2016年6月12日日曜日

マスキングテープの正しくない使い方…地雷予防?(Gibson系向き)

気温・湿度とも上がってきましたね。ギターを弾くと手汗をかきます。弦が銹びやすく、つまり切れやすくなります。特にLes Paul系のギターはパームミュートという奏法でブリッジ部に掌(の脇)を乗せることが多いからでしょうか、ブリッジ部で弦がよく切れます(応力がかかる箇所で腐食が進行し、さらに応力がかかるようになって破断に至る現象を、材料用語では「応力腐食割れ」と言います)

Les Paul系(Tune-O-Maticブリッジ)はFender系と比較して、ブリッジサドルの上での弦の曲率がキツイことも切れやすい原因でしょうけど。
  • 手汗で苦労するのは、ギターよりも何よりもモバイルPCのタッチパッドで(タッチパッドが汗で効かなくなるのはストレス大)、夏季はタッチパッドOFFでマウス使用です(冬でもCADはマウスで操作しますけど)。でも今回のネタはそっちではありません。

◆ギターの2弦が切れまくる…

弦が切れるのは日常茶飯事ですが、今日は3回も切れました。これはもう腐食とは関係ない現象ですね。単に弾き方の問題です。というか、今回は1音半チョーキングの連発が原因(1弦でやるのは少しツラいので、運指が許す限り、5F上の2弦でやることが多いです…ギタリストの方なら解って頂けるでしょう)

Les Paulに代表される、弦が裏通しでないギターでは、ブリッジ部で弦が切れると、ボールエンド側がどこかに飛んで行ってしまいます(勢い良く結構遠くまで飛びます)。その場で片付けておかないと、後で踏んで痛い思い(涙)をすることも。都度きちんと拾っておかないと、部屋の中は地雷原(笑)。でも、部屋が片付いていない状況で、短い弦の切れ端を探すのってとても大変なんですよね(苦笑)。

ならば、最初から飛ばさなければ良い。どうすれば良いのでしょうか?

◆ボールエンド側が飛んでいない!?

さて。今回弦が切れた時、ボールエンドは飛びませんでした。

今回の弦切れの様子
(ギターは愛機YAMAHA SG-1000)

どうしてボールエンドは飛ばなかったのでしょう?

答えは単純です。テイルピースにマスキングテープを貼っておいたからです。

テイルピースにこんな風にテーピングしてありました。

たったこれだけで、弦のボールエンド側は飛ばずに済みます。これで、対人地雷に怯えずに暮らすことができます(笑)。

弦交換後、2~3日以内に切れた時はバラ売り弦で1本だけ交換します。でも、1~2週間以上経っている時は6本とも交換します(弦の伸びにバラツキが出るとチューニングが不安定になるとか)。でも今回はブチブチ切れてくれたので、都度全弦交換は不経済。という訳で、2度目以降は2弦のみ交換です(Elixir弦は高級弦なのにバラ売りもあるのでヨイですね)

ちなみに、Fender Japanのテレキャスター(TL-STD:オリジナルと異なり弦が裏通しではない)も、ブリッジエンド側にテーピングしています。

Fender Japan TL-STDのテーピング

ブリッジ上側までテープが回り込むとパームミュート時の感触が変わってしまうので、あくまでボールエンド側の側面(と余った分はボディ)に貼るだけですけど。

・・・えっ!? 恰好悪いですか? 人目を気にする場合は、当然剥がしますってば(笑)。

0 件のコメント:

コメントを投稿