- …などと書いているワタシ自身、「さっき弾いたギター」のチューニングはよくサボります(笑)。
- 基本的に、弦交換の数日以内のギターは1日に何度もチューニングをし直します(弦がどんどん伸びてピッチが下がるので)。弦交換後数日経ってピッチが安定したギターでも、一晩経ったギターは基本的にチューニングし直しです。
クリップチューナの例:LOUIS LCT-7
時々行方不明になるので(笑)、2個持っています。
- 市販の安価なクリップチューナの性能は練習等の使用には十分な性能です。が、数セントは簡単にズレますので(1セントは半音の1/100)、本格的に演奏する場合は、ピッチ特性が安定したインライン式のデジタル・チューナか、DTM/DAWソフトに搭載されているチューナを使い、全パートで同じチューニングになるようにしませう。
- クリップチューナは、電圧や電流が不安定な電池を使っている以上、精度が高くないのは仕方ありません(水晶発振器を使っている通常タイプでは価格差による性能差は小さいと思います…あ、メーカによって低音の拾い方は結構違うかも知れません)。
- 数千円のクリップチューナに電圧・電流補償回路や温度補償回路が付いているとも思えません。ピッチが数セント狂うのは値段相応と考えて良いでしょう。
- クリップチューナは電池が切れると動かなくなるので、音叉を使ったチューニングも覚えておくと良いです(音叉を使ったチューニング法を正確に書く自信がないので、この方法ついては他文献にあたって下さい←投げっぱですみません/苦笑)。
- クリップチューナと音叉はギターケースのポケットに突っ込んでおきましょう。
- 音叉はA=440Hz以外の物(442Hzとか)は置いているお店が少ないのですが…。
- ハーモニクスを使って各弦のバランスをとると純正律的な音間隔になりますが、ギターは平均律楽器なので、ハーモニクスからは微妙にズラす必要があります(これは実経験を積んで慣れるしかないかも知れません)。
- 電子チューナを使わないと、正確なオクターブ・チューニング(ブリッジ位置の微調整、エレキ特有の調律機構)は出来ません。これをやる時は、出来れば高性能なインライン式のデジタル・チューナor DTM/DAWソフトに搭載されたチューナを使うことをお勧めします。
◆ワタシのオススメ!
この項目でワタシが書きたいのは、クリップチューナの商品のオススメではありません(高級品を使わなくても、ちょっとしたギグには充分だと思うからです)。
ここで書くのは、クリップチューナーの付け方のオススメ方法です。多くのギタリストがクリップチューナーをヘッドの表側に付けているようですが、ヘッド裏側に付けた方が表示が見やすいです。
たとえば、Gibson系なら、多くの方が以下のようにクリップチューナーを付けています。
Gibson系ギターでよく見られる付け方
ヘッド先端(3・4弦ペグポストの間)に付ける人が多いです。
でも、ヘッド裏面にチューナ本体が来るように付けると、正面や上から照明を浴びていても表示が見やすいので、下の写真のようにするのがオススメ♪
Gibson系、オススメの付け方
※液晶表示が少し変なのは斜めに見ているからです
Fender系でも基本は同じです。以下の付け方が定番です。
Fender系ギターでよく見られる付け方
Fenderロゴの上に付ける人が多いです。
これも、チューナ本体がヘッド裏面に来るように付けると、表示が見やすくなります。
Fender系、オススメの付け方
その他注意点。
- マイク・モード(コンデンサマイク)は周囲の騒音の影響を大きく受けます。なので、生音の小さいエレキギターでは、ピエゾモード(ピエゾ素子によりギター本体の振動を直接拾う)の方がオススメです。
- ドロップチューニングとか全弦半音落としとかの変則チューニングを多用するギタリストは、レギュラーチューニングに特化したギターモードでなく、クロマチックモードで使う方が便利かも知れません。
- クリップチューナは、7弦ギターの7弦開放弦やベースギターの開放弦の低音はなかなか拾ってくれません。こればっかりは仕方無いので、12F (or 5F)ハーモニクスを使うことになります。(予め、インライン型やDAW/DTMソフト内蔵チューナでオクターブピッチをビシッと出しておきましょう。)
- 上にも書きましたが、電池が劣化してくると(電池切れまで行かなくとも)ピッチが少し不安定になります。なので、時々電池交換しましょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿