2014年1月19日日曜日

マスキングテープの「正しくない使い方」(ギター小物編)

今日は、ギターまわりの小物の話です。

◆マスキング・テープの一般的用途

ギターのお手入れの際にマスキング・テープを使うことがあります。でも、「正しい使い方」として推奨されている用途は、フレットを磨く時に指板周りを保護するために貼る、程度です。他には、ギター内部の配線を整理するのに多少使う位でしょうか。

でもこのマスキングテープ、色々と使えます。また、安いということもあり、「正しくない」使い方も色々あります。

◆ドライバーにマスキングテープ

まず、ドライバー(ネジ回し、スクリュードライバー)です。オクターブチューニングの時、特にTune-O-Maticタイプのブリッジのギター(Les Paul系)では、ドライバーのシャフトが弦に擦れてます。この時、弦を傷めないように、ドライバーのシャフト(弦に触れそうな辺り)にマスキングテープを巻いて対処です。

ワタシがギターメンテに使っている精密ドライバー
先端を残し、シャフトにマスキングテープを巻いています。

実はコレ(↑)、プロのリペアマンの方々もよくやっているようです。ある意味「正しい使い方」なのでしょう。

◆ストリング・ワインダーにもマスキングテープ

このマスキングテープですが、ストリング・ワインダーにも有効です。ペグが小さい場合、ストリング・ワインダーの「口」が大きすぎて、その「唇」?(縁/フチ、ですよ)が、ヘッド脇を擦ってしまうことがあります。

ストリング・ワインダー(Pick Boyの安いやつです)。
ペグを咥える穴の縁にマスキングテープを巻いています。

ストリング・ワインダーで雑な作業をすると、こう(↓)なってしまうことがあります。

ヘッド脇(ペグ側)についたストリング・ワインダーの痕。
※痕が目立つように、コントラストを強調してあります。

ヘッド側面(木材の所)に、ストリング・ワインダーの痕。言ってしまえば、キスマークです(笑)。直すには、ヘッド側面を削って再塗装とかの外科処置が必要です。

え? こんな凡ミスするのってワタシだけですか? (苦笑)

◆ギターピックにもマスキングテープ!

出音が気に入っているギターピックにマスキングテープを貼ると、色々と良いことがあり、時々やっています。

ギターピックにマスキングテープを貼った例(写真上段の2枚)
下段右は最初から滑り止めのついたピック(両面中央部にゴムシートが貼ってあります)。

このマスキングテープ、滑り止め+厚さ調整です。

ピック中央が少し厚めになる

上の写真のピック、元は1mm厚ですが、中央部は2mm厚です。ピック厚1mmの音で、握りは2mm。これが握りやすい!のです(これをやり始めてから、最初から滑り止めのついたピックを買わなくなってしまいました)。V-Pick「Screamer」とかJim Dunlop「Derlin 500 Standard」みたいに(と言うのはチョット大袈裟ですが)、ピック先端が薄く、握りは厚め。好みの音がするピックが薄くて握りにくいと御不満のある方、お試しあれ~♪

ま、テープを貼ったピックって、見た目は悪いですけどね(笑)

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