微妙であることが解る証拠写真を、サイトには1個も置いてくれていません。まぁ、そこに何らかの意図があれば、そんな証拠写真は置かないでしょうね。

■なぜこんなことに?

今まで、弦の間隔とかあまり気にしていませんでした。速弾きとかあまりしないしね(すんげー練習したパターン以外速弾きなんて全然出来ないヘタレです、ワタシは)。これまでの認識は、高ポジションでは弦間隔がGibsonよりFenderの方でチョット広いかな、といった程度でしょうか。

でも、そう言えば、以前どこかでFender USA品はオールドとモダンでブリッジのサドルの幅が違うという話を見たような気がしたのです。その時に見た(ような気がする)ページを見つけました。ルシール様という方のブログで、「ビス間ピッチ、弦間ピッチの罠」(<http://ameblo.jp/smartstatelogic/entry-11227443772.html>)です。

Fender Japanが売っている(部品としての)Stratocaster用のサドルも2種類の幅があるし、後藤ガット社(Gotoh社)に至っては10.5、10.8、11.3mmの3種類の幅があります。

ここらで、ブリッジ部とナット部、それに加えてPUの位置での弦間隔をまとめておきましょう。


※弦長に対するPUの位置、これにも深~い理由(設計というか計算というか)があるのですが、これは機会があったら改めて述べますので、今回はパスさせて下さい。

こうやって見ると、Fender Japan TL-STDやFender USA Stratocaster American Standardはフロント(ネック)・センターの2PUの位置での弦間隔が、モダンなPUのポールピース間隔(10mm)前後の程良い値になっていることがわかります。リアPU位置でのポールピース間隔も、PUの取り付けが傾斜している分を考慮すると、なかなか良い具合のポールピース間隔になっていることがわかります。

さて、問題はBlackie。

何故、モダンなブリッジ間隔でなく、敢えてオールドのブリッジ間隔にしているのか。

モダンな設計のNoiseless PUを使う以上、オールドタイプのブリッジを採用することは、普通に考えれば、音的にはマイナスにしか働かない筈です。少なくとも、弦がPUのポールピースの真上から外れた位置になるようにしてまで、オールドタイプのブリッジ(オールドタイプのSynchronized Tremolo、と言うべきかも知れませんが)を採用するのか。

  • オールドタイプの弦間隔の方が手に馴染んでいるからか? …古いギターから新しいギターに持ち替えた時に、出来るだけ違和感の少ないようにしたいというギタリストが多くても不思議ではありません。Stratocasterのネックシェイプは通常C-Shapeと呼ばれるものですが、初期のBlackieはV-Shape、現行のBlackieでもSoft V-Shapeと呼ばれる形状で、ネックの裏側は丸み帯びた三角形です。この形状、Clapton師匠が愛用しているMartin製アコギのネックシェイプに近いものでもあります。そこにユーザーとしてのコダワリがあったとしても、何の不思議もありません。
  • オールドタイプのSynchronized Tremoloじゃないと狙った音が出せないのか? …サドルの幅を変えるということは、弦の振動をブリッジ~ボディに伝える重要部品の大きさを変えることになります。つまり、出したい音のために、敢えてこうしている、という可能性も考えられなくはありません。

■意図的にPUのセンターをずらしてある?

ところで。最初の写真をもう1回見て頂きましょう。


何か変じゃありませんか?

そう、ピックガードとネックの間に1mm位の隙間があるのです。他のBlackieはどうなのでしょうね? たぶん、どの個体にも、こんな隙間は無いでしょう。

何故なら、このピックガードは、Blackie用の物ではないからです。

このピックガードは、元から付いていたピックガードが経年劣化で反り始めてしまったので、交換した物なのです。Fender純正品ではなく、ALL PARTS製のコピー品ですが、反りにくくなることを狙って、純正品より厚い物を使っています。厚さ以外については、材質も、ネジ穴の位置も、ネックポケット部分の切欠きも、全て純正品と同じです。

…いや、厳密に言うとFender Japan用の物だったので、Fender USA用の物と比べて、ポット穴の径が僅かに小さいという違いがありました(穴のセンター位置は同じです)。このピックガードをBlackieに載せるにあたり、穴径の違う箇所は、センターずれが無いように、リーマーを使って丁寧に加工して穴を広げました。加工量は0.3~0.4mm程度でしょうか。遠目には全く分からない程度です。それに、ボディへの固定用のネジ穴は全くいじっていません。

なので、1mmもの位置ずれは、起きようがありません。

実はこのピックガード、Blackieに付ける為に、もう1箇所だけ削った場所があります。

もう1枚、決定的な写真を見て頂きましょう。


これは、元々Blackieに付けられていたピックガードと、ST62用のピックガード(Fender純正品)を重ねて置いた写真です。手前がBlackieの物で、奥がST62用です。ST62用のピックガードは、ST57用が1層材であるのに対して3層材であることと、ボディに固定する為の穴が8点から11点に増やされていますが、それ以外はST57用と同じです。同じ筈です。

何かおかしくないですか?

そう、ネックポケット用の切欠き位置が微妙に違うのです(Blackie用の方が切欠き位置を、1弦側に1mm位、ずらしてあります)。通常の製造工程では、板材をプレスで抜くだけなので、このようなズレは起こる筈がありません。つまり、これは通常のST57用とは別に、Blackie専用に作られたピックガードということです。

ピックガードのネックポケット用の切欠きが、1mm強、1弦側にずらしてあります。で、ネジ穴等は普通のST57用と全く同じ。そして、ギターのボディにある、ピックガード固定用のネジ穴は、通常のST57と比べて、1mm強、6弦側にオフセットされています。このことは、つまり、Blackieでは、PUの位置が、普通のST57よりも1mm強、6弦側にずらして配置してあるということです。それも意図的に、です。

わずか1mmですよ。

Stratocaster (ベースモデルはST57)はボディの幅が約330mm。その中で1mm位、何かの配置がずれていても、全然目立ちませんよね。しかも、このモデル専用のピックガードまで作って、意図的にずらしてあることがパッと見全然解らないようになっている。

この結果、Blackieは以下のようなセッティングになっています。

  •  PUの位置で、PUのポールピース間隔よりも、弦の間隔の方が若干広くなってしまっている
  •  6弦はPU上で、ポールピースのほぼ真上に来るような配置になっている。
  •  1弦はPU上で、ポールピースの真上から1.5~2mm程度、外側にずれた場所に配置されている。

これ、全部、意図的にそうなっています。

そして、専用ピックガードを使っているから、ピックガードのネックポケット脇(6弦側)には変な隙間が出来ないようになっています。


この写真からも分かる通り、Clapton師匠が使っているBlackieにも、売り物のシグネチャーモデルにも、ワタシのギターのような変な隙間はありません。

先ほど、交換して付けた普通のST57用のピックガード、もう1箇所だけ削った場所があると申し上げましたが、何のことは無いですね、ネックポケット部分の切欠きを1弦側に1mm位削って広げてあり、Blackieに装着できるようにした、ということです。その分、6弦側に1mm位の隙間が出来ちゃった、と。

もしかしたら、ボディ自体、ネックポケットの位置を通常のST57より1弦側にずらしてあるのかも知れません。世界中に数多く出回るClapton師匠のシグネチャーモデルですよ。世界のFender様のことだから、それ位やりかねない。とは思っています。

ただ残念なことに、ワタシの手元に通常のST57は無いので、比較のしようもありませんし、もしあったとしても、高精度な測長計とかを持っている訳でも無いので、正しく比較できるかどうか。ただひとつ確実に言えるのは、Blackieではネックのセンター位置とPUのセンター位置が意図的に1mm位ずらされている、ということです。そして、その為、(ボディが通常のST57と違うかどうかは現段階ではよく分からないのだけど)少なくともピックガードはBlackie専用の物が使われています。

さて、PUのセンターが意図的にずらされていることが解った時点で、もう1つ説明出来ることがあります。

このBlackieのPUですが、ポールピースのセッティングが弦高のRに合わせているのでなく、4弦でチョイ高め、5弦が低め、2弦はもっと低め(フロントPUとリアPUではPUカバーのツラよりさらに低い)という、ヴィンテージサウンドを求める人がよくやる定番のセッティングになっています。

ちなみに2弦のポールピースを低くするのは、(PUの周波数特性とかもあるのでしょうが)各弦の音の拾い方のバランスを取るというか、特にコード弾きする時の音全体のバランスを引き締めるような効果を期待してのものだと言って良いでしょう。

あ、書き忘れていましたが、ワタシはこのギターのポールピースの高さは買ってから1度もいじっていません。ポールピースの調整をするのって手間がかかるし、買った時からものすごくバランスが良いギターだったので、ポールピースまでは手を加えていません。これまでに調整したことのある箇所は、ネック・弦高・PU自体の高さ、それとオクターブチューニング、といった程度です(あまりいじる必要のない、最初からバランスの取れたギターでした)。

このポールピースをよく見てみましょう。


2~6弦用のポールピースは、上記の通り、定番のセッティングです。でも、1弦用のポールピースだけ、やけに背が高くないですか? これは、1弦がPUのポールピースから遠くに行っちゃっているので、これを補う為のものだと考えられます。

1弦が2弦側に若干寄っているような場合は、1弦の振動は1弦用のポールピースだけでなく、2弦用のポールピースも拾ってくれます。でも、1弦が反対側に遠くなっちゃっている場合、ポールピースを高くする位しか、補いようがないんですよね。

でも、買った時から(つまり工場出荷時に検品担当者がOKを出した時には既に)、何らかの意図に基づいて、このようなセッティングになっていたのです。

勿論、弦がポールピースの真上にいないということは、普通に考える限り、音的にはネガティブな方向に働きます。

でも、これまでにも度々書いて来た通り、そこには何らかの意図があります。

■まとめ

現行タイプのNoseless Pickup仕様のBlackieは、通常のST57と使っている回路・部品が違う(PUとアクティブ回路が入っている)以外に、部品の配置面でもST57と違いがある。それを簡単にまとめると、以下の通り。

  •  オールドタイプのSynchronized Tremoloを採用することで、PU直上での弦間隔が、PUのポールピースの間隔より広くなってしまっている。
  •  PUの配置が、ネックに対するセンターから1mm位、6弦側にオフセットされた配置となっている。
  •  PUの位置をオフセットする為に、Blackie専用のピックガードまで作られている。
  •  1弦がPUから遠くなってしまったのを補う為、1弦用のポールピースだけ顕著に高くセッティングされている。

で、このようなセッティング自体に、Noiseless PU仕様を設計した時から、何らかの意図がある。

敢えてこのようなセッティングにしている理由・意図・設計方針は、結局のところ、我々は知り得ないでしょう。Clapton師匠はプロ。作曲・演奏の技術だけでなく、音作りのノウハウを持っていて、それでメシを食べています。そのノウハウを公にすることは、まず無いでしょう。敢えてこのようなセッティングにしている理由…それはもう、Clapton師匠ご本人と、Fender Custom Shopの担当のビルダーさんを含む限られた人にしか解らないことなのでしょう。

我々は色々と憶測することは出来ますが、その真意を知ることは無いのだと思います。

んで。

Blackieとは言っても、ワタシのギターは、Fender Custom Shopで造られた物ではありません。大衆版です。Blackie Up Dateと呼ばれるこのギター、Fender USAが設定した定価が28万円位、流通価格は(今日現在で)20~25万円位です。

Clapton師匠が使っているのと同じBlackieは(Fender Custom Shopから売られている物がほぼ同じだとして)流通価格70~80万円位のシロモノです。

Blackie Up Date、Eric Claptonシグネチャーモデルということで価格が上乗せされている分を考えても、木材の選定や、細かな調整の程度が御本人使用のモデルと同じである筈がありません。そんなことは期待出来ません。

でも重要なのは、(全然目立たない形ではありますが)Clapton師匠御本人が使っているギターと、基本設計自体は同じであるということです。

Fender USAとしては、おそらく、通常のST57で、ボディ材をアルダーとして、指板を22Fにした物にNoiseless PUとアクティブ回路を載せた物を「Eric Clapton Signagureモデル」として売ることも出来た筈です。おそらくその方が商業上もラクなのではないでしょうか。他のモデルと共通のボディ、共通のピックガードを使うことが出来る訳ですから。

でもそうしていない。

Fender USAは、PUセンターとネックセンターを敢えてオフセットさせた、Clapton師匠御本人が使っているギターと同じ仕様の物を、ファンが手に入れやすい価格で提供してくれているのです。
これって凄いことじゃありませんか?
ファンへの最大のサービスだと、ワタシは考えます。

■余談

今回の調査で一番役に立ってくれたのは、キーホルダー型の小型コンベックス(金属製の巻尺)。
あと、計算用のMS-Excelも忘れちゃいけないかな。


大モノを扱う時は3mとか5mの「ちゃんとした」コンベックスを使ったり、小物でも本格に扱う時は矩尺を使ったり、場合によってはノギスを使ったりするのですが、今回のような場合には、コレで充分。というか、時々使いたくなるから、家の鍵と一緒にキーホルダーにして付けています。

家の鍵と一緒に持っているので、出先でも結構役立ちます。たとえば、自転車屋さんとか、楽器屋さんとか。。(笑)

■余談・その2

ネックとPUのセンターずれ。…これは困ったことになってしまいました。

先日書いた通り、現行型のBlackieのPUだけLace Sensor Goldを載せて、「なんちゃってLace Sensor仕様Blackie」を作ってみようなんて思っていたのですが、Lace SensorというPUは通常のポールピースが無い構造となっています。PUと弦の位置関係においては、時々見かける、ポールピースがバー状になっている物(1~6弦全部を1枚か2枚の板状のポールピースが受け持つ)と同じであると考えて良いでしょう。

問題は、Lace Sensorは各弦独立にポールピースの高さ調整が出来るようになっていないということ。

Noiseless PU仕様のBlackieにLace Sensor PUを載せた場合、1弦だけPUのポールピースから遠くなってしまい、それは補いようもない構成になっていると考えられます。PUの1弦側を6弦側より高くすれば済むなんて単純な問題じゃありません。そうすると、今度は2弦の音を強く拾うようになってしまうので、結局、全体のバランスが崩れてしまうのです。それこそ、PUのセンター位置がネックのセンター位置に来るように適切にPU用穴を配置した、ワンオフ物のピックガードを自作する位はしないと、Lace Sensor PUは「正しい位置」に収まらないということです。

これはちゃんと確認した訳ではないので憶測に過ぎませんが、各弦に対応した独立したポールピースを持たないLace Sensor PUを使ったBlackieでは、ネックのセンターとPUのセンターは合わせられていたのではないか、と考えています。PUをLace SensorからNoiseless PUに変更する時になって初めて、ネックのセンターとPUのセンターをずらした設計にしたのではないでしょうか。

という訳で、「なんちゃってLace Sensor仕様Blackie」は、作ってみても、1弦の音だけあまり拾ってくれない物になってしまうかも知れません。

でも試作をやめるツモリはありませんけどね。
だって、色々いじくるのって、楽しいから(笑)。

ワンオフ物のピックガードね、、、。作ってみましょうか。

ネックポケット用の切欠きと、各PU用の穴(とPU固定用ネジ穴)を1弦側に1mm位ずらして配置した、(それ以外はST57用と同じ)ピックガード。それ位だったら道楽でも「アリ」でしょう。まぁ、現行のBlackieにLace Sensorを載せてみてから、色々考えることにします。

あ、その前にネックポケットの切欠きだけ1mm1弦側にずらしたワンオフのピックガードを作って、ワタシのBlackie(Noiseless PU搭載時)から変な隙間を無くすのが先決かも知れませんが。まぁ、コレはBlackie専用ピックガードの(厚さだけ違う)デッドコピー品を作るだけですけどね。


【2016/11/03追記】
3年越しに、本編の続編を書きました(謎は解明されませんが、データが増えています)。興味のある方はどうぞご覧下さい。
<http://yuu0720.blogspot.jp/2016/11/blackiepu.html>

2013年9月7日土曜日

ギター妄想その2-②:Lace Sensor Gold PU×2発 発掘

昨日の帰宅後、すぐ探しました。ギター用パーツBoxに入っていなかったので「???」だったのですが、梱包がチョット素敵で、MG69から取り外した後、同じ箱に戻していたらしい。で、何年か前までパーツBoxを置いていた棚の一番奥の物陰に隠れていました(某楽器店のオレンジ色の袋に入っていたからすぐ見つかったけど)

こんなケッタイな箱に1個ずつ入れられて売られていた。(Fender純正のPUは1個でも3個セットでも同じような箱で売られている)
左:梱包状態、右:PUだけ出したところ。
PU本体の他に、PU固定用ネジ(当然インチサイズ)とスペーサー(ピックガードとPUのフランジとの間に挟むゴムチューブ)、それと結線案内図?が付属している。

PUカバー表面。「Fender-Lace Sensor」の金文字が書かれている。

これは、Fender社との契約でLace社が開発し、Fender社で製造・販売していた時代のもの。今はFender社とLace社の契約は切れていて、Lace社が自社製造・販売をしている。そのため、刻印からもFenderが無くなり「Lace Sensor」のみ(文字が減った分フォントがデカくなっている)。

ちなみに配線材がMGのアルニコPUと同じくら細い(Noiseless PUとは大違い)。これだと、配線の長さや配線の束ね方を少し変えただけで出音(周波数特性)が結構変わりそうな気がします。だからってNoiseless PUみたいに配線を太くすれば単純に音が良くなる訳でも無い、というのがアナログ電気回路の難しい所なんですけどね。

PUに付属していた結線図。
PUの特性の説明なんかいいから、3本の配線(白、橙、緑)の意味を説明して下さい。(怒)

一般的なStratocasterでの結線の様子から、橙がHot、白がCold or Gndに見えるのだが? 緑は使わないの?白と緑がColdとGndだと思うので、多分白と緑を同じ所に結線せよ、という意味だとは思うのだが、よーわからん。Lace社サイトの配線図(<http://www.lacemusic.com/wiring.php>)を見ても「白と緑は一緒にGndに配線せよ」としか書かれていないし。(怨)


あ、ちなみにMG69(Fender JapanのMustang)にコイツ(Lace Sensor)載せた時は、どの配線がHotでColdでGndなんて全然意識していなかったけど。「Guitar Magazine」(だったかな?)のMG改造記事に「この色の配線をここに半田付けする」って懇切丁寧に書いてあったから(笑)。…えっ、それでもPU買った時点でまず調べておけってか。(自爆)

あの改造記事、編集部で改造したMGを、MGの神ことChar様に試奏してもらって、感想を言ってもらって、ギターボディにChar様の直筆サインを書いてもらって、それを読者1名にプレゼントするって企画だったんだけどね。元のギターと同じ位のコストをかけて改造するんだけど、その内容が、PUをLace Sensor Goldに変えて音質を変えて、マシンヘッドをゴトーのポスト高が可変の物に変えて弦毎のナットへのテンションを一定に保ってアーミング時のチューニングの狂いを改善するって内容だったんだけど。すげー面白かった。

で。銀座で飲み明かした翌朝、山野楽器でMGを衝動買いしたのが(MGも衝動買いかよ>ワタシ)、あの記事を読んでから何年も後だったんだけどね。面白い記事だったからギタマガ残してあったんだよな。で、PU交換だけイタズラ半分でやってみた、と。その後雑誌は捨てちゃったけど。

MGって元々ステューデントモデルとして作られた小型軽量のギターで、パーツ類も比較的低コストに抑えたギターなので、コイツのコスト抑制箇所を改善して弱点を無くそうっていう内容なんだから、そりゃ戦力は相当上がったと思う。でも。自分でやってみた感想は、PUはLace Sensor Goldと出力の小さいPUで、MG標準のアルニコPUと比較して驚くほどノイズは低減されたけど、出力はさらに下がった感じだったのと、音がMGというよりもMGとSTの中間みたいに「特徴に欠ける音」になっちゃったので、2~3ヶ月遊んだ後に元に戻した、と。今ではMGの最大の魅力は、あのアルニコPU特有のチープな音と不安定さにあると思っているから。アレじゃないとMGの音じゃないって。それでいてギターとしてちゃんと1つの完成形をなしている。すげーぜ、Leo Fenderさん。


閑話休題。(いつも脱線し過ぎだぜ>ワタシ)
Fender USAのサイトにLace Sensor仕様Blackieの配線図を発見(Fender Forum;<http://forums.fender.com/viewtopic.php?p=408473>)。Lace社との契約が切れた後までちゃんとユーザをサポートする辺り、さすが御本家。

Lace Sensor仕様Blackieの配線図。
上記Fender USAのサイトからdownload。自分のための備忘録のようなモノです。

という訳で。「橙がHot、白はCold、緑がGnd」が正解のようです。

ちなみにこの配線図では白と緑は結線先が違うように見えるが、当方はS-1スイッチ無しなので、結局白も緑もGnd(Volumeポッドのケース)への結線じゃねーか? やっぱり白と緑は同じ所への配線で良いらしい。良いような気がして来た(笑)。
  • まずは、Noiseless PUのHot(白)が付いている所にLace Sensor PUのHot(橙)を、Noiseless PUのCold&Gnd(黒)が付いている所にLace Sensor PUのCold(白)とGnd(緑)を繋いで、味見をしてみる。
  • どうしてもLace Sensor仕様の(昔と同じ仕様の)Blackieにしたくなって来たら、Volume PodをS-1スイッチに交換する。
という段取りで良いかなぁ、と。でもこれ全部Blackie(黒)で試した後、新Blackie(たぶんTorino Red)で再現するのか? 流石に引くなぁ。というか、ただただ面倒臭いぜ。

それと、ひとつ気になることに、以前Blackie(Noiseless PU仕様)のVolumeポッドを交換した時の記録写真を見ると、上のFender USAの(Lace Sensor PU仕様のBlackieの)結線図とは、TBXに付いている抵抗の位置が違うような気がするんですよね。でも、写真では配線がジャマでいまいちハッキリしないし。作業をする前にもう1回手元のBlackieのピックガードを開けて、中の部品の配置をよ~く観察してから考えをまとめることにしよう。きっと、それがいい。



さて、ここで、根本的な疑問。

果たして、新品のギター(しかも¥200kクラスの中~高級と言えるギター)を買うなりすぐ改造なんてしてしまって良いものなのだろうか?

自分としては、色々確認して、それでもOKと判断出来たら…、と考えているのだが(だからこそ愛機Blackie(黒)を実験台にして――勿論その後はフランケンシュタインのままにせず、ちゃんと復旧する予定も考えているのだが)

だが、今回色々とネットを彷徨った経験を通じて、ワタシは驚くべき事実を知りました。それは、(軽く¥200k~500k位であろう)高級ギターの新品や、長年連れ添ったウェポンを、容赦なく改造しているツワモノが少なからず居て、その勇気(蛮勇?)を惜しげもなくブログで公表しているというコトです。しかもその改造たるや、ボディへの加工が必要なものだったり(穴あけ加工なんて甘っちょろい方で、トレモロを変えたりアクティブ回路を追加するためにキャビティを追加したり、背の高いPUを入れるためにキャビティを深くしたりすることもザラにあるようです)、…その勇気というか何と言うか…には本当に驚かされます。道楽もココまで出来れば立派だよな。うーん、ワタシにはソコまでの勇気はありません。加工するのはせいぜいピックガードだけです。(実はストラップピンをロック式に交換するのさえ躊躇われるのです。。。)

Fender Japanのギター用のピックガードにFender USAのギター用のパーツを取り付けるには穴をちょっと広げる必要があるのですが、それだけの為に、ワタシはホームセンターでリーマーを買いました(プラスチック加工にここまで気合入れる必要は無いのかも知れないけど、でもリーマーで丁寧に作業すればセンターずれとかは殆ど起きないとか、一応考えてのことです)。でも、あるツワモノは「どうせ隠れる所だし、半田ごてで溶かした」とか(それじゃセンターずれちゃわないか?)、「PU交換をしたんだけど、Ass'yに入っていた抵抗やコンデンサを繋ぐ所がよくわからなかったので、○○(チョット違うタイプのギター)の結線図を見て、それと同じ所に付けました」とか(それってチョット違うタイプの音になっちゃわないか?)、なんかもうやることがすげーワイルド。どうやら、分かっててやっているんじゃないみたいなんです(ちゃんと分かってて無茶するオトナはワタシ大好きです、良い友達になれそうな気がします)。よく分からないけど、とりあえず目的を達成しようというパワーが凄いんです。「ロックな奴」ってこういう人たちを指すのかも知れません。ワタシにはとても真似できません。

ええ、ワタシは小心者です。小心の小市民で結構ですよ、、。

え? 誰ですか?!
ワタシのコトを「石橋を叩いて叩き割る奴」なんて言っているのは!


(爆)






まーそんな話はとりあえず置いといて。今日のお楽しみ。

「One More Car, One More Rider」ツアー(2001)の映像より。
すんげー彩色のBlackieを弾いています。

アップ映像を見ると、(「Noiseless」の字はよく見えませんが)ポールピースの見えるPU、つまり現行のNoiseless PU仕様のBlackieです。

で、Clapton師匠、相変わらずフロント+センターのハーフトーンで弾いています。それと、すんげー細かい話ですが、ポールピースの高さ調整が各弦の高さに合わせたRからズレていて、(特にフロントとリアのPUで)2弦だけポールピースが引っ込めてある辺り、定番の調整方法ですね(おっと、これ某リペアマンご本人からの受け売りなんですけどね/笑)。DVDとかBDって、奏者の指使い等は勿論、PUの選択とか、運が良い時にはこういった器材の調整状態まで見れるのが良いですね。

一応この絵の出典元。
Eric Clapton「One More Car, One More Rider Live on Tour 2001」DVD

このDVDでClapton師匠は、Blackie(色はBlackどころかサイケデリック)の美味しい所を出しまくった弾きっぷり。リズム隊もSteve Gadd(Dr)+Nathan East(Bass)と鉄壁。もーすげー楽しいライブです。で、CD版に入っていない曲もあったりします(CD版には無い曲もありますし、CD版では曲の途中をカットする編集をされた曲もあるようです…ってCD聴いてもどこが編集された箇所か判らないのも違う意味で凄いですけどね)。このDVD、大きな画面で見ていると、本当にライヴ会場に居るような楽しい作品になっています。


サイケと言えば、2001年以降は何度かサイケペイントのBlackieを使っていますね。上の1本もそうですが、違うペイントのサイケBlackieを使っているClapton師匠が表紙になった本(DVDブック)もあります。

「エリッククラプトン デビュー50周年記念」

サイケと言えば、ClaptonはCream時代にサイケペイントのGibson SGを使っていました。以下はそのレプリカ品の写真。ボディ表側は勿論、ピックガードもボディ裏のキャビティの蓋もネック裏面もペイントされちゃっています。

サイケデリックペイントのGibson SG

細かく見れば見るほど凄い。てゆーか、なんかもうアブナイ。身近でいきなりこんなギター見かけたら腰抜かすかも。突き抜けているというか、いやむしろ逝っちゃっているというか。ギターの神と呼ばれた人は、若き頃から武器(ウェポン)も神だった、…という所か。

で。このサイケなSGのレプリカ、日本にも結構入って来ているようですが、有名どころのオーナーは野村義男さんですよね。もし自分が持っていたとしても、弾くだけ・メンテするだけでペイントがどんどん剥がれて行ってしまう気がするので、とてもじゃないけど触ることなんて出来ません

ちなみに、このGibson SGの絵は「Gibson "Fool" SG Eric Clapton」辺りのキーワードで検索すると、すげー詳細な絵がバンバン出てきますよ。

2013年9月6日金曜日

ギター妄想その2:Lace SensorタイプのBlackieが欲しぃ~

「普通の」Stratocasterが欲しいなんて言っておいて、舌の根も乾かないウチにまた変な妄想を

今回もBlackieがらみです。2000年以前は、Eric Claptonのギター“Blackie”は(現在付いているFender Vintage Noiseless PUではなく) Lace Sensor (Gold) PUが搭載されていました。このPUはNoiseless PUとまた違う音がします。

Lace Sensor (Gold) PU。
ポールピースの出ていない外見です。

DVD「Eric Clapton & Friends Live 1986」から。
ポールピースの無いBlackie(色はTorino Redだけど)を弾いています。
この他、もう1本、PewterのBlackieも使っています(DVDジャケはPewterのBlackie)。

手元がアップになった絵。ポールピースが無いことがハッキリと判ります。
にしても。PUセレクタを見ると、Clapton師匠、ハーフトーンが大好きですよね。
僕も師匠に「なりきる」時はF&C PUのハーフトーンで目一杯Mid Boostかけます。

Eric Clapton & Friends Live 1986
上の絵の出処です。Phil Collinsのすげーエッジの効いたドラミングが聴けます。
BassのNathan EastがまだシグネチャーモデルでなくYAMAHAのBB-5000(5弦)を使っています。
時代を感じさせる絵と音ですが、楽しいライブ映像ですね。


さて。ここからが本論

困ったことに、このLace Sensor (Gold) PUを搭載したBlackieというのが、今はもう売られていないのです。否、中古楽器店に行けば(弾数は少ないですが)あるにはあります。でも、(オールドとかヴィンテージを好む人の意見や気持ちを否定する気は全くありませんが)、ワタシとしては、
  • 誰がどんな弾き方をしてきたか判らない(枯れるまでの弾き方でその後の鳴りが全然違う…気がする)
  • フレットが摩耗していたり、ボディ・ネック・パーツ類がやたらとヘタっている
という、どうにもよく解らないコンディションのギターに、高い金額を出す気がしないんですよね。下手したら(特に名のある大手中古楽器店では大抵)新品以上の値段が付いているのですけどね。ちゃんと弾けるようにするだけで一手間かかりそうなシロモノにあの価格。ワタシの感覚からすれば、アレはもうボッタクリ不当な価格としか思えない。まー枯れた木材(ボディ、ネック)の音が魅力!とかはソレナリに解る年齢になっちゃいましたけどね。

はてさて、そんなワケで。

新品が無いなら自分で作っちゃえ!プロジェクト始動(ホントか?)です。

素材は
  • Eric Clapton Signature Stratocaster “Blackie”(当然新品、出来れば色はTorino Red)
  • Lace Sensor Gold PU×3発に換装
といった辺りで如何かと。これで「なんちゃってLace Sensor仕様のBlackieの完成!」です。
厳密に言えば現行の(Noiseless PU仕様の)BlackieのMid Boostは、Lace Sensor PU仕様のBlackieに搭載のMid Boosterとはブースト回路がチョット違うようです(回路図にすると似ているけどね)。でも、どちらも0~25dBのブースター。

※この辺り、ネットを徘徊していたら、こんなページ(Studio 'SlowHand')を見つけました。Eric Claptonのシグネチャーモデルが出始めた頃(つまりPUがLace Sensorだった頃)にFender Japanから出たほぼ同じ仕様のギターで使われていたMid Boost回路と、現行のBlackieで使われているMid Boost回路の比較。曰く、
  • 回路構成はほぼ同じ。
  • 使ってるトランジスタが違ってたり、抵抗やコンデンサの値が違ってたりするけれども。これはトランジスタの特性に合わせてのことなのかな? それともブースト量や周波数も変えてある? そのヘンのところは不勉強で解析できてないんだけれども。
とのこと。ワタシも回路を見てみましたが、「ほぼ同じ」と思って良いのではないかと(増幅率とか周波数特性とかチョット違う気もするけど)。んで。なんか、Fender Japanから出ていたECシグネチャーに似たギターとモノホンのBlackieはPU~ブーストポッドの接続順が一部違っていた、というオチまでついています。

Fender USAのEric Claptonシグネチャーモデル“Blackie”。
Lace Sensor搭載にするんだったら、やっぱり色はTorino Redでしょ!
Pewterという選択も渋くてナカナカ良いのですが。

…って。この写真(↑)、Fender USAのサイトから引っ張って来たのですが、Clapton師匠はトレモロアーム使わないでしょ。シグネチャーモデルなんだから、せめてアーム無しの写真にして下さい(怒)。
Clapton師匠のBlackieは、トレモロアームの穴は塞いじゃっているし、トレモロのスプリングも5本バッキバキに張っていて、万が一にもトレモロが動いたりしないように木材のブロックまで挟んでいるじゃないですか。それでも敢えてハードテールのブリッジにしないでSynchronized Tremoloを残しているのは、ブリッジ下にキャビティがあり、そこに大き目の金物が入った状態での「響き」と、スプリングがバッキバキに張られた状態での「鳴り」を狙っているんだと思う。


閑話休題。
これで問題は一挙に解決だ!

…と思いましたが、問題は経済面。
  • Blackieは新品で実売価格¥200k~240kくらい。
  • Lace Sensor Gold PUは実売価格で単価¥10k~15kくらい。
全部新品で揃えるとなると、¥250k~300kの出費になります。やっぱり迂闊に手を出せるシロモノではなかったか…。それで狙った音にならなかったらマジでシャレにならない

うーん、…。

でもでもでも。

よ~く考えてみると、全部新品で揃えなくても素材は転がっているじゃあないですか!
  • Blackieは手元に1本ある(名前の通り黒いヤツが)。
  • Lace Sensor Gold PUも(一時期ふざけてMustangに載せてみたのが)2個転がっている。
…ということは、Lace Sensor Gold PUを1個だけ追加購入して、手元にあるBlackieで実験をしてみればいいんだな。これなら投資は¥10k~15k程度で済むから、まぁ道楽として許される範囲でしょう。で、コレで気に入る音を出すことが出来たら、本当に新品を1本買うかどうかはそれから考えることにする(問題の先送りとも言う)。Lace Sensor Gold PUのPUカバーのデザインが今売られている物と手元にある物でチョット違うので(手元にある奴は控えめな金文字で「Fender Lace Sensor」と書かれているだけ)、外見的にはちょっとアレになっちゃいますが、まぁ実験している間だけですし、PUカバーだけなら無印の物に変えちゃっても良いし(Mustang用のPUカバーで合うかな…? コレだけの為にMGバラして試すのもアレなのと、PUカバーはMG用の物で2個1組で¥800~1.5k程度なので、これは都内に行った時にでも、もし覚えていたらなんだけど、茶水のESPショップ辺りで調達しておくことにしよう)

な~んか、自分の大切なウェポン(ギターのことですよ)に手を加えて、ギターとしての商品価値をどんどん落としてしまっているような気もするのだけれど、Blackieは売り払うつもりは無いので(YAMAHA SG-1000に次いで長いこと弾いているし、すげー気に入っています)、商品価値なんて考えなくて良いんだけどね。というか、ガリノイズが出始めたジャックポッドを交換したり、ピックガードを交換したりしているし、ラッカー塗装が所々剥げているので、既に「商品価値」は殆ど無いのかも知れないので、心配するだけ無駄なような気もするんだな。

な~んか、妄想だけでは終わらない気がしてきたぞ。。。

いや、それでもまだ妄想の段階なので、「やってみました!」報告を本当にするのかしないのか、いつのことになるのかは現段階では何とも言えませんけど。

まぁ、実際にPU交換とかすると
  • ピックガード外して(22Fがオーバーハングしているので、ピックガードをひん曲げながらでないと外せない…って、本当はネックを外して作業するのが正しいのでしょうけど、ネックを外すとその後の調整がエラく面倒なので、毎度チョットばかり手抜き工事をしています)
  • 古いPUに繋がった箇所の半田を溶かして除去して
  • 古いPUを外して
  • 新しいPUを付けて
  • 新しく半田付けして
  • テスターで正しく結線出来ていることを確認して
  • 配線を整えて(弁当箱キャビティじゃなくて3PU+コントロール部分のキャビティとに分離していて、その間の狭い溝にうまく配線を収めなきゃいけないので結構面倒)
  • ピックガードを戻して(ここでもう1回ピックガードを撓ませて斜めに突っ込むという荒技に出る)(で、ネジを2~3箇所だけ止めた所でアンプに繋いで一度音を出して確認)
  • 適切なトルクでネジ止めをして
  • アンプから音を出しながら各PUの高さとか調整して
とか何とか、そりゃぁすんげー手間がかかります自分の時給を計算すると、最初から新しギター買っちゃった方が…ってホドでもないか(笑)。そこまで不器用ではありませんので…。で、悪くても手持ちのBlackieは元のNoiseless PUに戻す訳だから、この作業が2回。新しく(Torino Redの)Blackieをもう1本買ったとしたら、PU交換がさらにもう1回(合計で3回)。ま、現行のPUは最初からF,C,Rの区別が付くようにマーキングしておいて(たぶんマジックで色々書いたユニパックに乾燥剤と一緒に入れて暫く保管する)、各PUの高さとかは事前に測っておいて復元するだけだから、最初ほど細かい作業が必要になる訳じゃありませんけどね。で、黒いBlackieを現状復帰させる前にLace Sensor PUのデータ取りはしておくので、赤いBlackieではそのデータを見ながらの「復元作業」になる訳ですから、本当に面倒なのは最初の1回だけ、ということになりますけどね。(でも半田付けを何度もやるのは気が重いかも。ひとつ間違ったら大切なギターに焦げ目を付けてしまいかねない作業、すげー嫌な汗かくんだよね。)


以下、Blackieでガリノイズが出始めたジャックポッドを交換した時の写真です(毎度のことですが、配線の接続とか状態が後からわかるように、蓋を開けた時に配線の色とか接続状況とかメモも取っているのですが、証拠写真も「これでもか!」って位にコンデジで撮りながら作業しています)。

弦を外したBlackie。外見的にはST57とほぼ同じ仕様で、8点止めの単層のピックガードです。

ピックガードを外すと(先述の通り、ちょっと強引にやりました)、裏面はこんな感じ。
PU間を通っている配線は、蓋をする時に、次の写真(↓)の狭いキャビティに収めます。

ボディ側。3PU+コントロールの他、Mid Boosterの回路の所にもキャビティがあります。
Mid Boosterが入っている分、配線はチョット複雑になっています。
にしても汚ねぇな、このギター(苦笑)。蓋をして戻す前に当然キレイにしましたけどね。


とか考えていたら、だんだん実行するのが面倒臭くなって来ました。本当に妄想だけで終わらせておいた方が良いかも…。妄想だけだから楽しい、のかも知れません。

うーん、…。

いやいやいや。

面倒臭いことも「えいやっ!」と一旦始めてしまえばすげー楽しいんだよね。文字通り寝食を忘れる位に。そんで、作業が完了した時の達成感といったらこの上無い。狙った通りの結果が出た時はそりゃもう感涙モノです。


という訳で。

結論です。

とりあえず、Lace Sensor Gold PU×1個だけは買っておくことにします(出来ればFender製のデッドストックを。それが無ければ仕方が無いので、Lace社製の物にするしか無いけど)。連休とかで時間のある時に、気が向いたら時にでも作業出来ようにしておく、みたいな。

2013年9月5日木曜日

ギター妄想その1:「普通の」Stratocasterが欲しぃ~

手元にあるStratocasterはEric Claptonシグネイチャーモデル(所謂Blackie)で、普通じゃないんです。ベースとなっているギターはST57なのですが、

  • 指板は22Fまである(通常のST57は21F) …ってこれは音には殆ど関係無いか。
  • PUはFender Vintage Noiseless PU
  • アクティブ回路(Mid Booster)が付いている

という訳で、それはそれはもう、出音がStratocasterじゃないのです。Mid Boosterを使わないでいるとソレナリにStratocasterの音がしますが、PUがスタックド・ハムバッカー(通常のハムバッカーは2個のPUを横並べにしているのに対し、Noiseless PUは2個のPUを縦に積んでいる)なので、通常のシングル・コイルPUの音とチョット違うんですよね。

Fender USAのEric Clapton Signature Stratocaster、“Blackie”。
15年位弾き込んでいて、ラッカー塗装が所々剥げちゃったりしているけど、今でもバリバリ現役。

このBlackieはコレはコレですごく好きなギターですよ。(腕前はともかく)Clapton師匠になりきることが出来ますしね。これで“Layla”とか弾いている時は、アッチの世界に逝っちゃっています(笑)。

でもやっぱりStratocasterじゃないんですよ、コレは!

一昨年Fender JapanのTelecaster (TL-STD)を衝動買いしたのですが、これは正真正銘のシングル・コイルPUの音で、チャキーンとかジャリーンとか鳴らすカッティングが結構気持ち良いのですよ。で、楽器屋さんでFender USAのSTアメスタ(American Standard)とかアメデラ(American Delux)を弾かせて貰ったら、Blackieと違って「チャキーン」とちゃんとStratocasterの音がする!(当り前だけど。…てゆーかアメデラは「新世代Stratocaster」でヴィンテージとは違う感じだった気もするけど。)

Fender JapanのTL-STD。
ヘッドに「Made in Japan」と書かれているけど、最終工程(組み上げ)だけ日本で他は中国の工場だと思う。

ボディ材がバスウッドという、最近よく見るようになった謎の物体だったり、弦が裏通しじゃなくてブリッジの端にボールエンドを引っ掛ける方式だったり(サドルが強く押し当てられなくなるので、高ポジションで激しくチョーキングするとサドルが啼く)、マシンヘッドがクルーソンタイプじゃないとか(ゴトーの高精度な物が付いているので機械的にはいいんだけど、外見がね…)、色々イロイロとオリジナルと違うのだけど、ソレナリに丁寧に作られていて、フロントPUで「チュルーン」、リアPUで「ジャキーン」と、素直なTelecasterの音がする(ような気がしているだけかも知れないけど)。ネック調整はヘッド側に6角レンチを突っこめば出来るようになっていてネックを外さずに微妙な調整も出来るので、これについては高評価を献上したい(コレは昔は高級機種に限定の構造だった)。ただ、フレットが細く背が低いタイプで材質も(たぶん)洋白で柔らかく、購入2年弱で、既にフレットがかなり減っちゃっていて、少し弦高を上げないとシタールみたいな音がしてしまう(ビビりが出ちゃう)場所が出てきている。あ~あ、やっぱり値段相応なのかねぇ(¥50k位でした)、といった感じ。ま、最初から「ソレナリの物」と解った上での確信犯的な購入だったんだけどね。買った時は「お値段以上の価値!」と結構気に入っていたのですが、こうも早く寿命が見えて来るとは…。

ま、ストラップが外れてイキナリ落としてジャックポッドのシャフトを折ったりボディを傷つけちゃったりしてから、「安いギターだから、ま、いっか」と粗雑な扱いをしているので、そこら中傷だらけ、リサイクルショップに持って行っても「お持ち帰り下さい」or「処分費を頂きますよ?」になること請け合いのコンディション。まーこんなギターだから、フレットの摺り合わせ(程度により¥8k~15k位が相場らしい)やリフレット(¥30k~40k位が相場かな)するよりは、弾き潰してワタシの腕前向上に貢献してもらうのが良いんだろうけどね。


イヤ、今はTelecasterはどうでも良くて。
Stratocasterの話でした。

TL-STDの劣化状況を見ると、同じグレードのST-STDは手を出すべき対象じゃないと思う。そもそもST-STDは21Fしか無いし(ワタシは22Fのストラトが欲しい)。素直にST57を…とか思ったけど、Fender JapanのST57もボディはバスウッドじゃん。Fender USAのアメスタ(American Standard)ならボディはアルダーで22Fまであって、スペック的には欲しいモノに近い気がするんだけど、…なんて色々と妄想していたら、無性に試奏させてもらいたくなって来たぞ

…って、危ないアブナイ。ダメでしょ、¥200kクラスのギターを衝動買いなんて。
そうでなくてもエレキギターだけで8本もあるんだから(それ以外にエレキベースが3本+アコギ1本+エレアコ1本、ギター以外も入れると電子ピアノにシンセサイザー、我が家のリビングはそりゃーもう大変なコトになっています)
このギターの本数、既に「お前は高見沢か!?」と言われている身です(同じことを言った人が2人います)

結論。

やっぱり、買いませんよ。
ただの妄想ですってば。(笑)