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2017年3月5日日曜日

安いギターは音が悪いって誰が言った? …ソンナコト無イト思ウヨ♪

クイズです。以下の音声(動画)、左右チャネルに5万円のギターと20万円のギターの音を当てています。さて、どちらが5万円のギター、どちら20万円のギターでしょうか?

リードギターの例

答えは、左チャネルが20万円のギター(Fender USA American Ttandard Telecaster、「アメスタ」)、右チャネルが5万円のギター(Fender Japan TL-STD)。因みに両方ともフロント/リアPUのハーフトーン(並列接続)の音です。

皆様はどちらの音が好みでしょうか? ワタシの個人的趣向かも知れませんが、リードギターとして弾くなら、断然右チャネル(5万円のTL-STD)の方が良いと思っています。アメスタは音がキンキンし過ぎていると言うか…。ライブならこれも充分アリなんですけどね。

でも、カッティングでTelecasterらしい「ジョリーン」とした音を出すならば、やっぱりAmerican Standard Telecasterに軍配が上がるかも知れません。

C△-D△の単純なコード・カッティング
タイミングが甘いのは見逃して下さい…(笑)

これも、左チャネルがFender USA製アメスタTelecaster、右チャネルはFender Japan製TL-STDです。こちらは、左右両チャネルともフロントPUの音。

各ギターの諸元(&アンプのセッティング):
  • 左チャネル:Fender USA, American Standard Telecaster, Body: Light Ash, Neck: Maple + Rosewood Fingerboard。(過去記事)
    改造・修理歴なし(PU高と弦高を少々調整しただけ)。
    オリジナルなTelecasterとの違いは、ブリッジが3-wayではなく6-way (6弦で独立している)になっていること。サドルはStratocaster用のヴィンテージタイプ(板を曲げて作ったタイプ)がついています。全弦独立してオクターブチューニングできるのはgoodですが、弦振動をボディに伝える重要なパーツに手が加えられているので、3-wayのオリジナルなTelecasterとは違う音かもしれません(3-wayのTelecasterで良い状態の物を弾いたことがないので何とも言えませんが…)。
    「20万円のギター」と書きましたが、定価21万円のところを大幅に値引きしてもらいました。お店側としても決算期末でどうしても売りたかったのでしょう、そのお値段は…書けません!(笑)
  • 右チャネル:Fender Japan, TL-STD, Body: Basswood, Neck: 1-piece Maple。(過去記事1過去記事2)
    改造・修理歴:音にかかわる改造はPU高・弦高調整のみです。ボリューム&トーンのノブはプラスチック製からクロムメッキの物に交換(オリジナルは保管)。ボリュームポッドは破損した際に同じ抵抗値の物に交換。ストラップが抜けて落ちたり、どこかにぶつけたりを何度もやっているので、傷だらけ。ボディも数か所で塗装が剥げています。
    American Standard (アメスタ)とは生音から全然違います。アメスタが「ちゃらーん」なら、TL-STDは「ぽろーん」。PUで拾った音を電気的に増幅・加工しても、同じような音の差があります。弦はボディ裏通しではなく、ブリッジエンドに通すタイプ(コストダウンのためでしょう)。たぶんこの違いが、木材の差と同じくらい音に影響していると思います。
    「5万円のギター」と書きましたが、定価5万余りだったところ、値引きしてもらって税込5万円弱で買いました。
  • アンプやDTMソフト(Mac, Garagebanad)のセッティングは左右チャネルとも同じです。
    アンプのゲインは、ギター側のボリュームMax (フルテン)で軽くディストーションが掛かる位。クランチ~ディストーションの音質変化は、ギターを弾きながらボリュームを4位~10の間で動かして調整しています。エフェクタはアンプ内蔵のコンプレッサー(ちょびっと)とリバーブ(軽く)だけです。

ジャキジャキした音は(よく言われる通り)御本家Fender USAのアメスタの方が出ますが(キンキンした音とも言えます)、リードギターとしてはBasswoodのほうが芯がある音と言うか…。

Basswoodって割と安めのギターのボディによく使われる木材ですが、音に癖がないとか中低音がしっかり出るなどの理由で、プロでも好んで使っている人がいます。Steve Vaiとかその師匠のJoe Satrianiとかがその代表選手。

まぁ、全て「好みの問題」なんですよね。自分の持っている/使っているギターが安いからといって、高いギターより劣るなんて思っちゃイケマセンよ!?

2017年2月26日日曜日

iTunes/iPodプレイリストが消化できない…てゆーか楽曲増殖?(苦笑)

銀座通いが過ぎた為か、友人に呆れられ、とうとう「銀座に住めば?」と言われてしまいました。住んでもいいですよ、家を準備してくれればですけど(笑)。どなたか、ワタシをヒモにして下さい?(爆)

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高校の頃聴きまくったCASIOPEA。その黄金期のメンバー(野呂一生さん(gt)、向谷実さん(key)、櫻井哲夫さん(bs)、神保彰さん(ds))が関わったCDのうち、手持ちの音源を全部突っ込んだプレイリストを作りました。CASIOPEAだけでCD 50枚位になりますが、ソロ・アルバム等も入れると、全部で軽く1,000曲以上。ひょえぇ。
  • 申し訳ないと思いつつ、上記4人のアーティストだけに絞っています。鳴瀬善博さん(bs)の関わった物を入れると、古くはSmokey Medicine、その後も色々な所でセッションをしているので、収拾がつかなくなります。大高清美さん(org/key)関連もassureとかKIYO*SENとか、音源がたくさんあります。一時期在籍していた熊谷徳明さん(ds)も大黒摩季さんのバックで叩いていたり…。
  • ちなみに、村上ポンタ秀一さん(ds)の音源を全部聴いてみよう!とか始めると、もっと大変なことになります(財政的にも/笑)。
閑話休題。

上記プレイリストの楽曲で、直近の2年間聴いていない物だけを拾ったプレイリストを作って、時々聴いています。プレイリスト名は、「CASIOPEA_Marathon」(笑)。昨年9月に聴き始めて、まだ消化率6割程度。もちろん、他のアーティストの音源とかを聴いていることも多いのですが、せっかく作ったプレイリストが消化できないばかりか、「直近2年間聴いていない曲」がどんどん追加されて来て、プレイリストの楽曲が増えてしまうという変な循環(苦笑)。それもこれも、1990年代の音源が多すぎるせいです。櫻井さん&神保さんがCASIOPEAを脱退してJIMSAKUを結成してから数年の間、CASIOPEA vs. JIMSAKUでアルバムリリース合戦をしているんですよね(両者とも年に1~2枚のペースでリリース)。そして、この間も神保さんはソロ・アルバムを年1枚位のペースでリリース。

…とかやっていたら、また神保さん関係でアルバムが2枚リリースされていました。これも聴かなきゃ!(まだ買っていませんでした。)

神保彰「21」(キングレコード、2017/1/1)

JB プロジェクト「BROMBO Ⅲ!!!」(キングレコード、2017/1/1)

2016年10月29日土曜日

macOS Sierra 10.12.1 アップデート

10/24(月)だったでしょうか、近所のスーパーで、店員さんが怪しげな服装をしていました。…ああハロウィンかぁ、と思ったのですが、何故か翌日は普通の服装に戻っていました。店員さんに理由を聞いたら「お客様の評判が良くなかった」そうです。可愛かったんですけどねぇ。

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10/26(水)未明のことです(朝4:00台だったでしょうか?)。トイレに起きたら、iMacの画面がスリープ状態になっていない(この明かりで目が覚めたのかも知れません)。その時は再び寝てしまったのですが、後で見ると「macOS アップデート完了 アップデートをインストールするために再起動しました」との表示。

macOS アップデート→再起動、のメッセージボックス。

macOSのバージョンを確認したら、10.12→10.12.1になっていました。

アップルメニュー→「このMacについて」の表示

もしかして、再起動時の「じゃーん♪」(コード名で言えばG♭Δ)も鳴っていたのかも知れません。全然気付きませんでしたけど。
  • この「じゃーん♪」、PowerPC時代はGΔだったのが、Intel Macになってから半音下がってG♭Δになったらしいです。かなりどうでも良いトリビアですけど。
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マクラとも本編とも全然関係ない話を書きます。

武田綾乃さん原作の『響け!ユーフォニアム』、アニメ第2期の放送が始まりましたね(第1話のアバンタイトルは先の話を知らない人には意味不明かも知れませんが、原作読んでいる人には「そのシーンをここに持って来たか!」という感じです)。第1期もそうでしたが、原作はスポ根ものにも通じる汗と管楽器特有の臭いが漂う作品(金管と木管はちょっと系統の違う臭い/笑)であるのに対し、映像作品ではアニメファン寄りの設定になっているようです。あと、原作の量に対する映像の時間という都合もあるのでしょう(第1期は原作1冊から全13話構成になっていました)、追加設定も多いようです。

原作との違和感を感じながらも、何となく観てしまうこの麻薬性。一番の原因は、劇中曲がハートにドスドス突き刺さることでしょうか。メインで使われているのはオリジナル曲だと思いますが(エンドロールのクレジットは面倒臭いので確認していませんが(笑)、もしかしたら最近の吹奏楽曲なのかも知れません)、吹奏楽をやったことのある人なら馴染みのある曲も多く出てきます。さらにポップス(の吹奏楽アレンジ版)は70~80年代の懐かしい曲ばかり(アレンジが格好良い…けど今ドキの高校生はまず選ばないでしょう/笑)。この選曲は明らかに40代以上狙いでしょう。既に結末を知っている筈…なのですが、映像作品ではどう表現されるのでしょうね。気になって観てしまっています。

2016年10月23日日曜日

雑談:音叉を使ってチューニングする人って絶滅危惧種?

最近どうも、PC作業による腱鞘炎気味。という訳で、本気度半分(残り半分は冗談)で、1日のテキスト入力量を測ってみました(Wordやメールを全部1つのテキストファイルにcopy & pasteして、ファイルサイズを確認)。デスクワークの多い日は、1日に50~60KB程度。空行とかも数えちゃっていますが、日本語テキストで概ね2万5千~3万文字。各種ショートカット入力(文字入力中はマウス/タッチパッドはあまり使いません)・カーソル移動・推敲作業も含むと、たぶん1日に10万回位のキーストローク。これでは腱鞘炎ぽくなっても仕方無いデスネ…。
  • 平均250ストローク/分として、8時間で12万ストローク。カナリ雑な計算ですが、概ね合っていそう…。
ちなみにワタシ、フリック入力は非常に遅い人です(調子が良い時でも15~20文字/分程度でしょう、ついPC等のキーボードに頼ってしまうので、フリック入力は全然上達しません/笑)。効率・慣れの両面から、機械式キーボードは手放せません。だから、iPadにもSmart Keyboardが必須なのです(iPadのソフトウェア・キーボードはフリック入力ではなく、QWERTYキーボードを模したタイプですが)
  • ガラケーの頃からそうですが、小さい画面を見ながらチマチマ入力するの、どうも慣れません。なので、ケータイメールはかなり遅筆、筆不精(笑)。PCでの入力はマシンガンと言われることもありますが、コレはたぶんスピードではなくてタイプ音がデカいことが問題なんだろうな(爆)。
  • ワタシの周りを見ると、ピアノ等をやっている人にはPCキーボードのタイプ音がデカい人が多い気がします。これは、指の力が強化されているからでしょうか? それとも、耳が大音量に慣れているからでしょうか?(笑)
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閑話休題。

2週間前(10/9日)、銀ブラ~ヤマハで極上ギターを試奏させて貰った…という話を書きましたが、その時のことです。そこで見たのは、とても懐かしい光景。それは、音叉を使ったチューニング。最近は楽器屋のスタッフさんでもチューナを使う人が増えました。音叉、見なくなったな~。でも、先日の銀座ヤマハでは、昔(中学生の頃でしょうか)音楽室で見たようなデカい音叉(A=440Hz)、この音に合わせ、5弦の4倍音を合わせ…という方法。他の弦は、この音を基準に合わせ込んで行きます。
  • ワタシも小さな音叉を持っています(1,000円以下の安い物ですが)。最近あまり使っていませんが、電池切れが無いとか、壊れにくいとか、エレキギターのピックアップ(PU)に近付けるとアンプから基準音を出せるとか、メリットもたくさんあります。という訳で、クリップチューナー(変則チューニングで必須)と一緒にギターケースの中に忍ばせています。…が、実際にセッションをする時は、一番調律しにくい楽器(大抵はピアノ)に合わせることも多く、音叉・チューナーいずれも用無し…なんてコトも(笑)。
ギターのチューニングでよく使うハーモニクスポイントは、以下の3つでしょうか。
  • 第5フレット(5F)の辺りは弦長の1/4の場所なので、ココを軽く押さえてピッキングすると、波長1/4の倍音、つまり周波数が4倍(原音の2オクターブ上)の音が出ます(この音の出し方を「ハーモニクス」と言います←「ナチュラル・ハーモニクス」とか「オープン・ハーモニクス」とか言って、「ピッキング・ハーモニクス」と区別することもあります)
    開放がA2音の場合(ギター5弦の場合)、A4音(2オクターブ上)。
  • 7Fの辺りは弦長の1/3、ハーモニクスは波長1/3、つまり周波数3倍の音。
    開放がA2音の場合、E4音。
  • 4Fの辺りは弦長の1/5、ハーモニクスは波長1/5、つまり周波数5倍の音。
    開放がA2音の場合、F#5音。
レギュラーチューニングの場合、1弦=E4、2弦=B3、3弦=G3、4弦=D3、5弦=A2、6弦=E2に合わせます。開放弦の音と、ハーモニクス(弦長で決まる基音の整数倍の周波数)を使った調律では、以下の3段階が普通でしょうか。




ところで、ハーモニクスによる調律は「純正律」的方法です。が、ギターは「平均律」の楽器なので、純正律から若干ズラす必要があります(ピアノの調律もそうするらしいです)ギターで一番ズレが大きいのは、3弦の4Fハーモと2弦の5Fハーモ(2弦~3弦の間だけ音間隔が長3度で、他が全部4度なのと違うのが原因)。ここは、実用的には、1弦開放=5弦7Fハーモ、2弦開放=6弦7Fハーモ、で合わせてしまった方が速いかも知れません。


ワタシの場合、幸運にも実家にアップライトピアノ(ギターと同じ平均律楽器)があったので、音を聞き比べながら、ハーモニクスからどの程度ズラすのかは自然に身につきました。が、音叉1本でキッチリとチューニングするのは、最初は難しいかも知れません。慣れないうちは、ポータブルキーボード等でも良いので、基準音となる他の楽器も使うのが良いかもです。

ちなみにエレキギターの場合:
  • 音叉をピックアップ(PU)に近付けるとこの振動も拾ってくれますので、デカい音(or ヘッドフォン使用)でも楽々チューニングすることが出来ます。
  • 5FハーモはフロントPUでは拾ってくれません(大抵のエレキギターはフロントPUはブリッジ側から弦長の1/4の所に付いているので、ちょうど「節」になって弦が振動しない場所なんですよね)。リアPUを使いましょう(フロントPUしかないギターの人は…諦めて生音でチューニングして下さい/笑)
  • ギターアンプのゲインを上げると、2音のピッチのズレによるウナりも強調されるので、チューニングが少しだけ簡単になります。
…みたいなマニアックな話で、銀座ヤマハのスタッフさん(ワタシより年上だと思います)と盛り上がってしまいました、というのが今回のお話でした(雑談モードの時も指は止まらず、コードとか適当に爪弾きながらでした;貴重なお話のうち何割かは耳を素通りしているだろうな~/笑)

ちゃんちゃん♪

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以下補足:
  • 上記、音名の後にオクターブ番号を付けていますが、あくまで目安と考えて下さい。クラシック畑の人は、ピアノの真ん中付近の「ド」、楽譜で言えばト音記号とヘ音記号の間にいる「ド」(middle C)を「C4」と表記する人が多いですよね。この場合、ピアノ(88鍵)の音域はA0~C8。一方、DTM系の人は同じ真ん中の「ド」を「C3」と表記する場合もあり、時々混乱します(この場合はピアノの音域はA-1~C7; MacのGarageBandなんかがまさにこの仕様で、「真ん中のド」のツモリで「C4」を入力すると、「上のド」が鳴っちゃう/涙)
  • ギターやベース(コントラバスも)は、実音が記譜音の1オクターブ下だったりして、さらに混乱します(ワタシ、ヨク間違エマス/笑)。そーゆー意味では「移調楽器ではない楽器」って、少ないのかも知れません(ピアノ、リコーダー(縦笛)、クロマチックハーモニカ、位しか思いつきません)
  • 電子ピアノやシンセサイザーの中には、純正律音階を出すことが出来る物があります(私の使っているヤマハP-80もそうです)。が、ワタシの場合、ガキんちょだった頃からポピュラー音楽(平均律)で耳が慣らされちゃっているので、純正律音階を聴くと(クラシック音楽に多い)時々ビミョーな気分(笑)。ヴァイオリン系のフレットの無い楽器では、純正律と平均律を行ったり来たりする奏者もいると聞きますが、どう鍛えればそういう耳になるのでしょうか?
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以下蛇足:

ワタシの説明、どうにも理系臭が強い(笑)。ワタシには文学的表現能力が足りない? まあ実際問題として、音楽って算数/数学的要素が大きいと思うのですけど…。
  • まず、拍子とか音符の長さとかが算数的ですよね。それに、楽器演奏時の手や指(と足、吹奏楽器なら唇や舌)の動きやタイミングの合わせ方も算数パズルっぽい(笑)。
  • 音の高さ(ピッチ)で言えば、純正律はまだ分数(算数)の範囲に収まっていますが、平均律は指数・対数(数学)の世界へようこそ!です。
  • オーディオ機器(マイク・アンプ・スピーカ等)が電気部品のカタマリで、非常に理系の世界です。エレキギターはまだシンプルな方ですが(でも木材や部品の組み合わせも考えるとカナリ奥が深い)、電気ピアノやアナログ・シンセサイザなんて電気部品が何千個使われてんのよ?な世界(部品点数で言えば万単位じゃないかな?)。電子ピアノやデジタル・シンセサイザは音楽演奏専用の高性能コンピュータですよね。
  • デジタル信号処理(DSP)の世界に入ると、周波数領域だとか時間領域だとか、フーリエ変換・逆フーリエ変換も出てくる、さらに難しい数学の世界です(実数と虚数の複素数ぐるぐるの世界)。ボーカロイドなんかは、この中でも非常に高度な処理をやっている…らしいですが、理系アタマ(の筈)のワタシにももう殆ど理解出来ません(笑)。
昔から音楽と理数科目との得意/不得意の相関性が高いことについては、色々なことが言われてきました。が、感性の部分も重要ですよね。そこは、理系・文系に分けること自体、全く意味が無さそう…(笑)。

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以下本末転倒:

冒頭にキーストローク数が…と書きましたが、本記事はテキストベースで7KB少々。日本語にして3,500文字、キーストローク数は合計8,000~1万といったトコロでしょうか。週末に気紛れに書いている文章ですし(平日にもネタになりそうな話があると時々書き貯めています)、ハーモニクスを使ったチューニングの箇所などは昔書き掛けて放置していたものを再利用+最低限の修正で済ませています(絵もギター仲間の為にハーモニクスによるチューニングの手順を説明するために描いたもので、フレットの間隔が比較的正確とか凝った絵ですケド(笑)、描いたのは数年前)。…という訳で、実作業は大した量でもなかったりします(笑)。この程度なら、腱鞘炎を悪化させることは無いでしょう。そういうことにさせておいてください。

2016年10月15日土曜日

銀座は危険地帯(笑)…今回は電子ピアノ試奏

何度も続いたiPad Pro+Smart Keyboardの不調、今日の銀座Genius Bar訪問(製品交換)にて一件落着…かな? 1度目の交換品でも不具合が起きたので(今回は2度目の交換)、Apple製品についてチョット不信感…。Jobs教信者としてはあるまじき心構えですが(笑)。いや、2回も無償交換してくれるAppleさんが神対応なのですよ!

…こちらの件については、改めて書きます(もう暫く使い込んでみて様子を見てから報告します)。気が向いたら、ですけど(笑)。

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という訳で、今日も銀座です。某友人(大切な女友達)から「Mac中毒なのはわかるけど、銀座通いもほどほどにね」と言われています(正確にはMac中毒なのではなく、Mac・iPod・iPad等、Apple製品全般に関する中毒…というか、むしろ依存症です/笑)。でも、iPad+Smart Keyboardの威力の前に、友人の有難いアドバイスもほぼ無力(笑)。

アップルストア銀座・Genius Barでの用件は5分もかからずに終了。という訳で、例によって定期巡回(笑)です。今日の巡回先は、アップルストア~銀座ヤマハ~伊東屋~山野楽器。

で。先週に続き、今日も銀座ヤマハに長居してしまいました(笑)。先週試奏したギターSG-1820 Ltd. Ed. Customはまだ店頭にありました。が、今日いじらせて貰ったのは電子ピアノ。今使っているヤマハP-80に大きな不満がある訳ではありませんが(ハーフダンパーが無いとか鍵盤のタッチが少々へたっているとかはあります)、何となくCPシリーズを試奏。

例によって持参していたiPadにメモ。
※スタッフさんから撮影許可を頂いています。

今日はヤマハの電子ピアノ・CPシリーズを3機種(CP1、CP4 Stage、CP40 Stage)を試奏です。当面買えないナ~とか思いつつも、ついつい弾きまくってしまいました。

今日は天気も良く、銀座ヤマハの建物が映えていました。


今週末は「夜楽器」フェアとのこと、1Fではサイレント楽器(ボディ無しヴァイオリンとかボディ無しギターとか)がテンコ盛りでした。



そう言えばワタシのヤマハ製サイレントガット(ガットギターのボディ無し)、(元)友人が借りて行ったままトンズラです。今はどうなったのでしょう?

今日の消費活動は、(銀座ヤマハで色々いじらせて貰ったので何やら申し訳なくて買ったギター弦の他は)山野楽器で映画BD×2枚、セットで¥2,980-ナリです。銀座に来ると何か買物をせずには気が済まないのですが(笑)、Amazon.co.jpさんでカートに放り込んだまま1ヶ月以上経っていたモノを(Amazonさんより少しばかり安く)ゲット。音楽はモチロン、映像作品までネットに喰われているこの業界、BD安売りなど、カナリ必死ですね。

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今日のオマケ。

アップルストア銀座、屋上でクルクル回るアップルロゴって昔からあったっけ…? 某ファストフードみたいですよね。

2016年10月9日日曜日

3連休初日は銀ブラ~ヤマハで極上ギターを試奏♪

先日書いた通り、iPad Proがどうにも不調(Smart Keyboardが認識されません)。iPad本体を修理に出して問題解決…の筈が、Smart Keyboardは相変わらず認識されず。iPad本体側とSmart Keyboardのどちらの問題なのか判らないので、両者を持参してアップルストア銀座のGenius Barに(再び)駆け込みました。
  • 3連休だったからでしょうか、Genius Barの予約は取りやすかったです(通常の週末はすぐに予約で埋まってしまいますが、今回は2日前に予約が取れました)。
  • iPadの問題は、Smart Keyboardが(再び)故障との診断。(再び)交換ということになりましたが、在庫が無いとのことで、(Genius Barから発注しておいて貰い)再度仕切り直しです。
  • Webで見ると、Smart Keyboardのトラブル、チラホラ見かけます。特に、本体との接続部(折り返しがある)での断線が少なくないようです。ワタシの場合はiPad (交換前)の異常動作により、Smart Keyboardの何処かを壊してしまったっぽい(壊れたのはキーボードコントローラIC辺りかな?)。これはチョット珍しい症状らしいです。
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銀座に来て、アップルストアだけに行ってそのまま手ぶらで帰るのも何となく…というのもナンダカナアという訳で、立ち寄った銀座ヤマハ(正確には「ヤマハミュージックリテイリング銀座店」だそうですが、「銀座ヤマハ」の方が通じることが多いような)

9月に来た時に小物を買ったのですが、この使い方で疑問点があったので、スタッフさんに教えてもらいました。あと、iPhone/iPad向けアプリ(App)の良さそうな物を教えてもらったり。

ヤマハの製品の一部、近所の楽器屋さんに見掛けないものがあります。何故でしょうか?と訊いたところ、研修を受けたスタッフでないと使い方等をキチンと説明できない製品はそうなってしまう…とのこと。ナルホドと納得する一方、ヤマハの店舗が近くにない人は不便だろうな~とか。

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さて、その後。店内(B1F LM売り場;ギター/ベース、電子ピアノ/シンセサイザー、ドラムス売り場)を見て回ったのですが、ワタシの目を捉えて放さないエレキギターがありました。ヤマハのエレキギター、SG-1820の銀座ヤマハ限定モデル。SG-1820 Limited Edition Custom。色は「CRS」(Cherry Red Sunburst)と書いてありましたが、杢目(フレイム・メイプル? キルト・メイプル?)や色目が美しくかつ上品だったので、つい10~15分程ぼ~っと眺めてしまいました

SG-1820 Limited Edition Custom
※スタッフさんに撮影許可を頂きました。

正面から見たシルエットは昔のヤマハSG (SG-1000/2000/3000)とほぼ同じですが、細かいトコロが色々変わっています。ゴチャゴチャ書いても仕方ないので詳細は省きますが、 ロックギターの王道の1つ、Gibson製のLes Paulを強く意識したギターになっているようです(王道のもう1つはFender製Telecaster & Stratocaster)

ヤマハSG、1980~90年代はフュージョン系で一世を風靡したギターです(CASIOPEAの野呂一生さん、高中正義さん、Calros Santanaさんが使っていたことが有名)。音楽シーンの変化と、エフェクタ・PAの技術進歩に合わせ、2008年に大幅に仕様変更され、現行のSG-1820/1820A/1802になりました。そもそもこのラインナップ、アメリカのヤマハ法人(ヤマハ・コーポレーション・オブ・アメリカ)が開発に関わったとのことで('00年代前半からプロトタイプを米国のアーティストに提供していたようです)、日本市場よりも大きなアメリカ市場を指向したギターのようです。

参考ページ:
さて、お値段。45万円。よんじゅうごまんえん。通常ラインナップも高いですが(SG-1820/1820A/1802は定価35万円・実売30万円強)、本機はその5割増し。素人が手を出して良い価格帯ではありません。
  • ヤマハの高級ギター(アコースティックもエレキも)やベースは、希少材を使い、さらに鳴りを良くするため、木材の段階でARE処理、ギター/ベースの形に組み上げた後IRA処理を施しています。設備費も工数もかかるので、価格が高くなってしまうのは仕方のないトコロです。
    • ARE処理(Acoustic Resonance Enhancement):…温度・湿度・圧力を制御した環境下で木材を人工乾燥させ、20~30年弾き込んだ「ビンテージ・ギター」に近い「枯れた鳴り」を得る技術。バイオリンにも行う計画があるということだったけど、どうなったのだろう? で、木材に天然乾燥に加え人工乾燥を行うのは各メーカともやっているので、ヤマハだけが特殊なことをしている訳でもないと思います。
      ※参考→日経テクノロジー(2008/05/20)<http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080520/152038/>
    • IRA処理(Initial Response Acceleration)…詳細はよくわかりませんが、どうも、組み上げた後のギターに演奏時と同様の音響を加え続けることで、膠(ニカワ)と木材の馴染みを促進して弾き込んだギターと同じような鳴りを実現する技術のようです。
      ↑弾き込んだギターの鳴りが良くなるのは私の経験とも合います。新品のギターが、数年弾き込むことでよく鳴るように変わって行きますが、この場合よく弾いていた音域「だけ」が良く鳴るようになるので、良くも悪くも「弾き癖」が付きます。ちなみに弾かずに長年放置していたギターは鳴るようにはなりません(笑)。また、アコギではヤイリの高級ギターも出荷前に大音量で音楽を聴かせるらしいですし、カラオケパブ等の片隅に転がっているギター(日常的に色々な音楽を浴びて経年変化している)は非常に良く鳴る個体が多いことから、IRA処理はソレナリに効果のある処理だと思われます。理屈はよくわかりませんが(笑)。
  • ワタシが持っているヤマハSG-1000 (昭和63年製造・平成元年購入)はARE処理もIRA処理もされていませんが、四半世紀以上弾き込まれているためか、すんげー良く鳴ります。でもコレ、本当に弾き込んだ結果なので、フレットは減っているし、金属パーツもヘタっています(笑)。くたびれてはいますが、何度も修理をして使い続けている大切な宝物♪
で。ワタシが長時間1箇所に留まっていたからでしょうか、スタッフさんから「弾いてみます?」と。「買いません、というか買えませんよ?」と言っているのに、「是非弾いてみて下さい」と。お言葉に甘えて弾かせて貰っちゃいました(笑)。

このギター、極上の音がします。

簡単にレビューします。
  • 重さ…昔のヤマハSGと同じくらい。4kgくらい? (ワタシの所有しているSG-1000は4.2kg) Fender系(3~3.5kg位)より重いですが、Gibson Les Paul (4kg少々)と同じ位ですね。オジサンには少々重いです(笑)。
  • ネック…指板の幅は昔とほぼ同じ(Gibson Les Paulよりやや広い)。ネックの厚さは、昔のSGよりやや厚め(昔のヤマハSGとLes Paulの中間位?)
  • 音の特徴…PU (ピックアップ)が昔のヤマハSG (ヤマハ製アルニコV PU)と異なり、Seymour Duncan社製のハムバッカーになっていますが、PUだけで音が決まっている訳でもないようです(でもアルニコPUより出力は大きいようです)
    • フロントPUは「ヤマハSGだっ!」な音。特に野呂節や高中節を弾くと、笑っちゃう位、ヤマハSGの音(笑)。
    • リアPUはややLes Paul寄りな音(一番違うのはココかなぁ→下記参照)
    • タップSWは付いていないので、ハムバッカーの音のみです(昔のヤマハSGはタップSWでハムバッカー⇔シングルコイルの切り替えが出来る)。
SG-1000/2000/3000は、フロントPUは甘い音、リアPUの音はトレブリー。このリアPU、良く言えばキラキラした音、悪く言えばキャンキャンした音。好みが別れるトコロでしたが(ワタシはこの音結構好き)、新SGはリアPUはもう少しゴリゴリした太い音になっています。

これがワタシに必要かどうかで言えば、まぁ不要なのですが(笑)。ヤマハSG-1000とGibson Les Paul Customの両方を持っているので、とりあえず不要かなぁみたいな。
  • ステージ活動をメインとしている人には、非常に使いやすい音が出るギターだと思います。(ワタシはメインはDTMなので、ヤマハとGibsonを持ち替えれば良いかな~みたいな。)
  • 色目も造作も非常に良いです。眺めながら酒を飲むと旨そうな、優れたコレクターアイテムだとも言えます(楽器は弾いてナンボなのですが、コレクター魂を刺激するトコロもありますよね)

iPadでその場でメモ等を色々。
持参していたiPadを最大活用。

実はこの他、(「買いませんよ」と言っているのに、またしても高級な)エレキベースも試奏させて貰いました。が、こちらの話はいずれ機会があったら書きます。

ヤマハSG-1820 Limited Edition Custom (とエレキベース)の試奏約1時間。

とっても幸せな時間でした。
本当にありがとうございました♪

2016年5月22日日曜日

米Fender社がヘッドフォン発売ですと?

夕方帰宅後、ネットの海を泳いでいる時に、こんな記事(↓)見つけました。

「ギター老舗のFender、ヘッドフォン市場に参入 創業70年目で初めて一般消費者向け製品を販売した理由」(The Huffington Post、5/16付記事)
<http://www.huffingtonpost.jp/techcrunch-japan/fender-headphone_b_9986210.html>

ターゲット顧客はギター弾き以外も含む「一般消費者」なのでしょうけど、最初に買いたいと思うのはやっぱりFender製ギターのオーナーなんだろうな~。

かく言うワタシも、Fender社製ギターを所有している身。やっぱり欲しくなっちまいました(笑)。Fender社は一時期アパレルにも力を入れていたので実はワタシ、Tシャツやギターストラップ柄のベルトとかも持っていたりします…いい歳したオッサンが馬鹿っぽい外見になるので、あまり着ていませんケド(苦笑)。

んで。このヘッドフォン、買っちまうか!(←衝動買い/笑)とAmazon.co.jpさんに行ってみましたが、まだ商品は置いていないようです。御本家Web Site <www.fender.com>に行ってみたら、AUDIO (音響製品)のタブに商品紹介がありました。

欲すぃな~。

携帯用のケースもサレオツですな~。

毎日使っていると、ケースは大抵不要品になってしまうんですけど、このデザインならピックケースに転用しても良いかもです。

さて、お値段。Huffington Postの記事にはモデルによって99USD~499USDと書かれていましたが、日本円ではどうなのでしょう?

え? 0円ですと?
各モデル100個くらはい!(笑)

コレ、発売前だから値段がついていないだけですよね?

もう暫くは買えないみたいですが、面白い絵が見られたので、今日のところは良しとしましょう。

2016年4月29日金曜日

銀座YAMAHAで窓買物…妄想が暴走・その②

以前、YAMAHAのポータブルキーボード「reface DX」が欲しいと書きました。今回はその続きです。

YAMAHA reface DX

◆reface DXを完全無線化する!(その1:ワイヤレス戦略)

reface DXには別売りでストラップアダプターがあります。これを使うと、「ショルキー(ショルダーキーボード)」あるいは「キーター」(キーボードをギターのように構えるからこの名があるらしい)と呼ばれる形にすることが出来ます。昔のショルキーは、音源(アナログ) or MIDI (デジタル)のケーブルをズルズル引き摺って弾くのが普通ですが、今ならワイヤレス化出来る筈です。

という訳で、reface DXをワイヤレス化するのに必要な物を考えてみました。reface DXのYAMAHA公式ページの「アクセサリー」のタブをクリックすると、ワイヤレス化に必要なアダプタが載っています。
  1. MD-BT01
    • I/FはDIN (5ピン)×2 (IN & OUT)…通常のMIDIで使われるI/F。
    • パワー供給…MIDI OUTから給電
  2. UD-BT01
    • I/FはUSB type A (メス)
    • パワー供給…USB type A (オス、I/Fとは別に給電用がある)からバスパワー給電
1, 2いずれも、iOSデバイスやMacに専用ソフト(無償)をインストールして音源として使えるようになるようです。アンプの前にiOSデバイスかMacを介さなければならない(少し面倒臭いな~)とか、iOS/Macのソフト音源しか鳴らせないのがちょっとな~とか思っていたんですけどね。

MD-BT01

UD-BT01


さて、reface DXのMIDI端子。

reface DX背面(MIDI I/F部)拡大写真
※コントラストを調整しています。
  • mini DIN (6ピン) (IN/OUT)…少し前のPS/2キーボード・マウスと同じ形
  • USB TO HOST (OUT), 形状はtype B (外付けHDD等によくある形)
の2種類があります。mini DIN (6ピン、IN/OUT)のMIDIは規格がよくわからないのと、mini DIN (6ピン)×1→標準MIDI (DIN 5ピン×2)の変換ケーブルが売られているのかもよく分かりません(よく探せばあるのでしょうけど)

という訳で、今ある情報で確実にワイヤレス化をする方法は、2. のUD-BT01を使い、結線はYAMAHAの公式ページにある方法に準ずることにします。

UD-BT01結線方法

◆reface DXを完全無線化する!(その2:Bluetoothアダプタの電源確保)

困ったチャンなのが、UD-BT01の給電です。UD-BT01はUSB (type A)のバスパワーで給電されます。YAMAHA公式ページに記載された絵では、USB ACアダプタを使うことが描かれていますが、こいつをUSBバッテリーパック(バッテリーチャージャ)にすれば良さそう。UD-BT01とバッテリーパックはストラップにでも括り付ければ良い。

接続順序は、以下の通りで良い筈です。

USBバッテリー (type Aメス)
UD-BT01 (給電側type Aオス、MIDI側type Aメス)
※これを使ってiOSデバイスを鳴らす
USBケーブル (両端オス、type B & type A)
reface DX: USB TO HOST (USB type Bメス)
※reface DX本体は乾電池で駆動

以上、出来るかどうか(やっている人がいるかどうか)を、銀座ヤマハで事情聴取(笑)してきました。

◆reface DXを完全無線化する!(その3:銀座ヤマハで情報収集)

銀座ヤマハで事情聴取しました。結論から言えば、
  • reface DXを単なるMIDIキーボードとして使うことはお薦めできない
    • 折角のreface DXのFM音源の音を使わないことになってしまう、reface DXで音作りをしても現場で使えないことになってしまう
    • iOS/Mac搭載の音源は種類が乏しい
  • Bluetoothはレイテンシ(遅延時間)が大きいので、あまり実用的ではない
    • 予め録音された音源を聴く「だけ」とかのバースト通信や、マウスなどで求められる速度には充分なBluetoothですが、他パートに合わせて演奏するには、リアルタイム性がイマイチとのことです。
    • レイテンシはiOSデバイスの状態等にもよるらしいですが、10ミリ秒程度は覚悟した方が良いとのこと。(※昔のMIDI-USB I/F、少し前のオーディオI/F(アナログ→USB)のレイテンシは10~30ミリ秒程度でしたが、これはテンポ120の128部音符~64部音符程度の遅れで、ワタシには受け容れられないレベルでした。新規導入するには不向きでしょう。)
  • reface DXの音を活かす上でも、遅延時間を短くする上でも、ギターなどで良く使われるワイヤレスシステムがお薦め♪
とのことでした。

店頭に置いてある物をむやみに薦めたりせず、用途も考え、ユーザ視点で満足出来る買い物が出来るようにアドバイスしてくれる銀座ヤマハさん、流石です。

◆reface DXを完全無線化する!(その4:ワイヤレスシステム!)

ワイヤレスシステムとして銀座ヤマハのスタッフさんが薦めてくれたのは、LINE6のrelay G30 (リンク→<http://line6.jp/products/relay/g30-g50-g55-g90.html>)

帰宅後スペックを見てみたら、今どきのデジタル機器って凄いのな! 10年~20年前だったら20~30万円した機器と同スペックがそれ以上が、3万円を切った価格で買えちゃうのな!

とは言ってもreface DX (+ガジェット)に加えての出費になるので、ここは少し慎重に。

実は、ワイヤレスシステムは古~いアナログ式の物は持っています。長所として
  • レイテンシ(遅延時間)が殆ど無い…昔のデジタル式のワイヤレスシステムはレイテンシが大きかったので、実用性がイマイチだったのですが、アナログ式はワイヤレスマイクと同じ方式なので、レイテンシは気にしなくて良いレベルなのです。
ただし、決定的な短所があります。
  • ノイズに弱い、音が割れる…電波状態が悪い場合や他の機器が電磁ノイズを出すと、ノイズが載ります。また、楽器本体(ギター)の出す音量が小さい場合に良い音が遅れなかったりもします。だからとギター側の音量を大きくすると、今度は音が割れてしまいます。
  • 音域が狭い…ギターに特化したシロモノなので、鍵盤やエレキベースにつなぐと高音と低音がスカスカになります。
という訳で、この古いワイヤレスシステムは、reface DXを本格的にワイヤレスにするには向かないでしょう。でも、遊びで使っている間だけならコレで構わないかな~

という訳で、結論。
  1. 遊びのレベルでワイヤレス化するだけなら、ワイヤレスシステムは手持ちの物を使い、今回導入するのはreface DX本体とショルキーアダプタ(とACアダプタとソフトケース)だけにしておく。
  2. ワイヤレスを使った演奏を本格的にやろうと思ったら、キチンとしたワイヤレスシステムを導入する(ギターやベースにも使えて1石3鳥)
・  ・  ・  ・  ・

以上、色々書いてきましたが、実はreface DXはまだ買っていません。この先も自動車の税金とか出費が予定されているので、踏ん切りがつかないのです。タイトルの通り、ただの妄想なんですってば。店に通って製品を眺めて妄想をする。高校生かっ、ワタシは?(笑)

2016年4月23日土曜日

ギターはリズム職人が格好良い♪ …と思う。

某楽器屋さんの店員(大学生のバイト君)に、ギターやベースが“巧い”ことの条件って何だと思いますか? と聞かれて、
  1. 他のパートをちゃんと聞いていること
  2. 単純なリフ――例えばギターならパワーコードの8分 or 16分刻み――でもグルーブやドライブ感が生み出せること
と答えたら、マニアックですね~と言われました。速弾きとか答えると思ったのかも知れませんね。リード楽器/ソロパートはタイミングや音程を微妙にズラすと格好良くなることもあります。でも、オーディエンスを躍らせるのはリズム職人だと思うんだよなぁ。ドラムとベースのリズム隊は骨組み。グルーブやドライブ感を出すのがギターのリフ・カッティング(勿論、鍵盤や他のパートがドライブ感を出す曲もあります)

ギターのリフで格好良い物は沢山ありますが、ワタシが好きな物は下記の2つでしょうか。近年のモノだとincognitoのギター/リーダーのジャン=ポール“ブルーイ”モーニックもすげー格好良いリズム・ギターを聴かせますが(少し難しいコードに加えて左手小指がよく動く)、ワタシのギターを形作ったアーティストということでCharさん(竹中尚人さん)とCASIOPEA (ギター:野呂一生さん)を挙げさせて頂きます。

・  ・  ・  ・  ・

①Char 「Smoky」(アルバム『Char』/1976) ブリッジ部分~Keyソロのギター伴

Char親分の曲でロックでギンギンでゴキゲンな曲(表現が古いな/笑)は数多くありますが、Char親分と言えばまずはやっぱり「Smoky」。KeyはEminともGMajとも取れる曲(Aメロの前半がEmin臭く、後半でGMajになる…なのかな?)。このちょっと不安定な感じがたまらなく格好良いですよね。

ギターはFender Mustang。Dynamic Tremoloの性能を遺憾なく発揮したリードギター。別のギターで同じように弾くのは正直難しいです(Stratocasterならリア/センターPUを使い、EQで中音域強め、高音域少しカット、低音域ばっさりカット、…とすると似た感じの音は作れます。でも、トレモロの違いは如何ともし難いです)


この曲、イントロ(と途中のキメの) Bb/C B/C# C/D B/C# C/D C#/D# D/E~が印象的な曲です。ちなみに、AメロはDm9-Em9を何度か繰り返した後、Dm9-CM7-C9-Bm9と進む後半の展開も格好良い。ちなみに、ブリッジ部分~Keyソロのギター伴はコードが逆順でEm9-Dm9の繰り返し。これも格好良い。

・  ・  ・  ・  ・

②CASIOPEA 「Mid-Manhattan」(アルバム『4X4 (FOUR BY FOUR)』/1982) 前奏とDr/Bsソロ掛け合いのギター伴

ドラムス・神保彰さんの作曲(←野呂一生さんの作曲指導がかなり入っているらしいです)。アルバム『4X4』版は、神保御大とHarvey Masonのツインドラムのソロ掛け合いが格好良い曲です。ライブではDr/Bsの交互ソロだったりゲストとのツインドラムだったり色々なフォーメーションがあります。


基本的にGΔ/A (IV/V)-AΔ/B (V/VI)の繰り返し。この曲はおそらく、ソロ楽器が色々やりやすいように、あえて「音の隙間」を広く開けた曲作りになっているのだと思います。

実はこの曲、ワタシがギターの「ブラッシング奏法」(実音とミュート音を組み合わせてリズミックに弾く奏法)を初めて弾いた曲です。右手は基本的に16分でダウン・アップを繰り返しているだけなのですが、最初は左手の実音-ミュート音の切り替えが上手く出来なくて…。基本中の基本みたいな形ですけど。CASIOPEAは楽器練習にはもってこいだ!(笑)

ちなみに野呂さんの音作りはかなり独特です。エフェクタの順序がロック系と全然違うのだと思います。たぶんですが、ギターのすぐ後にコンプレッサ&オーバードライブ、その後に位相系(フェイザ)・空間系(ディレイ&リバーブ)を入れているのだと思います(曲によってはコンプの前にボリュームペダルとか位相系の前にピッチシフタとかも)アンプ(音の出口)だけで歪ませている人には真似しにくい音です。興味がある人は検索するとか文献に当ってみるとか各自で調べてみて下さい(←投げっぱで申し訳ないですけど/笑)

・  ・  ・  ・  ・

この他、さらに格好良いパターンとして、
  • ワウ(Cry Baby等)を使ってギターのリフを「チャカポコ」言わせる
  • グリッサンドを入れる
  • 3連符を入れる(3連符が入ると、拍アタマでダウンピッキングとアップピッキングが入れ替わることがありチョット練習が必要)
  • 左手小指で高音弦(1,2弦)を細かく動かす(ファンク・ギターに多いパターン)
  • 開放弦をうまく使うパターン(曲のキーが限定されますが、うまくハマると効果的)
  • 時々高音や低音の「おかず」を入れる
…等々、色々ありますが(例えば野村義男さんがこれらの技を非常に効果的に組み合わせて色々聴かせて魅せてくれます←YouTubeにそういう動画が幾つもあります)、まぁ基本は8分や16分でザクザク刻むことでしょう。イーブンの8分・16分がキレイに刻めないことには何も始まらない。で、その次はシャッフル(3連符系)でも練習。変拍子とかオカズとかの練習はその後でも良いでしょう。

…って御託を並べておきながら、実は最近、メトロノーム相手の基礎練とかキチンとしていません(iTunesやDVD/BDに合わせてテキトーに弾くのはやっていますケド)こんなんでいいのか?

2016年3月6日日曜日

今週のヘヴィロテ:大村憲司 best live tracks I~VI

ギターの神様、Eric Claptonから大きな影響を受け、また反対にEric Claptonにも影響を与えたとも言われる日本のギタリストがいます。故・大村憲司さんです(1949/5/5~1998/11/18)。お亡くなりになった後、「best live tracks」と銘打ったCDが何枚か発売されていますが、全部好きな作品です。
大村憲司さんについてWikipedia(日本語)→<http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%9D%91%E6%86%B2%E5%8F%B8>

best live tracks I (2003/11/21)

best live tracks VI (2015/11/18)

フロントマンとしての活動よりサポート/スタジオ・ミュージシャンとしてのイメージが強い大村さんですが、フロントで弾いても良い(特にbest live tracks I)。ギターが歌う歌う。聴いているだけで脳ミソが溶けちゃいそう(笑)なのがbest tracks IとVI。Iは何曲か耳コピーしましたが(ギターだけね)、憲司さんの域にはまだまだ遠い。VIは歌モノ中心なのですが、この歌を引き立てるギター、1音1音に魂がこもっていてヤバいです♪ エレキギターの音としては、ストラトキャスター(おそらく愛用していたEric Claptonシグネイチャ・モデル/Fender USA Custom Shop製)のフロントPU (neck pickups)とセンターPU (middle pickup)のチュルチュルした音が多いような…。ポンタさんのドラムもすげー歌っています。

大村さんがいかに紳士的な人であるか、またそれと同時にどれだけ努力家・研究家だったかは(ギターや音楽に関しては非常に負けず嫌い)、たとえばドラマーにして朋友、村上ポンタ秀一さんの著作『自暴自伝』に書かれています。好きな方はチェックしてみては如何でしょうか。

以下、best live tracksのアルバム6枚(正確には9枚…というのはIV~VIは2枚組CDなので)。
  1. Left-Handed Woman - best live tracks I (2003/11/21)
    <http://www.amazon.co.jp/dp/B0000QWY9Y/>
  2. Leaving Home - best live tracks II (2003/11/21)
    <http://www.amazon.co.jp/dp/B0000QWYA8/>
  3. When a Man Loves a Woman - best live tracks III (2015/4/22)
    <http://www.amazon.co.jp/dp/B00T2XUX80/>
  4. KENJI OMURA BAND (PONTA SESSION 4DAYS!) - best live tracks IV (2015/4/29)
    <http://www.amazon.co.jp/dp/B00T2XXPYO/>
  5. Aged 25 Years - best live tracks V (2015/8/12)
    <http://www.amazon.co.jp/dp/B00YRGQPHU/>
  6. KENPON BAND - beste live tracks VI (2015/11/18)
    <http://www.amazon.co.jp/dp/B0155W5P52/>
派手ハデなギターでありませんが、味わいのある演奏です。渋めのギタリスト。一定以上の年齢の人向けでしょうか。。。

2016年2月28日日曜日

銀座ヤマハで窓買物…妄想が暴走?

「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」と言いますが、日月の過ぎるのは本当に早い(速い)ものです。もう2月も末。今年度もあと1ヵ月間だけです。まさに光陰矢の如し。

・  ・  ・  ・  ・

銀座・有楽町に行くと、特に用がなくてもつい覗いてみたくなる店があります。①銀座ヤマハ(ドラムス/ギター/電子楽器フロアと楽譜フロア)。②山野楽器(ギターフロア/楽譜フロア)。③Apple Store。④伊東屋(買う物が無くても見ているだけで楽しい)。⑤ビッグカメラ(ITガジェットと新しい家電の定点観測地点)

今回は①銀座ヤマハのB1F(ドラムス・エレキギター/ベース・電子楽器)で見たチョット面白い物の話です。

◆ドラムス:キックペダル

80年~90年代のヤマハのフットペダル、名器と言われたFP720が復刻しました。懐かしいですね~。ワタシが学生時代に使っていたペダル(部の備品)はFP720より下のグレードだと思いますが、基本形状は同じFP700シリーズでした。高校では吹奏楽部、大学でも幾つかの団体でドラマーやっていましたが(当時少数種だったドラマーは学祭シーズンは複数バンド掛け持ちが普通でした)、何故か一貫してドラムスはヤマハ製ばかり。シンバルは色々使いましたがPAISTEが多かったかな。大学時代、私物ではZildjanを2枚持っていましたが…あれ一体何処行ったんだろう?(謎)

閑話休題。

店内で撮影というワケにも行きませんから、写真は公式ページからの借用です。

ヤマハ FP720復刻版

このペダル、他社製ペダルに比べて踏み面が長く、踵(かかと)と拇指球(でイイノカ?)の2箇所で踏んでスピードプレイが出来たペダルです。この踏み方にすっかり慣れてしまい、出先で別メーカーのペダルしかない時に苦労したものです。

普通に踏んだ位置では踵で踏んでもなかなかパワーが出ないので、
  ① 第1指・第2指のマタがベルトに当たる位深い位置で踵で踏む
  ② 拇指球で踏む時は足を手前に戻す(①の後に足を後ろに移動させながら踏む)
と、良い具合に(笑)「ドドッ、ドドッ」と16分音符で踏めるようになります。チョット練習が必要ですが(①の踵キックが拍の表でも裏でも同じようにキック出来るように練習しました)、慣れると色々出来るようになります。これに加えて
  ③ 反動を利用して再度爪先でキックする
というアクションを加えると16分×3連発も出来るようになります(パワー・リズムとも安定して演奏出来るテンポは限定されます/苦笑)ツインペダルを使うようになってから16分×3連以上は左右の足の踏み分けのパズルゲーム(足で行うパラディドル)となり、右足だけでドカドカ連打する必要は殆ど無くなりました。

 
ワタシはこう踏んでいた(左:上から、右:横から)

で。絵に描いた通り、かなり奥まで踏むので、靴を履いているとやりにくいです。なので、右足だけ裸足(または靴下)で踏みます(ベースドラムの陰で目立たない場所なので丁度良い)。で、この踏み面前後アクションを激しくやると、右足だけ靴下ボロボロ(笑)。

この踏み方、大学時代のドラムスの師匠・O先輩から「リキヤみたいな踏み方だな~」と言われたことがありますが、ナニワエキスプレスのライブ映像で東原力哉さんがドラムス演奏を見て納得しました。力哉さんの機材はヤマハでなくパールですが、ちょっとだけワタシと似た踏み方だったんですよね。個性的なドラムスのセッティングに衝撃を受けたものです(特にペダルにタオルを巻いていた点)

で。話はFP720に戻りますが、調整シロの狭さ・調整段階が飛び飛びである等、設計の古さまで復刻されちゃっています。昔使っていた人ならともかく、今から積極的に買う理由はあるのかなぁ? コレクションとしてならともかく(笑)。踏み面だけFP720、機構はDFP9500Cというのがあったら欲しいかも。職業としてドラマーやっていたなら、仕事道具として、両方買ってキメラ作りに挑戦していたかも?(笑)

◆スティック(アーティスト・モデル)

ドラム用スティック、20年位前からVIC FIRTHのSteve Gaddモデルを使っています(チップ=先端=がナイロンのモデルもありますが、ワタシが使っているのはは先端も木材(ヒッコリー)の物です)。他のモデルに乗り換えるつもりもないのですが、アーティストモデルを見ると、そのドラマーの叩き方の特徴(の一部)がわかるのが面白いですね。

川口千里ちゃんモデルはZildjan製。先端はナイロンチップ(チップは小さ目)、太さ14.2mmで、各メーカの標準品(の細い物=14mm=)より微妙に太いです(ワタシが使っているSteve Gaddモデルは14.0mm径)。これが細腕でパワフルでトレブリーな音の秘訣なのかなぁ、みたいな。

SATOKO (Fuzzy Control)ちゃんモデルはPro Mark製。彼女もワイルドでロックかつ手数の多いドラミングですよね(外見も若い頃のお父様=菅沼孝三さん=にソックリですが/笑、ドラムスを叩いていて繰り出す大技・小技もお父様にソックリです)。シンバルのレガート音がデカいのはリスト(手首)の強さの他、この大き目のナイロンチップによるものなのでしょう。

他にも見たのですが、印象に残ったのはこの2つくらいでしょうか。

◆シンバル

以前、川口千里ちゃんが変な形のシンバルを使っていると書きましたが、店頭で同じシンバルを見つけました。円盤と三角錐の間のような変な形の物、Zildjan(ジルジャン)のTrashformer(トラッシュフォーマー)という物のようです。

Zildjan Trashformer

店頭にあった物は、こんな焼き色ではなく普通のブリリアント仕上げの色でした。

「FXキャストシンバル」という名前からして、金型を使って成形しているっぽい。

他にも渦巻き状のシンバルとか変なヤツも気になりましたが、今回は省略です。…買う予定もないのに売り物を試奏させて貰う訳にも行きませんので、音等に関するレビューは無しです。

◆低音量シンバル

フロアの端っこに変なシンバルが置いてありました。Zildjanの「Low Volume」シンバル。全面メッシュ状です。電子ドラムやミュートを被せたシンバルより自然なタッチを実現しつつ、生シンバルよりずっと静かだという触れ込みです(謳い文句では「70-80%の音量ダウンに成功」)

Zildjan Low Volume Cymbals

これは壁際の展示スペースでなくスタンドに設置されていましたので、試奏用スティックをお借りして、実際に少し叩いてみました(こういうことをしても放っておいてくれるのが銀座ヤマハの良いトコロ)
  • 静音性はそこそこありますが、集合住宅や住宅密集地では絶対に使えないレベル。「70-80%の音量ダウン」とはすなわち「1/5~1/3の音量は出るよ」ということでもあります(苦笑)。
  • タッチは電子ドラムのゴムゴムしたタッチとかミュートを乗せた生シンバルよりは、素のシンバルに近いです。でも、メッシュ状に穴が開いているので、デメリットもあります。
    • シンバルの振動の仕方が全然違います。生シンバルに半分位ミュートを被せ、露出部を叩いているようなタッチ(やったことない人には伝わりにくいと思いますが、合宿の夜練とかでは必須の方法/笑)。スティックの反動が生シンバルとは全然違います。
    • スティックを滑らせるような奏法には向かない(ブレーキが掛かってしまい滑らない)
    • スティック先端がエラい勢いで摩耗する(非常に目の粗いヤスリのような物なので/笑)
結論として、演奏性も音量も、生シンバルと電子ドラムのシンバル部との中間といったトコロでしょうか。メッシュの穴ゆえの問題(滑らない・スティック先端の損耗が激しい)は、穴のエッジ部分の面取り加工に改良を加えると、もっと良くなると思います(この加工精度を上げると価格が上がっちゃうのかなぁ)

◆制音シンバル(電子ピックアップ・音源プロセッサ付)

帰宅後、ZildjanのWeb Pageを見ていて、Low Volume Cymbalにピックアップを付けたようなシロモノを見つけました。

Zildjan「gen16」シリーズ

電子ドラムと違って、これは音量を抑えたシンバルの振動をマイクで拾うタイプ。方式としてはサイレントギターと似た発想ですね。DCP (デジタルシンバルプロセッサ)なる処理系を持ち、電子ドラムよりも自然な響きを持たせることが出来る…らしいですが(叩く位置による音色の違いやハーフミュートのニュアンスなど電子ドラムでは難しいことも色々と出来そう)、上述の通りメッシュ式のシンバルは振動特性などが生シンバルと全然違うので、電子ドラム同様、生シンバルとは別の楽器という位置づけになるのかも知れません。

・  ・  ・  ・  ・

まぁ今回気になったのは、これくらいでしょうか。場所もお金も時間も限られているオッサンとしては、食指を動かすべき物はありませんでしたけどね。でも色々見られて楽しかったです。















・  ・  ・  ・  ・

…まだ終わりじゃありませんよ(笑)。

◆ミニキーボード(のちょっといい奴):YAMAHA refaceシリーズ

えっと。上記の「食指を…」はチョット嘘です。いや、大嘘です。鍵盤楽器で、YAMAHA refaceシリーズ(4モデル)というのが非常に気になりました。バーチャルアナログシンセreface CS、FM音源搭載reface DX、電子ピアノreface CP、電子オルガンreface YC。

店内では、鍵盤コーナーの端っこ(フロア中央付近、カウンターの斜め前)のテーブルの上に2x2=4台置かれていて、何故か外国人父子(english speakerでした)によって、よくわからないままセッションに巻き込まれちゃいました(5~10分くらいのことですけど)。欧米人ってエレベータや電車待ちとかの時、知らない人にも気軽に話し掛けて来る人が多くいますが、楽器屋の試奏で同じコトをされるとは。ちょっとビックリでした。

閑話休題。

ヤマハrefaceシリーズ

コンパクトでハイグレード。機能とか考えると実勢4万円台は結構リーズナブルだと思うのですが、その辺に転がしておいて弾きたくなった時に気軽に弾くとか、聴き取り(耳コピー)に使うとかの用途なら、4000~5000円程度の安い物で充分なんです。それに、ギターより密集和音が出せる鍵盤で気軽に使えるオモチャ買ってもいいかもな~とか思ってから何年も経っているので、たぶん不要なのでしょう。

以下、ただの妄想。

電気/電子ピアノの音色とそのバリエーションに拘るなら、reface CP。
 ・公式URL→<http://jp.yamaha.com/products/music-production/synthesizers/reface/reface_cp/>
「CP」の名を冠しているだけに、ヴィンテージピアノの音とエフェクト系は強力です。ええ。これ机の脇にでも立てかけておいて、あるいは持ち歩いて、気軽に弾いてみたいです。

出音のバリエーションという意味では、FM音源搭載のreface DX。
 ・公式URL→<http://jp.yamaha.com/products/music-production/synthesizers/reface/reface_dx/>
そう言えば、パソコン搭載のFM音源では色々な音を作ったものです(音源の種別としてはOPN/OPMで、YAMAHA DXに搭載された音源より音作りの幅は狭かったですけど、まぁ色々やりましたよ)。ピアノ系と打楽器系の音を作るのが得意でした。…って一体どんだけ前の話だよ?!(笑)

うーん、どっちにするか迷っちゃうなー。

…とは書きましたが:音源も処理系も鍵盤のタッチも本格的なんだけど(4機種でそれぞれ鍵盤のアクション機構が違うものにしてあるようでちょっと感心)、37鍵(3オクターブ)しか無くて鍵盤ピッチも狭いとかね。「本格的に遊ぶ」人向けでしょう。ワタシには中途半端な使い方しか出来ないのでは…。

いえ、ですから、ただの妄想ですってば。買いませんよ。…たぶんね? 銀座・有楽町散策って物欲を刺激するアブナイ行為だなぁ。でも解かっちゃいるけど、また行くんだよね(笑)。

2016年1月9日土曜日

自作ボカロ楽曲が親姉妹に思いのほか好評だった♪

ご  お  あ
ざ  め  け
い  で  ま
ま  と  し
す  う  て

今年もよろしくお願いいたします。

・  ・  ・  ・  ・

年末年始は毎度の如く親姉妹を車に乗せての長距離ドライブ。BGMは最初は家族が持ってきたCDや音楽プレイヤの楽曲なのですが、1周した後、やっとワタシのiPod (とワタシの作ったプレイリスト)の出番です。


iPodには例年適当なプレイリストを作って行くのですが、今回はTVや映画で有名になった楽曲で作ったプレイリストが好評でした。その名も「My Booster」。今回の旅行用に作ったものではなく、普段、自分をブースト・アップする為に聴いていたものだったんですけどね。

で。その中に自作音源も入っていたのです(ボカロ曲と自分で演奏した楽曲)。恥ずかしぃ!とか思ったのですが、思いのほか好評。Satie (サティ)もChopin (ショパン)も電気ピアノ+オーバードライブで今風の楽曲になるとか、ボーカロイドの声が可愛いとか。ボカロ曲は「きゃりーぱみゅぱみゅみたいな歌い方だね♪」と言われましたが、どちらかと言うと、きゃりーぱみゅぱみゅさんがボカロ風に歌っているんじゃないかな?

まあ、そんな感じの年末年始でした。

・  ・  ・  ・  ・

プレイリスト「My Booster」の中身の一部: こうやって見ると統一感無いな~(笑)
  • T-SQUARE 「TRUTH」
  • aiko 「be master of life」
  • Aerosmith 「Walk This Way」 (ちょっとお下品!/笑)
  • Bon Jov 「Livin' On A Prayer」
  • CHAGE and ASKA 「YAH YAH YAH」
  • Maynard Ferguson 「Theme From Star Trek」 (ニューヨークへ行きたいか~!?)
  • Joe Satriani 「Super Colossal」
  • Mr. Children 「innocent world」
  • REBECCA 「Raspberry Dream」
  • 小田和正 「ラブストーリーは突然に」
  • Huey Lewis & The News 「The Power Of Love」
  • Tower Of Power 「What is Hip?」
  • Crusaders 「Street Life」
  • 放課後ティータイム 「U & I」 (ボカロ曲;データ作成&ギター1・2演奏=ワタシ)
  • 小林明子 「恋に落ちて -Fall in love-」 (ボカロ曲;データ作成&ギター演奏=ワタシ)
  • Chopin 「Nocturne Op. 9」 (DTM;鍵盤演奏=ワタシ)
  • etc., etc.

2015年12月19日土曜日

ライブに行ってきました~♪

いつもお世話になっている某S楽器U店主催のライブに行ってきました。

案内ウェブページ

出演者は、音楽教室の生徒さんで構成されたバンド38(+講師バンド2つの計40)、1曲ずつ入れ替わり立ち替わり。昼12:00少し前にスタート、18:30頃終了という長丁場。多少気になる点は幾つかありました:
  • メンバー毎にレベルやタイム感がまちまち(前乗り/ジャスト/後乗りとかフィルインで走る/モタるタイミングが違うとか)
    • 事前にメンバーが集まって練習したのは1時間だけで通しでは何度も練習出来ていない…とのことで、ある程度は仕方無いかな?
  • リズム隊、特にベースと鍵盤の生徒さん少ないな~とか
  • PAさんもう少し頑張ろうよ!(ボーカルにもEQとコンプかけようよ!とか、ベースのスラッピングはコンプ無しだと耳に刺さるよ!とか)
    • プログラムが進むにつれ音量がどんどん上がって行き、途中から低音とボーカルの音が割れていた
    • でも、バンドが40もあったのでサウンドチェックも何もあったものではないかも?
  • 内輪ウケなネタがチラホラ…、とか
    • イベントの性格上、ある程度は仕方無いかな?
…と、つい文句を書いてしまいましたが、結構楽しい午後を過ごすことが出来ましたよ。しかも無償!

今日の収穫は、チェックしたいアマチュアアーティストさん(と講師さん)が何人か出てきたこと。イベントごとがある時には、チョット追いかけてみようかな
  • ボーカルのIさん(美女!)を含む何人かがメチャ巧(うま)かつエンタメの何たるかをよく解っているようだった。Iさん、ふてぶてしいと言える位(笑)堂々としていて、かつ上手でした…歌も振付も!
  • 講師陣のレベルが高かった!
    • ギター講師のO先生が、サポート演奏のドライブ感が凄かった! 出演できなくなったメンバーの代役で急遽演奏となった楽曲もバッチリで驚いたぞ!(楽譜は見ていましたが、アルペジオを弾きながら他メンバーへの目配せをしたり…レベル高いっす!) さらに、ご自身が出演されていない間は、生徒さん演奏中のアンプの調整と演奏前の準備や片づけと獅子奮迅の大活躍。
    • ベース講師のK先生が、ジャコパスボナかっていう位凄いグルーヴ感! (タイミングが揺れるドラムにどうしてあれだけ合わせられるんだ?!) この先生も生徒さん演奏中のアンプ調整をされていました。
    • ピアノ講師のK先生が何曲もサポートしていて(ちゃんと数えていませんが、10曲以上弾いていたんじゃないかな?)、しかもモントゥーノとかの難しいパターンをサラッと弾いていましたた!(流石プロですな♪)
  • U店の元スタッフ・Hさんと久しぶりにお会いしたのですが、やっぱり美人だった~♪(笑) てゆーか、とても可愛かった♥
他にも特記事項は沢山ありますが、書き切れませんな~(苦笑)。ちなみに、演奏が終わって休憩中の演奏者さんからお話を聞く機会にも恵まれました。幾つか面白い話も聞けたのですが、チョットここには書けません! ごめんなさい!!

またイベントの時には教えて下さいね~! (>U店スタッフSさん&講師K先生)

2015年11月21日土曜日

なんちゃって絶対音感で、困ったちゃん(涙)

上のタイトルを入力していて、「なみだ」の変換候補で「涕」というのが出てきました。文学作品や歌詞で見ることがありますね。…で、この「涕」という字を眺めると、どうにも「洟」に似ている。そうか、涕が洟になるのか。ちゃんちゃん(笑)。

・  ・  ・  ・  ・

ワタシには絶対音感はありませんが、相対音感がソコソコあります。神経質になっている時は、チューニングが2~3セント(半音の2/100~3/100)ズレていると気持ち悪いゾというレベルです(…というコトを去年2月に書いていました)。まぁ普段はそこまでピッチのズレは気にしていないのですが、何かの楽曲やBGMを聞くと、そのピッチ感を暫くの間記憶しているようで、この記憶が薄れる前に違うピッチでチューニングされた楽曲を聞くと、ズレていることがわかります。ワタシはコレを勝手に“なんちゃって絶対音感”と呼んでいます。ギターのように日々チューニングし直して弾く楽器をやっている身として、コレはコレでけっこう便利です(きちんと弾く時はチューナー使って正確にチューニングしますが、手慰みで弾く時はワタシの音感だけで済ませてしまう)

便利とは書きましたが、困ることもあります。時々古い録音の音源でピッチが不安定な物とか(テープの回転ムラに起因)、A=440Hzから大きく外れたチューニングで録音された音源は、結構気になることがあります。でも今時の音源は概ねA=440Hz付近なので困っていませんでした。
  • ライブ音源では演奏中にじわじわとギターのチューニングが下がって行ってしまっている物とかもあります。が、機材の進化とか(ギターはマシンヘッドの精度が上がり、ロック式チューナも出てきました)、ステージ上でも曲中のMCの間に弦楽器がチューニングし直すなどの対処をするアーティストが増え、ライブ中にどんどんチューニングがズレて行く例は少なくなったと思います。
  • メジャーなアーティストになるとローディが付いていてステージ脇でキチンと調整されたギターやベースを準備しており、数曲毎に持ち替えるなんて例もあります。
  • 聖飢魔Ⅱのステージ/映像作品では、デーモン小暮閣下のMC (けっこう長い/笑)の間、赤いギタリスト・エース清水長官が神経質にチューニングを直している一方、青いギタリスト・ルーク篁参謀は再チューニングはさっさと終わらせて、(音を切った状態で)速弾きの練習をしている…なんて対照的な御姿がよく見られました。かなりマニアックな観方ですけどっ!(笑) あー、そうそう。聖飢魔Ⅱの楽曲の多くは、A=440Hzで弦楽器(ギター&ベース)はレギュラーチューニングから全弦半音落とし、で正解だと思いますよ♪ 変なキーの曲が増えるので、鍵盤の怪人松崎様は大変だっただろうなぁ…。
閑話休題。

こんなワタシ、聴き始めてから数分、気持ち悪くなってしまう音源にブチ当たってしまいました。ワタシの好きなギタリスト、野呂一生さんのソロ・プロジェクト、ISSEI NORO INSPIRITSの新盤『432H』。タイトル名の通り、A=432Hzでチューニングされています。A=440Hzに対して、マイナス32セント位のチューニングです(要するにA=440Hz基準のチューニングの場合に対して、全部の音が、半音の1/3位低い)

ISSEI NORO INSPIRITS「432H」(2015/9/9)

このアルバム、クラシックなA=432Hzというチューニングにしたとの話ですが、聴き始めて最初は頭の中で「うなり」がぐわんぐわんと鳴っちゃう。数分間、リハビリ期間。聴き終って他の音源に行くと、再び数分間ぐわんぐわん。うーん、楽曲自体は気に入ったんだけど…気軽に聞ける音源じゃないなぁ(苦笑)ぼーっと聴いていると自然に聞こえる楽曲が多いのですが、ちゃんと聴くと、頻繁に転調していたり、そうでなくてもセブンス・コードに対してリードがオルタードとかコンビネーション・オブ・ディミニッシュをバンバン繰り出していたりして、ピッチだけでなく楽曲や演奏内容にしても、(アマチュアですが)演奏者としては心休まらない楽曲が多いんですけどね(笑)。野呂さんがこういう作曲・演奏を前面に押し出すようになったのは、CASIOPEAのアルバム『EUPHONY』(1988年)の頃からでしょうか…。

・  ・  ・  ・  ・

以下余談。

野呂さん、2003年の『CASIOPEA VS THE SQUARE』で、THE SQUAREの伊東たけしさん(Sax, EWI)から「高耳」と言われていたと思います。当時CASIOPEAはA=441Hzだったのが、ジョイント・コンサートではではA=440Hzで演奏したので、ピッチ感が合わずに苦労したみたいなインタビュー映像がありました。そんな野呂さんがA=432Hzとは。ピッチ感って頑張れば変えられるんですね(音感の鋭いプロが頑張って違うピッチで弾いちゃう所がまさにプロなのでしょう…と思いましたが、よく聴くと、野呂さんのフレットレスギターはピッチ若干高めっぽいですよ?/笑)
  • CASIOPEAのチューニングの変遷は、語り出せば止まらないものがありますよ!(耳コピーしまくったもので/笑) 初期のCASIOPEA(櫻井さんがいた頃)はたぶんA=442Hz。で、鳴瀬さんが入った後はA=441Hz。CASIOPEA 3rdになってからはまだキチンと調べていません(そこまで気合の入った耳コピーをしていないので)。442Hzにしても441Hzにしても、A=440Hzでチューニングした楽器では、CDと楽しく「合奏」できませんCDとセッションをする人は、音源と同じチューニングにしましょう♪
  • 管楽器の「換え指」以上に、ギター・ベースは運指の自由度が高いです。低音・高音の一部を除けば、同じ音を出すのにも色々な押さえ方が出来ます。これ、頑張れば聴き取ることが出来ます。レコードやCDを何度も聴いて、音の太さや倍音から、どの弦をどのポジションで弾いているか、弦のどの辺りをピッキングしているか、…が分ります(頑張れば、デスが)。こういうマニアックな作業をする際には、聴き取り用ギターもシビアにチューニングを合わせておく必要があります(ギターは出来るだけ近いタイプの物で、PUセレクタやタップSWは極力同じにします)。こういう作業を通じて、昔のCASIOPEAはA=442Hz、鳴瀬さんが入ってからA=441Hz…らしいぞ、に辿り着きました。
  • 倍音やら何やら…時間もかかるし大変な作業ですが、こうやって聴き取った物は、限られた時間で聴き取って作られた市販のバンドスコアより信頼度が高いと思います。でも、ついラクしたくてバンスコ買っちゃうんですけどね(笑)。で、楽譜見て弾いてみて、コレ音源と違くね?と思った時は、自分の耳を信じるようにしています。
うーん、またマニアックな(しかも役に立たない)内容を書いてしまった…。でも、まぁ、ワタシが書きたくて書いている落書きみたいなものですから、コレでいいんですってば!(笑)

2015年11月14日土曜日

雨の週末はギター&音楽三昧

晴天ならばサイクリングですが、今日は雨なので、ギター&音楽三昧。

という訳で。フェンダー系ギター複数(TL&ST)を弾き比べていたのですが、弦が微妙に銹び始めていた物が多く、まとめて弦交換です。…で、0.009-0.042ゲージのエレキ弦の在庫(手持ち)を使い果たしてしまいました(同じゲージを張っているYAMAHA SGも弦が銹びていたのですが予備弦が足りなくなってしまいました/涙)。チョーキング(ベンディング)のし過ぎで指先も痛くなり始めていましたし、ギター演奏は少々休憩。久々に行きつけの楽器屋さん、S楽器U店へお出掛けデス。

このお店、今年前半に馴染みのスタッフさんが異動してしまい、ネタ集め目的(笑)では通わなくなってしまいました(といって他の店に積極的に行っている訳でもありません)。時々消耗品(ギター&ベースの弦とピック)は買いますが、基本的に大人買いなので、ここ半年位の店通いは数カ月に1回位でしょうか。今日は顔見知りのスタッフさん(販売員さん)はいないようでしたが、音楽教室の先生(ワタシは習っている訳ではありません)から名前を呼ばれました。顔は覚えて貰っていると思っていましたが、名前まで覚えて貰っていたとは。チョット嬉しいですよね♪、こういうの。

…という訳で、ちょっと話し込んでしまいました(雨の日の路面店は客少なめで話し込んでも結構大丈夫だったりします)。異動されたスタッフさんの近況を教えて貰ったり(皆さんお元気そうで何より)、近々開かれるイベントを案内して貰ったり。音楽教室の生徒さんの発表会、スケジュールが合えば行ってみようかな(好きな曲が何曲かあったりもしますし)

今日の大人買い。
.009-.042の店頭在庫は買占め(笑)。

セット弦のまとめ買いをしたので、若いスタッフさんに驚かれてしまいました。度々店通いをするのは面倒だし、ギターが何本もあり消費ペースも早く、いずれ使ってしまうものなので、何セットかまとめて買うのがワタシの通常行動デス。

帰宅したら、ポストに定期購読している音楽誌が届いていました。

音楽誌。

先日買ったまま聴いていないCDでも聴きながら、この音楽誌を読もう。…うーん、まったりと音楽三昧な週末デス。

2015年11月8日日曜日

KIYO*SEN (大高清美+川口千里)「Choco-Boo Live!」(DVD)(続き)

さて、昨日書いたKIYO*SEN「Choco-Boo Live!」。映像を見ていて、千里ちゃんのドラムスで幾つか気になる点が。

千里ちゃんのバスドラム(正面から)

◆バスドラムのセッティングとビーター

バスドラムの打面の反対側に開ける穴は、昔より小さ目・中央から外すのは最近のトレンドですね。生音でやるな場合は中央付近にもっと大きな穴を開けるのが昔からの方法ですが、マイクで音を拾う場合はこれが近年のスタンダードです。
  • ワタシが叩いていたドラムスのバスドラは22インチ径でしたが、打面の反対側のヘッド(皮)には、中央を少し外した位置に14インチ径の穴を開けていました。14インチというのは、スタンダードなハイハット・シンバルのサイズです。メジャーを当てて位置決めをし、ハイハットシンバルを載せ、その縁に沿ってカッターナイフでヘッドに穴を開けたものです。
千里ちゃんのバスドラム(打面側)

バスドラムの中に毛布を入れ両面のヘッドに触れさせてミュートにするのはン十年前から変わりません。

打面のビーター位置にマジックでマーキングしているのが良いですね(場所を移動しても同じセッティングが出しやすいでしょう)。ワタシはビーターの当たる位置を保護も兼ねてガムテープ貼っていましたが、千里ちゃんはビーター位置はノーミュート。

ところで、このビーター何? 円柱状で、打面は断面(円形)。こんなビーターあったっけ?

YAMAHAのビーター一覧(サウンドハウスWeb Pageより)

標準品には該当品は無いようです(ワタシは昔(生ドラム)も今(電子ドラム)もスタンダードなフェルトビーターを使用しています)。

Pearl、TAMAから似た形状のビーターは出ていますが、ドンピシャは無いですね。

Pearlの特殊ビーター(打面両側で材質=音=が違う)

TAMAの特殊ビーター(これも打面両側で違う材質)

千里ちゃんのはプラというよりゴムっぽい。打面も丸みを帯びておらず平面っぽい。特注品でしょうか? フェルトビーターよりペチペチした音になりそう…。

◆変な形状のシンバル

これはすぐ目につくのですが:

変な形のシンバルがあります

通常のシンバルは丸いです。が、この2枚のシンバルは円盤形と三角錐の中間?みたいな変な形をしています。音的には、スプラッシュ・シンバル(小径シンバル)をさらにアタック強め&減衰速めにした、みたいな感じ(「シャーン」ではなく「パシン」という音)。穴あきとか8角形とかのシンバルは昔からありますが(これらはSABIAN社製が有名で、ポンタさん等がよく使っています)、最近はこういう変形シンバルも標準品として出てきているのでしょうか? 千里ちゃんの使っているシンバルはZildjan製で、割とスタンダードな形状のシンバルが多いメーカだったと思うのですが。Zildjanは、厚みの分布や同心円状に入れる細かい溝の分布、「御椀」形状の工夫で多彩な音を出している(シンバル自体は基本的に同心円状)メーカ…というのがワタシの認識デスが、店頭で色々な現物を見なくなって既に10年以上。新しい形状の物があってもチットモ不思議じゃありませんね。
  • ワタシは学生時代、「間違って踏んでしまい変形してしまったたハイハット・シンバル」をSE的に使っていたことがあります(踏んだのはワタシじゃありませんよ)。捨てるに忍びなくアクセント的に使っていました。「グワ~ン」という感じの変な、他では再現不能な音でした(笑)。
・  ・  ・  ・  ・

以下余談。このDVDで途中からベース・渋谷有希子さん、ギター・矢堀孝一さんが加わるのですが、矢堀さん曰く「君たち、音大きいよ!」。オルガン/キーボードはツマミひとつで音量変わりますので、たぶんドラムスの生音がデカいということでしょう。川口千里ちゃん、ヘッド=太鼓の皮=はパンパンに張っていて、オープンリムショット(ヘッドと一緒にリム=枠=も叩いてガツンという音を出す)を多用していますからねぇ。確かに生音デカそう…。

2015年11月7日土曜日

KIYO*SEN (大高清美+川口千里)「Choco-Boo Live!」(DVD)

数日前にポチッとしたネット通販の配送予定日は今日。早朝サイクリングした他は極力外出せず、音楽も密閉型ヘッドフォンではなくオープンイヤー型で聞いて待機していたのですが、配送方法は何と「ポスト投函」でした。なんだか1日を無駄にした気分…(涙)。

・  ・  ・  ・  ・

んで。今日届いた品のうちの1つは、KIYO*SEN (大高清美/Organ&Keyboard+川口千里/Drums)による「Choco-Boo Live!」です。千里ちゃんはアニメ『けいおん!』のカバーでドラムを叩いているのをYouTubeで観(音楽仲間のS氏に「すげードラムっ娘がいるよ」と教えて貰った)、それから何処ゾでワタシのドラムスの師匠(と勝手に呼ばせて頂いております)神保彰御大が褒めまくっているのを読み、それからソロアルバム等を買って聴くようになりました。んで、清美姐さんはCASIOPEA 3rdのキーボーディスト(向谷実さんの後釜)として聴いていました。

CASIOPEA 3rdでの清美姐さんは、すんげー上手いCASIOPEAコピーバンドのキーボード奏者(笑)という感じでしたが、KIYO*SEN「CHOCOLATE BOOSTER」(や菅原孝三さんとのユニットassure)の音源の方が魅力が引き出されていると思います。

さて、今回つい踏み外して買ってしまった(笑)ライブDVD 「Choco-Boo Live!」。お二人のコラボCD 「CHOCOLATE-BOOSTER」(Amazon)は去年頭に買って聴いていましたが、この「CHOCOLATE…」プロモ・ライブの映像音源は凄いデス。プログレッシブ・ロックが好きな人は必聴だと思います。

KIYO*SEN Choco-Boo Live!

ワタシの買ったDVDには、川口千里ちゃんのステッカーが入っていました。勿体ない+他人から見てオタクっぽいとか、色々な意味で貼れないよぅ(苦笑)。それに、ジャケ・ステッカーとも絵は可愛いのですが、2人とも妙に似ていて、ある意味怖いデス(笑)。

封入ステッカーは3種類。
ワタシが買ったDVDには、右のやつが入っていました。


千里ちゃん、『けいおん!』カバーの頃から無茶苦茶タイム感の良いドラマーだなぁとか手首が軟らかい人だなぁとか思っていたんですよ。でも当初は、線の細いドラマーという印象でした。が、この音源では図太い叩き方になっています。色々な意味で、以前に増して上手くなったなぁという感じです。

千里ちゃんファンや清美姐さんファンは勿論、CASIOPEA 3rdファンも必聴の音源ですね。

千里ちゃんのドラムス・セッティング

昔ドラムスをやっていた身としては、映像で細かいトコロを色々と見てしまいます。今回親近感を抱いたのは、千里ちゃんのドラムスのミュート方法(ドラムスの場合は弱音というより「締まった音にする」デスね)。スネアは布ガムテープを接着面を外側にして筒状にして、ヘッド(皮)の端の方に軽く貼り付ける。この「筒」は、円柱状ではなく円錐状。学生時代、ワタシが(セミプロ級のO先輩の真似をして)やっていたのとマルっきり同じです。タムは縁にフェルトが軽く乗るようなセッティング。ワタシはタムのミュートは、ヘッド端にフェルトが軽く乗るようにガムテープで貼っていましたが、千里ちゃんはフェルトを(文房具の)ダブルクリップでリムに固定です。高価な専用治具ではなく身近な文房具を使っているのが好感度大です。

千里ちゃんのはこのようにミュートしている

…と、こんな感じの土曜日でした。