2014年1月12日日曜日

ダダリオのギター弦 (エリクサーの弦と比べたカンジ)

以前書いたように、「録れコン」応募作品録音中(に限定する予定)、ギターの弦をElixirからD'addarioに変更しています。理由も昨日書いた通り、ピックスクラッチをする為、それだけです。

左がElixir(.009-.042)、右がD'addario(.009-.042)。

Elixir(.009-0.042)とD'addario(.09-.042)は各弦の太さ(公称値)は同じです。

  • 1弦…太さ0.009インチ(≒0.23ミリメートル)
  • 2弦…太さ0.011インチ(≒0.28ミリメートル)
  • 3弦…太さ0.016インチ(≒0.41ミリメートル)
  • 4弦…太さ0.024インチ(≒0.61ミリメートル)
  • 5弦…太さ0.032インチ(≒0.81ミリメートル)
  • 6弦…太さ0.042インチ(≒1.07ミリメートル)

公称値は同じ太さの弦なのですが、ElixirとD'addarioでは使用感は全然違います。Elixir弦に慣れたワタシには、「D'addarioってすげーヤワくね?」という感じです。Elixirにする前に長年D'addarioを使っていて使い慣れている筈…なのですが、そんなワタシにも細くヤワいです(そー言えば、Elixirにした時に太く硬いと感じ、「何だこの弦は!」と思ったような気も…/笑)

このD'addario弦、まず、音が煌びやかです。倍音成分が非常に豊かです。それに、すごく柔らかくてチョーキングし易い。オクターブピッチの調整位置(ブリッジのサドル調整)も大きく変更したのですが(ブリッジサドルを固定するネジを何回転もさせるレベル)、D'addarioはElixirと比べると(銹びる・銹びない以外でも)まるっきり違う弦です。たとえば、Elixirと同じ調子でチョーキングすると、チョーキングし過ぎてしまいます(1音チョーキングするつもりが、1.2~1.3音チョーキングになってしまうという感じ)。それと、ブロックコードを押さえた時のピッチ安定性は低いです(指に力が入るとピッチが上がってしまう)。あと、Elixir弦と比べて、ピックの材質等による出音の違いも大きいですし、ピッキングの仕方によって音の表情を非常に出しやすい弦だと思います(この辺りが面白くて「うひょひょひょひょ♪」と、何種類ものピックを持ち替えたりピッキングの位置や角度を変えて色々な曲を弾いているワタシ、もしかして変人でしょうか?/爆)

弾き手の鋭敏な感覚を必要とする。そういう意味でも、D'addarioは「ギタリストを育てる弦」だと改めて思いました。ワタシのギター弾き始めの頃は本当にお世話になりましたし、今回もまたお世話になっています。

んで。

「録れコン」応募作品の録音に入る前に、まずはこの弦に慣れておかないと音痴なギターになっちゃうぞ!(苦笑)、なのです。数日弾き倒す予定です。

あ、ちなみに、ですが。D'addario弦は、ボールエンドが弦毎に違う色になっています。

Les Paul Customに付けたD'addario弦のボールエンド。
ギター正面からは見えにくい位置です。

Telecaster (FJ TL-STD)に付けたD'addarioのボールエンド。
裏通しでなくブリッジエンドで非常に目立ちます!…って隠すほどの物でもありませんけど。

各弦の太さの違いなんて、見りゃ分かるし、抓んだ時の指先の感覚でも分かることなので(但し.009-0.042、.009-.046、.010-.046限定ね/笑)、ボールエンドの色の違いなんて、ワタシにとってはどーでも良いことなのですけどね(笑)。

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