- 他のパートをちゃんと聞いていること
- 単純なリフ――例えばギターならパワーコードの8分 or 16分刻み――でもグルーブやドライブ感が生み出せること
ギターのリフで格好良い物は沢山ありますが、ワタシが好きな物は下記の2つでしょうか。近年のモノだとincognitoのギター/リーダーのジャン=ポール“ブルーイ”モーニックもすげー格好良いリズム・ギターを聴かせますが(少し難しいコードに加えて左手小指がよく動く)、ワタシのギターを形作ったアーティストということでCharさん(竹中尚人さん)とCASIOPEA (ギター:野呂一生さん)を挙げさせて頂きます。
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Char親分の曲でロックでギンギンでゴキゲンな曲(表現が古いな/笑)は数多くありますが、Char親分と言えばまずはやっぱり「Smoky」。KeyはEminともGMajとも取れる曲(Aメロの前半がEmin臭く、後半でGMajになる…なのかな?)。このちょっと不安定な感じがたまらなく格好良いですよね。
ギターはFender Mustang。Dynamic Tremoloの性能を遺憾なく発揮したリードギター。別のギターで同じように弾くのは正直難しいです(Stratocasterならリア/センターPUを使い、EQで中音域強め、高音域少しカット、低音域ばっさりカット、…とすると似た感じの音は作れます。でも、トレモロの違いは如何ともし難いです)。
この曲、イントロ(と途中のキメの) Bb/C B/C# C/D B/C# C/D C#/D# D/E~が印象的な曲です。ちなみに、AメロはDm9-Em9を何度か繰り返した後、Dm9-CM7-C9-Bm9と進む後半の展開も格好良い。ちなみに、ブリッジ部分~Keyソロのギター伴はコードが逆順でEm9-Dm9の繰り返し。これも格好良い。
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ドラムス・神保彰さんの作曲(←野呂一生さんの作曲指導がかなり入っているらしいです)。アルバム『4X4』版は、神保御大とHarvey Masonのツインドラムのソロ掛け合いが格好良い曲です。ライブではDr/Bsの交互ソロだったりゲストとのツインドラムだったり色々なフォーメーションがあります。
基本的にGΔ/A (IV/V)-AΔ/B (V/VI)の繰り返し。この曲はおそらく、ソロ楽器が色々やりやすいように、あえて「音の隙間」を広く開けた曲作りになっているのだと思います。
実はこの曲、ワタシがギターの「ブラッシング奏法」(実音とミュート音を組み合わせてリズミックに弾く奏法)を初めて弾いた曲です。右手は基本的に16分でダウン・アップを繰り返しているだけなのですが、最初は左手の実音-ミュート音の切り替えが上手く出来なくて…。基本中の基本みたいな形ですけど。CASIOPEAは楽器練習にはもってこいだ!(笑)
ちなみに野呂さんの音作りはかなり独特です。エフェクタの順序がロック系と全然違うのだと思います。たぶんですが、ギターのすぐ後にコンプレッサ&オーバードライブ、その後に位相系(フェイザ)・空間系(ディレイ&リバーブ)を入れているのだと思います(曲によってはコンプの前にボリュームペダルとか位相系の前にピッチシフタとかも)。アンプ(音の出口)だけで歪ませている人には真似しにくい音です。興味がある人は検索するとか文献に当ってみるとか各自で調べてみて下さい(←投げっぱで申し訳ないですけど/笑)。
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- ワウ(Cry Baby等)を使ってギターのリフを「チャカポコ」言わせる
- グリッサンドを入れる
- 3連符を入れる(3連符が入ると、拍アタマでダウンピッキングとアップピッキングが入れ替わることがありチョット練習が必要)
- 左手小指で高音弦(1,2弦)を細かく動かす(ファンク・ギターに多いパターン)
- 開放弦をうまく使うパターン(曲のキーが限定されますが、うまくハマると効果的)
- 時々高音や低音の「おかず」を入れる
…って御託を並べておきながら、実は最近、メトロノーム相手の基礎練とかキチンとしていません(iTunesやDVD/BDに合わせてテキトーに弾くのはやっていますケド)。こんなんでいいのか?
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