2014年3月22日土曜日

映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(Part II/1989)にPRSギター発見♪

映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の続編(Part IV)が来年夏に公開されるそうです。Part Iの公開は1985年。からもう30年近くなるのですね(2015夏公開予定のPart IVは30周年記念企画ですね)

という訳で(?)、昔の作品(Part I~III)を観ました。今観ても、結構面白いです。制作当時(1980年代)に予想された“未来”(2015年)が映像になっています。
  • Part I~IIIの公開年は、それぞれ1985年、1989年、1990年です。
で、映画の中にPRS (Paul Reed Smith)のギターが! 映画のクレジット等をちゃんと見た訳ではありませんが、特徴あるヘッド形状、ボディのアーチトップ形状。

“骨董品”を陳列した飲食店の店頭 (Back to the Future Part II/1989)

よく見ると、店内にPRSのギターが! (同 Part II/1989)
1985年に創業されたばかりのPRSギターをヴィンテージとした設定は、先見の明アリでしょう。

中年になったマーティの楽しみは、若い時と同じく、ギターを弾くこと。(同 Part II/1989)
このギター、PRS Custom 24っぽい。今は高級品ラインはバード・インレイですが、当時は全てドット・インレイでした。

で。Part I (1985)から29年も経って2014年になりましたが、空を飛ぶ自動車浮遊するスケートボードはまだ発明されていませんし、人々のファッションも、この映画ほどサイケデリックなものにはなりませんでした。が、色々と“当たっている”ところもあって面白いです。あ、でも、そもそもタイムマシンがまだ発明されていませんね(公に知られていないトコロで実は使われて…いたりしたらチョット楽しいですけど/笑)
  • 映画とは関係ありませんが、紙幣デザインが度々変わったり(日本の紙幣はマイナーチェンジも数えると数年おきに変更されていますよね)、硬貨に発行年が刻まれていたりするのは、時間移動によるお金儲けを難しくする為ではないか、なんてしょーもないコトを考えたことがあります(笑)。
この映画シリーズ、時代考証が少し甘いかも知れません。Part Iでの過去の時代(1955年)に、1959年に発売された筈のギブソンES-345TDが使われていたりします。あ、でも、娯楽映画として充分面白いので、こういうコトを言うのは無粋かも知れませんね。

それにしても。Part I (1985)で、バラード曲のギター伴をいい感じ♪に弾き、自分の父親と母親になる人がちゃんと結婚できるように導いた後、「ああ、これはオールディなんだけど…」と、(1955年の世界では未発表の)チャック・ベリーの“ジョニー・B・グッド”を弾きます(舞台袖に下がったギタリストが従兄弟のチャック・ベリーに電話して「この演奏、お前が探し求めていた音だよ!」と言って受話器越しに演奏を聴かせる…みたいなネタが仕込まれています)。バンドメンバーには「Fのブルースで、ギターをよく聞いて付いてきて」みたいな指示を出した後、ゴキゲンなギターを弾くマーティは格好良かったです。でもその後だんだんヒートアップして行って、ただのメチャ弾きになります。ギブソン・カスタムの超高級ギター(しかもセミアコだから壊れやすい)をブン回す、マーティ(マイケル・J・フォックス)のパンクな姿には笑わされました。

手に怪我をしたギタリストの代役でギターを弾くマーティ。(同 Part I/1985)
1955年の世界でGibson ES-345TD (ビグスビー付)をパンクに弾き倒します。

飛び跳ねてギターを掻き鳴らした後は、高速タッピング(1980年前後にエディ・ヴァン・ヘイレンがメジャーにした、いわゆるライトハンド奏法で、1955年当時には知られていない弾き方です)、さらに(1人だけ)ノッてきた彼は、舞台上を走り回りながら弾いた後、寝転がってメチャ弾きして(フレーズもスケールアウトして来る)…最後にはアンプを蹴り倒します。バンドメンバーはフリーズ状態。演奏は曲の途中で止まってしまいます(そりゃそーなるだろーな!)。

時代の先を行き過ぎた演奏(“前衛的を超えたイカレた姿)に、ポカーンとなる演奏者と変なモノを見るような目つきの会場の人たち。それに対してマーティ、「みんなにはちょっと早すぎたかな。君達の子どもには流行るよ。」

文字通り、時代を超えた作品(Part II、IIIと進むにつれて、遊び度合いも上がっています)。Part IVはどんな話になるのでしょうか? 楽しみです。

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