- 3連休だったからでしょうか、Genius Barの予約は取りやすかったです(通常の週末はすぐに予約で埋まってしまいますが、今回は2日前に予約が取れました)。
- iPadの問題は、Smart Keyboardが(再び)故障との診断。(再び)交換ということになりましたが、在庫が無いとのことで、(Genius Barから発注しておいて貰い)再度仕切り直しです。
- Webで見ると、Smart Keyboardのトラブル、チラホラ見かけます。特に、本体との接続部(折り返しがある)での断線が少なくないようです。ワタシの場合はiPad (交換前)の異常動作により、Smart Keyboardの何処かを壊してしまったっぽい(壊れたのはキーボードコントローラIC辺りかな?)。これはチョット珍しい症状らしいです。
・ ・ ・ ・ ・
9月に来た時に小物を買ったのですが、この使い方で疑問点があったので、スタッフさんに教えてもらいました。あと、iPhone/iPad向けアプリ(App)の良さそうな物を教えてもらったり。
ヤマハの製品の一部、近所の楽器屋さんに見掛けないものがあります。何故でしょうか?と訊いたところ、研修を受けたスタッフでないと使い方等をキチンと説明できない製品はそうなってしまう…とのこと。ナルホドと納得する一方、ヤマハの店舗が近くにない人は不便だろうな~とか。
・ ・ ・ ・ ・
SG-1820 Limited Edition Custom
※スタッフさんに撮影許可を頂きました。
正面から見たシルエットは昔のヤマハSG (SG-1000/2000/3000)とほぼ同じですが、細かいトコロが色々変わっています。ゴチャゴチャ書いても仕方ないので詳細は省きますが、 ロックギターの王道の1つ、Gibson製のLes Paulを強く意識したギターになっているようです(王道のもう1つはFender製Telecaster & Stratocaster)。
ヤマハSG、1980~90年代はフュージョン系で一世を風靡したギターです(CASIOPEAの野呂一生さん、高中正義さん、Calros Santanaさんが使っていたことが有名)。音楽シーンの変化と、エフェクタ・PAの技術進歩に合わせ、2008年に大幅に仕様変更され、現行のSG-1820/1820A/1802になりました。そもそもこのラインナップ、アメリカのヤマハ法人(ヤマハ・コーポレーション・オブ・アメリカ)が開発に関わったとのことで('00年代前半からプロトタイプを米国のアーティストに提供していたようです)、日本市場よりも大きなアメリカ市場を指向したギターのようです。
参考ページ:
- 【ヤマハ銀座店オリジナル】SG1820 Limited Edition Cherry Red Sunburst (HL0031E) 【材木選定品】
<http://www.j-guitar.com/product_id685074.html>
↑杢目から、店頭にあった物は、このページ記載と同じ個体のようです。 - SG-1820 YAMAHA公式ページ(通常モデル)
<http://jp.yamaha.com/products/musical-instruments/guitars-basses/el-guitars/sg_series/sg1820/>
- ヤマハの高級ギター(アコースティックもエレキも)やベースは、希少材を使い、さらに鳴りを良くするため、木材の段階でARE処理、ギター/ベースの形に組み上げた後IRA処理を施しています。設備費も工数もかかるので、価格が高くなってしまうのは仕方のないトコロです。
- ARE処理(Acoustic Resonance Enhancement):…温度・湿度・圧力を制御した環境下で木材を人工乾燥させ、20~30年弾き込んだ「ビンテージ・ギター」に近い「枯れた鳴り」を得る技術。バイオリンにも行う計画があるということだったけど、どうなったのだろう? で、木材に天然乾燥に加え人工乾燥を行うのは各メーカともやっているので、ヤマハだけが特殊なことをしている訳でもないと思います。
※参考→日経テクノロジー(2008/05/20)<http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080520/152038/> - IRA処理(Initial Response Acceleration)…詳細はよくわかりませんが、どうも、組み上げた後のギターに演奏時と同様の音響を加え続けることで、膠(ニカワ)と木材の馴染みを促進して弾き込んだギターと同じような鳴りを実現する技術のようです。
↑弾き込んだギターの鳴りが良くなるのは私の経験とも合います。新品のギターが、数年弾き込むことでよく鳴るように変わって行きますが、この場合よく弾いていた音域「だけ」が良く鳴るようになるので、良くも悪くも「弾き癖」が付きます。ちなみに弾かずに長年放置していたギターは鳴るようにはなりません(笑)。また、アコギではヤイリの高級ギターも出荷前に大音量で音楽を聴かせるらしいですし、カラオケパブ等の片隅に転がっているギター(日常的に色々な音楽を浴びて経年変化している)は非常に良く鳴る個体が多いことから、IRA処理はソレナリに効果のある処理だと思われます。理屈はよくわかりませんが(笑)。 - ワタシが持っているヤマハSG-1000 (昭和63年製造・平成元年購入)はARE処理もIRA処理もされていませんが、四半世紀以上弾き込まれているためか、すんげー良く鳴ります。でもコレ、本当に弾き込んだ結果なので、フレットは減っているし、金属パーツもヘタっています(笑)。くたびれてはいますが、何度も修理をして使い続けている大切な宝物♪
このギター、極上の音がします。
- 重さ…昔のヤマハSGと同じくらい。4kgくらい? (ワタシの所有しているSG-1000は4.2kg) Fender系(3~3.5kg位)より重いですが、Gibson Les Paul (4kg少々)と同じ位ですね。オジサンには少々重いです(笑)。
- ネック…指板の幅は昔とほぼ同じ(Gibson Les Paulよりやや広い)。ネックの厚さは、昔のSGよりやや厚め(昔のヤマハSGとLes Paulの中間位?)。
- 音の特徴…PU (ピックアップ)が昔のヤマハSG (ヤマハ製アルニコV PU)と異なり、Seymour Duncan社製のハムバッカーになっていますが、PUだけで音が決まっている訳でもないようです(でもアルニコPUより出力は大きいようです)。
- フロントPUは「ヤマハSGだっ!」な音。特に野呂節や高中節を弾くと、笑っちゃう位、ヤマハSGの音(笑)。
- リアPUはややLes Paul寄りな音(一番違うのはココかなぁ→下記参照)。
- タップSWは付いていないので、ハムバッカーの音のみです(昔のヤマハSGはタップSWでハムバッカー⇔シングルコイルの切り替えが出来る)。
これがワタシに必要かどうかで言えば、まぁ不要なのですが(笑)。ヤマハSG-1000とGibson Les Paul Customの両方を持っているので、とりあえず不要かなぁみたいな。
- ステージ活動をメインとしている人には、非常に使いやすい音が出るギターだと思います。(ワタシはメインはDTMなので、ヤマハとGibsonを持ち替えれば良いかな~みたいな。)
- 色目も造作も非常に良いです。眺めながら酒を飲むと旨そうな、優れたコレクターアイテムだとも言えます(楽器は弾いてナンボなのですが、コレクター魂を刺激するトコロもありますよね)。
iPadでその場でメモ等を色々。
持参していたiPadを最大活用。
実はこの他、(「買いませんよ」と言っているのに、またしても高級な)エレキベースも試奏させて貰いました。が、こちらの話はいずれ機会があったら書きます。
ヤマハSG-1820 Limited Edition Custom (とエレキベース)の試奏約1時間。
とっても幸せな時間でした。
本当にありがとうございました♪
0 件のコメント:
コメントを投稿