- 指板は22Fまである(通常のST57は21F) …ってこれは音には殆ど関係無いか。
- PUはFender Vintage Noiseless PU
- アクティブ回路(Mid Booster)が付いている
という訳で、それはそれはもう、出音がStratocasterじゃないのです。Mid Boosterを使わないでいるとソレナリにStratocaster風の音がしますが、PUがスタックド・ハムバッカー(通常のハムバッカーは2個のPUを横並べにしているのに対し、Noiseless PUは2個のPUを縦に積んでいる)なので、通常のシングル・コイルPUの音とチョット違うんですよね。
Fender USAのEric Clapton Signature Stratocaster、“Blackie”。
15年位弾き込んでいて、ラッカー塗装が所々剥げちゃったりしているけど、今でもバリバリ現役。
このBlackieはコレはコレですごく好きなギターですよ。(腕前はともかく)Clapton師匠になりきることが出来ますしね。これで“Layla”とか弾いている時は、アッチの世界に逝っちゃっています(笑)。
でもやっぱりStratocasterじゃないんですよ、コレは!
Fender JapanのTL-STD。
ヘッドに「Made in Japan」と書かれているけど、最終工程(組み上げ)だけ日本で他は中国の工場だと思う。
ボディ材がバスウッドという、最近よく見るようになった謎の物体だったり、弦が裏通しじゃなくてブリッジの端にボールエンドを引っ掛ける方式だったり(サドルが強く押し当てられなくなるので、高ポジションで激しくチョーキングするとサドルが啼く)、マシンヘッドがクルーソンタイプじゃないとか(ゴトーの高精度な物が付いているので機械的にはいいんだけど、外見がね…)、色々イロイロとオリジナルと違うのだけど、ソレナリに丁寧に作られていて、フロントPUで「チュルーン」、リアPUで「ジャキーン」と、素直なTelecasterの音がする(ような気がしているだけかも知れないけど)。ネック調整はヘッド側に6角レンチを突っこめば出来るようになっていてネックを外さずに微妙な調整も出来るので、これについては高評価を献上したい(コレは昔は高級機種に限定の構造だった)。ただ、フレットが細く背が低いタイプで材質も(たぶん)洋白で柔らかく、購入2年弱で、既にフレットがかなり減っちゃっていて、少し弦高を上げないとシタールみたいな音がしてしまう(ビビりが出ちゃう)場所が出てきている。あ~あ、やっぱり値段相応なのかねぇ(¥50k位でした)、といった感じ。ま、最初から「ソレナリの物」と解った上での確信犯的な購入だったんだけどね。買った時は「お値段以上の価値!」と結構気に入っていたのですが、こうも早く寿命が見えて来るとは…。
ま、ストラップが外れてイキナリ落としてジャックポッドのシャフトを折ったりボディを傷つけちゃったりしてから、「安いギターだから、ま、いっか」と粗雑な扱いをしているので、そこら中傷だらけ、リサイクルショップに持って行っても「お持ち帰り下さい」or「処分費を頂きますよ?」になること請け合いのコンディション。まーこんなギターだから、フレットの摺り合わせ(程度により¥8k~15k位が相場らしい)やリフレット(¥30k~40k位が相場かな)するよりは、弾き潰してワタシの腕前向上に貢献してもらうのが良いんだろうけどね。
イヤ、今はTelecasterはどうでも良くて。
Stratocasterの話でした。
…って、危ないアブナイ。ダメでしょ、¥200kクラスのギターを衝動買いなんて。
そうでなくてもエレキギターだけで8本もあるんだから(それ以外にエレキベースが3本+アコギ1本+エレアコ1本、ギター以外も入れると電子ピアノにシンセサイザー、我が家のリビングはそりゃーもう大変なコトになっています)。
このギターの本数、既に「お前は高見沢か!?」と言われている身です(同じことを言った人が2人います)。
結論。
ただの妄想ですってば。(笑)
0 件のコメント:
コメントを投稿