2013年4月14日日曜日

Apple純正USBキーボード(テンキー無しがもう無い!/涙)

今年の1/22に、新型iMac(2013)がウチに届いたと書きましたが、、
 ①キーボード・マウスのBluetooth接続が度々切れる
 ②新型iMacでもブート時のキーコンビネーションを使いたい
の2点の理由から、iMac(2008)購入時についてきたUSBキーボード(テンキー付き)+USBマウスを繋いで使っています。

テンキー無しのUSBキーボード(Apple純正)って、もう無いんですね。さっき検索したら、2010年末に廃版になってしまっていたようです。

iMac(2008)購入すぐ後に買った、テンキー無しのUSBキーボード(Apple純正)。有線接続なのでiMac本体との接続が切れることもなくバッテリーも不要、テンキーが無い分省スペース、iMacのブート時のキーコンビネーションも使える。良いことづくめです。(強いて悪い箇所を挙げれば、配線が時々邪魔に感じられることがあることと、iMacのUSBポートを1つ食ってしまうこと位でしょうか。) 今はもう売っていません(突然ラインナップから消えたような気がするんですけど、需要無いんですかねぇ? テンキー無しのキーボードは、今ではワイヤレス=Bluetooth=の物しか無いようです)

テンキー無しUSBキーボード、もう1台か2台、買っておけば良かった。後悔先に立たず。

ワタシはテンキーは使わないので(数字はフルキー入力)、スペース食いのテンキー付きキーボード、邪魔でしょうがないんですけど(笑)。

大学時代にブラインドタッチ(タッチタイピング)を覚えてから、テンキー付きキーボードでもホームポジションから手を動かさなきゃいけないテンキーは使わなくなりました。あと、ノートPCばかり使ってきたので、そもそもテンキー不要な体になっています。(ノートPCにも大抵、フルキーをテンキーに見立てて使うモードがありますが、あれは使いにくいです。それに、外付けテンキーを使っている人がいますが、携帯性が下がるじゃないか!とか思っています。人それぞれですけどね。)

今でもAmazon.co.jpにApple Keyboard (テンキー無し、US配列)は在庫があるようなんですけど、¥7,800というボッタクリな価格設定(元値は¥4,800)。出来ればJIS配列が良いし(US配列のキーボードって20年位使っていないような)、状態の良い中古品でも探すかなぁ。

現在、
 ・iMac(2008)→テンキー無しUSBキーボード+USBマウス
 ・iMac(2013)→テンキー付きUSBキーボード+USBマウス
という、何ともバランスの悪い使い方になっちゃっています。iMac(2013)がメインになったらキーボードも入れ替えます(新しいiTunesとか使いにくいとか、iPod Touch 5GがDockコネクタじゃなくて車載用プレイヤーにしにくいとか、色々あって、まだiMac(2008)がメインになっています。このiMac(2008)、最近時々具合が悪くなるのですが、HDD換装してでも使い続けたい1台だったりします)

という訳で。Appleの商品ラインナップから消える前に、以下を購入しておこうと思います。
 ・USBキーボード(テンキー有り)…予備機1台(Appleのキーボードは¥4,800と純正品でもリーズナブルな価格設定な割に、丈夫で滅多に壊れないのですけどね。)
 ・USBマウス(Apple Mouse)…予備機2個位(Apple Mouseは使っている間にスクロールホイールの不具合で必ず壊れるorz)
 ・USB-Dockケーブル…予備用2~3本(iPod Classicが無くなったら、確実にDockケーブルも消えると思われます。それと、このケーブル、USBコネクタ側のケーブルの「首」が必ず切れる消耗品です)

2013年4月6日土曜日

Garage Band! (綵音音楽教室のDTM講座のページがすげー解り易い!)

DTMソフト、Windows 7上で動くソフトでSonar X1(最近X2が出て、ろくに使い込んでいないうちに型落ちになってしまいました/涙)を使っているのですが、起動は遅いし「御作法」が煩雑で…と軟弱なワタシ。

そう言えば。ウチにはiMacが(しかも2008年モノと2013年モノの2台が!)あるじゃないですか! 新たにDTMソフトを購入しなくても、iLifeスイートに「Garage Band」なるDTMソフトが入っているじゃないですか!! でも、起動してみてもサンプル曲を聴く以外、あまり使っていなかったのですよ(それ以上使うだけの気合いが足りないヘタレでした>ワタシ)

Garage Bandのアイコン。
Gibson ES-335系? EpiphoneのCasinoか? (単なるアイコンなので、どっちでも構わないのかも知れませんが。)
【追記】テイルピースがトラピーズでもビグスビーでもなくてストップテイルピースなので、ブリッジ下にセンターブロックのあるGibson ES-335系かなぁ。Casinoはセンターブロックが無くてボディが完全に空洞なので、弦の張力を支えるのはボディエンド=ギターのお尻=からになり、トラピーズ(ジャズギターによく見られるタイプ)かビグスビーになるんですよね。ビグスビーのEpiphone Casinoと言えばThe Beatlesであまりにも有名ですよね(John Lennon, Paul McCartneyの2人)。Paulは右手用のギターに弦だけ逆に張って使っていたとか。ビグスビーのトレモロアームが左手首(ピッキングは左手)に当たって演奏しにくくなかったのかなぁ。

で。Garage Bandの使い方の紹介ページを検索してみたら、すんげー良いのを見つけました。
綵音音楽教室の「Garage Bandではじめよう【DTM講座】」 。

内容(目次)は以下の通り。
 1.機材を購入しよう
 2.セッティング&遊び
 3.音符入力しよう
 4.アレンジしよう
 5.作曲をしよう
 6.音作りをしよう

このページ、すんげー解り易いです。
無料でコレだけ読めるなんて、有難い限りです。

Garage Bandのオペレーションだけなら、最低限「3.音符入力しよう」だけ読めばOKです(1と2もナナメ読みしましたけど、ここまで1晩)。んで。ここまで読んだトコロで、Rebeccaの「Raspberry Dream」を1コーラス入力してみました(これが2晩目)

先日Tribute To JapanのライヴDVDでの、聖飢魔Ⅱ+Nokkoのコラボでの「Raspberry Dream」について書ましたが、このメロディーが頭について離れなくなっていたので、…という訳で選曲しました。

一応言わせてもらいますが、バンスコ無し、所謂耳コピーです。とは言っても、聖Ⅱ+NokkoのDVDを見た時からイントロのピアノ(聖Ⅱ+NokkoのDVDではツインギターでやっているが)とメロディ(メインヴォーカル)と基本のベースラインだけは聴き取っていたので、改めて聴き取ったのはバッキング(ギターのカッティング+鍵盤)だけなのですが。にしても。原曲がG Minorでコード進行がⅡ-Ⅴ中心で解り易く、バッキングの聴き取りは(Garage Band上での音符の編集時間を除けば)30分~1時間位でしょうか。

あ、耳コピー用音源はRebeccaの「Complete Edition」から1曲目です。
※Garage BandでAIFF/MP3ファイルを作成出来るのですが、著作権等の大人の諸事情があるので、ココでは公開できません(申し訳無いです)。(iPodに入れてあるので、友人に個人的に聴いて頂くのはOKです。)

これはリミックス版なのですが、オリジナル音源は、高校の頃に聴きまくった海賊版カセットテープ(もうテープがビロビロです)しか持っていません。リミックス版はちゃんと自分でお金出して買ったということで許して。。

今回の耳コピー+DTMオペレーション、イントロ~1コーラスのみ、ベースの細かなオカズは抜きとは言え、オペレーションさえ出来なかった人間が、2晩でココまで行けるとは。(DTMソフトとしては簡易版=機能が色々限られている=とは言え)Garage Bandが良く出来ていることもあるでしょうし、綵音音楽教室のページが良く書かれていることもあるでしょう(DTMオペレータ短期養成コースか?!)。

でも、今回耳コピーだけでイキナリGarage Bandに入力してしまったので、曲が長くなって来ると、進行やら何やらと混乱します。やっぱり楽譜を作っておかないと、後で非常に苦労する(って当り前かぁ/笑)。1コーラス入れれば、あとはCopy&Pasteと微調整で1曲出来ちゃうとは思うのですが、ドラムスのフィルインが違うとか、ベースのオカズがちょっとずつ違うとか、拘り出したらソレこそ止まらない。コツコツした職人仕事になる訳ですが、今回はソコまで気合が入りませんでした。。。こういう仕事をしている人も大変だなぁ。。。


ちなみにこの綵音音楽教室のページの
 1.機材を購入しよう
 2.セッティング&遊び
では、DTMの基本のキホンが学べます。

さらに、
ではポピュラーミュージックの楽典の基本とアレンジの入門が学べます。

この綵音音楽教室のページ、Garage Band以外のユーザでも、DTMを志す人や楽典の入門者であれば、多くの方におススメ出来ますよ! ご一読あれ!!>興味のある方

2013年3月31日日曜日

骨董品(古いデータメディア)発掘!→でも読み出せないよう!!(涙)

今日で2012年度も終わりです。という訳で(?)、実家に置きっ放しだった物を少し片づけてきました(開けてビックリ玉手箱、とても1日じゃ片付かない/乗用車には1度には載せきれないので、あと2回位週末は実家にて仕分け&運搬になりそうです)

そんな中。大学の時に使っていたUNIXワークステーションからデータを保存したカートリッジストリーマが出てきました。オープンリールよりは後ですが、データDATや8mmビデオテープ(と同じサイズのデータ用バックアップメディア)より前の時代です(発掘作業(笑)がもっと進むと、DATも8mmも出てくると思いますが、今日は大モノだけで手一杯でした)

大学にてSunのWSで使っていたストリーマ(QIC-150;右下の単3乾電池はサイズの目安に)
概ね、IBM-PC(デスクトップ)用の標準サイズの内蔵HDD位のサイズです。
20年位前、150MBサイズで1本5,000円くらいしました。
底面はアルミで(オールプラスチックよりも)熱膨張率を抑えているという。。。

学生の頃は10年先、20年先なんて考えていませんでしたが、DATも8mmビデオも見なくなりましたね(映像&音声記録メディアも一部を除き、全部デジタル化されてしまいました)。年月の流れとは恐ろしい?ものです。

ちなみに、学生の時にPCのデータは全部FDからMO(128MB&230MB)に移していたのですが、もう今では世の中からMOもMOドライブも無くなっちゃいました(FDDは外付けドライブのリサイクル品を秋葉原などでたまぁに見かけますが)FDもMOもカートリッジストリーマも(それにデータDAT等も)、今となっては中身を使うことは無いのですが、出来れば、中身だけは記念碑的に取り出してCD-RかDVD-Rにでも焼いておきたいのですが、、、どうしたら良いんでしょうねぇ? (苦笑)。FDは何とかなりそうな気がしていますが、テープメディアは専用ドライブが無いとまず無理…でしょうねぇ。良い方法を御存知の方、いらっしゃいましたら是非ご一報をお願い致します!!

…と思ってAmazon.co.jpで「MOドライブ」を検索したら、まだありました!
640MB対応品で新品で6~7万円、中古品で5,000~8,000円位。
稀少品になってしまったせいでしょうか、結構イイ値段しますね。

QIC-150のドライブはIBMからリファービッシュ品が出ているようですが、
すんげー高い!です(機種にもよりますが相場は数千米ドル)。
とても個人が買える値段ではないです。
メディア(Imation製)は今でも1本2,000円位で入手可能らしい。
メディアが今でも売られているのにはちょっとビックリです。

この辺りの情報を検索していたら、EXABYTEとかUltriumとか懐かしいメディアが盛りだくさん。(笑)
…と、脱線しまくりでした。

で。そもそも論になってしまうのですが:

>10年以上前に学生をやっていらっしゃった皆様、
学生時代の卒論や修論のデータとか、今でも読み出せる形で保存していますか? やっていたとしたら、是非その方法を教えて下さい!!

そう言えば。

メディアの互換性に関して。大学の時に、趣味で、EPSONのPC98互換機(MS-DOS)のFDD(3.5インチ、2HD=1.44MB or 1.21MB & 2DD=720KB or 640KB…IBM-PCの1.44MB/720KBともNEC PC98の1.21MB/640KBとも互換性があって「使えるヤツ」でした)で、富士通FM-7シリーズ(主にFM-77AV)で書きこんだ2D(320KB)のFDを読み出すプログラムなんて書いたものです。開発?したのがEPSONのPC98互換機だったので、BIOSが少しだけ違うNEC製PC98シリーズでは動かなかったのを覚えています。てゆーか、今日その開発メモも発掘しました(学術論文のコピーの裏紙に印刷&メモした紙の束!/笑)。あと、F-BASIC(V3.0&3.3)エミュレータfor PC98なんてモノも作り…かけで放り出してしまいました…が、FDにセーブされたF-BASICのバイナリコードを読み出してアスキー化する所までは出来るようになっていました(要するにF-BASICの中間コードの対照表を作った所までやって、あとは頓挫;F-BIOSの解析とCPU=MC6809(厳密には富士通製のMBL68B09E)のエミュレータを作る所までは行かなかったというコトです)。これらのプログラム、もう使うことはマズ無いのですが、このメモの束も記念碑的に全部スキャナで読んでおこうかなぁ。。。紙が古いのと端がヨレていたりするので、ScanSnap(のショボいモデル/涙)ではローラーに引っ掛かったり苦労しそうですけど。とりあえずCD-R(日本メーカ製に限る/笑)とかNTFSのHDDに保存しておけば、5年位先でも読み出せるかと。(それでも10年先=2023年に読み出すのはまた難しいかも知れません。嗚呼、合掌。)

FDとMOはEPSON製PC98互換機(AMD製のPentium互換CPU…そんなのあったねぇ)が(バッテリーは死んでいますが)ACアダプタ直結でならまだシブトク動いてくれるので(但しカレンダーは電源入れ直す度にすんげー過去に戻っている/苦笑)、コレで無理くり読み出して、RS-232Cとかで現行PCに転送するか?(USBなんて便利な規格が出来る遥か前の代物です。通常は速くて38400baud。今のUSBとかと比べると停まっているに等しい速度、まさにカタツムリ並です。富士通FM-7とEPSON PC98互換機のRS-232C接続での実験では、安定してデータ転送出来る速度が速くて4800baudでした。9600baudではどうにも不安定で使い物にならなかった…なんて回顧話はどうでも良いんですけどねぇ。) このボロPC、元はWindows 3.1。でも内蔵ドライブ(IDE)を差し換えてFreeBSD-2.1-RELEASE(98)でも起動出来るようになっていた…筈ですが…あれれ? FreeBSD(98)の起動HDDが見当たらないぞ?(涙) ←FreeBSD(98)で起動出来るMOを実験的に数枚作っていたのがあるので(スワップも全部MOなので動作は遅いのですが/汗^_^;)、コレを使えばある程度は行ける!かも知れません♪


…すんごくマニアックなコトばかり書いてしまってスミマセン。
(何のことやら?の方、アブノーマルなのはワタシの方ですので御安心下さい…/笑)
こういう話をすると、アナタは何者ですか?と、よく訊かれますとも、ええ。

今日、MC6809の技術書も発掘されたので、コレも持ち帰って来ました。(嬉)
もう使うことも無いでしょうけど。場所を取るので、自炊でもしますかねぇ。

そう。MC6809とは8bit時代の名機とも言えるCPUなのです(アセンブラ(機械語)使いの人は特にそう思うでしょう)。
MC6809はMotorola製。当時、Motorolaは半導体メーカだったのですよ。

その後携帯電話事業とかに手を出し(スマホ時代になって携帯電話も落ち目っぽい)、
半導体事業はFreescaleという別会社にスピンオフすることになります。

さて。このMotorola、6809、68000(これが搭載されたX68000なんてPCがありました)、68010、…と良いCPUを開発し続けていたのですが、PC用CPUとしてはIntel(8080,8086,…)陣営に負けてしまった感があります。技術的に劣っていたのではなく、戦略的な負けのような気がします。Intelは自社製CPUの互換品を、Zylog・AMD・Cyrixといった辺りの競合メーカにも供給させて(NECのPC9801に使われていたV30もIntelの80186互換CPUでしたね)、デファクトスタンダードとしてパイがデカくなってから(Pentiumが出始めた頃)競合メーカを急に締め出して、市場を独占した感じです(Motorola互換チップも富士通や日立から出ていましたが、Intel陣営には規模的に全く劣っていたように思います)。で、Motorolaはその後もWorkStation用などハイエンドのCPUを作りつづけていましたが、SunがMotorola製CPUからSun社内で開発したSPARCプロセッサに切り替え、ごく最近ではAppleのMacintoshもPower PC(Apple + IBM + Motorola連合で開発)からIntel製CPUになり、民間向け計算機業界からは手を引いたような感があります(ワタシが最後にMotorolaのお世話になったのはG3プロセッサのiBookでしょうか。携帯電話とかPCとかにチョロッと載っているICにMotorola製(今じゃFreescale製)があるかも知れませんが、いずれにせよ目立たない存在になっちゃいましたねぇ)。このPower PCアーキテクチャ、今でもハイエンドCPU(スパコン用など)にまはだ残っているような気もしますが、我々が普段触れる物にはもう入っていないような気がします(検索するともっと色々出てきそうですが、今回はココまでにしておきます)。

にしても。Intelは互換品を使った拡大戦略をしましたが、Microsoftは違法コピー品を最初放置しておき、多くのユーザが手放せなくなった頃(パイがデカくなった頃)から急にコピーガードを厳しくして高い収益を上げたのと似た戦法だよなぁ(この戦略で、スプレッドシート・ソフトのLotus 1-2-3なんて、MS-Excelに駆逐されちゃったんですよね)。よくWintel連合(Windows = Microsoft + Intel)なんて言われていましたが、拡大戦略~事実上のコンシューマ市場の独占のやり方も非常に似ていると思います。Microsoft・Intelいずれの会社も、地力があったから出来た戦略なのでしょうが、アメリカ的な頭の良さというのは、こういうやり方にも出るのかも知れません(日本の企業は、Wintel連合のような発想・戦略は取らない(取れない)と思いますし、仮にそういうアイデアが社内から出たとしても、実行まではナカナカ出来ないでしょう)。…といった話を、数年前にいた部署の技術系役員(その後退任されましたが)と昼休みに会話したら、「ビル・ゲイツって、悪い奴だね。でも、物凄く頭良いよね。」と言っていました。全く同感です。

閑話休題。

結局、あるメディアが滅びる前に、次の世代のメディアに、リレーでバトンタッチするように、データを毎度移し替えて行かないと、古いデータは読み出すことが出来なくなってしまう。…なんてコトは、頭では分かっているんですけどねなかなか実行出来ないのです。(どのメディアも、容量当たりの体積はどんどんコンパクトになって行っているので、古いモノを捨てる勇気さえあれば、物理的な保管場所の問題はそれほど気にしなくて良い気もしているんですけどね。)

そう言えば、初代PentiumやPentium-IIの頃のPCを捨てる時に引っこ抜いたSCSIやIDEのベアドライブも押入れの中に(静電対策エアキャップに包まれて)転がっています…こいつら、今時のPCとうまく繋げるコトが出来たとしても、ドライブ自体がもう動かないような気が。。。仮に動いたとしても。Windows NTで使っていたHDDはNTFSだから良いとして、FreeBSD-3.2-RELEASEのUFSなんて読み出す手段が手元にもう無いような?? その為だけに新たにPC-Unix用PCを(今更)準備するのもナンだし?? (就職した後も(プログラマ/SEではありません←今でも何故違う職業に?と訊く友人がいる/笑)、定数を自動的に追い込んで最適化っぽいことをするプログラムとか、FFT無しでデータから簡易的にノイズ除去をするプログラムとか(FFTは計算機のリソースを結構大喰らいするので)、自分自身を書き換えて行くプログラムとか、LANで直接見えるマシン(同じLANセグメントにいる同じOSのマシン)に自分のコピーを作っていくういるすちっくなプログラムとか(←何回コピーした/された物かプログラム自身が認識できるようにしていて、一定以上の数はコピーされないようにして、異常増殖しないようにしていました…って、このパラメタの適正値を探し出す迄のテスト中に何回システムをクラッシュさせたことか!)、…等々、面白いモノを結構書いたのですけど、今では、設計メモも残っていません。←プログラム中にコメントの形で全部書き込んでいたので(しかもgroffを使い、geqnをプリプロセッサに使って数式等もキレイに印刷出来るように…とこれまたマニアックなコトをしていました)、紙のメモ=大抵は裏紙に書き殴っていた=はほぼ全部捨ててしまったんですよね。) 紙を使うのは勿体無いのであまり印刷していませんでした。で、その代りと言っちゃナンですが、groff + Ghostscriptで作ったPostScriptファイル/PDFファイル(コメント入りプログラムリストの清書版)は、全部そのHDDの中(ちゅどーん!)

そー言えば、PostScript(PS)というのも見なくなりましたなぁ(PDFファイルの前身、テキストベースでページ内容を記述する言語で、一時期は高級なレーザープリンタと言えばPSプリンタでした)。EPSONがESC-PとかESC-Pageとかで対抗していました。今ではページ記述は特定に言語によらず、プリンタドライバでほぼ全て処理するようになっちゃいましたね。計算機側の処理能力が上がったので、所謂「WYSIWYG」(What You See Is Wat You Get)が実現したというか。個人が使うようなPCで、数式とかグラフとかを1つのソフト上で処理出来るようになったのは(本当はMS-Officeは複数のプログラムを連係動作させているのですが)、とにかく画面上で印刷イメージを直接編集出来るようになったのは、ここ10年位(Win XPにSPが出た後)のことでしょう。PCのフリーズ等のストレスが少なく実用的なレベルで編集が出来るようになったのはWin 7の頃からでしょうか(と言うと、本当につい最近ですよね)。

閑話休題。骨董メディアの話。

学生時代だったら、ハードウェアを直接いじるプログラムとか馬力で書いていたかも知れません。でも、MS-DOS(LSI-C試食版やTurbo Cをよく使いました)やUnix(Sun OS 2.0.1~3.1.1の標準C、FreeBSD-2.0~3.5の頃のgcc、g++)では散々プログラムを書きまくっていましたが、Windowsにはどうにも馴染めなかったので、今更Win用のプログラミングを勉強する気がしないというか。寄る年波には勝てず、気力も体力も無いというのが正直なトコロか。。。今ではMicrosoft Visual Studioなんつー便利な開発ツールが、Microsoftから無料で提供されているので、20年前より寧ろ開発環境は整っているのですけどね。Win向けGUIプログラミングの「御作法」の敷居が高いのですよ、はあぁ~。(Unix系OSの標準入出力レベルでのプログラミングなら多少のリハビリで勘が戻るような気がしているのですが。)

今年いっぱいのウチに、データのサルベージ方法が見つからなかったら、丸ごと捨てるとか考えた方が良いのかも知れません。。。(涙、涙、涙…)


と言う訳で。今週一杯は、無さそうな答えを探すのは諦めて、(昨日Amazon.co.jpから届いた)東京事変の「Hard Disk」を聴いて聴いて聴きまくって不貞寝してやる…?


※右下はCDのサイズを示す為に置いたモノです。
コンテンツ(音楽)自体は、中毒性の高い、良質な?合法麻薬となっております。(笑)


このCD BOX、アナログレコード(LP)位のサイズで(厚さはLPレコードのジャケ5枚分位?)、CDラックに入らないので、置き場所に困っています(苦笑)。CD×8枚+ブックレットの他、コンテンツ入りUSBメモリ(ロゴ入り、4GB)も付いているのですが、コレも10年後は読み出せなくなっているんでしょうねぇ。。。CDも10年後には好事家向けの物以外は消えているかも…?!

現行のPCでもFDDなんてもう見なくなりました。現行のiMacなんか、デスクトップなのにCD/DVD-ROMドライブといったリムーバブルメディアが既に無くなっていますし、ソフトウェアもCD/DVD-ROMもありますが、メインは最早、App Storeからネットワーク経由で購入するようになっています。Windowsのソフトもオンラインで購入・ダウンロードする物が増えて来ましたよね。10年後(2023年)と言わず、5年後(2018年)にはCDも骨董品(過去の遺物)になっているかも知れません。HDDは容量単価が安い為、大容量メディアとしては残っているでしょうが、SSD(フラッシュメモリ)の方がスピードは速いし壊れにくいしで、価格の下落に合わせて、小~中容量はHDDに取って替わるでしょうね(iMacもチョットお金を多めに出せば「フュージョンドライブ」なるSSD+HDDで高速化+容量確保をしたモデルが出始めていますので、メインのドライブがHDD「だけ」という構成は今後減っていくのかも知れません)。かく言うワタシ、今メインに使っているノートPC(Winマシン)電車や飛行機の揺れにも、ビンボー揺すりにも強い!(笑) HDD無しのモデルです。(SSD 128GB+CD&DVD-R/Wドライブで、SDカードスロットには予備のストレージとして32GBのSDカードを差して容量25%増しにしてあります。とは言っても、本体のSSDが128GBと充分あるのと、よく使うファイル以外はUSB-HDDに逃がしてしまうので、SDカードは時々一時的な置き場にしているだけなんですけどね。ちなみにこのSDカード、ノーブランド品で、一昨年の夏、秋葉で2,500円位で買いました。今ならもっと安くなっているでしょう。ちなみにこのノートPCですが、目立たない所にさらにPCカード(PCMCIA)のスロットも付いているので、小銭を注ぎこめば、フラッシュメモリはさらに増設可能です/笑。乗り物の振動やビンボー揺すり程度で壊れる可能性のある場所としては、冷却ファンのスピンドル位しか思いつきません。他に壊れそうなトコロってあります?)

…にしても。やっぱ椎名林檎さん、いいよなぁ♪ (長時間聴き続けるとエラく疲れますけどね…/苦笑)

勿論、椎名林檎(東京事変)も、iTunes経由でiPod Touchで聴くのがメインになっています。iPod Touchもフラッシュドライブですね。でも手持ちの音楽ライブラリ全部は入らないので、オーディオファイル全部放り込む用にiPod Classic/160GBを、よく聴く曲+Podcast+動画用にiPod Touchを使っています。CDでの再生ですか? 1回iTunesで読みとった後は、ライナーノーツや歌詞を見る時以外は、CDラックに放り込んでおくのが恒例となっています(考えてみれば、これも保管場所を食っているだけですよね。歌詞は勿論、ライナーノーツも解説文も含め、ブックレットも全部電子化しちゃえばイイんだ!/笑)。聴きながら読める形態を考えると、最適なカタチってどうなんでしょうね?

2013年3月27日水曜日

生どらむ欲すぃい~・パート2 (電子ドラムを半常設にしました)

音楽創作活動のために、寝室の中でベッドを動かして、電子ドラムを半常設としました。騒音で苦情が来にくくするため、床にはコルクマット(ロール式)+スポンジマット+コルクマット(ジョイントマット、いわゆるパズル型のマット)を敷きましたが(さらにその上にドラム用カーペットを敷くのを忘れてしまい、コルクマットがペダル類のアンカーピンで穴だらけになってしまいました…ドラムスの分解・組立てが面倒なので今日はやりなおしませんでしたが、近いうちにちゃんと敷きます)、それでも練習は19:00~20:00頃まで。つまり、平日は1時間位しか練習できません。でも、常に練習できる場所があるというのは得難いものです。

YAMAHAのDTX…で型番は何だっけ? 7~8年前の物です。
最近のモデルよりゴムゴムした叩き心地で気持悪いです。(爆)
コントローラ、ペダルとも保護フィルムは剥がさずそのままです。
(ペダルからフィルムを剥がしても、結局布テープを貼ることになるので。/笑)
電子ドラムは中クラスの物ですが、バスペダルだけ最高級品、全体の価格の1/4位を占めています。(笑)

で、勢いで練習したのですが、1時間位叩いただけで手が痛くなりました。レギュラーグリップで左手の親指の「マタ」の部分が痛いのです。長いこと練習していなかったからなぁ、…。それ以外に、ドラムの「腕」もかなり落ちています。メトロノームやCDに合わせて叩いても、全然納得できるドラミングになっていない。暫くリハビリが必要になりそうです。

レギュラー・グリップでの左手のスティックの持ち方。
人差し指はスティックに引っかけていることも、引っかけていないこともあります。
親指の「マタ」(スティックを挟んでいる所)が痛くなってしまった…。
スティックはVIC FIRTHのSteve Gaddモデルを使っています。

左手を右手と同じ握りにする「マッチド・グリップ」にすれば痛みは少ないのですが、大学時代に猛練習したのがレギュラー・グリップなので、どうしてもコチラでないと叩けないフレーズがあるのですよね。特に、オープン・ロール系のパラディドルはレギュラーグリップ中心で練習していたので、どうしてもこの持ち方が中心になってしまいます(マーチング・バンドにいた所為ですね)。

ま、この痛みは練習をくり返して慣れるしかありませんね。

マッチド・グリップでの左手のスティックの持ち方(右手と同じ形の(“マッチド”な)持ち方)。

オープン・リム・ショットを多用する時はマッチド・グリップの方が手首が楽なのですが、長年の経験からどうしてもレギュラー・グリップ中心になってしまうのです。(厳密に言うと、レギュラー・グリップの時とマッチド・グリップの時でスネアドラムの角度やシンバルの叩き易い配置まで変わってしまいます。)


閑話休題。

宅録にはノートPC(のDTMソフト、Sonar X1)を使っているので場所を問わないのですが、ギター&ベース&鍵盤が主にリビングルームでの録音になり、ドラムスが寝室と、ちょっと不便です。これも近いうちに何とかしなければ…。(電子ピアノ+シンセサイザー+ギター/ベース・アンプ類+エフェクタ類と結構場所を食っているので、全部寝室に運び込むことが出来ずにいます。)

アマチュアで音楽活動をしている皆さん、場所(&騒音)の問題、どうしているのでしょうか?

2013年3月24日日曜日

歌唱力のある歌姫…NOKKO

久しぶりに(四半世紀ぶり位?)レベッカ(映画じゃなくてバンドだよ♪)のライブ動画をYouTubeで見ました。勢い、「May Be Tomorrow」と「Dreams On 1990119」をAmazon.co.jpさんでポチッとしてしまいました(どうしてPoison Tour '87~'88をDVD化してくれないんだ?…YouTubeでも見られるんだけど、出来ればちゃんとお金を払って見たい/聴きたいと思うのですよ)

画像の質はイマイチ、音(音質・音作りの両方)も時代を感じさせはするのですが、異様なノリというか神懸った演奏。すげーです。

YouTubeから、レベッカの「Love Is Cash」。
Maybe Tomorrowライヴ(1985)のアンコール1曲目。
クリスマスの日のライブということで、憎い演出もあります。
コンサートから7曲をピックアップしたDVD「MAYBE TOMORROW [DVD](VHS版を元にDVD化された物のようです)もありますので、もし気に入ったら買って下さいね(別にワタシはREBECCAや販売業者のの回し者ではありませんが、気に入ったモノは、YouTube等だけで済ませず、ちゃんとアーティストにリターンのある形で観て欲しいなぁと思うのです)

激しくダンスしながら歌っているので、ピッチは外れるし、今思うとメロメロな演奏・歌唱なんだけど、これだけ聴衆を引き込むことが出来る歌姫って、今どれ位いるのでしょうねぇ。

歌唱力で対抗できるアーティストと言えば、
 ・吉田美和さん(Dreams Come True、Beauty and Harmony)
 ・宇多田ヒカルさん(早くまた彼女の歌声を聴きたいものです)
あたりでしょうか。演出等も含めた乗りの良さという意味では、
 ・椎名林檎さん(東京事変&ソロ)
も捨てがたい(自分が好きなアーティスト並べただけだったりして/笑)
けど、全員、Nokkoと比べちゃうと、歌唱力は上かも知れないけど、線が細い気がするのですよね(トウシロが勝手なこと言ってスミマセン)

最近の音楽は確かに、演奏も歌もクオリティは高いです。レコードとライブの差も少ないかも知れません。でも、'80~'90年代の音楽にあったロックスピリットみたいのは感じないんですよね。今じゃ誰も彼もステージ上でヘッドフォンを着けていて、リズムもメロディも機械に合わせて歌っている/演奏しているのですよね。その分、当然、間違いは少ないと思うのですが、テンポが走ったり、演奏や歌詞を間違ったりするのも含めてロックだったと思うんですよ。事前に作られた音楽ではなく、その場で音楽を発している「気」というか、そういうのが最近の音楽には少ないよなー、みたいな。

と言いつつ。宅録する時は、当然、ワタシも機械に合わせています。でも、機会があったらですが、ライブでは機械に合わせてじゃなく、本物の「生演奏」で行きたいですね。


こちらは最近のNokkoさんの映像。
聖飢魔Ⅱの「Tribute to Japan」(2011)で、閣下&Nokkoさんのツインボーカルとなっています。
曲目はRebeccaのヒット曲、「Raspberry Dream」でワタシの好きな曲の1つです。
本アレンジ、オリジナル曲の良さを残しつつ、聖飢魔Ⅱなアレンジになっています。
それにしても。80~90年代にJ-Rockから多大な音楽的情操教育(笑)を受けた自分にとって、コレ(↑)はメチャクチャ嬉しいコラボですよ~♪

※東日本大震災の復興支援を願って行われた2日間のステージ。この日の収益は赤十字社に寄付されたらしいです。この活動絵巻(DVD)CDの収益の一部も義援金になるようなので、寄付されるとのこと、気に入ったら是非ご購入頂きたく。

2013年3月20日水曜日

生どらむ欲すぃい~♪

友人(S氏)がバンドで東京事変のコピーもやるらしい…と聞いて早2ヶ月。チョイと気になってYouTubeで動画を検索してみました(今までちゃんと聴いたこと無かったんですよ、、、トホホ)。

んで。久しぶりに生ドラム叩きたくなってしまいました。出来ればフルセットで欲しくなってしまいました。金銭的には(大人の可処分所得をもってすれば)買えてしまうんだけど、置き場所と練習場所の問題が…。最初はスネアドラムだけかな(電子ドラムを持っている都合上、バスドラムのペダルだけは持っているのでした…ツインペダルを)音作り上、メイプルウッドとスチールの2種類欲しいんだけど、最初はウッドシェルかなぁ…って、タダの妄想ですよ、今のトコロ!(爆)

と言いつつ。YAMAHAのHipGig(けいおん!で田井中律ちゃんが叩いているやつです/笑)をチェックしてしまっているワタシ(40を越えたオッサンが女子高生モンのアニメを見たなんてどうかとも思うのだが、あのアニメ、楽器の描き込みが尋常じゃないんですよね)

YAHAMAのHipGig … 希望小売価格: 237,300円(税込)  (本体価格: 226,000円) 
※価格にシンバルは含まれておりません。→Zildjanのシンバルで揃えると30万円コースだな


このHipGig、律ちゃんが叩いているのはメローイエロー、ワタシのドラムスの師匠(なんてワタシが勝手に言っているだけですが)の1人、Dave Weckl氏はメローイエローとチェリーウッド(上の写真の色)とを叩いている映像を見たことがあるぞ。(他に師匠と思っているのは、神保彰氏とSteve Gadd氏。何故か皆YAMAHA+Zildjanという組み合わせ。運命ですかねぇ。) 因みに、20年位前の物ですが、YAMAHAのシンバルスタンドとZildjanのシンバルも持っていたりします(乾燥剤と一緒に長いこと放置プレイ中ですが)。やっぱりスネア買うしか無いじゃないですかぁ(笑)。もう暫く考えてみますが、気がついたら何か買っているかも…(爆) 生ドラムは20年位叩いていないのでリハビリが必要な気がしますけど。

【業務連絡/笑】→S様!
たまたまですが、ワタシの手元に、Fender Japanのジャズベース:JB62とJB62FL、それにヤマハのBB1025(東京事変の亀田氏(4弦)と違って5弦ですが、同じYAMAHAのBBですので、かなり近い音がします)があります。ウッドベース(のボディ無し)だけはJB62FL(フレットレスベース)で代用して貰うしかありませんが、音作りに必要だったら御貸ししますので御連絡下さい!(ケータイ、Facebook、その他、いずれの連絡手段も可です)

2013年2月5日火曜日

初心者向けギター?

最近、「知恵袋」とかでギター初心者らしき人からのQ&Aなどを何度か見ました。曰く、
 「初心者なんですけど、どんなギターを買えば良いですか?」
 「2万円のギター初心者向けセットを買っても大丈夫ですか?」
回答者の方々の書きこみを見ていると、「5万円以上のギターにしな」とか「安いギターは粗悪品だ!」とか言っている人もいるようです。

確かに、安いギターはソレナリの音しかしません。

でも、私ならこう言いたい。
グダグダ悩む前に(手が届くモノを)買っちゃえば?
安くったって、本物のギターです。
悩む時間が勿体ない。
早くコッチの世界へ、おいで♪ 
てな感じ、です。

この辺り、「ときたやすし」氏が、<http://junkguitarfactory.web.fc2.com/index.htm>の「コラム」でも書かれている通りだと思います(氏が仰られること、非常に強く同感です)。

確かに、1~2万円のクラスのギターは、安価な木材で加工精度もイマイチ、てなトコロがあるのは本当ですが、初心者に御託並べたってしょうがないでしょ。色々なギターの音の違いも、最初はわからないのが当たり前。自分が弾くようになって、初めて分かる所も多いものです。(違いが判らないから、高価なギターを買っても、それが本当に自分が欲しい音を出すモノとも限りませんし。) さっさと始めるに限ると思います。

買ったギターがストップテイルピース(要するにアーム無し)のギターなのに、好きなアーティストがアームを多用する、なんて場合は、チョーキングアップ~ダウンを使うなど、好きなアーティストのコピーにもやりようがあるってモノです

で、ギター1号機に限界を感じたら、それから良いモノを買っても良いんじゃないかな?

ギター2号機以降を買った後なら、1号機はサブギターとしても使えますし、興味がある人であれば分解調査/改造用にしちゃったって良いんです。それとも、ギター教の布教のため、始めてみたいという友人にチョイ安く譲っちゃうのも手です。

ただ、あった方が良いのは、ギターを知っている知人。まわりの人で、自分の目指す音楽を理解してくれる先輩がいればベストです。でも、周りにそういう人がいない人は…楽器屋の店員さんと仲良くなっちゃいましょう。楽器屋さんには大抵、ギターマニアな店員さんが1人や2人、いるものです。店員さんに、「ギターに詳しい方、いらっしゃいますか?」なんて言えば、ミュージシャン崩れの店員さん(失礼!)が大抵出てきます。自分の欲しい音が明確に分かっていれば、たとえば「××みたいなギターを弾けるようになりたいのですが、…」とかアーティスト名も挙げると、アコースティックギターであろうと、エレキギターであろうと、近い音を出せる店員さんが、必ず現れます。(笑)

ギターが弾けない人は、店員さんに、「△△みたいな音が出せるギターは?」とリクエストをして、店員さんに弾いて貰っちゃいましょうお、コレは行けるかも…と思えたらシメタものです。迷わず、買っちゃいましょう

ピックアップの種類(シングルコイルとかハムバッカーとかタップスイッチ付きとか)は、後で考えればどうにでもなります(そういう音を出したくなってから頑張って2本目を買う算段をつけるとか、1本目を改造するとか)

Web上では、「安いギターはソレナリの音しかしない」なんて書かれていますが、調整次第でビックリするほど良い音を出すようになったりします。

私の所有するジャンク・ギター2号機、TL-STD。
Fender Japan製なので「粗悪品ではない」のです
が、御本家(Fender USAのビンテージ物)には
どうしても敵いません。でも、ブリッジとネックを
調整しただけで、面白いほど「テレキャスター」な
音がするようになりました。弦が裏通しでない等
オリジナルと違う部分もあり、ハイポジションで
チョーキングをするとブリッジが泣くなどの不具合
もありますが、割り切って使えばちゃんとした
「テレキャスター」です。
ちなみに、定価は¥49,800-ですが、店員さんと
仲よくなれた為か、¥42,000-まで値切れました。
初心者でも頑張れば手の届く値段かと思います。

なお、写真を拡大して頂けると分かるかと思いますが、
このギター、傷だらけです。ストラップ・ピンが抜けて
アンプにぶつけたりしてカワイソウなことをしてしまい
ました(この時、ボリュームのジャックポッドのシャフト
が折れてしまい、自分で交換しました)。
が、自分の楽器となれば、それも「味」の1つ。
中古楽器市場での価値はほぼゼロかも知れません
が、「自分の声」を出す楽器の1つとなれば、それも
全然OKかと。

ここで、この「調整次第で」というのがクセモノなのですが、ギターに詳しい友人がいれば色々教えて貰うのが良いと思います。いない場合も、買った店にギターを持って行って(持って行って、というのが重要)、詳しい店員さんに調整の仕方を教えてもらえば良いでしょう。

安いギターしか買わなかったアナタも、
将来高いギターを買うかも知れない潜在顧客!
ちゃんと対応してくれる筈です。
そうでなくても、楽器のことを色々知りたいという
コアなお客様が相手です。(店員さんに応対の時間があれば、ですが)
マニアな店員さんは必ず喰いついて来ます。(笑)
要らない話も色々聞かされますが(苦笑)、
役に立つことを色々教えて貰えると思います。

初心者は聞くことを「恥ずかしい」と思うべからず! 聞くことのできたことの何分の1かでも血となり肉とすることが出来ればOKじゃない?

ジャンク・ギター1号機。
Fender JapanのMustang (MG-69/*後述)。
銀座山野楽器のオリジナルカラーです(パッと見には
Charカラーになっていますが、よく見るとPU SWや
ペグがCharさんの所有のMustangとは違っています)。
当時、Charさんみたいなギターを弾きたくて、外見
だけで買いました(笑)。チョーキングやアーミングで
簡単にチューニングが狂いますが(Dynamic Vibrato
の欠点)、このギターでしか出せない「味」があります。

一時期、PUをFender USAのLace Sensor PU (Gold)に
載せ換えてみましたが、ストラトキャスターみたいな
音になっちゃったので、結局、元のアルニコPU
戻しました。小さなポプラ材(*後述)のボディで、
メチャ軽です。

ちなみに、このギターも買った時は4万円位でした。
(値引き交渉して表示価格より安く買ったような。。。)
(当時、MGシリーズ=MG-65、MG-69等=ではこの色
通常のラインナップにはありませんでした。)

(*) ちなみに、Fender Japanから出ているMG-69は
ボディがバスウッドらしいのですが、本機は購入時
「ヴィンテージと同じポプラ材」と書かれていた
よう記憶します(ボディの塗装を落としてまで確認する
ツモリはありませんが(笑)、ボディを何処かにぶつけた傷跡とか
見る限り、バスウッド=かなりヤワイ=では無さそうです)
MG-65なら標準でポプラ材だけどコンター加工
(演奏時にに当たる部分を削ぎ落としてある)
が無い筈で、ペグも樹脂製になる筈なんだけど、
本機はコンター加工有、ペグが金属製とMG-69
の仕様になっています。PUの配置角度も(細かい
コトですが、MG-65とMG-69ではPUの角度が少し違うのです!
マニアックすぎてすみません。。)、ヘッドのデカール
MG-69の仕様に則っているので、山野楽器が
Fender Japanに特別にオーダーした楽器と
考えて良いのかなぁ。。自信無いのですけど。
なお、MG-69では、この色(VWH)はその後も通常の
ラインナップとしては売られていないようです。
今売られている色ではYWHが一番近いのですが、
そこまで黄色くないんですよね(細かい所を見ると、
部品類はMG-69/YWHとほぼ同じでフィニッシュ
だけVWHにした山野楽器オーダー品なのでしょう。

Fender JapanのHPでシリアル番号を見ても、
製造の年代が特定出来るだけで(本機は2002~
2004年製)型番まではわからないんですよね~。

余談ですが、先述の通り、今ではPUはオリジナル
に戻してありますが、サドルがKTS社製のチタン
サドル(元は鉄製)、トレモロアームはALL PARTS
社製のステンレス品(アームの「曲げ」の角度が
ヴィンテージMustangと同じにしてある物)に交換して
あります。勿論、オリジナルのパーツは保存してありますよ。

改造・部品交換などの履歴を語り出すと止まらなくなるな~(笑)。
その他、各機体の来歴とか製造工場とか調べ始めると、コレまた
楽しくて止まらなくなるのですが。

かく言うワタシ、1本目のギターがYAMAHA SG-1000で(1989年当時10万円)という高額なギターだったのですが(大学に現役合格したら買ってやるという親を拝み倒して、高いギターを買って貰いました/2~3年前に廃版になる頃には21万円という高額なギターになっていました)、これにオマケでつけてもらったアンプがWashburnの30Wの正体不明なモデル(今思うと明らかにMarshallもどき)。それでも最初は満足していました。貸しスタジオのMarshallの100Wに繋いだら音がクリアーで。んで、社会人になってから(つまり自分の可処分所得がある程度得られてから)、そういう音を再現したくなって手元のアンプもMarshall、Vox、Hughes & Kettnerと色々揃えてしまいましたが、最初はギターの音の違いとかアンプの違いとか、その辺りは判らないのが当然だと思います。

会社に入ってからFernandes、Fender USA、Fender Japan、Schecter、Gibson…とギターの方も増えて行きましたが、今では「出したい音」→「どのギター&アンプを使う」のイメージが(ある程度)明確に分かってきました。あと、シールド(ケーブル)の選択とか(初めてMonster Cableを使った時は衝撃でした…が、この時アンプがMarshallになっていたので初めて分かったというか)

奥深いこの世界、最初の1本だけで分かったと思うなよ!
みたいな。最初はあまり迷わず、
好きな音・好きな形のギターから始めて良い
と思いますよ!