音源は、週が明けたら(「録れコン」の締切りを過ぎたら)クラウドスペースに上げておきます。聴きたい方がいらっしゃいましたら、ご連絡を頂けましたら公開URLをお知らせします。
今回のDTM/DAWソフトはGarage Band (iMac)。
◆島村楽器スタッフさんの反応
音源はCD-Rに焼いて持って行きました。これに加えて、iPod touchにも音源を入れていたので、仲良くして頂いているスタッフさんに聴いていただきました。反応は、自己評価よりも良好でした。特に、
- 鍵盤が手弾きのようだ(あまり打ち込みっぽくない)
- ギター2本のキャラが立っている
- 全体のバランスも良い、完成度が高い
まぁスタッフさんは商売でやっているので、けなすことはあまり無いと思いますし、お世辞分は割り引いて聞かなければいけないのですが(笑)。でも、「良い」と言われると、嬉しいやら、照れ臭いやら(笑)。
◆反省のコーナー
先日書いた通り、ギター演奏に関しては、時間切れで100%納得出来る演奏が出来た訳ではありません。が、「ライヴでこれ位弾けたら、まぁ合格かな」のレベルではあると思っています。
ギター演奏に関しては、以下の点が(自分では)気になっています。
- ピッキングミス(何か所も)
- “キメ”の最後の音が中途半端に短く切れてしまっている(次のフレーズに備えて運指がフライング)
◆ありがとう!のコーナー
今回、提出前バージョンを数人の友人に聴いてもらい、この時貰った意見を最終バージョンに反映させました。皆様異口同音に「ギターの音量を抑えて楽曲全体としてのバランスを取った方が良い」と。
ついつい、自分の弾いているパートのフェーダーを上げたくなります(笑)。でも、目的は「ギターを聞いてもらうこと」ではなくて、「楽曲と演奏を聴いて楽しんでもらうこと」。
コメントを頂いて、ハッと我に返りました。ご意見、ありがとうございました♪
◆今回工夫したところ
◇打ち込み-1:ドラムス
楽譜通りではなく、「自分が実際に叩くと、こうなるだろうなぁ」にしてみました。具体的には:
- ハイハットの刻みで、拍のオモテとウラの音量(ベロシティ値)を変えた
- アクセントでクラッシュシンバルを入れる時は、バスドラムの音量を気持ち大きめにした
- フィルインでは右手と左手で若干の音量差をつけた
- (原曲には無いけど)所々でハイハットの「踏み音」を入れた
◇打ち込み-2:ベース
Garage Band内蔵の音は、ドラムス同様上品すぎです。なので、内蔵エフェクタでディストーションを深めにかけてロック色を強くしてみました。あと、ベースだけは1つの楽器に複数トラックを使いました(普通のフィンガーピッキングとミュートとを別トラックにして、バランスを取りやすくしました)。
◇打ち込み-3:鍵盤(オルガン、ピアノ)
Garage Band内蔵エフェクタのコーラス(ステレオコーラス)で、音に空間的な広がりをつけてみました。それと、オルガンにもオーバードライブをかけてロック色を強くしてみました。また、所々で64分音符分だけタイミングをずらしてみたり(モタつかせたり走らせたり)、グリッサンドは経過音を被り気味(同時に2~3音が出る)にした上で、さらに微妙なタイミング(拍の頭じゃないタイミング)から始めてみる等、「手弾き」感を高める工夫をしました。
でもこれ、やり始めると止まらなくなります(笑)。それこそ、手弾きしてMIDI入力した方が早い、ってくらい。まぁ今回はギターの伴奏の打ち込みなので、ソコソコで済ませましたが。
- オルガンは鍵盤のタッチで強弱が付かない楽器ので、それだけは神経をすり減らさずに済みました(笑)。
いつも心掛けていることですが、「ライヴで出来ないことはやらない」。なので、ピンポン/切り貼り無しの「一発録り」(数テイク録り直しましたが)、タイミング調整・ピッチ調整の後処理は無し(PAさんが普通にやる、パン設定とレベル調整のみ)としました。ギターについては、iMac上では後処理のエフェクターも無しです。
今回、オーディオI/F(USB接続の物)は使わず、ギターアンプの出力をiMacのマイク入力に直結しました。オーディオI/Fを使うと、どうしてもタイミングの遅れが気になる為です。このズレはミリ秒単位なのでしょうが、楽曲のドライブ感の「肝」となるギターにタイミングの遅れは致命的です。
それと、ギターはストラップを使って立って演奏しました。単にワタシの気のせいかも知れませんが(思い込みってヤツかも知れません)、ちゃんと立って、他パート(特にリズムセクション)をよく聴きながら弾くと、ノリ&ドライヴ感が良くなる気がするのです。
また、アンプのゲインは抑えめにしました(“クランチ”程度)。こうすることにより、ギターのキャラクターを立たせることが出来ます。「これぞ、MustangのリアPUの音!」、「Les Paulと言えば、こういう音だよね~」にしてみました。
エフェクタは、Mustangにはコンプレッサー(音の粒を揃える)、Les Paulにはコーラスを使っています。でも、エフェクトレベルは軽くし、生音を大切にしました。
◇マスタートラック
各トラックでEQ、エフェクトはしっかりかけたので、マスタートラックは殆ど後処理無しです(ちょっとリバーブをいじった程度)。EQとかいじりすぎると不自然な音になりますしね。
◆パソコン(iMac)の処理能力を超えると…
トラック数が多すぎたり、後処理が多すぎたりして、パソコン(iMac)の処理能力を超えると、ちゃんと演奏出来なくなります。
これが何度も出て消えなくなったらお手上げです。
まぁ今回はトラック数少な目(パート数+α)、内蔵EQ・内蔵エフェクタの使用は最小限にしたので、この絵は見ずに済みましたけどね。
◆まとめ
◇神経質に完成度を上げるよりも…
今回は、「自分が楽しむこと」、そしてもし可能ならば「聴いてくれる人に楽しんでもらうこと」に重点を置きました。プロは、作品の完成度を上げるために、非常に神経を使うと思います。でも、ワタシたちアマチュアミュージシャンにとって、音楽は楽しむものであるべきです。作品の完成度を上げる為に神経をすり減らすのは(それによって完成度は少しずつ上がると思いますが)、本末転倒です。
◇恩師の言葉
作品作りの途中で、中学時代の音楽の先生の言葉を思い出しました。曰く、
「音楽って、『音の学問』じゃなくて『音を楽しむ』って書くことを忘れないで」。
◇最後に
今回の作品作りの上でお世話になった皆様方、本当にありがとうございました!!
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