2012年3月29日木曜日

Gibson Custom (U.S.A.) Les Paul Custom!

 ブッとい音しまっせ! Gibson Les Paul Custom。Gibson Custom(Gibson U.S.A.本社の高級モデル専門の工房)で作られた1本で、何故かシリアル番号が若い1本です。今年になってから、清水の舞台から飛び降りちゃいました。


 塗装はホワイト、エボニー指板の黒と、パーツがゴールド+黒。どうでしょう、この外見。LP (Les Paul) Customなので、ボディ(表・裏)と指板とヘッドストックのエッジにバインディングが付いています。LP Standardより手のかかる作りになっています。ボディやネック裏、ヘッドストックも、アメリカ人の工作にしては(と言っては失礼かな?)丁寧に塗装されており、外見的にもかなり「当たりな1本」だと思っています。
 肝心の音ですが、良くも悪くもGibson LPの音です。最近のLP (LP Studio)はボディ内がくり抜かれて軽量化されているようですが、本器はソリッドそのもので、「芯の詰まった」音がします。当然、その分重いですが(4.2kg位)。あと、サスティーンが非常に長いです。LPってこんなに音伸びたっけ?みたいな。それでいて、抜けの良い音。誰が聞いても分かるLPの音、っていう音がします。もう、MarshallやVOXに繋いでガンガン弾き倒して下さい、てな音です(他にHughes & Kettnerのアンプもあるのですが、これはLPの良さがあんまり出せない気がします)。クリーンな音から、フロントPUで甘歪み、リアPUの激歪みまで、とにかく気持ち良い音のする1本です。

 セッティングはかなり攻めた状態になっていて、弦高はかなり低め。でもビビりが出ない。良く作り込まれています。ギターそのものも良く出来ていますが、プロに調整をして貰ったのも、良い音の秘訣かも。島村楽器のギター調整&リペアの専門家、ルシアー駒木さんにペグ・ナット・ピックアップ・弦高を調整してもらってあり、すんげー気持ち良く音が出るギターになっています。

 すんごく良いギターなんだけど、チョット値段が張った1本だから、フレットが減るのさえ勿体無くて、実はあまり弾き込んでいません。ギターは弾き込んでナンボということは重々承知しているのですが。。 もっと上手くなってからステージでガンガン弾いてみたい1本です。カッタウェイが付いているとは言え、手が大きくない私には、高ポジションはチョット弾きにくいですが。

 余談ですが:Fender系ギターがスレンダーな女性だとしたら、Gibson LP系はグラマーな女性という感じでしょうか。このLP、「私って凄いでしょ?」と自己主張しているような所があり、そこが結構好きだったりします(笑)。

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