2013年8月23日金曜日

2弦ばっかり切れる…

最近、ギターの2弦ばかり切れるんです。2弦ばかりチョーキングしている所為だとは思うんですけど、2~3日に1回は切れているような。

2弦ばかりのチョーキングとは、たとえば

  • 1弦12ポジ→そのまま(E音)
  • 2弦15ポジ→1音チョーキングアップ(D音→E音)

の組み合わせとかなのですが、最近このテの弾き方が多いんですよね。

Gibson LP Customの2弦切れ
格好悪い。

という訳で。今日はLes Paul Customの2弦が切れました。弦が切れるのは90パーセント以上ブリッジ/サドルの所からになります。破断面を見ると、弦がサドルに当たっている箇所で弦のコーティングが剥げていて(Elixirのコーティング弦を使っているのです)、そこから錆び→切れているようです。特にこの時期(夏)によく切れるので、①くり返されるチョーキングでサドルの所のコーティングが剥げる、②コーティングが剥げた所に汗が回り込んで弦の錆びを促進する、③錆びた所から弦が切れる、というメカニズムかと。

ひどい時は1本のギターで新品の弦に交換してから1~2日で切れるなんてこともありますが、これは決まってGibson系のブリッジ/サドル(Tune-O-Maticタイプのブリッジ)のギターです。このタイプのサドルでは、弦の曲げが急激なので、サドル部分での弦の痛みが大きい為でしょう。

レスポールのブリッジ/サドル 弦が急激に曲げられている
→切れやすい

Tune-O-Maticタイプのブリッジの場合、弦が1本だけ切れても他の弦が劣化していないことがあるので、以前のように弦のバラ売りが無かった時には財布への負荷(笑)が大きかったです(趣味とは言え、毎日のようにElixir弦6本セットの出費=1500円程度=は流石に痛いです)。が、最近はElixir弦もバラ売りされるようになったのと、プレーン弦(1~3弦)は安いので(1本150円程度)助かっています。

これと比べて、Fender系のギター(Storatocaster、Telecaster)やFloyd Rose Tremolo System搭載モデルではあまり頻繁に切れるということはありません。これはTune-O-Maticタイプと比べて弦の曲げRが大きく、チョーキング時等の弦への負荷が小さい為でしょう。これらのギターでは、弦が切れる頃には6本とも揃って劣化が進んでいるのと(Elixir弦の場合、特に巻き弦=4~6弦=のコーティングがピッキング箇所を中心に剥がれて来ます)、弦の交換頻度が低いので、心理的抵抗もあまり感じずに6本全部交換しちゃうのですけどね。

ストラトキャスターのブリッジ/サドル 弦の曲げ径が大きい
→切れにくい

という訳で。最近バラ売りされるようになったElixirのギター弦。ギターによって0.009-0.042と0.009-0.046を使い分けているのですが、どちらのゲージでもプレーン弦(1~3弦)は同じ太さなので、この3つの太さを5本ずつ位ストックするようにしています。

Elixir弦のバラ売り品
バラ売り品は1弦(0.009)、2弦(0.011)、3弦(0.016)を購入
セット弦は0.009-0.042と0.009-0.046の2種類を使用

ちなみに今日弦が切れたGibson LP Customですが、前回弦交換をしてから2週間位経っており、また弾き込んで巻き弦のコーティングが剥げ始めているので、6本とも交換することにしました。



以下、与太話。

Floyd Rose Tremolo(FRT)タイプのブリッジを持つギターですが、弦は滅多に切れない(毎日弾いていても1ヵ月位は持ち、弦が切れるより先にコーティングが剥げる~錆びることが多い)のですが、弦交換が面倒なんですよねぇ。弦の通し方が面倒なだけでなく、ブリッジがフローティングなので、弦1本だけのチューニングを変えるだけで残りの弦のピッチも変わってしまうので、弦6本を何度も繰り返してチューニングする必要があり、とても面倒なのです。しかも弦張り直して1~2日経つと弦の初期伸びが出て、ファインチューナーだけでチューニングし切れない位ピッチがずれるので、ナットのロックを外すところからやり直しが必要になって…。とっても面倒です。

まぁFRTはその構造上、ブリッジ/サドルやナットでは弦は固定されていて擦れないので、切れたりはしにくいのですけどね(あ、でもフローティングタイプの宿命として、演奏中に弦が1本切れるだけで残りの弦のチューニングも滅茶苦茶になってしまいます)。

トレモロ無しのギターが弦交換・チューニングで10分程度ですが(演奏前のチューニングチェック・微調整は1~2分といったところでしょうか)、FRTの場合は弦交換・チューニングで30分近くかかります(ワタシの手際が悪いだけかも知れませんが)。日々のチューニングの微調整は3分程度?ですが(6弦全部でバランスを取る必要があるので、Les Paulとかと比べるとどうしても時間がかかります)、弦交換後1~2日はファインチューナーだけで対応し切れずナットのロックを緩める必要がある場合があり、その時は10分位の作業になってしまいます。ギターを手にしたらチューニングなんて手早く済ませてさっさと演奏したいものですけどね。

同じフローティングタイプのDynamic Tremolo System(Fender Mustang)はコツを掴んでいるので、弦交換・チューニングは10~15分、日々の微調整も1~2分程度でしょうか。これはあまり負担に感じませんね。(Mustangは元々チューニングが安定しないので、ハナっからシビアには合わせていないだけ、という気もしますけどね。)

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